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[登山] 三重県 鈴鹿 竜ヶ岳・三池岳縦走周回 [登山]

 今回は、久しぶりに鈴鹿の山に登ってきました。 登山回数が最多となる「竜ヶ岳」へ白竜神社から中峠経由で中道コースで上り、県境稜線を石榑峠を経由し「三池岳」まで縦走しました。 その後は出発地点の白竜神社までは東海自然歩道で戻りましたが、全体を通し秋晴れの気持ちの良い山旅となりました。

関連リンク
 2011年10月23日 [登山] 鈴鹿 太尾~竜ヶ岳~三池岳~不老堂周回登山
 2011年04月02日 [登山] 石榑峠トンネル開通記念登山(後編)

石榑峠から三池岳間の展望

すかり良い天気に

三重県 鈴鹿
竜ヶ岳・三池岳縦走周回

日付
2019年10月20日(日)
天気 晴れ(風強く)
山域 鈴鹿
場所 三重県いなべ市大安町石榑南
距離
14.5km
累積標高 +1659m -1659m
時間
06時間20分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0607枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(下山の八風牧場跡まではC)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ
なし
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
06:40 375m 0.0km 白竜神社付近 出発
06:50 (00:10) 417m 0.4km 白竜神社
07:25 (00:35) 575m 2.0km 小峠付近分岐
07:50 (00:25)
448m
2.9km 中道分岐
08:55 (01:05) 1099.3m 5.0km 竜ヶ岳 (5分休憩)
09:35 (00:40) 686m 6.9km 石榑峠
11:05 (01:25) 950m 9.6km 三池岳手前 昼食休憩
11:20 (00:15) 950m 9.6km 三池岳手前 出発
11:30 (00:10) 971.5m 9.9km 三池岳(三角点)
11:40 (00:10) 860m 10.5km 八風牧場跡分岐
12:15 (00:35) 522m 11.6km 林道合流
12:25 (00:10) 460m 12.4km 東海自然歩道合流
12:50 (00:25) 327m 13.5km 水晶キャンプ場
13:00 (00:10) 375m 14.5km 白竜神社付近 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20191020_map.jpg

写真リンク

※「竜ヶ岳」と「三池岳」間は何度か歩いたコースなので、詳細は割愛します。

 この所の週末の荒れた天気で、遠くや高い山へ行きたくても計画が立てられませんでした。 先週も日曜日は台風一過の晴天となりましたが、朝まで雲が残り風も強かったため安全を見て休みとしています。
 この土曜日も雨でどこへもいけませんでしたが、日曜日は久しぶりによい天気となる予報です。 そこで涼しくなりヒルも鳴りを潜め始めた(と思われる)鈴鹿の山から、歩いたことのない竜ヶ岳の中道コースを中心に計画しました。

 登山口となる白竜神社は登山初心者(2008年)の頃に訪れたことがありますが、その後に石榑トンネルが開通してからは疎遠となっています。 自宅から1時間峡で到着するので、何時もよりは随分遅く5時半前に出発しました。
 ほぼ予定通り6時半頃に到着しますが、途中の宇賀渓の駐車場は無料駐車場が廃止となり、有料駐車場には沢山の車が止まっています…。

 トンネル手前で旧道へ左折し、少し入ると道が広くなるので脇に止めていきました。 早々に出発の準備を整えますが、まずは白竜神社に寄っていきます。

駐車地
駐車地

橋を渡った先に登山道(無視)
橋を渡った先に登山道(無視)

 白竜神社の入り口から道を登ると右に細い道と分岐しますが、こちらが予定の登山コースです。

白竜神社入口(右上へ)
白竜神社入口(右上へ)

右に登山道(左の舗装路を進む)
右に登山道(左の舗装路を進む)

 ここを無視してそのまま車道を登ると鳥居が見えてきて、白竜神社の境内へと入ります。 トンネルが出来てからは訪れる人も少ないのか、以前に比べ荒れているようですし、水場も枯れていました。

広場の右に鳥居
広場の右に鳥居

やしろ
やしろ

龍神水は枯れて
龍神水は枯れて

龍神水の由来
龍神水の由来

 様子だけ確認し、先程の登山道へと戻ります。 途中ショートカットして登山道に復帰しますが、こちらはそれなりに歩かれているようで、暫くは明確な道を歩いていきました。

先程の登山道(巡視路)を進むと鉄の橋
先程の登山道(巡視路)を進むと鉄の橋

石榑無線中継所の標識が続く
石榑無線中継所の標識が続く

暫くは川沿いの道
暫くは川沿いの道

 小峠の標識が現れここを直進すると、沢の中へ降りていきます。

小峠へ
小峠へ

 その沢を飛び石で渡渉し、対岸の尾根を回り込んでいきました。

一回目の渡渉(中央に)
一回目の渡渉(中央に)

右へ迂回
右へ迂回

 その先も荒れた沢を何度か渡り上流へと向かいます。

沢を渡る
沢を渡る

滑落注意
滑落注意

ここも渡渉
ここも渡渉

 丸太橋が現れ、ここを渡ると涸れ沢となりそのまま登ると車道と合流しました。

この先 丸太橋
この先 丸太橋

丸太橋を渡る
丸太橋を渡る

荒れた道に(沢を進む)
荒れた道に(沢を進む)

ここを登ると車道に
ここを登ると車道に

排水溝沿いに進む
排水溝沿いに進む

車道出合
車道出合

 ここは数年前に砂山へ直接向かった時にも来ています。

入口(出口)の様子
入口(出口)の様子

 ここまでせっかく登ってきましたが、右下に分岐している道を降りていきました。

ここを右に(小峠手前)
ここを右に(小峠手前)

 暗い植林帯となり、沢沿いに進む道を進んでいきました。

いきなり渡渉
いきなり渡渉

何度も渡渉し下流へ
何度も渡渉し下流へ

 よく歩かれた道を歩いていくと、右手に砂山との分岐が現れます。

砂山分岐
砂山分岐

 前方から大きな水音が聞こえてきました。 流れの早い沢を渡ると、鉄製のハシゴが現れます。

滝上部を渡る
滝上部を渡る

長い鉄ハシゴを降りる
長い鉄ハシゴを降りる

 ここを降りてザレた道を降りていくと、長尾滝の横に出てきました。

長尾滝
長尾滝

反対側から(左上から降りてきた)
反対側から(左上から降りてきた)

 滝を眺めたところで、更に沢沿いを降りていきます。 すぐにヨコ谷の出合いとなり、対岸へ渡ると道は左へ折れていきます。

対岸の道へ渡渉
対岸の道へ渡渉

対岸から見返す
対岸から見返す

 すると右に宇賀渓キャンプ場方面と別れ、そのまま谷を詰める道となっていました。

中道コース分岐(左へ)
中道コース分岐(左へ)

ここからは谷沿いに進む
ここからは谷沿いに進む

 この道が中道登山道で、堰堤を二度ほど越えて上流へと向かっていきます。

堰堤右から登る
堰堤右から登る

河原を進み
河原を進み

長大なハシゴ…
長大なハシゴ…

 特に2度目の堰堤は長いハシゴとなっており、下を見ないよう慎重に登っていきました…。

落ちたら終わり?
落ちたら終わり?

 基本的に傾斜の緩い河原沿いの道となっていますが、高巻く道もあり楽しめます。

ロープを手繰り寄せ
ロープを手繰り寄せ

岩を掴んで登る
岩を掴んで登る

 中道分岐から竜ヶ岳山頂までの中間まで来たところで、ヨコ谷を離れ尾根沿いに登っていきます。 右に折れ、急斜面をうまい具合にトラバースし尾根心に取り付きました。

指示通りに右へ
指示通りに右へ

ここからは尾根道に
ここからは尾根道に

 序盤は緩い尾根道ですが次第に傾斜が強まり、黙々と登る道となりました。

暫くは急登
暫くは急登

 左の樹林の間から白いガレ場が見えてきますが、これが遠くからも確認できる大ガレです。 そのガレ場からは落石音も聞こえてきて、今も崩壊が進んでいるようでした。

分かりづらいが左側はガレ
分かりづらいが左側はガレ

 直進する道が、右の迂回路で廻り込む辺りから傾斜が緩んできました。

右に迂回

右に迂回

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 すると先程のガレ場の上部に到着し、伊勢湾などの展望が広がります。

ガレ上部に到着
ガレ上部に到着

伊勢湾を望む
伊勢湾を望む

 向かう三池岳方面も見えていますが、まだ雲が取れていません。

ガレ縁から三池岳方面(雲が多め)
ガレ縁から三池岳方面(雲が多め)

 ガレ縁を進んでいくとな小屋のビル群も見えてきて、その奥には恵那山や南アルプスなどがはっきりと見えていました。

左から恵那山・塩見岳・悪沢岳・赤石岳・聖岳・光岳など(右下に名古屋のビル群)
左から恵那山・塩見岳・悪沢岳・赤石岳・聖岳・光岳など(右下に名古屋のビル群)

 更に緩斜面を登っていくと次第に疎林となって行き、最後は笹原となっていました。

この先から笹原に
この先から笹原に

 ここまで来ると竜ヶ岳の景色となりますが、初めて歩くコースなので新鮮な気持ちで歩けました。

よい景色
よい景色

山頂まであと少し
山頂まであと少し

 近くに見えていますが意外と遠く、中々到着しません。 後ろの景色を見ながら、黙々と登っていきます。

登ってきた尾根を見下ろす
登ってきた尾根を見下ろす

左奥に木曽御嶽山が
左奥に木曽御嶽山が

 肉眼では無理ですが、後で写真を確認すると富士山なども見えていたようです。 そして傾斜が緩むと、竜ヶ岳の山頂に到着しました。

広い山頂部に到着
広い山頂部に到着

 数名の登山者が休憩していますが、風が強く長いは無用です…。 風に吹かれてガスが山頂へ近づいてきますが、それもすぐに流れていきます。

ガスが・・・
ガスが・・・

思ったより天気が悪い?
思ったより天気が悪い?

 一息入れたところで石榑峠へ下山を開始します。 ここからの道は何度も歩いた道なので、景色を眺めながらゆっくりと降りていきました。

木曽御嶽山(左)と中央アルプス(右)
木曽御嶽山(左)と中央アルプス(右)

恵那山(右)の左に間ノ岳・北岳・仙丈ヶ岳など
恵那山(右)の左に間ノ岳・北岳・仙丈ヶ岳など

三池岳方面にはまだ雲が
三池岳方面にはまだ雲が

石榑峠へ降りる
石榑峠へ降りる

山頂を見返す
山頂を見返す

下に石榑峠が
下に石榑峠が

紅葉にはまだ早く
紅葉にはまだ早く

リンドウ
リンドウ

 重ね岩まで降りてきますが、ぞくぞくと登ってくる人で一杯でした。

重ね岩
重ね岩

御池岳方面
御池岳方面

三池岳方面は晴れてきた
三池岳方面は晴れてきた

 その後も順調に降りていき、山頂から40分ほどで石榑峠に到着しました。

石榑峠(沢山の車が…)
石榑峠(沢山の車が…)

 ここからは2度ほど歩いた県境尾根のコースです。 まずは電波塔跡へ向かいますが、左手の景色を眺めながら登っていけます。

電波塔跡へ
電波塔跡へ

車道を歩く
車道を歩く

よい天気に
よい天気に

竜ヶ岳を望む
竜ヶ岳を望む

 再度、電波塔跡で景色を眺めとから奥の登山口へと向かいます。

電波塔跡
電波塔跡

電波塔跡からの景色
電波塔跡からの景色

 八風峠への標識を頼りに、稜線沿いの道を歩いていきます。

八風峠へ向かう
八風峠へ向かう

200m置きに標識
200m置きに標識

 ここは鈴鹿でも好きなコースで、高低差の少ない道を景色を見ながら歩いていきます。

気持ちの良い稜線歩きに
気持ちの良い稜線歩きに

向かう尾根
向かう尾根

右に特徴的な天狗堂、左に日本コバ
右に特徴的な天狗堂、左に日本コバ

灌木の道
灌木の道

 三箇所ほどザレ場を通過しますが、これはこれで楽しめます。

ザレの登り
ザレの登り

キッコウハグマ
キッコウハグマ

やっと中間地点に

やっと中間地点に

すかり良い天気に
すかり良い天気に

 奥に三池岳が見えてきますが、中々到着しません。

900mピークは展望地
900mピークは展望地

三池岳が近くに
三池岳が近くに

 左右に折れながらその都度尾根沿いの道を登っていくと、展望のよいピークを通過します。 紅葉には早めですが、わずかに色づき始め、今年はよい色合いとなりそうでした。

右に折れる
右に折れる

センブリ
センブリ

紅葉
紅葉

足場を確認しながら登る
足場を確認しながら登る

920mピークからの展望
920mピークからの展望

三池岳はすぐそこ
三池岳はすぐそこ

琵琶湖が見える
琵琶湖が見える

 石榑峠から1時間半ほどで、山頂手前の最後のザレ場に到着しました。 山頂などは風が強いことが予想できたので、ここで景色を眺めながら休憩としていきます。

ザレ場を進む(ここで休憩に)
ザレ場を進む(ここで休憩に)

ザレ場からの展望1
ザレ場からの展望1

ザレ場からの展望2(竜ヶ岳)
ザレ場からの展望2(竜ヶ岳)

 この日は思ったよりも雲が多めですが、天気が崩れるような感じではありませんでした。 休憩後は早めに帰宅したかったとこもあり、三池岳の山頂と三角点を経由して東海自然歩道へと下山しました。

中峠方面
中峠方面

三池岳に到着
三池岳に到着

紅葉し始めている
紅葉し始めている

三池岳(三角点)
三池岳(三角点)

下山開始
下山開始

 ここも途中までは初心者の頃に歩いた道で、緩やかな下りが続きます。 分岐手前で、広い湿地となりました。 標識が立っており、御菊池だと分かりますが、以前と違いすっかり水は枯れています。

御菊池(湿地に)
御菊池(湿地に)

 そして左に東海自然歩道への分岐に到着しました。 標識には難路とも書かれていますが、何とかなるでしょう。

東海自然歩道分岐(左へ)
東海自然歩道分岐(左へ)

 左に折れ尾根沿いに降りていくと、岩場の展望地に到着します。

下に福王山
下に福王山

 ここから急斜面となり、枝などを掴みながら慎重に降りていきました。

ここから先で急斜面に
ここから先で急斜面に

 岩場などもありますが、テープを追い左から迂回していけば、大したことはありませんでした。

岩場は迂回
岩場は迂回

テープを追って
テープを追って

 程なく傾斜が緩み尾根が広がりました。 どこへ向かえばよいのか分かりづらい道ですが、テープが見えていたのでそれを追跡していきます。

広い尾根に(直進する)
広い尾根に(直進する)

 古い作業道と思われる掘られた道を通ると、細尾根となりました。

古い作業道か?
古い作業道か?

細尾根となる
細尾根となる

 ここを通過しピークを2つほど通過すると、右に林道が見えてきました。

踏み跡とテープを進む
踏み跡とテープを進む

林道出合
林道出合

 そちらに向かい林道に出ます。 ここまで来れば林道を歩いていきますが、一部荒れていました。

道が細くなる
道が細くなる

 林道が左に曲がると東海自然歩道と合流し、その先は整備された道となっていました。

左へ
左へ

東海自然歩道と合流する(直進)
東海自然歩道と合流する(直進)

ここから遊歩道?
ここから遊歩道?

 とは言え、鈴鹿はこの所の大雨や暴風でどこも荒れていました。

荒れている…
荒れている…

東海自然歩道周辺地図
東海自然歩道周辺地図

 ここまで来れば車まではそれほど掛かりません。 暑くなってきたので、途中のベンチでデザートを食べながら休憩していきました。

ここで休憩
ここで休憩

大きなもみが多く
大きなもみが多く

 途中で一箇所だけ渡渉するところがあります。 本来であればコンクリートの橋が掛かっているはずですが、随分昔の水害の際に流されたようです。

ここで渡渉し右へ
ここで渡渉し右へ

橋は壊れ
橋は壊れ

 ここを越えると目的の水晶キャンプ場は近くです。

前方からの水音が大きくなる
前方からの水音が大きくなる

 前方から再度水音が大きくなってくると、今度は長い吊橋を渡っていきました。

吊橋を渡る
吊橋を渡る

 以外に揺れるので恐る恐る進んでいくと、水晶キャンプ場に到着しました。

水晶キャンプ場
水晶キャンプ場

 すぐ上には整備された八風街道の道路の橋架が見えています。

右に向かう
右に向かう

立派なトイレ
立派なトイレ

 ここで右に折れ道路の下を進むと、程なく国道に出会いました。

車道入口に
車道入口に

 今回一番の危険箇所はここからでしょうか? 前方から勢いよく降りてくるバイクや車に注意して、駐車地へともどりました。

車に注意して歩く
車に注意して歩く

 車道を8分ほど歩くと無事に駐車地に到着しますが、二週間ぶりということもあり疲れました…。

【反省点】

 特にありませんでした。

【次回予定】
 風邪を引いてしまったので、今回も近場で軽めの登山を予定しています。


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