[登山] 2019年 秋の木曽御嶽山(チャオ御岳コース) [登山]
今回は、大きく天気が崩れないとの予報の元、毎年恒例の木曽御嶽山に始めとなる「チャオ御岳コース」で登ってきました。 朝から小雨がパラつく天気でしたが大きく崩れることはなく、期待していなかった展望を眺めながら歩くことができました。
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日付 |
2019年09月28日(土)
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天気 | 曇り時々小雨 | ||
山域 | 木曽御嶽山 | ||
場所 | 岐阜県高山市高根町日和田 | ||
距離 |
17.6km
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累積標高 | +1623m -1623m | ||
時間 |
08時間50分
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人数 | 単独 | ||
撮影枚数 |
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0679枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0000枚 (Panasonic DMC-GM1) 0000枚 (Panasonic DC-TX2) |
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登山難度 (A:安易~E:高度) |
B
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展望 (A:良い~E:なし) |
A | ||
見どころ |
展望
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行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測) | |||
05:50 | 1790m | 0.0km | チャオ御岳 出発 |
06:15 (00:10) | 1830m | 2.1km | パノラマ歩道分岐 |
06:30 (00:15) | 1920m | 2.8km | 日和田登山道出合 |
07:30 (01:00) |
2295m
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4.5km | チャオゴンドラ分岐 |
09:05 (01:35) | 2859.1m | 5.7km | 継子岳 |
09:30 (00:25) | 2800m | 6.7km | 飛騨頂上 |
10:00 (00:30) | 2935m | 7.4km | 摩利支天乗越 |
10:20 (00:20) | 2910m | 8.4km | 二ノ池本館 |
10:45 (00:25) | 3072m | 9.3km | 剣ヶ峰 |
11:05 (00:20) | 2872m | 10.5km | 二ノ池新館付近 昼食休憩 |
11:25 (00:20) | 2872m | 10.5km | 二ノ池新館付近 出発 |
11:40 (00:15) | 2880m | 11.0km | 三ノ池乗越 |
12:00 (00:20) | 2800m | 11.7km | 飛騨頂上 |
12:25 (00:25) | 2859.1m | 12.7km | 継子岳 (8分休憩) |
13:20 (00:55) | 2295m | 13.9km | チャオゴンドラ分岐 |
14:00 (00:40) | 2180m | 15.1km | ゲレンデトップ |
14:40 (00:40) | 1790m | 17.6km | チャオ御岳 到着 |
Garmin Connect
※今回も、中盤は何度も歩いたコースなので、その部分は写真中心で説明は割愛します。
毎年訪れている木曽御嶽山ですが、去年は体調不良もありタイミングがありませんでした。 また、今年から山頂の剣ヶ峰への登山禁止が5年ぶりに解かれ、こちらも5年ぶりに登ることにしました。
少しでも早い時間の登り始めとなるよう、前日には高山市に向かい何時ものように泊まっていきました。 翌日は4時前に起床し出発します。 木曽御嶽山は、四方の一般登山道は全て登っていますが、日和田コースのチャオ御岳からの登山口は利用したこと無いので、この機会にここから登ることにしました。
高山市を通過し国道361号線を東へと向かいます。 前方に木曽御嶽山が大きく見えてきたところで、濁河温泉の標識を見て右折すると一気に標高を上げていきます。
快適なドライブコースを走りますが、ポツポツと雨がフロントガラスに当たり始めました。 暫く進むと、左にチャオ御岳の建物が見えてきます。 左の建物への道を入りますが、駐車可能な馬主が見当たらないので、手前の路肩に停めていきました。 曇り空ですが高曇りで、向かう継子岳(ままこたけ)や遠くの景色はまだ見えています。
右から鉢盛山・鎌ヶ峰・乗鞍岳(雲の中)など
チャオ御岳
早速準備をしていきますが、相変わらず雨が降っており念の為に雨具とスパッツを着ていきました。 出発し、先程の建物への道に入っていきました。
センターハウス(左へ)
マツムシソウ
建物を右に見て進んでいくと、目の前にゴンドラが見えてきてスキー場に到着します。 スキー場は去年は休業していたと聞いていますが、まだ一年なのでそれほど荒れた感じではありませんでした。
スキー場
左(東)に林道が続いているので、そちらへ向かいます。
パマラマ歩道を東へ(右に標識)
パノラマ歩道と呼ばれる道で、ランニングコースとして整備されているようで小石など無く歩きやすい道でした。
整備された良い道
途中、左手に展望台との分岐がありますが、そのまま直進していきます。
左に展望台への分岐
右に折れて下り道となると、前方に継子岳が見えてきました。
奥に継子岳が見える
ここまで良い道でしたが、沢との合流点で岩などで流され荒れています。 ここを渡ると緩い上りとなり、右手に林道と思われる分岐が見えてきました。
道が洗い流され
歩道はまだ続くが
分岐(左)に入る(右から来た)
パノラマ歩道はまだ続いていますが、登山道へのショートカットはここで右に折れて行きます。 林道の入り口付近は下草もない道ですが、奥へ進むのに従い生い茂っていきます。
あまり歩かれておらず
藪というほどでは無い
それでも藪というほどではなく、左に折れ標高を上げると唐突に広場に到着しました。
広場に到着(本来の道は左奥に)
ここで左右に踏み跡が分岐していますが、どちらが正解かは分かりません。 右が山頂方面なのでそちらへ進みますが、笹が生い茂った中を通っていき程なく踏み跡が無くなります…。
笹の道を進む
左に薄い踏み跡と枝など伐採されたあとがつづいているので、笹を漕ぎながら進んでいきました。 すると樹林の中となり笹の勢いも無くなります。 更に進むと下草も無くなり、倒木などのある苔むした道となりました。
左に折れて樹林帯へ
奥に道らしいものが見えるのでそちらに合流すると、日和田登山道と合流します。
日和田登山道に合流
結局、先程の広場で左へ向かうと苦もなく合流するようです…。
登山道で間違いなし
ここからは以前も歩いた道ですが、流石に細かいところまでは覚えてはいません。 赤テープが多く迷うことはありませんが、所々で倒木が目立ちそれらを迂回しているので道を見失しなわない様に注意は必要です。
赤テープを追う
緩やかな登りが続き
根ごと倒れ
苔むして良い感じに
分かりづらい標識
当面はゲレンデトップのゴンドラ分岐ですが、1km強と標識が現れますが、道が悪いため思ったよりも時間は掛かります。
遊歩道分岐は意外と遠く
涸れ沢を進む
次第に傾斜が強まり暑くなってきたので、途中の休憩所で雨具を脱いで水分補給をしていきました。(雨は随分前に止んでいます)
この辺りから傾斜が強まる
分岐はこの上に
ここで休憩に
休憩所を出発し急斜面を登っていくと、程なくゲレンデトップとの分岐に到着しました。
ゲレンデトップ分岐に到着
今回、下山はこちらの道を歩く予定です。 分岐をそのまま直登していくと、周りの木々が色づいてきましたが、まだ紅葉には早すぎたようです…。
山頂へ
紅葉は序盤
岩の多い道に
ここまで鬱蒼とした原生林でしたが、森林限界付近となりゴーロの沢沿いと合流します。 この辺りは木無しと呼ばれており、名前の通り高い木々が少なくなっていきました。
この上から木無し
広がる展望
沢沿いにはチングルマなどが見られ、紅葉も見られました。
紅葉とチングルマ
木無し
岩場の道となると、後方などには遠くの山が見られ始めました。
木無しから下を望む
右奥に甲斐駒ヶ岳・鋸山、左に経ヶ岳など
経ヶ岳と左奥に八ヶ岳
鉢盛山アップ
前方に山頂が見えてきますが、まだ遠く中々距離は縮みません。
山頂まで長い登り
岩場を通る道と樹林を通る道が交互となり、ロープなども現れます。
ロープを登る
ガスが出てきたか?
見晴らし岩に到着すると、直下に出発地点となるチャオ御岳が見えていました。
見晴らし岩
チャオ御岳は遥か下に
アップに
ここからはハイマツ帯となり、その間を歩いていくとガレた稜線沿いの道と合流しました。
岩の道
ハイマツ帯に
最後はガレを登る
左に南アルプス方面の景色も見えていますが、ガスに覆われ始め奥の富士山などは見えていますが、ハッキリしませんでした。
南アルプス深南部方面
そして出発から3時間15分ほどで、継子岳の山頂に到着しました。 ここまで来て初めて剣ヶ峰などが見えてきますが、生憎この時間は雲に覆われています。
継子岳山頂(奥は剣ヶ峰方面)
ここからは天気次第でお池巡りか剣ヶ峰登頂の予定です。 取り敢えず飛騨頂上(五ノ池小屋)までは同じコースなので、稜線を南へ向かいました。
下に四ノ池
西側の景色(下に濁河温泉)
飛騨頂上へ
30分ほどで飛騨頂上に到着し、その奥の五の池小屋に到着しました。 2年前に来たときはまだ改装中でしたが、五ノ池前に木製の椅子が並びゆっくりと寛げるようになっていました。 その奥の三ノ池が見えるところで、暫く休憩していきます。
三ノ池1
奥に八ヶ岳
遠くの景色を見ながら休憩していきますが、天気はそれほど悪くなる感じではないので、折角なので剣ヶ峰に向かうことにします。
三ノ池2
分岐を摩利支天方面へ稜線を登っていきます。 登っていくと、ガスが晴れて五の池小屋と継子岳が見えていました。
五の池小屋と継子岳
石の道を登っていくと、摩利支天乗越に到着しました。
摩利支天乗越
まだ剣ヶ峰方面は雲が掛かっていますが、雲は流れています。 賽の河原へ降り立つと、鮮やかに紅葉しているところもありました。
賽の河原の紅葉
登り返しここも2年前は建替え中だった二の池山荘の横を抜けると、ドロの池と化した二ノ池を見ながら山頂を目指します。
二ノ池小屋新館
二ノ池
二ノ池はまだ火山灰に覆われ(中央奥に剣ヶ峰)
池の外周を通り山頂へ
ここまで来ると、黒沢口コースからの沢山の登山者を見かけます。 挨拶もそこそこに、休憩無しで一気に山頂へ向かいました。
右に折れて最後の登り
山頂が近くに
そして飛騨頂上から50分ほどで、剣ヶ峰の山頂直下に到着しました。 南側には建替え中の頂上小屋が、山頂へと続く階段の手前ににはシェルターと慰霊碑が作られています。
頂上山荘は改修中
シェルター
御嶽山噴火災害慰霊碑
山頂への階段
そして最後の階段を登ると、以前と変わらないように見える山頂に到着しました。
山頂の祭壇
山頂標識
大勢の登山者で賑わっていますが、ここでゆっくりと休憩する気にはならず、周囲の景色を眺めたところで下山を開始しました。
王滝方面
一ノ池
二ノ池山荘まで戻りますが、休憩適地ではないので少し先の岩の上で昼食休憩として行きました。
二ノ池山荘正面から
休憩地から摩利支天乗越方面
休憩中にもポツポツと雨が落ちてきますが、気にならないでいどです。 昼食後は、いつもであればお池周りで周回する所ですが、本格的にガスが湧き始めていたので、素直に飛騨頂上経由で継子岳へと向かいました。 摩利支天乗越を迂回し三ノ池へと降りる道を降りていきますが、分岐で五ノ池小屋へと僅かに登り返します。
三ノ池方面へ
ここからトラバース
五の池小屋へ戻る
三ノ池を見ながら
五の池小屋が見えてくる
五ノ池
そこから継子岳へと向かいますが、案の定 雲が流れて来て展望も見納めでした。
ガスが湧いてきた
継子岳に到着しますが、ここでデザートを食べて休憩していきます。 下山を開始しますが、霧雨などで岩が濡れ始めていたのでスリップしないよう慎重に降りていきました。
下山開始
ガレを注意して下る
ガスの中へ
ゴーロを通り樹林帯まで降りてきますが、木の根の方が滑ります…。 そして継子岳から一時間ほどで、ゴンドラ(ゲレンデトップ)分岐に到着しました。
ゴンドラ分岐
ここで左(西)に折れて原生林の間を進んでいきます。
原生林を進む
ここも木の根や木道が多く、思ったよりもペースが上がりません。
滑りやすく
ここまで来れば急ぐ必要もないので、休憩所などで水分補給をしていきます。
休憩多めに進む
コメツガなどを抜ける
水平道かと思っていましたが、上りとなることもあり最後まで気が抜けません。 それでも全体としては下りで、ゲレンデ手前で沢を渡りました。
涸れ沢を渡る
倒木多く(切られている)
その先で上りとなり、程なく前方が明るくなってきました。
あと230m
そして分岐から40分ほどで、ゲレンデトップに到着しました。
ゲレンデトップに出てくる
前方に休止中のゴンドラ設備が見えています。 そこまでの道は余り歩かれていないようで、草に覆われています…。
ゴンドラ施設
登山道は分かりづらく(中央左が入り口)
ここまで来れば後はゲレンデの整備用の道を降りていくだけです。 砂利道を降りていきますが、ここに来て雨が強くなってきたので傘を差して行きました。
砂利道を降りていく
小雨の中を進む
雨は強弱を繰り返しながら断続的に降っています。 途中、ショートカットして更に40分ほどで出発地点のゴンドラ設備に到着しました。
下のゴンドラ設備に到着
そして無事に駐車地に到着しますが、相変わらずの小雨ですが雲間からは青空も覗く変な天気でした。
晴れ間はあるが、小雨が降り
特にありませんでした。
【次回予定】
久しぶりに週末の天気が良くなりそうなので、三重県の山に向かう予定です。
御嶽山、先日、高ボッチ山から、見ました。いつか、簡単なルートで、登ってみたいですね。
by テリー (2019-10-04 21:50)