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[登山] 京都北山 フカンド山・光砥山・天狗岳・三国山・経ヶ岳・イチゴ谷山周回縦走 [登山]

 今回は、京都北山の「フカンド山」から「光砥山(こうんどやま/こうどうやま)」と「天狗岳」に寄り道をして、高島トレイルの「(朽木)三国岳」に合流し、「経ヶ岳」「イチゴ谷山」「909mピーク」と周回で縦走してきました。
 「フカンド山」から「天狗岳」までは、所々に杉の巨木があり、それらを見ながら楽しめます。 また、終日良い天気で、花や新緑なども見られ充実した登山となりました。

天狗岳東の広場から比良山地方面の展望
広場からの眺め(奥に比良山地)

京都北山
フカンド山・光砥山・天狗岳
三国山・経ヶ岳・イチゴ谷山
周回縦走
日付 2019年05月04日(土)
天気 終日快晴
山域 京都北山
場所 京都府京都市左京区久多上の町
距離
21.8km
累積標高 +1868m -1868m
時間 9時間15分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0918枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0060枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(距離長い・倒木多し、危険箇所無し)
展望
(A:良い~E:なし)
C
見どころ 巨木、ブナ林
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
06:10 395m 0.0km 上の町巡視路口 出発
06:45 (00:35) 664m 1.1km 尾根上鉄塔
07:25 (00:40) 853.5m 2.6km フカンド山
08:30 (01:05) 927m 5.1km 927m光砥山分岐
08:55 (00:25) 951m 6.4km 光砥山(3分滞在)
09:15 (00:20) 923m 7.5km 927m光砥山分岐
10:00 (00:45) 900m 9.5km 天狗岳分岐
10:15 (00:15) 928m 10.0km 天狗岳(5分休憩)
10:30 (00:15) 900m 10.4km 天狗岳分岐
10:55 (00:15) 860m 11.3km 展望地 昼食休憩
11:15 (00:20) 860m 11.3km 展望地 出発
12:05 (00:50) 959.1m 13.3km 三国岳
13:00 (00:55) 889m 16.0km 経ヶ岳
13:50 (00:50) 892.1m 17.7km イチゴ谷山(5分休憩)
14:20 (00:30) 909m 18.7km 909mピーク(5分休憩)
14:45 (00:25) 865m 19.9km 865mピーク(下山分岐)
15:22 (00:37) 400m 21.5km 865m西尾根 巡視路口
15:25 (00:03) 395m 21.8km
上の町巡視路口 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20190504_map.jpg

写真リンク

 当初は静岡の山へ向かう予定でしたが、午後から天気が荒れる予報となってしまいました。(実際に雨が降ったようです) そこで幾つかの候補から、一番(道路が)混まないだろうと、京都府の北部にある山へ向かうことにしました。
 以前、「品谷山」へ登った時に周回で向かった「小野村割岳」の近くで、そのときに存在を知らなかった「光砥山」と、その近く?にある「天狗岳」、それに高島トレイルでまだ登っていない「朽木三国岳」から「経ヶ岳」と「イチゴ谷」を周回で歩くことにします。
 以前から調査していた、フカンド山の南東にある鉄塔の巡視路(久多上の町)を出発点とし、909mピークの南にある鉄塔から865mピークの南西尾根を下山する事で、車道歩きを最小限に出来そうです。

 遅くとも6時半には出発出来るようにと、二週前の白倉岳への時間を元に、4時過ぎに出発しました。 高速は連休初日でそれなりに混んでいますが、流石に時間が早いので渋滞はありません。 順調に走り抜け、国道367号線から、細い道の県道110号線へと入りました。 ここは久多キャンプ場まで狭い道ですが、朝早いので対向車はありませんでした。 久多下の町に入った所で、神社手前のY字路を右に入っていくと川沿いの道となります。 暫く進むと、右に「向い谷」と書かれた標識がありますが、ここが登山口です。 その先の右側に駐車余地があるので、先でUターンしてここに停めていきました。(下写真)

路肩に駐車余地
路肩に駐車余地

 早速準備し、先程の向い谷へと歩いて戻ります。(下写真)

向い谷が登り口
向い谷が登り口

 向い谷の入り口には、赤い「火の用心」の標識がありますが、これがこの辺りの巡視路標識です。(下写真)

巡視路口
巡視路口

 谷の左岸を入っていくと、よく踏まれた良い道が奥へと続いていました。(下写真)

踏み跡を辿る
踏み跡を辿る

 程なく沢が分岐し、支流を丸太橋で渡っていますが、苔むして折れそうなので下を渡りました。(下写真)

渡渉(丸太の橋)
渡渉(丸太の橋)

 その先も複雑な谷間を進みますが、テープや目立つ巡視路標識があるのぶ、迷うことはありませんでした。(下写真)

真新しい標識(巡視路)
真新しい標識(巡視路)

タチツボスミレが多く
タチツボスミレが多く

テープと標識で迷うこと無く
テープと標識で迷うこと無く

 右手の谷沿いをトラバースしていきますが、奥で左に折れ急登となります。(下写真)

谷沿いに進み左の尾根へ
谷沿いに進み左の尾根へ

前方が明るく
前方が明るく

 急登は大した事なく、前方が明るくなると呆気なく鉄塔に出合いました。(下写真)

左が909mピーク
左が909mピーク

 鉄塔からは、下山予定の尾根や「三国岳」や「経ヶ岳」などが近くに見えていました。

奥に三国岳、右に経ヶ岳など
奥に三国岳、右に経ヶ岳など

三国岳アップ
三国岳アップ

 鉄塔の上に巡視路が続いており、隣の鉄塔と稜線上の鉄塔へと続いています。 周囲の植生はシャクナゲが多く、この先巡視路が無いと稜線までたどり着くのは困難だったでしょう。(下写真)

シャクナゲが多く
シャクナゲが多く

切開きを進む
切開きを進む

 人が歩く幅に綺麗に刈られた道を進むと、次の鉄塔に到着します。 ここまで登ると、灌木が多くなり周囲の景色が見通せました。(下写真)

次の鉄塔
次の鉄塔

鎌倉山
鎌倉山

 稜線までは小尾根を進んでいきますが、展望が良い分 風が強いのか、到るところで倒木が行く手を阻んでいました。(下写真)

ここから倒木帯に
ここから倒木帯に

道が塞がれ
道が塞がれ

 倒木を迂回するため、斜面を少し下っては通過後登り返す作業の繰り返しです。 主稜線の鉄塔が見えてくると、倒木も落ち着きます。(下写真)

稜線上の鉄塔へ
稜線上の鉄塔へ

 主稜線の鉄塔に合流した所で、右に折れ稜線歩きとなりました。(下写真)

主稜線に到着
主稜線に到着

桑谷山方面
桑谷山方面

 こちらも相変わらず倒木が多いのですが、尾根が広いので迂回は楽です。(下写真)

暫くは倒木が多い
暫くは倒木が多い

 稜線沿いにははっきりとした道があり、少し掘れているので昔は多くの人が通っていたのかも知れません。(下写真)

はっきりした道(作業道?)が続く
はっきりした道(作業道?)が続く

傾斜が緩みよい雰囲気に
傾斜が緩みよい雰囲気に

 辺りに植林は少なく二次林などが多めで、ブナも多く見られました。 特に問題なく743mピークを通過すると、ミツバツツジなども見られました。(下写真)

743mピーク
743mピーク

ミツバツツジ
ミツバツツジ

 人の営みを感じる道が続き、鹿避け網の残骸なども見られます。(下写真)

古い鹿避け網
古い鹿避け網

 時折右手に展望が開け、三国岳などがよく見えていました。(下写真)

巡る稜線を見る(三国岳・経ヶ岳・イチゴ谷山など)
巡る稜線を見る(三国岳・経ヶ岳・イチゴ谷山など)

イワカガミ
イワカガミ

 登りがキツくなると前方にフカンド山と思われるピークが見えてきました。(下写真)

前方にフカンド山
前方にフカンド山

 するとこの周辺特有の巨木が見られ始めました。(下写真)

巨木が見られだす
巨木が見られだす

ブナ林に
ブナ林に

フカンド山への登り
フカンド山への登り

 斜面を黙々と登っていくと、傾斜が緩みフカンド山に到着しました。(下写真)

フカンド山
フカンド山

 山頂標識に「深洞山」と漢字で書かれており、名前の由来に納得です。 ここで古道と合流するため、この先で更に道がよくなりました。(下写真)

先程より道がハッキリと
先程より道がハッキリと

 この日は青空に新緑が映えて、気温も丁度よいので気持ちよく歩いていけます。(下写真)

新緑が気持ち良い
新緑が気持ち良い

オオカメノキ(ムシカリ)
オオカメノキ(ムシカリ)

 フカンド山から先の897mピークが高いのですが、暫くは平坦な道が続きます。 しかし、897mピークの手前から急登となり、獣道と思われる踏み跡は右斜面をトラバースしていました。
 そちらへ向かいますが、道はそのまま783mピークへと降りていきます。 仕方がないので、左に折れて急斜面を登っていきました。(下写真)

急登に

急登に

 傾斜が緩みピーク手前の切り開かれた平坦地に到着しました。 ここには、ここまでで一番の巨木が天をつくように聳えていました。(下写真)

桟敷ヶ岳・愛宕山など
桟敷ヶ岳・愛宕山など

897mピーク手前の巨木
897mピーク手前の巨木

 ピークを過ぎると緩やかな下りとなり、鞍部へと100mほど降りていきました。(下写真)

ここから緩やかな下りに
ここから緩やかな下りに

 この途中にも巨木がありますが、こちらの木は熊が入っていても不思議のないぐらいの大きなウロが特徴的でした。(下写真)

大きなうろのある巨木
大きなうろのある巨木

後ろから
後ろから

 左から沢の水音が聞こえるほど標高を降りてくると、植林が現れました。 ここにも植林時に残したと思われる巨木が残っていました。(下写真)

左手に植林
左手に植林

鞍部には巨木が残る
鞍部には巨木が残る

 この巨木付近が最低鞍部で、ここからは緩やかな登りとなります。 また、沢からの道と合流したのか、ハッキリとした道となりました。(下写真)

掘れた道に
掘れた道に

 次第に傾斜が強まりますが、古道はジグザグに登っており切開きもあり歩きやすい所でした。(下写真)

開ける
開ける

奥に金糞岳・蕎麦粒山・横山岳・高丸など
奥に金糞岳・蕎麦粒山・横山岳・高丸など

 手前のピークで急登となり、ここが927mのピークかと左に向かい掛けますが、ここはまだ手前のピークでした…。(下写真)

927mへは急登
927mへは急登

コブシ
コブシ

 次のピークが間違いなく927mピークです。 ここから時間に余裕があるので、予定通り「光砥山」へ寄り道していきました。(下写真)

927mピーク(巨木が目印)
927mピーク(巨木が目印)

 927mピークで南西方面に折れ、開けた尾根を進んでいきます。(下写真)

南西尾根へ
南西尾根へ

 光砥山までは、3つほど小ピークを越えていきますが、その内の2箇所はトラバースする迂回がありました。(下写真)

光砥山まで高低差少なく
光砥山まで高低差少なく

尾根沿いに進む
尾根沿いに進む

 光砥山手前で気持ち右に向かいますが、そのトラバース道から広い道が続いていました。(下写真)

この先右に進む
この先右に進む

 そこは尾根の右斜面を歩く道で、光砥山の北側を経て小野村割岳方面へと続いていました。(下写真)

広い道が尾根の右下に
広い道が尾根の右下に

光砥山が近くに
光砥山が近くに

 光砥山への最後の登りの手前には巨木がありますが、これも去年の台風の影響か、大きな枝が折れて倒れていました。(下写真)

光砥山手前の巨木(左の枝?が折れている)
光砥山手前の巨木(左の枝?が折れている)

満開のコブシ
満開のコブシ

 光砥山の北側に来た所で、左に折れ緩やかな尾根を登って山頂へと向かいます。 程なく山頂に到着しますが、山頂には巨木跡と思われる大きな根本だけが残されています。(下写真)

光砥山
光砥山

 山頂は樹林に覆われていますが、その間からは比良の武奈ヶ嶽が見えていました。(下写真)

山頂から武奈ヶ嶽アップ
山頂から武奈ヶ嶽アップ

 ここで暫く休憩し、先程の道を927mの分岐まで戻りました。(下写真)

927mピーク分岐(左へ)
927mピーク分岐(左へ)

 ピークで左の道を進み、北尾根へと向かいます。(下写真)

北尾根を進む
北尾根を進む

 遊歩道と言っても良いぐらいの明確な道となりますが、こちらも風の通り道なのか倒木が多く見られました。(下写真)

中央にアオゲラ?
中央にアオゲラ?

明確?な道が続く
明確?な道が続く

ここも倒木が多い
ここも倒木が多い

オオカメノキの花
オオカメノキの花

 921mピークも道は左斜面をトラバースし、高低差の少ない歩きが続きました。(下写真)

921mピークは左から迂回
921mピークは左から迂回

鞍部へ降りる
鞍部へ降りる

鞍部付近
鞍部付近

倒木をくぐり抜け
倒木をくぐり抜け

 しかし、天狗岳分岐手前まで来ると、斜度が増し尾根も細くなります。 この辺りの地質が関係しているのか根ごと倒れた木々が天狗岳まで多く見られました。(下写真)

根ごと倒れる木が多い
根ごと倒れる木が多い

天狗岳分岐
天狗岳分岐

 天狗岳手前のピークに到着しますが、ここで境界尾根は東へと折れています。 ここで天狗岳へは、緩い尾根を北西に向かっていきます。(下写真)

天狗岳へ向かう
天狗岳へ向かう

 この辺りにイワウチワが多く見られましたが、すでに見頃は終わっていました。(下写真)

イワウチワが見られる
イワウチワが見られる

 周辺には巨木が多く見られますが、その様な木も含め倒木が行く手を遮ります。(下写真)

周辺には巨木が多い
周辺には巨木が多い

尾根沿いは倒木で通行困難
尾根沿いは倒木で通行困難

 山頂手前では西側の展望が広がります。 また、ここにだけ早咲きのシャクナゲの花が綺麗に咲いていました。(下写真)

西側の展望
西側の展望

左に小野村割岳
左に小野村割岳

シャクナゲの花
シャクナゲの花

 倒木を迂回して進み、山頂に到着します。 山頂にもブナが根ごとひっくり返っており、狭く感じます。(下写真)

天狗岳山頂(ブナが倒れ)

天狗岳山頂(ブナが倒れ)

 すこし休憩し、先程の分岐へと戻りました。 分岐からは倒木などで不明瞭な道となりますが、適当に降りていきます。(下写真)

天狗岳分岐から左へ降りる
天狗岳分岐から左へ降りる

 ここで尾根が二手に分かれていますが、右側が正解でした。(下写真)

右の尾根に
右の尾根に

 この尾根にも倒木があり、迂回して降りていきます。(下写真)

ここも倒木で迂回
ここも倒木で迂回

左手に天狗岳
左手に天狗岳

 次第にお値幅が広がり。下草が生えてきました。(下写真)

ここは鳥獣保護区
ここは鳥獣保護区

巨木の枯れ木
巨木の枯れ木

 すると唐突に視界が広がり、広い切り開きに到着しました。(下写真)

広場に出る
広場に出る

 南東方面に展望が開けた草原となっていて、ここの木陰で昼食休憩としていきます。(下写真)

踏み跡は続く
踏み跡は続く

 眼の前に比良方面を眺めながら、食事をしていきます。 ここまで倒木などで普段より疲れており、ポカポカ陽気で眠たくなってきます…。(下写真)

広場からの眺め(奥に比良山地)
広場からの眺め(奥に比良山地)

峰床山アップ
峰床山アップ

蓬莱山
蓬莱山

武奈ヶ嶽
武奈ヶ嶽

光砥山方面
光砥山方面

新緑と抜けるような青空
新緑と抜けるような青空

 休憩した事で体力も回復し、国見岳へ向かって歩いていきます。(下写真)

936mピーク

936mピーク

 この辺りの尾根は入り組んでおり、右に左に折れながら進むことになりました。(下写真)

この辺り複雑な地形に
この辺り複雑な地形に

目に優しい尾根道に
目に優しい尾根道に

 936mピークを通過すると、右下から赤テープが現れます。(下写真)

赤テープが現れ踏み跡もハッキリと
赤テープが現れ踏み跡もハッキリと

 再び踏み跡が濃くなると、前方に三国岳が見えてきました。(下写真)

前方に三国岳?
前方に三国岳?

明確な尾根に
明確な尾根に

 右に三国岳から経ヶ岳へと続く尾根が、近くに見えてきました。(下写真)

右に高島トレイルからの縦走路
右に高島トレイルの縦走路

 三国岳の手前で、右から久多からの道と合流しました。(下写真)

久多分岐
久多分岐

 この分岐から地図にもある一般道で、万が一の時のエスケープルートでした。 ここから急登となり、最後の登りだろうと一気に登っていきました。(下写真)

最後は急登
最後は急登

 程なく高島トレイルの標識のある、山頂に到着しました。(下写真)

三国岳山頂
三国岳山頂

 山頂は僅かに東側が開けており、琵琶湖や伊吹山、それに鈴鹿の山々がうっすらと見えていました。(下写真)

蛇谷ヶ峰と右奥に霊仙山
蛇谷ヶ峰と右奥に霊仙山

山頂から琵琶湖と伊吹山
山頂から琵琶湖と伊吹山

 三国岳は双耳峰となっており、更に奥へと進むと稜線沿いの道と合流します。(下写真)

三国岳分岐から丹波越に
三国岳分岐から丹波越に

 ここで「丹波越」と書かれた標識に従い、南へと折れていきました。(下写真)

稜線を南へ進む
高島トレイルを進む

 ここからは高島トレイルからの道が続くため、しっかりとした踏み跡が続いていました。(下写真)

885m付近
885m付近

 樹林の少なく広い尾根が続き、気持ちのよい道が続きました。(下写真)

向かう経ヶ岳
向かう経ヶ岳

気持ちの良い尾根道に
気持ちの良い尾根道に

景色を見ながら進む
景色を見ながら進む

ここにもオオカメノキ
ここにもオオカメノキ

 885mピークと経ヶ岳の中間あたりで、尾根が複雑に南へと折れて行きます。 この辺りが丹波越と呼ばれる峠道のようですが、テープなども少なくなり道があっているのか不安になりました。(下写真)

丹波越付近は複雑に
丹波越付近は複雑に

 鞍部に到着しますが、ここで桑原集落との分岐となります。 経ヶ岳へは、そのまま尾根を登り返しますが、ここも道が不鮮明でした。(下写真)

朽木桑原分岐
朽木桑原分岐

分かり辛い道に
分かり辛い道に

 ピークに登る途中で、この日唯一の登山者の団体(7名ほど)とすれ違います。 ピークで南へ折れ、尾根沿いに降りていきました。(下写真)

丹波越付近
丹波越付近

ピークを越えると明確な踏み跡
ピークを越えると明確な踏み跡

 すると左下に広い道が見えてきました。 地図には無い林道ですが、まだ出来てそれほど年月は経っていないようでした。(下写真)

林道出合
林道出合

 林道は尾根沿いに続いており、途中のピークはこの林道でトラバースします。(下写真)

暫くは林道歩き
暫くは林道歩き

 林道からは東方面の展望が見られ、二週間前に縦走した稜線越しに琵琶湖が見えていました。(下写真)

林道から琵琶湖方面
林道から琵琶湖方面

 経ヶ岳が近づきこのまま林道歩きは無いだろうと思った所で、登山道が右にあることを示す道標が現れます。(下写真)

ここで右の尾根に
ここで右の尾根に

 右の尾根に乗りそのまま進むと、この日一番の急登となりました。(下写真)

経ヶ岳へは急登に
経ヶ岳へは急登に

 時間的にはまだ余裕があるので、焦らずゆっくりと登っていきます。 次第に傾斜が緩むと、広い山頂部の端に辿り着きました。(下写真)

傾斜が緩むがまだ先
傾斜が緩むがまだ先

 高みに進むと道標が見えてきて、経ヶ岳の山頂に到着しました。(下写真)

経ヶ岳山頂
経ヶ岳山頂

 山頂部は平坦なところで展望は全くありませんでした。 石積みの跡があり、これが山名と関係があるのかも知れません。(下写真)

石積みの跡
石積みの跡

 日陰で暫く休んだ所で、更に南へと進みます。(下写真)

踏み跡が薄く
踏み跡が薄く

 すこし下ると植生が変わり、自然林となりました。(下写真)

植生が変わる
植生が変わる

 シャクナゲなども見られだしますが、道ははっきりしたままです。(下写真)

次第にシャクナゲが多く
次第にシャクナゲが多く

 再提案分を通過しますが、この辺りが「ミゴ越」と呼ばれているところなのでしょう。 気がつくと赤テープの道と合流し、イチゴ谷山への登りとなりました。(下写真)

左斜面をトラバース(ミゴ越付近)
左斜面をトラバース(ミゴ越付近)

テープが多く迷うことは無い
テープが多く迷うことは無い

 薄暗い植林帯の中を登る道となりますが、この日は体調も万全では無いようで、疲れがピークに達していました。 風が心地よい日陰で、暫く座り込んで休憩していきます。(下写真)

薄暗い植林に
薄暗い植林に

 5分ほど休憩してから、黙々と斜面を登っていきます。 植林帯を抜けると、明るいブナ林となりました。(下写真)

ブナの疎林帯を進む
ブナの疎林帯を進む

イチゴ谷山の最後は緩斜面
イチゴ谷山の最後は緩斜面

 程なくイチゴ谷山に到着しますが、ここも樹林に覆われ展望はありませんでした。(下写真)

イチゴ谷山
イチゴ谷山

 山頂では、倒木の幹の上に座り込み、少し休憩していきます。 ここまで来ればこの先は標高差は大した事無くなります。(下写真)

909mピークへ向かう
909mピークへ向かう

 909mピークへ向かい、手前のピークで右に折れます。(下写真)

中間のピークに巨木(ここで右に折れる)
中間のピークに巨木(ここで右に折れる)

 次第に広い稜線となり、景色やブナの新緑で目を楽しませてくれます。 この辺りでは、疲れも忘れ気持ちよく歩いていけました。(下写真)

広い尾根に
広い尾根に

終日良い天気
終日良い天気

新緑が目に眩しく
新緑が目に眩しく

 イチゴ谷山から20分ほどで909mピークに到着しました。(下写真)

909mピーク
909mピーク

 この日一番の展望地で、東側の展望が広がり比良山地が全て見通せました。(下写真)

尾根は更に南へ
尾根は更に南へ

909mピークからパノラマ

909mピークからパノラマ

 二週間前に登った白倉山などの展望を堪能し、満足したところで南の鉄塔へ向かいました。(下写真)

鉄塔へ向かう
鉄塔へ向かう

左から烏帽子岳・白倉岳・武奈ヶ嶽など
左から烏帽子岳・白倉岳・武奈ヶ嶽など

 細尾根となりますが、前方に鉄塔が見えてきました。(下写真)

尾根沿いに降りていく

尾根沿いに降りていく

鉄塔に到着
鉄塔に到着

 鉄塔付近は木々は少なく、ここまで中々見られなかった西側の景色も望めます。(下写真)

奥の鉄塔が朝登った所、右にフカンド山
奥の鉄塔が朝登った所、右にフカンド山

北側の展望
北側の展望

 2本目の鉄塔へは、少し登りとなります。(下写真)

次の鉄塔は上に
次の鉄塔は上に

 その鉄塔に到着すると、865mピークへこの日最後の登りが待っていました。(下写真)

鉄塔から865mピーク方面
鉄塔から865mピーク方面

865mピークへ向かう
865mピークへ向かう

 この先登りとなることは間違いなく無いので、最後の力を振り絞り黙々と登っていきます。(下写真)

最後の登り
最後の登り

 865mピークに到着すると、右手の踏み跡を辿っていきました。(下写真)

865mピーク(ここで右へ)
865mピーク(ここで右へ)

尾根を進む
尾根を進む

 尾根が落ち込む所に道標があり、左に小川集落の分岐があります。(下写真)

小川集落分岐(直進する)
小川集落分岐(直進する)

 予定コースは、そのまま南西尾根を降りていくので、道標の裏側へと進みます。(下写真)

南西尾根を下る
南西尾根を下る

 思ったとおりの緩い尾根で、暫くは下草も無い良い道でした。 しかし、標高800mまで降りてくると、次第に下草や低木が生い茂りはじめ、薄い踏み跡や獣道はありますが、軽い藪こぎとなります。(下写真)

次第に藪が(標高800m付近)
次第に藪が(標高800m付近)

暫く薄い藪こぎ
暫く薄い藪こぎ

 更に枝などが邪魔し始めて、右へ左へ迂回しながら降りていきます。 しかし、それも標高700m手前まででした。 唐突に下草が無くなり、細めの樹林帯となりました。(下写真)

下草が無くなる(標高700m付近)
下草が無くなる(標高700m付近)

細い木々の間を抜ける
細い木々の間を抜ける

 木々の間を抜けるように進むと左手から植林が現れ、その間に作業道が続いており一安心です。(下写真)

植林となり作業道が現れる
植林となり作業道が現れる

 最後に尾根は二股に別れていますが、これを右に進むと鉄塔まではすぐでした。(下写真)

右尾根へ進む
右尾根へ進む

鉄塔出合
鉄塔出合

 下の鉄塔に到着すると、巡視路も現れこの先は予定通りに降りられそうです。 ここからは西を望むと、朝登った鉄塔が近くに見えていました。(下写真)

朝登った尾根が目の前に
朝登った尾根が目の前に

下の鉄塔へ
下の鉄塔へ

 最後の鉄塔まで降りてくると、右手につい30分前までいた稜線上の鉄塔が遥か上に見えていました。(下写真)

降りてきた尾根は右手に
降りてきた尾根は右手に

後ろを振り向く
後ろを振り向く

 尾根沿いに降りる巡視路へ向かいますが、ここも倒木で少し迂回していきます。 倒木を抜けると、尾根筋に一直線に降りていく道となりました。(下写真)

尾根沿いに降りる
尾根沿いに降りる

民家が見えてきた
民家が見えてきた

 下に民家が見えてきて、人の気配も漂います。 末端部は獣害防止柵で周りを覆われているので、素直に針金で閉じられた扉を開けて、無事下山しました。(下写真)

尾根の末端で獣害防止柵の扉を開け
尾根の末端で獣害防止柵の扉を開け

ここを降りてきた
ここを降りてきた

 車道に出ると、ここから僅か300mほどで駐車したところへ戻っていきました。(下写真)

車へ戻る(300mほど)
車へ戻る(300mほど)

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回予定】
 週末の天気予報はあまり良くないので、山域を思案中です。(直前の天気予報で決めたいと思っています)


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