SSブログ

[登山] 鈴鹿 日本コバと天狗堂縦走 [登山]

 今回は、鈴鹿の日本コバと天狗堂に登ってきました。 日本コバへは去年も登っていますが、今回は藤谷川登山口から入り、天狗堂まで林道を絡めた尾根歩きとしました。 この日は色づき始めた紅葉や秋晴れの空などを眺めながら、楽しく縦走できました。

関係リンク
 2018年09月16日 [登山] 鈴鹿 日本コバ・東光寺山・押立山周回
 2011年11月13日 [登山] 鈴鹿 天狗堂~鈴北岳~T字尾根周回登山
 2010年02月28日 鈴鹿 日本コバ周回登山

日本コバから白山(手前にソノド、左は霊仙山)

山頂からの展望は僅か

天狗堂から目の前に御池岳(右に藤原岳)
近くに御池岳

鈴鹿
日本コバと天狗堂縦走

日付
2019年11月02日(土)
天気 晴れ
山域 鈴鹿
場所 滋賀県東近江市政所町~君ヶ畑町
距離
17.8km
累積標高 +1720m -1493m
時間
07時間55分
人数 2名
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0440枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0006枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ
奇人の窟、盤石の丘、惟喬親王御陵
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
07:10 289m 0.0km 藤谷川登山口 出発
07:50 (00:40) 550m 1.8km 豹の穴
08:35 (00:45) 817m 2.2km 奇人の窟
09:10 (00:35) 934.2m 4.4km 日本コバ山頂 休憩
09:25 (00:15) 934.2m 4.4km 日本コバ山頂 出発
10:10 (00:45) 875m 6.8km 政所道分岐
10:20 (00:10) 870m 7.5km 衣掛山
10:30 (00:10) 809m 7.6km 林道出合
10:45 (00:15) 798m 8.0km 盤石の丘
11:25 (00:40) 550m 10.3km 惟喬親王御陵 昼食休憩
11:55 (00:30) 550m 10.7km 惟喬親王御陵 出発
12:15 (00:20) 574m 12.0km 筒井峠登山口?
12:55 (00:40) 662m 14.1km 宮坂峠
13:15 (00:20) 710m 14.8km 君ヶ畑登山道分岐
14:00 (00:45) 988m 16.1km 天狗堂 休憩
14:30 (00:30) 988m 16.3km 天狗堂 出発
15:05 (00:35) 500m 17.8km 岩尾谷登山口 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20191102_map.jpg

写真リンク

※歩いたことのあると所は、省略して説明します。

 久しぶりに同行者の方と鈴鹿の山へ行くことにします。 昨年計画し天気の関係で中止していた「日本コバ」へ向かいますが、それだけでは短いため、歩きたいと思っていた「天狗堂」までの尾根道で縦走を計画しました。

 6時半に奥永源寺の道の駅に集合し、登山口と下山口は距離(10kmほど)があるため、君ヶ畑の岩尾谷の下山口に置き車していきます。 登りは見どころの多い「藤谷川」とし、登山口近くに駐車していきます。 準備が出来たところでこれで2度目となる登山口へ入っていきました。

藤川谷登山口
藤川谷登山口

登山道を進む
登山道を進む

 このコースは、山を登り始めた初期(2年目)に歩いていますが、その頃と比べても沢などが荒れた感じですが、登山道はよく整備され渡渉点にも丸太橋が掛けられていました。

階段を降りて沢へ
階段を降りて沢へ

はじめの渡渉
はじめの渡渉

 丸太橋は濡れており、一部壊れていたので安全を見て途中までは石の上を歩きます。 その後は、日差しも届くようになりまだ緑の鮮やかな林の中を進んでいきました。

気持ちの良い道に
気持ちの良い道に

ナラの大木
ナラの大木

二回目の渡渉
二回目の渡渉

 二度目の渡渉は大したことなく、その先にある「豹の穴」の手作りの標識を見て、踏み跡の薄い斜面を登っていきました。 程なく「豹の穴」と書かれた標識が穴の上に見えてきますが、穴自体は大したことはありません。

豹の穴分岐
豹の穴分岐

豹の穴
豹の穴

深そう?
深そう?

 先程の分岐まで降りて、沢沿いに続く道を更に上流へと向かいます。 左に折れてると、谷からの冷気の影響なのか、紅葉した木々を眺めながら沢の右岸をトラバース気味に登っていきました。

ところどころで紅葉

ところどころで紅葉

 一部荒れた斜面ですが、ロープもあり綺麗に修復されています。

修理後
修理後

 ここを通りてぎて程なくすると、右に岩のゴツゴツする斜面が見えてきました。 ここを登ると岩に赤ペンキで左矢印の印があり、そちらへ向かうと念願の「奇人の窟(いわや)」に到着しました。

左に窟

左に窟

奇人の窟
奇人の窟

 入り口は狭いのですが、中へ入ると7畳以上はありそうです。

中は広い
中は広い

 また、洞窟前は広場となっており、鈴鹿の山もよく見えていました。

奇人の窟前から展望
奇人の窟前から展望

 ここからは以前は緊張した岩登りですが、今となっては大したものとも思えず楽しく登っていきます。 そして傾斜が緩むと、山頂部の平坦との一角となり、ここからは日本コバ特有の水量の多い沢沿いに山頂へと向かいました。

石灰岩が多く
石灰岩が多く

政所道分岐
政所道分岐

飛び越える
飛び越える

水量が多い
水量が多い

 沢から離れ進んでいくと、山頂への最後の登りとなりました。

緩斜面を登る
緩斜面を登る

 緩い上りを進んでいくと、出発から2時間ほどで日本コバの山頂に到着しました。

日本コバ山頂
日本コバ山頂

 日本コバの山頂は相変わらず展望には恵まれていませんが、この日は朝からの青空で、遠く白山までハッキリと見ることが出来ました。

山頂からの展望は僅か
山頂からの展望は僅か

この日は遠く白山まで見える(手前にソノド)
この日は遠く白山まで見える(手前にソノド)

 また同じ方角に角度を変えると、霊仙山と伊吹山が連なった姿で望めました。

霊仙山と奥に伊吹山が重なる
霊仙山と奥に伊吹山が重なる

 ここからは北東の天狗堂方面へ縦走となりますが、時間に余裕があるので日本コバを周回コースで向かうことにしました。

周回コースへ
周回コースへ

 こちらも所々で紅葉しており、葉や枝などの間からは左下に近くの集落なども見えています。

紅葉を見ながら進む
紅葉を見ながら進む

 程なく植林帯となり、ここで右に折れると暫くは暗い道を進んでいきました。

植林に
植林に

暫くは暗い道に
暫くは暗い道に

 去年歩いたときは、この辺りでヒルに取りつかれましたが、流石にこの季節ともなると姿は見られません。

植林帯から脱する
植林帯から脱する

 二次林のよい雰囲気の尾根道となり、暫く進むと右の植林帯への分岐となります。 ここで右に折れ、作業道を進んでいくと程なく政所道と合流しました。

政所道と合流(往路の分岐方面を見る)
政所道と合流(往路の分岐方面を見る)

 ここからは以前の逆コースとなり、「衣掛山」方面へと向かいます。

衣掛山方面へ
衣掛山方面へ

 ここまで琵琶湖などの展望はありませんでしたが、尾根沿いからそちらが開けた所があり、湖が近くに見えていました。

途中に展望(琵琶湖を望む)
途中に展望(琵琶湖を望む)

 そして「衣掛山」に到着しました。

衣掛山
衣掛山

 ピークを越えて植林との境を歩いていくと、政所分岐との分岐となりました。

明確な道を進む
明確な道を進む

政所分岐(林道へ)
政所分岐(林道へ)

 直進は政所方面で左の尾根沿いは林道となっています。 林道方面へ向かいますが、以前はそちらの道が崩壊しており苦労しています。 しかし、真新しい道と踏み跡がついており、テープなども確認しながら降りていくと、ロープが付けられた道が新しく作られていました。

真新しい標識
真新しい標識

尾根沿いにロープ
尾根沿いにロープ

 急斜面をつづら折れで降りていくと、刈り払われた登山道で林道に出会いました。

左に新しい登山口
左に新しい登山口

 入口には真新しい標識が掛かっており、古い標識の登山口までの距離などはテープで隠されていました。 ここからは林道歩きとなりますが、天気がよいので展望を眺めつつ気持ちよく歩いていけました。

ここから林道歩き
ここから林道歩き

林道からの展望(御池岳方面)
林道からの展望(御池岳方面)

林道からの展望(藤原岳・竜ヶ岳方面)
林道からの展望(藤原岳・竜ヶ岳方面)

 程なく盤石の丘の入口に到着しました。 前回はガスで近くの山しか見えませんでしたが、この日は天気がよいので再度寄っていきました。

盤石の丘へ
盤石の丘へ

 ピーク上に平たい岩が点在し、その上から180土の展望を眺めていきました。

盤石の丘からの展望1(釈迦ヶ岳)
盤石の丘からの展望1(釈迦ヶ岳)

盤石の丘からの展望2(藤原岳・銚子岳・静ヶ岳・竜ヶ岳)
盤石の丘からの展望2(藤原岳・銚子岳・静ヶ岳・竜ヶ岳)

盤石の丘からの展望3(琵琶湖)
盤石の丘からの展望3(琵琶湖)

霊仙山
霊仙山

この日は良い天気
この日は良い天気

簡易トイレ
簡易トイレ

 その後は入口まで戻り、林道の続きを降りていきますが、暖かな日差しでリンドウなどの花が咲いていました。

キッコウハグマ
キッコウハグマ

リンドウ
リンドウ

 このまま林道を県道出会いまで歩いていけますが、同行者は「惟喬親王御陵」は初めてなのでそちらへ向かいました。 去年歩いているので、踏み跡を辿りつつ向かいます。

湿地を進む
湿地を進む

 暫く降りていくと道が見えてきて、惟喬親王御陵に到着しました。 ここで昼時となったので、昼食休憩としていきました。


祠

惟喬親王尊像
惟喬親王尊像

惟喬親王御陵
惟喬親王御陵

 この日は風も弱く小春日和となっています。 30分ほど休憩したところで、県道を歩いて天狗堂へと取り付き予定地点まで歩いていきます。

山の神
山の神

左手に取り付く尾根
左手に取り付く尾根

途中に鈴鹿10座の看板
途中に鈴鹿10座の看板

 左の尾根に取り付くのですが、そこまでは車道が続いています。 その集落へはゲートが設けられており、車はゲートを開けて通る必要がありそうです。
 ゲートを通り抜け小学校と思われる跡を左に通過していくと、急な坂道を登っていきました。

車道を登る
車道を登る

木地師やまの子の家
木地師やまの子の家

 尾根の末端を回り込み進みますが、以外にも道の両脇の雑草が刈られています。 民家を通り過ぎますが、住民の方が居られ挨拶を交わして登っていきました。

尾根を回り込む
尾根を回り込む

 最終民家を通り過ぎると、草刈りされていない道を進んでいきます。

右に水道タンク
右に水道タンク

 右手に水道タンクの道と分岐しますが、その上部にロープが張られた道が見えてきます。 以外にも、尾根へ取り付く道が作られており、ここから登ることにしました。

水道タンクの上に整備された道
水道タンクの上に整備された道

下を見る(中央に水道タンク)
下を見る(中央に水道タンク)

 元々作業道があったのかも知れませんが、最近それに手が加えられたのでしょうか? 階段など付けられた登山道を登っていくと、呆気なく尾根沿いの道に合流しました。

よい道に
よい道に

 暫く進み左からの尾根と合流するところで、その尾根からの古い作業道と合流します。 また、滑車やトタンなどが放置されており、山仕事の跡が残っていました。

広場(滑車やトタンの跡)
広場(滑車やトタンの跡)

 その後も暫くは急登を登っていきます。

尾根沿いに進む
尾根沿いに進む

 暫くすると植林帯に出会います。 この辺りからは踏み跡も濃くなり、至る所に作業道が見られます。

植林帯に
植林帯に

 そして驚いたことに筒井峠と天狗堂の立派な標識が現れます。 ここまでの様子からすると、このコースは整備中で、近い内に地図などにも載るのかも知れません。

筒井峠と天狗堂の標識が…
筒井峠と天狗堂の標識が…

 間違えやすい分岐などには、細かく標識が設置されており、これでは迷いようがありません。 また、下に真新しい林道も現れますが、ここは尾根沿いを進みます。

暫く進むとまた標識(下に林道が見え)
暫く進むとまた標識(下に林道が見え)

ここで右に折れ林道沿いに
ここで右に折れ林道沿いに

作業道を進む
作業道を進む

ここで左へ折れ降りていく
ここで左へ折れ降りていく

左下に林道を見ながら進む
左下に林道を見ながら進む

前方上に天狗堂
前方上に天狗堂

 明確な道を右へ左へと歩いて行くと、宮坂峠の君ヶ畑分岐に到着しました。

宮坂峠の君ヶ畑分岐
宮坂峠の君ヶ畑分岐

 ここからも道は尾根沿いを進んでいますが、すぐ脇に立派な林道が通っており、直登する尾根道を嫌いそちらを歩いていきました。

ピーク(右上)を林道で登る
ピーク(右上)を林道で登る

遠くに御在所岳
遠くに御在所岳

 林道はピークを迂回し、その先の登山道と合流します。

林道は山頂方面へ続いている
林道は山頂方面へ続いている

林道から前方の尾根に取り付くが
林道から前方の尾根に取り付くが

右から登山道と合流
右から登山道と合流

 しかし、登山道は獣よけ柵の向こう側にあるため、歩きにくい斜面を進むことになります。

獣避け柵沿いに進む
獣避け柵沿いに進む

 柵を何とか越えて登山道に復帰しますが、ここを林道で歩いてきた同行者は随分大回りとなったようです…。

天狗堂の標識
天狗堂の標識

 林道はまだ続いていますが、下りとなっているようなので、尾根沿いの道を進みます。

ここからは尾根沿いに進む
ここからは尾根沿いに進む

 暫くは平坦な道が続きますが、次第に傾斜が強まり足が鈍ります。 ロープなども現れますが、ザレた斜面で滑ります。 

次第に急登となり
次第に急登となり

 岩が多く見られだすと、山頂は近くのようです。 傾斜が緩み岩の間を抜けると、天狗堂の手前のピークに到着しました。

傾斜が緩む
傾斜が緩む

天狗堂(手前ピーク)
天狗堂(手前ピーク)

 手前のピークからは東側の展望が開けており、藤原岳や御在所岳などがよく見えていました。

天狗堂からの展望(右から御在所岳・猫岳・釈迦ヶ岳など)
天狗堂からの展望(右から御在所岳・猫岳・釈迦ヶ岳など)

右から銚子岳・草木・多志田山・藤原岳など
右から銚子岳・草木・多志田山・藤原岳など

 最高点は奥の展望岩なので、そちらへ向かいました。

展望岩へ登る
展望岩へ登る

 展望岩へ登ると、上で景色を見ながら最後の休憩としていきます。

近くに御池岳
近くに御池岳

 この時間になっても暖かな日差しが照りつけ、展望岩の上でも快適に過ごせます。 30分ほど休憩したところで、下山を開始しました。
 下山は置き車した林道の岩尾谷登山口となります。 手前ピークにある林道への分岐を降りて行きますが、はじめの方は急斜面を降りることになりました。

林道へ降りる
林道へ降りる

 とは言え、標識やテープなどは沢山あり、慎重に降りていけば問題ありませんでした。

標識やテープを追って
標識やテープを追って

 尾根が広がり傾斜が緩むと、右の植林との間を進みます。

緩やかな尾根に
緩やかな尾根に

植林との境を進む
植林との境を進む

 その先で尾根の左手に向かうよう、標識が立っています。

ここで左へ
ここで左へ

 指示通りに左の踏み跡へ向かうと、植林帯の急斜面を作業道で降りていきました。

斜面の下りに
斜面の下りに

 ここも尾根の分岐には標識が立っており、左に降りていくと、沢を左下に見ながら安全に降りていけます。

迷いそうなところに標識(左へ)
迷いそうなところに標識(左へ)

下にロープが見える
下にロープが見える

沢沿いに進む
沢沿いに進む

 無事に沢沿いに降り立ちますが、ここが以前登った時には右に向かった所ですが、今は標識の矢印とロープなどもあり、迷うことはないでしょう。

沢から登り口付近の様子
沢から登り口付近の様子

 ここからは沢沿いの明確な道を進みました。

暗いがよく踏まれた道に
暗いがよく踏まれた道に

 距離はそれなりにありますが、よく整備されており10分ほどで林道の登山口に無事到着しました。

車道に出る
車道に出る

入口の標識
入口の標識

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回予定】
 週末はいつものオフ会があるので、また鈴鹿に向かう予定です。


nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 5

コメント 0

コメントの受付は締め切りました