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[登山] 長野県 有明山(有明山神社から中房へ) [登山]

 今回は、北アルプスの前衛峰となる「有明山(ありあけさん)」へ表参道で登ってきました。 梅雨時ということもあり、終日ハッキリとしない天気でしたが、稜線到着時にはガスも晴れ、北アルプス北部の山などが見られました。 また、下山は中房温泉(有明温泉)とし、温泉に浸り疲れを癒やしていきました。

表参道の稜線から、鹿島槍ヶ岳や白馬岳など
鹿島槍ヶ岳アップ、右奥に白馬岳

長野県 有明山
(有明山神社から中房へ)
日付
2019年07月06日(土)
天気 曇り(終日ガスに覆われ)
山域 北アルプス
場所 長野県安曇野市穂高有明
距離
11.6km
累積標高 +1639m -1018m
時間
07時間36分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0453枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D(鎖場・ハシゴ・岩場多く)
展望
(A:良い~E:なし)
B(当日はガスで展望少なく)
見どころ 有明山神社、中房・有明温泉、白河滝
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
05:50 730m 0.0km 有明山神社駐車場 出発
06:15 (00:25) 855m 2.2km 黒川沢林道入口
06:25 (00:10) 925m 2.8km 表参道登山口
08:10 (01:45) 1500m 5.8km 白河滝
09:25 (01:15) 1880m 6.6km 落合
11:00 (01:35) 2268.3m 7.5km 有明山(北岳)
11:15 (00:15) 2248m 8.0km 有明山(南岳) 昼食休憩
11:40 (00:25) 2248m 8.0km 有明山(南岳) 出発
12:00 (00:20) 2268.3m 8.5km 有明山(北岳)分岐
13:15 (01:15) 1505m 10.8km 有明荘分岐
13:20 (00:05) 1382m 11.3km 有明山登山口(有明荘裏)
13:26 (00:06) 1364m 11.6km 有明荘(温泉に)
14:03 (00:37) 1381m - 有明荘バス停
14:34 (00:31) 730m - 有明山神社バス停

ルートラボ

※2020年3月にルートラボが閉鎖となるまではGarmin Connectと併用しますが、以降はアクセス不可となります。

Garmin Connectルート確認

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)

20190706_map.jpg

写真リンク

 先週から週末はハッキリしない天気で山へ行けていません。 この週末も天気は二転三転し、中々行き先を決めることができませんでした。 ここは展望はあきらめ、短めの距離でも楽しめるところを選定し、以前から登ってみたかった「有明山」へ向かうことにしました。

 登山口は「燕岳」の登山口となる中房(なかふさ)へ向かう途中にある有明山神社ですが、記憶にありません…。 自宅からは3時間弱とみて、6時出発の予定で3時過ぎに出発しました。

 久しぶりの長距離運転となるため、思ったよりも時間がかかったように感じます。 「安曇野IC」を5時半頃に降りると、国道147号線を北上して有明へ向かいます。 集落から外れ山が近づくと、右手に「有明山神社」の入口が見えてきました。

有明山神社入口
有明山神社入口

 右折すると神社の鳥居が見えてきます。 その左手に広い登山者用駐車場があるので、そこに止めていきました。 ここは中房の駐車場が満車となる場合の駐車場になっており、バスで行き来出来るように配慮されています。 今回はここを起点として、中房まで有明山経由で向かうことにします。

 駐車場は50台ほど止まれそうですが、止まっている車は7台ほどでした。 準備を整え、車道を中房へと向かいます。

登山口まで車道歩き
登山口まで車道歩き

 ダム設備を右に見て大きくカーブを曲がると、前方に有明山が見えてきますが、山頂は濃い雲の中で見えません。

有明山は雲の中
有明山は雲の中

 そして出発から30分弱で登山口への分岐が見えてきました。

有明山登山口(右へ)
有明山登山口(右へ)

 ここのカーブミラー付近に2台ほどの駐車余地がありますが、ここに一台止まっていました。 その右手に林道が続いており、奥へと進んでいきます。

舗装路に水が流れ
舗装路に水が流れ

 舗装路ですが、右斜面からの湧き水で道路が洗われています。 靴を濡らしながらまっすぐ歩いていくと、10分ほどで舗装路が途切れ、広場に到着しました。

舗装路終点の登山道入口(左)
舗装路終点の登山道入口(左)

 ここが表参道の入口となっていて、左奥に細い道が続いていました。

有明山神社 奥社参道入口
有明山神社 奥社参道入口

 登山道に入ると沢に渡された丸太橋があり、そこを渡ると登山口の立派な標識が立っています。

丸太橋を渡る
丸太橋を渡る

表参道登山口
表参道登山口

 周りは鬱蒼とした森となっており、その間を抜ける雰囲気の良い道が続いていました。

周りに巨木が多く
周りに巨木が多く

大きな岩が点在
大きな岩が点在

 道は上手くつけられていますが、次第に上下動が多くなっていきました。

踏み跡は薄めだがテープやペンキ印は多く
踏み跡は薄めだがテープやペンキ印は多く

 基本的に沢沿いに進んでいきますが、高巻く箇所も多くその都度滑りやすい斜面や岩場を越えていきます。

沢沿いを進む
沢沿いを進む

高巻く
高巻く

 また何箇所かお手製のハシゴが掛かっており、よく整備された道という事が分かります。

手製のはしご
手製のはしご

ヒキオコシ?
?1

 下草や笹は刈られていますがこの時期伸びる速度も早く、露で濡れた葉などでズボンを湿らせながら歩いていきます。

所々で高巻きに
所々で高巻きに

河原沿いに進む
河原沿いに進む

 変化のない道が続きますが、途中で2名の登山者?の方とすれ違います。 入口にあった車の方のようですが、奥の滝までピストンかもしれません。

 奥へ進むのに従い次第に沢も狭まって来て、岩を乗り越えゴーロの中を通る機会が多くなっていきました。

何度か渡渉する
何度か渡渉する

左に巻く
左に巻く

ミヤマカラマツ
ミヤマカラマツ

 左右の斜面が大きく切れだし、左にハシゴで高巻くところに出てきます。 そのハシゴを登ると、左手に霧状に水が落ちる「妙見滝」が見えてきました。

はしごを登ると滝に
はしごを登ると滝に

妙見滝1
妙見滝1

妙見滝2
妙見滝2

 「妙見滝」の上部はガスに霞んでよく見えませんが、相当な高さなのがその流れからもわかりました。 ここから道は大きな岩を越えていきます。 とは言えよく整備されたコースなので、岩の右側の登りやすい所にクサリが取り付けられており、岩のステップに助けられ苦労なく登っていけました。

右にクサリ
右にクサリ

ここから登る
ここから登る

 岩の上に出ると、左の大きな岩との間にロープが掛けられ、足場は少ないながらもよじ登っていけました。

奥にロープがある
奥にロープがある

 河原のペンキ跡を頼りに更に進むと、左にナメ滝が現れますが、ここは左手にある巻道を登っていきます。

河原を進む
河原を進む

ナメ滝
ナメ滝

 傾斜が強まり流木や流された石などが転がる斜面を上ります。

荒れた沢沿いに
荒れた沢沿いに

 一旦沢から離れ、左の大きな岩のゴーロを登っていきました。 ここもペンキ跡に踏み跡が続いているので、その跡を歩けば苦労はしません。

岩の多い道に
岩の多い道に

目印多く迷うことは無い
目印多く迷うことは無い

 ゴーロを登ると、前方にガスに煙りながらもぼんやりと滝が見えてきました。

前方にぼんやりと滝が見えてくる
前方にぼんやりと滝が見えてくる

 近づくがそれがはじめの目的地となる「白河滝」だと分かりました。 滝の左側は上部までゴーロとなっていて登れそうですが、ここは一旦沢へと降りていきます。

左に白河滝、ここは下に降りる
左に白河滝、ここは下に降りる

 滝の下へは急斜面に見えますが、それほどの傾斜ではなくケルンの目印の先から難なく降りていけます。 沢に降り立ち改めて「白河滝」を見上げますが、その大きさに圧倒されました。

白河滝1
白河滝

白河滝2
妙見滝2

 滝の対岸が草付きの斜面となっており、そこの20mほど上からクサリが垂れ下がっています。

ここを登る
ここを登る

 この先、当分ゆっくりと休憩もできそうもないので、ここで水分補給を取っていきました。 準備を整えクサリを握りしめ、一歩一歩慎重に登っていきました。

見た目ほどの急斜面では無い

見た目ほどの急斜面では無い

 斜面は岩むき出しかと思っていましたが、土が付いておりそこに先人の足跡が窪んで付いています。 ステップに合わせて登っていけるのと、思ったほどの傾斜ではないのでそれほど恐怖心もわきません。 しばらく登ると右に折れ、そこからは樹林と笹それにシャクナゲの中の道を登っていきました。

急な尾根にシャクナゲ
急な尾根にシャクナゲ

 笹は水分を含み滑りなすいのですが、幸い刈られてその心配はありません。 急斜面を黙々と登っていくと、傾斜が緩み尾根に出合いました。 尾根沿いには修験業の道だったこともあり、幾つもの石標が立っていました。

読めないが石碑
読めないが石碑

 暫くは尾根沿いを進むことになり、ホッと一息つけました。

傾斜が緩くなる
傾斜が緩くなる

いたるところに石碑がある
いたるところに石碑がある

 しかし、このまま尾根沿いかと思われた道も単純ではなく、上部に岩などが邪魔しているのか、何度も左右にトラバースし迂回するコースとなっていました。

尾根を外してトラバース
尾根を外してトラバース

 地図でもこの辺りは岩稜が多いことが分かります。 それらの岩稜帯を外しながら登っていくため、急斜面となりますが、必要に応じてハシゴやロープが取り付けられていました。

ここにもはしご
ここにもはしご

足場に気をつけ登る
足場に気をつけ登る

 取り付き点の滝と稜線との中間辺りまで登ると、唐突に大きな岩のある尾根に出合います。

尾根の岩に赤色で文字
尾根の岩に赤色で文字

 その岩の下には祠が2つあり、その右手に岩と岩の間をくぐり抜けるよう矢印がありました。

岩の下に祠
岩の下に祠

岩の間をくぐる
岩の間をくぐる

 岩の間をくぐりぬけますが、ここがこのコースで一番苦労したところかも知れません。 足場もなく濡れた岩で滑るため、岩の上に登ることができません。 ロープを頼りに無理やり体を持ち上げて行きましたが、もしかすると岩の間をくぐらずに直接登ったほうが楽だったかもしれません…。

岩の上に上り尾根沿いに

岩の上に上り尾根沿いに

 岩の上から尾根沿いに進む道となりますが、ここにも石碑が幾つか祀られていました。

またまた石碑
またまた石碑

 前方に大きな岩が見えてきます。 ここはクサリで左へ折れるよう導かれますが、下は笹の急斜面で滑落したら下まで滑っていきそうでした。

前方に岩稜(左にトラバース)
前方に岩稜(左にトラバース)

上にはしご
上にはしご

ギンリョウソウ
ギンリョウソウ

 多いわを大きく迂回してそのまま左へと向かっていきます。 現在地を確認し、稜線出合いまでそれほど距離が無いことが分かりますが、傾斜も緩くなりそれに連れ笹の密度も濃くなっていきました。

笹が多くなる
笹が多くなる

 左に向かっていた道がようやく上へと向かいますが、石が点在しており枯れた沢のようでした。

最後は沢沿い笹道に
最後は沢沿い笹道に

 前方に稜線らしき木立が見えてきて、最後は刈られた笹の斜面を登っていきました。

綺麗に刈られた笹道を登る(上が稜線)
綺麗に刈られた笹道を登る(上が稜線)

 そして登山口から3時間ほどで、主稜線の馬羅尾コースとの出合い(落合)に到着しました。

稜線分岐(落合)に到着
稜線分岐(落合)に到着

 ここは1904mピークとの鞍部で、そちらにも踏み跡が続いています。 ここで左に折れて山頂へと向かいますが、ゆっくりできる貴重な所なので暫く休憩していきました。
 休憩後は、比較的なだらか(だと思っていた)な稜線を歩いていきます。

ここからは稜線沿いに進む
ここからは稜線沿いに進む

 稜線沿いは植生豊かで、足元にはここまでは見られなかったマイズルソウやゴゼンタチバナなども見られました。

マイズルソウ
マイズルソウ

ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ

 落合から出発してすぐの所で、左手(東側)が切れ落ちた展望地がありました。 ここでガスに霞む景色を見ていると、ガスが晴れてきておりボンヤリと遠くの景色が見え始めていました。

ガスが晴れてきた
ガスが晴れてきた

 その後暫くは展望地はなく、黙々と登っていきますが、当初思っていたような稜線ではなく、岩なども多く大岩を乗り越える箇所もありました。(ロープが変な取り付け方がされており、岩の横をロープを掴んで渡れないので、岩にしがみつきながら通過しました)

岩を乗り越え(後ろを振り返る)

岩を乗り越え(後ろを振り返る)

 その後も細尾根や岩場それにハシゴなどが連続し、ここに来てドッと疲れが出てきました。

細尾根を進む
細尾根を進む

倒木が行く手を阻む
倒木が行く手を阻む

 落合と山頂との中間辺りで、唐突に祠が祀られていました。

唐突に祠が
唐突に祠が

 何が祀られているのかは分かりませんが、祠は綺麗に手入れされているようでした。

綺麗な祠
綺麗な祠

 ここを通過すると今まで以上に険しい道となってきます。 ハシゴやロープ場が連続し、危険なところはありませんが、気力と体力を試されます。

ハシゴが続く

ハシゴが続く

 しかし、大きな岩も多いので、その上に登るようなところからは、周囲の景色が望めました。 幸い、この時間は周囲のガスが晴れ、周りは雲海となっており遠くの山々も見えていました。

岩場からの展望

岩場からの展望

奥に見えるのは浅間山か?(左奥に四阿山)
奥に見えるのは浅間山か?(左奥に四阿山)

大きな岩も(右から迂回)

大きな岩も(右から迂回)

 標高もそれなりに上がったためか、低山では春に咲く花も見られ始めました。

アカモノ
アカモノ

ミツバオウレンの残り花
ミツバオウレンの残り花

イワカガミ
イワカガミ

 更に登ると後ろの北側の展望も開け、北アルプス北部の山も見えてきました。

北に鹿島槍ヶ岳、左に餓鬼岳
北に鹿島槍ヶ岳、左に餓鬼岳

鹿島槍ヶ岳(あちらは晴れている?)
鹿島槍ヶ岳(あちらは晴れている?)

 また前方には、山頂と思われるピークも望めました。

左に山頂、右に2283mピーク
左に山頂、右に2283mピーク

 後から左右に掛けて展望を望みながら岩場を進むと、鞍部を隔てて山頂が見えてきました。

左から2283mピーク、清水岳、ケンズリ、餓鬼岳など
左から2283mピーク、清水岳、ケンズリ、餓鬼岳など

下に安曇野市
下に安曇野市

右から鹿島槍ヶ岳、蓮華岳、餓鬼岳など
右から鹿島槍ヶ岳、蓮華岳、餓鬼岳など

遠くの山々
遠くの山々

鹿島槍ヶ岳アップ、右奥に白馬岳
鹿島槍ヶ岳アップ、右奥に白馬岳

八ヶ岳
八ヶ岳

南アルプスや八ヶ岳方面
南アルプスや八ヶ岳方面

またガスが出てきた
またガスが出てきた

山頂が近くに
山頂が近くに

 標高差はほとんどなく見えますがその間は岩場となっており、思ったよりも時間が掛かりました。

岩場を進む
岩場を進む

ロープを頼りに
ロープを頼りに

 唐突に前方が開け岩の左を巻く道となります。 岩の上にそれ以上高いところは見えず、そこが山頂などだと分かります。

上がなくなる
上がなくなる

 木々の間を抜けると左右に踏み跡が分岐していますが、どちらを辿っても山頂にいけます。

表参道の標識が
表参道の標識が

 出発から5時間ほどで、有明山の北岳に到着しました。

奥社に到着
奥社に到着

 山頂には特徴的な銀色の鳥居があり、その奥に祠もありました。 山頂標識は無く、祠に山名が書かれた板が置かれているだけでした。

北岳の祠
北岳の祠

 ここで中房方面との分岐となりますが、そちらからは近くに登山者の声が聞こえていました。

西に中房方面の下山路
西に中房方面の下山路

昔は馬羅尾キャンプ場がメイン?
昔は馬羅尾キャンプ場がメイン?

 祠の西側に踏み跡が奥へ続いており、南岳まで行けるようになっています。

南岳へ向かう
南岳へ向かう

 南岳へ向かいますが、暫くは良い道で三角点のある切り開きに出てきました。 ここからは展望もあるようですが、いつの間にかガスに覆われており展望はありません…。

三角点に到着
三角点に到着

 更に道は南に続いており、途中には木橋などもありしっかりと手入れされていました。

木製の橋
木製の橋

 程なく祠が見えてきて、広く切り開かれた休憩適地となっていました。

中岳の祠
中岳の祠

ここは休憩適地
ここは休憩適地

残念ながら展望は無し
残念ながら展望は無し

 その後も踏み跡を辿り奥へ進みますが、高低差も少なく問題とはなりません。

潰れた祠
潰れた祠

広場がある
広場がある

 テントが張れそうな広場を通過すると、岩場や細尾根が現れ難度があがります。

南岳方面を望む
南岳方面を望む

尾根沿いを進む
尾根沿いを進む

 とは言え、ここまでのコースを歩いた人であれば全く問題とはなりません。 途中で登山者の方とすれ違いますが、程なく南岳の祠が見えてきました。

南岳に到着
南岳に到着

 残念ながらガスに覆われ展望はありませんが、誰もいないのでここで昼食休憩として行きました。

北岳も見えなくなり…
北岳も見えなくなり…

 結局、休憩中にガスが晴れることは無く、下山を開始することにします。 下山後はバスで有明山神社まで戻りますが、その時間が14時と16時半頃の二回あります。
 出来るならば、14時のバスに乗りたい所ですが、有明荘の温泉による予定もあるので、一気に降りていきます。 北岳の分岐まで戻りますが、その途中で分岐で聞こえた声の主と思われる集団(6名ほど)を抜いていきました。

下山開始
下山開始

 分岐から中房方面へ降りていくと、暫くは稜線沿いの歩きやすい道を進んでいきます。

しばらくは良い道
しばらくは良い道

 このまま尾根沿いにとは行かないのは地図で分かっていましたが、2283mピーク手前で左下へ降りていきます、

2283mピーク手前から左へトラバース
2283mピークは左からトラバース

 風化した花崗岩でザレた道となっており、スリップしないよう降りていきます。

ザレた道を降りていく
ザレた道を降りていく

 ここからはスピードも出せない道となり、涸れ沢のとラバーズハシゴば、それに岩場などが点在していました。

荒れた涸れ沢を横切る
荒れた涸れ沢を横切る

 しかし、表参道に比べれば大したことは無く、険しいところを通過すると樹林帯の下りとなりました。

傾斜が緩み尾根沿いの道に
傾斜が緩み尾根沿いの道に

 一時間ほど降りていくと、下から工事などの大きな音が響くのが聞こえてきて来ました。

下から何かの作業音が聞こえる
下から何かの作業音が聞こえる

 最後は長いハシゴを降りていきますが、思ったよりも早く下山できそうなので、急ぐ必要も無くなりました。

最後は長いハシゴを降りて
最後は長いハシゴを降りて

 ハシゴを降りると下に分岐が見えてきます。 分岐に到着しますが、三段の滝へ向かわないよう確認し、有明荘へと直進していきます。

右に三段の滝分岐
右に三段の滝分岐

反対側から確認
反対側から確認

 有明荘へと続く道は、笹なども刈られ歩きやすい遊歩道となっています。

普通の道に
普通の道に

 次第に太い道となり、車も通れそうな道となりました。 右下に駐車場が見えてくると、有明荘の裏手となる登山口に到着しました。

次第に広い道となる(最後は林道?)
次第に広い道となる(最後は林道?)

駐車場の一角に出る
駐車場の一角に出る

登山口を確認
登山口を確認

 結局、山頂分岐から1時間20分ほどで登山口に降りてこられました。

右に折れ駐車場から車道へ
右に折れ駐車場から車道へ

 右の駐車場を通り車道に出ると、左に「有明荘」があります。 バスの出発まで30分以上あるので、温泉に入っていきます。
 ゆっくりと浸かることは出来ませんが、汗を流しさっぱりした体でバスを待ち、予定通り更に30分後には有明山神社に戻ってきました。

有明荘に到着
有明荘に到着

有明荘前にバス停
有明荘前にバス停

有明山神社へ
有明山神社へ

【おまけ】

 予定通り14時半には有明山神社に戻って来られたので、折角なので神社を参拝していきました。

左に神社境内
左に神社境内

手水舎
手水舎

手水舎の屋根
手水舎の屋根

手水舎の梁
手水舎の梁

裕明門
裕明門

茅の輪の説明
茅の輪の説明

茅の輪
茅の輪

拝殿でお参り
拝殿でお参り

【反省点】
 結局、何度か滑ったり転んだりしたため、擦り傷だらけになりました…。

【次回予定】
 今週末も天気が悪いので、2500m以上の雲の上に出るような山を予定しています。(天気次第です)


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コメント 3

コメントの受付は締め切りました
テリー

有明山、意外と、難しそうな山ですね。
やはり、燕に登る人が多く、この有明山に登る人が少ないので、コースが、整備されていないのでしょうか。
by テリー (2019-07-12 09:00) 

おど

テリーさん、ご無沙汰しております。 コメントありがとうございます。
 有明山は、200名山に選定されているので、それなりに登る人はいますが、大半の方は中房からでしょうか? その為、それ以外のコースは整備はされていますが、歩く人は少なめですね。 それに、今回のコース前半は修験行者の道なので、険しいのだと思います。(その分、楽しめます)
by おど (2019-07-12 22:21) 

ぼの

少し前の記事に失礼いたします。
有明山、修験の山として有名な山。かなりきつくなかったですか?
以前テレビ(BSだったと思います)で有名な山岳ガイドの赤沼氏が海洋冒険家の白石康次郎と登っていたのを見た記憶があります。
ほぼ直登、薮漕ぎ、巨岩登り…
燕岳に登るたびに気になっていましたが、躊躇しておりました。
記事を拝見させていただきましたが、やはり一筋縄ではいきそうにありませんね(苦笑)。
大変参考になりました。ありがとうございました。
by ぼの (2019-09-25 00:45)