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[登山] 鈴鹿 タイジョウ・銚子・イブネ・愛知川周回 [登山]

 今回は、やぶこぎネットのオフ会に参加するため、甲津畑登山口からオフ会場の愛知川沿いまで、タイジョウ・銚子・イブネと歩いていきました。 タイジョウからは佐目子谷へ降りましたが、静かで良い雰囲気の中を歩くことが出来ました。

新緑の佐目子谷を歩く
左岸に道

鈴鹿
タイジョウ・銚子・イブネ・愛知川周回
日付 2019年05月26日(日)
天気 晴れ時々曇り
山域 鈴鹿
場所 滋賀県
距離
18.2km
累積標高 +1603m -1603m
時間 10時間10分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0406枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(要ルートファインド)
展望
(A:良い~E:なし)
C
見どころ 千種街道
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
06:20 428m 0.0km 甲津畑登山口 出発
06:55 (00:35) 570m 2.8km タイジョウ分岐
07:40 (00:45) 879m 4.1km 稜線鞍部 (5分休憩)
08:10 (00:30) 1061m 4.8km タイジョウ
08:45 (00:35)
780m
5.7km 佐目子谷合流
09:35 (00:50) 1123m 6.8km 銚子
09:55 (00:20) 1156m 7.5km イブネ北峰
10:45 (00:50) 715m 8.9km 神崎川出合(散策)
11:05 (00:20) 716m 9.3km オフ会場 昼食休憩
14:05 (03:00) 716m 9.3km オフ会場 出発
14:15 (00:10) 728m 9.8km 小峠
15:15 (01:00) 1046m 12.2km 杉峠
16:00 (00:45) 570m 15.4km タイジョウ分岐
16:30 (00:30) 428m 18.2km
甲津畑登山口 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20190526_map.jpg

写真リンク

 半年毎に開催されるやぶこぎネットのオフ会に今回も出席する事を計画します。 毎年春は鈴鹿の上高地と名付けられた、朝明渓谷から根の平峠を越した先にある愛知川(神崎川)の近くで開催されます。
 今までも四方から向かいましたが、そろそろバリエーションがなくなってきました。 それでも当初は雨乞岳の南側にある深山橋から登る計画を立てていましたが、当日は真夏の暑さの予報となり、少なくとも帰路は一般路で負荷を下げる必要がありそうです。

 そこで、去年末(12月頭)に千種街道で雨乞岳に登った際に気になっていた、タイジョウの登山口からタイジョウへ登り、その後は一般路から外れ佐目子谷へ一旦下り、銚子に登り返し、その先は歩いたことのあるイブネ北峰からオフ会場近くの神崎川へ降りるコースを計画します。

 登山口となる甲津畑(こうづはた)登山口は、去年末にも利用したばかりで、自宅からは2時間と掛かりません。 また、途中の工程に不安要素はありますが、それでも5時間あれば会場に到着できるはずです。 6時頃の出発を計画し、5時前に出発しました。 いつもの様に下道を走らせ、予定通り甲津畑集楽に到着します。
 集楽で左の川沿いの道へ向かい、林道を奥へ入っていくとほどなく登山口奥の駐車地に到着しました。 今回は気温の上昇を考え、夏向けの格好で水も多めに持って出発しました。(下写真)

駐車地からショートカットで出発
駐車地からショートカットで出発

 駐車地近くのショートカット道(上写真)を通り、舗装路に合流します。(下写真)

暫くは舗装路を進む
暫くは舗装路を進む

 ここからは何度も歩いた道で、変化のない中を黙々と歩いていきました。 とは言え、この季節は新緑も見られ小鳥のさえずりなども聴かれ、苦とはなりません。 途中の祠で登山の安全を祈願していきます。(下写真)

今回も安全を祈願
今回も安全を祈願

気温はすでに15度
気温はすでに15度

 その先で渋川を渡り、少し歩いた左手にタイジョウの登山口があります。(下写真)

渋川を渡り
渋川を渡り

橋を渡り左に曲がった先にタイジョウ登山口
橋を渡り左に曲がった先にタイジョウ登山口

去年末にも確認したタイジョウの標識
去年末にも確認したタイジョウの標識

 駐車場には5台ほど車を見かけましたが、ここまで珍しく人の姿は見かけません。 登山道に入ると、踏み跡やテープを頼りに奥へと向かいました。 程なく植林帯に上がると、良い道が谷沿いに続いていました。(下写真)

植林帯へ入る
植林帯へ入る

良い道が続く
良い道が続く

ここは一般道
ここは一般道

 元は作業道だったと思われますが、掘られた道で昔は主要なルートだったのでしょうか。 今は登山者しか歩かないのか、倒木などが多く迂回しながら歩いていきます。(下写真)

掘れた道が続くが倒木が邪魔
掘れた道が続くが倒木が邪魔

石積み跡が残る
石積み跡が残る

 右から水音が聞こえだすと、そちらへと向かっていきます。 沢沿いの道となり、一旦右に渡りますが、この先何度か渡渉していきました。(下写真)

沢沿いに進む
沢沿いに進む

200mポストは数個置きに確認
200mポストは数個置きに確認

 次第に水の流れが無くなり、気がつくと涸れ沢となっています。(下写真)

涸れ沢となる
涸れ沢となる

 周りの植生も二次林が中心となり、新緑が鮮やかでした。(下写真)

二次林を進む
二次林を進む

 右にタイジョウへ突き上げる沢と、左に鞍部に向かう沢に分岐したところに到着しました。 ここまでテープもあり、道標もあるので迷うことはありませんでした。(下写真)

沢の分岐
沢の分岐

分岐にタイジョウ-3の標識
分岐にタイジョウ-3の標識

 この先の踏み跡が薄くなりますが、赤テープは沢の間の尾根に転々と続いていました。(下写真)

中央の尾根にテープが点々と
中央の尾根にテープが点々と

 急斜面となり、つづら折れで登っていきます。(下写真)

つづら折れで登る
つづら折れで登る

 上部が明るく見えてきますが、ここは左の鞍部に向かいトラバース気味に向かいました。(下写真)

左の鞍部へ向かう
左の鞍部へ向かう

 程なく911mとの鞍部に到着します。 ここまで来ると稜線で、涼しい風が吹いていました。(下写真)

5/8の標識に到着
5/8の標識に到着

 ここからは稜線沿いにタイジョウ山頂へ向かいます。(下写真)

鞍部から尾根沿いに進む
鞍部から尾根沿いに進む

ハッキリした踏み跡をたどる
ハッキリした踏み跡をたどる

タイジョウ-4
タイジョウ-4

 細尾根となり、その先に岩が連なった斜面が見えてきました。(下写真)

細尾根
細尾根

山頂直下の大岩のガレ場
山頂直下の大岩のガレ場

 以前歩いた時の記憶で、山頂一体が岩場だったのが印象的で覚えています。 その時はまだ初心者と言うこともあり、道がよくわからずに強行突破しましたが、今回は踏み跡を辿り左の北尾根にトラバースして向かいました。(下写真)

左の踏み跡をたどる
左の踏み跡をたどる

 岩を乗り越え尾根に到着しますが、結構な急斜面となっています。(下写真)

急斜面を登る
急斜面を登る

 それでも人や獣の足跡があり、問題なくつづら折れで登れました。 傾斜が緩んだ所で、尾根沿いの道と合流します。(下写真)

左の尾根に
左の尾根に

 この辺りはイワカガミの群生地となっており、綺麗な花が見られました。(下写真)

周りはイワカガミの群生地
周りはイワカガミの群生地

そのまま尾根を進む
そのまま尾根を進む

 そして登山口から1時間15分ほどで、タイジョウの山頂に到着しました。(下写真)

タイジョウの山頂に到着
タイジョウの山頂に到着

 ここまで苦労して登って来ましたが、ここが目的地ではありません。 目的地の佐目子谷へ向かって300mほど下りていきます。(下写真)

テープを追って左へ
テープを追って左へ

 明確な登山道を佐目峠方面へ向かいます。 東の尾根を下りて、少し登ったピークから北東の尾根を確認し下りていきました。(下写真)

ここで左の尾根を下る
ここで左の尾根を下る

印は無い
印は無い

 当然ここを降りる人は少ないので、テープなどはありません。 しかし、藪などはなく人の歩いた形跡も確認できました。(下写真)

整備されたような尾根を降りる
整備されたような尾根を降りる

 途中に赤い境界標識があり、このまま谷で問題なく下りて行けそうです。(下写真)

境界標識がありひと安心
境界標識がありひと安心

 等間隔で境界標識が現れますが、シャクナゲなどが見られだすと道は怪しくなります。(下写真)

シャクナゲを通る
シャクナゲを通る

 それでも人のものとも獣のものともわからない道が、下まで続いていました。(下写真)

左に巻道(獣道)
左に巻道(獣道)

 途中の切り開きからは、前方に銚子と思われる山容が見て取れます。(下写真)

前方に銚子?
前方に銚子?

ヤブっぽいところは左を巻いて
ヤブっぽいところは左を巻いて

 微かに沢の水音が聞こえてくると、尾根の先が怪しくなってきました。 右を見るとその沢へ比較的緩やかな斜面が下りていってました。(下写真)

尾根の末端で右の斜面へ降りる
尾根の末端で右の斜面へ降りる

 下を確認し下りられそうなので、斜面を横切り下りていきました。(下写真)

スリップしないように注意して
スリップしないように注意して

 傾斜が緩み沢沿いに到着します。(下写真)

沢沿いに到着
沢沿いに到着

 ここまで下りれば安心できます。 沢は左の佐目子川の下流へと接続しているので、沢を渡り佐目子川へと直接向かいます。(下写真)

佐目子谷へ出る
佐目子谷へ出る

 当初は対岸の右岸を直接上る予定でしたが、そちらの斜面はえぐれておりとても上れそうもありません。 遠回りにはなりますが、気になっていた等高線の幅が広い少し上流へ向かうことにしました。
 左岸には、佐目からの古道と思われる道があるのでそれを辿ります。(下写真)

左岸に道
左岸に道

取り付き点を探し上流へ
取り付き点を探し上流へ

 向かう愛知川の周辺もよい雰囲気ですが、この辺りも負けず劣らず新緑も綺麗で気持ちのよい道でした。 ほどなく対岸の傾斜が緩み、そちらへ渡れそうな所に出ます。(下写真)

緩やかな斜面に向かって渡渉
緩やかな斜面に向かって渡渉

 ここで岩の上を渡り渡渉していきました。(下写真)

水量は少なく難なく渡り
水量は少なく難なく渡り

 斜面を登ると広い緩斜面が広がっており、人の手が入った気配が感じられます。(下写真)

緩斜面に取り付く
緩斜面に取り付く

周囲は休憩適地
周囲は休憩適地

 この辺りはテントを持ってきて、泊まるには良いところでしょう。 下草などの無い綺麗な二次林を登っていくと、次第に傾斜が強まります。(下写真)

一帯は二次林
一帯は二次林

尾根に向かい斜面を登る
尾根に向かい斜面を登る

 本来の尾根は左にあるので、そちらを意識しながら登っていきます。 傾斜が少し緩むと、そちらに岩場が見えてきました。 当初の尾根を登るとこの岩場で苦労したかもしれませんが、ここは右から迂回し尾根へと合流しました。(下写真)

左の岩を右から迂回
左の岩を右から迂回

尾根に合流
尾根に合流

 尾根筋には踏み跡がありますが、人のものではなさそうです。 そこを辿るとシャクナゲが現れますが、踏み跡はその間を通ってお、それに習い枝の間を抜けていきます。(下写真)

シャクナゲが見られだす
シャクナゲが見られだす

 シャクナゲの密集度は大したことなく、尾根の上部に到着しました。 松の木がある切り開きとなっており、木材などを運ぶためなど明らかに人の手が入った感じでした。(下写真)

切開きに到着
切開きに到着

 展望地となっており、休憩がてら周囲の景色を眺めていきます。(下写真)

休憩適地
休憩適地

左に水舟の頭
左に水舟の頭

 ここまで登ると銚子まで標高差はほとんどありません。 細尾根となりますが、思っていたより左右の傾斜は緩く、尾根沿いの藪などもなく迂回も可能でした。(下写真)

尾根沿いに進む

尾根沿いに進む

細尾根となる
細尾根となる

 再度シャクナゲが見られだし、少し藪っぽくなってきます。(下写真)

シャクナゲの花は終盤
シャクナゲの花は終盤

少し藪っぽく
少し藪っぽく

 しかし鬱陶しいところは10mほどで終わり、そこを抜けると二次林の緩やかな尾根となりました。(下写真)

シャクナゲを越えると自然林に
シャクナゲを越えると自然林に

 鞍部の西側はガレとなっており、カクレグラが近くに見えていました。(下写真)

カクレグラ
カクレグラ

 その北側に銚子の山頂があります。 灌木を避けて登っていくと、程なく山頂に到着しました。(下写真)

銚子の東斜面
銚子の東斜面

 ここまで人には会いませんでしたが、山頂に単独登山者の方が休憩しています。 右に見えるイブネへ向かって適当に斜面を下り、直接向かいます。(下写真)

イブネ北峰へ向かう
イブネ北峰へ向かう

 ここで谷に下ったのは、この日は暑くなるためタオルを水に濡らしながら来ているためです。 水場に到着すると、タオルを水に浸し冷やしていきます。(下写真)

谷を越え
谷を越え

 イブネへ登り返すと、北端へと向かいます。(下写真)

苔の間を進む
苔の間を進む

イブネ付近から御在所岳・鎌ヶ岳を望む
イブネ付近から御在所岳・鎌ヶ岳を望む

左にタイジョウ
左にタイジョウ

北端へ
北端へ

 この辺りは人も多く、10名以上は居たかも知れません。 イブネ北端に到着しますが、小休止後は神崎川へと下山です。(下写真)

イブネ北端
イブネ北端

クラシ方面(奥に御池岳)
クラシ方面(奥に御池岳)

 ここからの道は、以前逆コースで歩いたことがありますがあまり記憶にありませんでした。(下写真)

尾根を東へ
尾根を東へ

 途中の鞍部で谷間から涼しい風が吹く場所があったので、時間に余裕ができたこともあり、座って涼んでいきます。 5分ほど休憩した所で、シャクナゲの咲く尾根を進んでいきました。(下写真)

シャクナゲアップ
シャクナゲアップ

右斜面を進む
右斜面を進む

 尾根はそのまま小峠へと降りていきますが、最短距離となるように左の東尾根を降りていきました。(下写真)

そのまま東斜面を降りる
そのまま東斜面を降りる

 テープはありますが、踏み跡は薄く灌木の間をすり抜けながら降りていきます。 細尾根となると傾斜が強まり、ロープなども現れました。(下写真)

細尾根の急斜面となる
細尾根の急斜面となる

 そういえば以前も登りに利用した時に苦労したことを思い出します。(下写真)

トラロープがある
トラロープがある

 トラロープを補助に、木の根や枝を掴みながら慎重に降りていきました。(下写真)

急斜面を降りてきた
急斜面を降りてきた

上の様子
上の様子

 核心部を通り過ぎると傾斜が緩みます。 しかし、倒木などがあり迂回しながら進んでいきました。(下写真)

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 予定の尾根は右にあるのでそちらへ向かいます。(下写真)

右の尾根を進む

右の尾根を進む

 ピークへの登りとなりますが、道は谷間沿いを降りているようです。 その跡を追い谷沿いに降りていきました。(下写真)

ピークを左から
ピークを左から

そのまま谷沿いを進む
そのまま谷沿いを進む

 水量は少なく程なく神崎川と出合いました。 ここで近くにあるシャクヤクの自生地に寄っていきました。(下写真)

神崎川合流
神崎川合流

 しかし、一週間前は咲いていたというシャクナゲの花は全く見られませんでした。 予定時間には30分ほどあるので、神崎川の渡渉で靴を脱いで涼んでいきました。 その後は、近くにあるやぶこぎオフ会場に向かい、3時間ほどの休憩です。(下写真)

やぶオフに参加
やぶオフに参加

 オフ会に14時まで居ましたが、これ以上遅くなると遅くなるので出発しました。 帰路は最短となるように、小峠経由で杉峠へと向かいます。(下写真)

杉峠へ最短距離で
杉峠へ最短距離で

 小峠への道は以前にも増して掘れて歩くのが困難となっていました。(下写真)

谷沿いを登る
谷沿いを登る

この辺り登り辛い
この辺り登り辛い

 段差に苦労しながら登っていくと、程なく小峠に到着します。(下写真)

小峠に到着
小峠に到着

 ここで右に折れると、往路のイブネ北端への道となりますが、ここは左の下へ向かう道を降りていきました。(下写真)

踏み跡を辿り反対側に降りる
踏み跡を辿り反対側に降りる

 踏み跡が続いており迷うことはありません。 暫くつづら折れで降りていくと、神崎川の上流と出合います。(下写真)

愛知川に合流
愛知川に合流

フタリシズカ
フタリシズカ

 ここから西の杉峠へ向かいますが、その途中でアナグマを初めて見かけます。(下写真)

杉峠へ向かう
杉峠へ向かう

 何かの気配があるのでそちらを見ると、アナグマがこちらを気にしながら逃げていきます。 それでも好奇心は旺盛のようで、何度も立ち止まりながらこちらの様子を伺っていました。(下写真)

アナグマ
アナグマ

 杉峠への登りとなり、小峠から一時間ほどで到着しました。(下写真)

杉峠は近くに

杉峠は近くに

杉峠
杉峠

 ここまで来れば後は下りで半年前にも歩いた道です。 足早に降りていきますが、途中登山者は単独の1名の方しか見かけません。 タイジョウへの登山口を通過して、これで一周したことになります。(下写真)

丸太橋が折れて…
丸太橋が折れて…

 ここから30分ほど林道を進み、無事に駐車地に到着しました。

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回予定】
 体調が万全ではないので、福井県の低山に登ってきました。


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