[登山] 2019年 春の鈴鹿 ハライド・国見岳・ハト峰・釈迦ヶ岳周回 [登山]
今回は、毎年恒例となっている鈴鹿にアカヤシオを見に行ってきました。 残念ながら、このところの寒の戻りの影響か、思ったよりも開花が遅れているようで、国見岳北斜面ではまだ早かったようです。 しかし、天気もそれなりによく、春の花や白山・北アルプスなどがこの時期としてはよく望めました。
日付 | 2019年04月28日(日) | ||
天気 | 晴れ(早朝以外は、薄い雲が多く) | ||
山域 | 鈴鹿 | ||
場所 | 三重県三重郡菰野町大字千草 | ||
距離 |
15.9km
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累積標高 | +2040m -2040m | ||
時間 | 7時間40分 | ||
人数 | 単独 | ||
撮影枚数 |
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0763枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0074枚 (Panasonic DMC-GM1) 0000枚 (Panasonic DC-TX2) |
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登山難度 (A:安易~E:高度) |
C(累積標高差大)
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展望 (A:良い~E:なし) |
B | ||
見どころ | アカヤシオ、春の花 | ||
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから) | |||
05:05 | 326m | 0.0km | 水無駐車場 出発 |
06:00 (00:55) | 723m | 1.3km | 南コブ |
07:00 (01:00) | 908m | 2.9km | ハライド |
07:10 (00:10) | 830m | 3.2km | 腰越峠 |
08:10 (01:00) | 1170m | 4.9km | 国見岳 (10分滞在) |
09:00 (00:50) | 803m | 6.9km | 根の平峠 |
09:20 (00:20) | 953.8m | 7.7km | 水晶岳 |
09:45 (00:25) | 906m | 9.0km | 金山 |
10:05 (00:20) | 811m | 9.9km | 羽鳥峰峠 |
10:45 (00:40) | 1009m | 11.5km | 猫岳手前 昼食休憩 |
11:05 (00:20) | 1009m | 11.5km | 猫岳手前 出発 |
11:15 (00:10) | 1058m | 11.7km | 猫岳 |
11:35 (00:20) | 1091.9m | 12.6km | 釈迦ヶ岳 |
11:40 (00:25) | 1090m | 13.0km | 松尾尾根頭 |
11:50 (00:10) | 993m | 13.4km | 松尾尾根分岐 |
12:20 (00:30) | 782m | 14.3km | 782m |
12:40 (00:20) | 340m | 15.6km | 松尾尾根登山口 |
12:45 (00:05) | 326m | 15.9km |
水無駐車場 到着
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ルートラボ
※今回は、序盤と終盤以外は何度も歩いたコースなので、その部分の詳細は割愛します。
週末、世間は10連休の開始となりますが、自分は29日は普通に仕事で連休中も仕事が入っています。 そこで今年もこのタイミングで、鈴鹿にアカヤシオを見に向かう事にしました。
幸いな事に、この春に新しく「菰野(こもの)IC」が開通し、自宅から登山口となる朝明渓谷の水無までは、1時間と掛からない計算です。 連休中で高速は混むだろうと、日の出とともに登り始めを計画しました。
5時にはいつもの駐車場(下写真)に到着するよう、4時前に起きて早々に出発しました。
予定通り高速利用で、菰野ICには日の出前には到着しました。 ここから朝明方面へ向かいますが、IC付近の道路が変わっており、事前に調べた道で向かいます。 10分ほどで見覚えのある川沿いの道に合流し、そこから3分ほどで水無の駐車地に到着しました。(下写真)
水無駐車地
ここで準備をして、東海自然歩道を湯の山方面へと向かいましました。(下写真)
東海自然歩道案内図
駐車地前の道を下ると朝明川の渡渉となります。 水量は大目ですが、飛び石で通過していけました。(下写真)
渡渉
ここから通常であれば、風越峠へ真っ直ぐ向かう所ですが、今回は右の橋を渡り東海自然歩道の朝明渓谷コースへ向かいました。(下写真)
東海自然歩道の分岐
右の橋を渡る
道は遊歩道となっていますが少し荒れ気味です。 しかし、歩く人はいるようで踏み跡はしっかりとありました。(下写真)
川沿いに進む
暫く進むと、左手に標識が現れます。 今回は、予定通りここから「南コブ」と呼ばれるピークに直接向かうことにしました。(下写真)
この標識の裏からスタート
南コブは、風越峠から登った始めのピークで、何れにしても結構な標高差があります。 まずは緩やかな斜面を、南へ向かいます。(下写真)
緩やかな斜面登りに
当然道はありませんが、下草などは無く藪などはありませんでした。 程なく左に予定の尾根が見えてきて、急登となりました。(下写真)
取り付きは急登
獣道や木の幹などを手がかりに登っていきます。(下写真)
木などを手がかりに登る
それほどの標高差は無く、尾根心に合流しました。(下写真)
尾根に合流
ここからは(ケモノに?)よく踏まれた道となっています。 登るのに従い植生が変わり、花崗岩のザレた道となっていきます。(下写真)
植生が変わる
次第に鈴鹿特有の花崗岩の岩が見られだし、このコースの核心部となる岩場が近づきます。(下写真)
岩が見られだす
岩場を通過しますが、心配したような急登は無く、手がかり足がかりが問題とはなりません。(下写真)
岩場を通過1
後方に釈迦ヶ岳
幸い大きな岩は、左斜面から迂回できますし、次第に左右の傾斜も弱まってきました。(下写真)
大きな岩は迂回(左から)
朝日が差し込む
岩が堆積する箇所が出てきますが、ここも足場はシッカリしており、岩の上を歩いて越えていきました。(下写真)
岩の上を進む
岩場の末端から釈迦ヶ岳方面
この岩稜を越えると傾斜も緩み、岩場などは出てこなくなりました。(下写真)
ここからは広い尾根に
傾斜が緩む
気持ちの良い広い尾根を登っていくと、先にピークが見えてきました。(下写真)
この先が山頂か
そこを登ると展望のない「南コブ」に到着しました。(下写真)
南コブに到着
ここまで1時間ほどで辿り着けました。 ここからは歩き慣れたコブ尾根コースで、ハライドへと向かいました。(下写真)
コブ尾根を西へ
登山道に合流
程なく登山道と合流すると、歩き慣れた道をハライドへと向かいました。(下写真)
ミツバツツジ(右)とアカヤシオ(左)
釈迦ヶ岳を望む
この日の朝は高曇りの天気で、東の展望が開けると木曽御嶽山や乗鞍岳など北アルプスの山々がシルエットで見えていました。(下写真)
木曽御嶽山と乗鞍岳
南コブからすぐにアカヤシオが見られだしますが、まだ早めだったようです。(下写真)
アカヤシオが綺麗に咲き出す
いつもの分岐に到着
花を見ながら歩く
羽鳥峰峠方面
キランソウ
タチツボスミレ
青空にアカヤシオ
ハライドが近づくと花づきも良くなり、上空も青空となって来て良い感じでした。(下写真)
アカヤシオの花アップ
ハライドから国見岳方面
雲母峰方面
ハライドに到着しますが、風が強いので直ぐに腰越峠へと降りていきます。(下写真)
ハライドのアカヤシオはまだ早い
四日市方面
国見岳への急登となりますが、急ぐことも無いので花を探しながら登っていきました。(下写真)
バイカオウレン1
根の平峠分岐
国見岳への斜面となり岩の上からアカヤシオの状態を見ていきますが、まだ3分咲きといったところでしょうか?(下写真)
国見岳北斜面(所々が赤く)
ここからの道には、例年残雪が残っていることが多いのですが、今年は雪は見られません。 それでもショウジョウバカマやバイカオウレンなどはなんとか見られました。(下写真)
ハルリンドウ
ショウジョウバカマ
バイカオウレン2
順調に登り国見岳に到着します。 国見岳に滞在中は誰も登ってきておらず、岩の上からゆっくりと展望を眺めていきました。(下写真)
国見岳に到着
木曽御嶽山アップ
乗鞍岳アップ
北アルプス
鈴鹿北部
奥に南アルプスと中央右に富士山
琵琶湖もよく見え
今年は先週・先々週と続き、白山方面がよく見えていました。(下写真)
白山アップ
折角なので石門から周回コースで根の平峠へと降りていきます。(下写真)
標高が下がるとアカヤシオが見られだしますが、満開にはまだまだでした。(下写真)
アカヤシオは五分咲き?
微妙な岩も相変わらず
ここを下るのは久しぶりですが、30分ほどで根の平峠に到着しました。 こちらのコースは、その途中も含め多くの登山者とすれ違いました。(下写真)
根の平峠に到着
ここで小休止し、水晶岳への上りとなります。(下写真)
右に展望
水晶岳へは展望が良いので寄っていきます。(下写真)
水晶岳分岐
水晶岳からイブネ方面
ここからは中岳・羽鳥峰峠・金山と縦走コースとなりますが、トレランの方を始め多くの登山者とすれ違います。(下写真)
下に中峠
中峠
周りに花は無く
縦走路を進む
下に羽鳥峰を望む
羽鳥峰峠
長い上りに
白滝谷分岐
気持ちの良い道に
ピークを幾つも越えて
猫岳への上りでお腹が空いてきました。 この先、人も多くなってきて、山頂は混んでいることが予想できたので、適当な所で昼食休憩としていきます。(下写真)
猫岳へ登る
フモトスミレ
ここで休憩
遠くに琵琶湖の見える展望のよい所で、短めの休憩としていきました。(下写真)
琵琶湖方面
休憩後は、軽くなったザックを背負って最後の登りを一気に上がっていきました。(下写真)
歩いてきた縦走路
猫岳
奥に白山
山頂が近づくに従い、出会う人も多くなっていきます。(下写真)
山頂へ
そして釈迦ヶ岳の稜線に合流しますが、思った以上の人でごった返しており、手前で休憩を撮って正解です。(下写真)
釈迦ヶ岳山頂
白山方面
木曽御嶽山・北アルプス方面
中央アルプス方面
南アルプス方面(手前に名古屋ビル群)
山頂から最後の展望を楽しんだ所で、松尾尾根に向かって下山を開始しました。(下写真)
分岐から松尾尾根へ
最高点からの眺め
松尾尾根の頭の分岐で道が3つに別れており、記憶も曖昧で分かりづらいです。(下写真)
松尾尾根へ降りる
急斜面の下りとなりますが、下から登ってくる方が多く時間がかかります。 それでも危険なところは無いので降りていき、大蔭のガレを通過しました。(下写真)
大蔭
後方に猫岳を望む
普通の尾根道となり、2つ目の分岐で右の松尾尾根へと降りていきました。(下写真)
明確な尾根道に
ここで松尾尾根へ折れる
松尾尾根は今回が初めてですが、雰囲気はどこも似た感じでした。 序盤は急斜面の下りとなりますが、道はうまく付けられているので問題ありません。(下写真)
序盤は急斜面
尾根道となるとハッキリとした道が続いていました。(下写真)
よく踏まれた尾根道に
途中単独登山者の方とすれ違いますが、それ以外は人気もなく空いていました。 尾根沿いを直進していくと、岩場の絶壁となります。 分岐を見逃したと戻りますが、左下への分岐に赤テープが付けられた枝が折れており、分かるように立てかけていきます。(下写真)
ここで左下へ(直進は岩場の崖)
その先も岩場などありますが、踏み跡やテープ通りに進めば問題ありません。(下写真)
ここも岩が多く(782mピークへ)
右斜面をトラバース
標高が落ちると掘れた道となり、昔の作業道なのでしょう。(下写真)
掘れた道に
尾根の末端で、赤い境界標識は右へ降りていきますが、ここは左のテープに従い左折していきました。(下写真)
ここは左へ
最後は赤テープを追っていき、左から回り込むように尾根と合流し、最後は右に折れて沢沿いを降りていきました。(下写真)
テープを追って降りていく
川の水音が近づく
登山口となる車道に合流しますが、駐車地までは300mほどあります。(下写真)
松尾尾根登山口
途中ゆっくり歩いたので予定時間が掛かっていますが、まだ午後一時前でした。 高速道路も混んでいないようなので、帰路も高速利用で帰宅します。
【反省点】
特にありませんでした。 アカヤシオの開花状況は、例年通りのようです。(5月連休中には、満開となるでしょう)
【次回予定】
連休中ですが、何時ものように土曜日(明日)に混まないマイナーな山へ向かう予定です。
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