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[登山] 2019年 やぶこぎ秋のオフ会(鈴鹿の朝明から二子山経由で) [登山]

 今回は、春秋恒例のやぶこぎネットのオフ会に参加してきました。 場所は"鈴鹿の上高地"こと神崎川のほとりですが、以前から登ってみようと思っていた「二子山」へ朝明から直接向かいました。 随所にキレットや岩場、それに絶壁など危険箇所もありましたが、それらも含め楽しみながら登ることができました。

神崎川の天狗滝付近の紅葉
天狗滝の紅葉(この日一番の眺め)

2019年 やぶこぎ秋のオフ会
鈴鹿の朝明から二子山経由で

日付
2019年11月10日(日)
天気 晴れ
山域 鈴鹿
場所 三重県三重郡菰野町大字千草
距離
13.1km
累積標高 +1220m -1220m
時間
08時間30分
人数 単独(帰路は2→4名)
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0517枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ
神崎川、紅葉
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
06:35 445m 0.0km 朝明駐車場 出発
07:30 (00:55) 810m 1.2km 810mピーク
08:10 (00:40) 908m 2.0km 908m(登山道出合)
08:20 (00:10) 843m 2.3km 白滝谷分岐
09:00 (00:40) 822m 3.8km 二子山
09:40 (00:40) 603m 4.6km 尾根末端(登山道出合)
10:30 (00:50) 616m 6.0km ヒロ谷出合
11:10 (00:40) 692m 7.4km 大瀞付近
11:40 (00:30) 710m 8.9km タケ谷出合
11:45 (00:05) 718m 9.2km オフ会会場 昼食休憩
13:45 (02:00) 718m 9.2km オフ会会場 出発
14:15 (00:30) 808m 10.3km 根の平峠
15:05 (00:50) 445m 13.1km 朝明駐車場 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20191110_map.jpg

写真リンク

 今回は半年に一度のやぶこぎネット恒例の秋のオフ会へ向かいます。 場所は鈴鹿の上高地と名付けられた神崎川のほとりで行われるとの事ですが、ここは春(5月)にも開催されており、どのコースで向かうか悩みます…。
 色々と考えた挙げ句、神崎川沿いの紅葉も良いだろうと思いたち、以前から気になっていた「二子山」も経由した案で計画します。 「二子山」は「羽鳥峰」近くの白滝谷分岐から西の神崎川へと下っていく尾根の終端付近にあります。 そこで、最短コース?となるように、朝明渓谷の大駐車場から「大井谷」と「庵座谷」の間の尾根を908mピークまで直登し、そこから「白滝谷分岐」経由で「二子山」へ向かいます。

 朝明駐車場に6時半前に到着し、トイレに寄り駐車料金500円を支払い出発しました。 駐車場前のバス停脇の登山道へ入ると、装い道が奥へと続いていました。

まずは庵座谷方面へ向かう
まずは庵座谷方面へ向かう

左が予定の尾根
左が予定の尾根

 程なく左に取り付き予定の尾根が近づくと、斜面の様子を伺いながら適当に取り付きました。

尾根末端から登る
尾根末端から登る

 鈴鹿らしく下草などもなく歩きやすい斜面が続きます。 樹林を避けながら進んでいくと、ピンクのビニールテープが現れ境界標識などもあり、この先大きな問題は無いだろうと安心して進むことが出来ました。

ピンクビニールが付けられている
ピンクビニールが付けられている

尾根沿いに進む
尾根沿いに進む

 序盤は急登で、開いた場所からは、下に庵座谷の大堰堤などが見えています。

右下に庵座谷の大堰堤
右下に庵座谷の大堰堤

 地図でこのコースに何箇所かある初めのザレに到着しました。 左がザレていますが、思ったほどの傾斜は無く怖くはありません。

ザレを通過
ザレを通過

 細尾根を踏み跡を頼りに進んでいくと、左後方にハライドや腰越谷などが近くに見えていました。

左後方にハライド
左にハライド

 その後も大きな問題は無く、黙々と登っていきます。

石が多く
石が多く

 620m付近まで登ると傾斜が緩み、ここで初めての休憩としていきました。

620m付近で傾斜が緩む
650m付近で傾斜が緩む

 この先で谷上部の崩壊地を左に通過していきます。 細尾根となり、左の崩壊地を避けるように右斜面に踏み跡が続いています。

細尾根を進む
細尾根を進む

左の崩壊地を避け
左の崩壊地を避け

 右も急斜面となって来てキレット状となったので、滑落注意で慎重に足を進めます。

キレット状に
キレット状に

左側の様子
左側の様子

踏み跡を慎重に辿る
踏み跡を慎重に辿る

 キレットを過ぎると、一旦下りとなります。 その先のピーク付近に岩場がありますが、ここは左から難なく巻いていけました。

一旦下る
一旦下る

前方に岩場(左に巻道あり)
前方に岩場(左に巻道あり)

 すっかり陽も高くなり、右の釈迦ヶ岳などが色づいて見えています。

右手に猫岳や釈迦ヶ岳
右手に猫岳や釈迦ヶ岳

 暫くは変化の少ない尾根道となりますが、

右斜面が切れて
右斜面が切れて

尾根上に岩が残る
尾根上に岩が残る

 平坦地となると唐突にシャクナゲが現れます。 通常であれば苦労する所ですが、何故か低い枝は無く、枝の下をかがんで歩いていけました。

シャクナゲだが問題なく通過
シャクナゲだが問題なく通過

鮮やかな黄葉
鮮やかな黄葉

 再度急な下りとなりますが、ステップ状に降りられる道?が付いていました。

急斜面だがステップあり
急斜面だがステップあり

 850m付近のピークを登ると、釈迦ヶ岳方面の展望が広がります。

850m付近
850m付近

猫岳との稜線が近くに
猫岳との稜線が近くに

 唐突に笹が現れますが、ここも笹枯れで薄くなっており邪魔とはなりませんでした。

この辺りは笹枯れ
この辺りは笹枯れ

 900m付近で平坦地となり、左右に展望が広がりました。 左下には、羽鳥峰の白いザレ場も見えていました。

900m付近の平坦地
900m付近の平坦地

左手下に羽鳥峰
左手下に羽鳥峰

 この先からがこのコースの核心部となります。 岩峰が現れますが、ここは左に巻道があり無理しなければ問題はありません。

前方に岩峰(ここも左から回り込む)
前方に岩峰(ここも左から回り込む)

 左から巻きその岩峰の上に立つと、伊勢湾なども望めました。

岩峰の上から伊勢湾を望む
岩峰の上から伊勢湾を望む

 その先にまた急登が現れますが、今度は嫌な感じに崩れていました。

最後に脆い尾根を登る
最後に脆い尾根を登る

 ここは左右から巻くことは難しいので、意を決して脆そうな斜面に取り付きますが、意外と固く枝などを手がかりに登っていけました。 手前のピークに立つと、ここから908mピークまでは快適な尾根道が繋がっていました。

ピーク奥から快適な道に
ピーク奥から快適な道に

 ここまでは訪れる人も多いようで、踏み跡が尾根沿いに続いています。 また、西斜面は緩斜面となっており、休憩には良さそうなところでした。

中央に908mピーク
中央に908mピーク

 ピークからこの日一番の展望となります。 釈迦ヶ岳の右に南アルプスと思われる山脈が遠くに見え、後で確認すると富士山も見えていました。

左から赤石岳・聖岳・光岳・富士山(中央)・以下南アルプス深南部など
左から赤石岳・聖岳・光岳・富士山(中央)・以下南アルプス深南部など

 登山道合流までは、快適で気持ちのよい歩きでした。

908mピークまで快適な道が続く
908mピークまで快適な道が続く

紅葉は良い感じ?
紅葉は良い感じ?

 200mほど歩くと登山道が見えてきます。 登山道の前後には人影はなく、西に折れ白滝谷分岐へと降りていきます。

登山道に合流
登山道に合流

登山道を西へ
登山道を西へ

紅葉を見ながら歩く
紅葉を見ながら歩く

 程なく白滝谷分岐に到着すると、単独登山者が休憩していました。

白滝谷分岐(そのまま直進し尾根へ)
白滝谷分岐(そのまま直進し尾根へ)

 挨拶を交わし、分岐から小枝など間違えないように積まれた所をまたぎ、尾根を登っていきます。

尾根沿いに進む
尾根沿いに進む

 この先は明確な道が続くのかと思いましたが、以外と踏み跡は薄く、テープもほとんど見当たりません。 その代わりに境界標識が尾根伝いに立っていたので、それを目印に進んでいきました。

二次林の尾根を進む
二次林の尾根を進む

奥に御在所岳
奥に御在所岳

 それでも暫くは二次林の雰囲気の良い尾根でしたが、次第に暗い感じとなっていき、植林帯へと入っていきます。

次第に暗い感じに
次第に暗い感じに

緩やかに下っていく
緩やかに下っていく

踏み跡はある
踏み跡はある

ザレ斜面が目立つ
ザレ斜面が目立つ

この辺りから植林に
この辺りから植林に

 すると道も作業道を利用するものとなってきて、明確な道を進んでいきました。

境界を示す切り株
境界を示す切り株

古い作業道を進む
古い作業道を進む

 2箇所ほどピークを上下し、二子山のピークへは急登となりました。

二子山(822m)ピークへは急登に
二子山(822m)ピークへは急登に

 黙々と登っていくと長い山頂部となり、奥に「二子山」の手製標識が掛けられていました。

二子山山頂(樹林に覆われ展望なし)
二子山山頂(樹林に覆われ展望なし)

 ここからの展望はありませんが、近くに切り開きがあり竜ヶ岳方面が見えています。

切り開きから左に竜ヶ岳、中央右に三池岳など
切り開きから左に竜ヶ岳、中央右に三池岳など

 また、西側が明るいのでそちらへ向かうと、岩場の上部に到着しました。 すると北から西に展望が開け、銚子ヶ口や琵琶湖などが見えていました。

山頂から10mほど西へ
山頂から10mほど西へ

山頂奥からの展望(中央奥に琵琶湖)
山頂奥からの展望(中央奥に琵琶湖)

 このコースの核心部はここからです。 今立っている岩場を降りるのは難しそうです。 左右を確認し、降りられそうな左斜面を選択して降りていきます。

左へ降りる
左へ降りる

 しかし、こちらも下に岩場が見え傾斜がキツくなっています。 結局、右へ先程の岩の真下をトラバースしていきます。

岩の下から振り向く
岩の下から振り向く

 苦労して岩の下を通過すると、山頂方面からの尾根と合流しました。 すると植林からの踏み跡と合流し、どこからか良い道が降りてきているようです…。

本来の尾根に合流(上を確認)
本来の尾根に合流(上を確認)

 尾根沿いに作業道となり、そこを歩いて行くと平坦な尾根道となります。

ここからは作業道に
ここからは作業道に

 沢上部の細尾根に到着し左斜面が崩壊していますが、右斜面は大したこと無く、難なく通過していきます。

前方に崩壊地(左側)
前方に崩壊地(左側)

荒れた沢を左に見て
荒れた沢を左に見て

再度、登りに
再度、登りに

右は植林
右は植林

尾根末端の下りに
尾根末端の下りに

 その後も地図には現れない小ピークをいくつか超えていきます。 末端まで植林ですが、突然岩場が現れました。

ここまで問題なし
ここまで問題なし

 ここを降りると詰みそうなので、ここは安全な左斜面を降りていきました。

尾根の左を降りる(後ろを振り返る)
尾根の左を降りる(後ろを振り返る)

右の岩場は左から迂回
右の岩場は左から迂回

 岩尾根を横目に斜面を降りていくと、下から鈴の音が聞こえてきました。

尾根末端の様子(岩尾根)
尾根末端の様子(岩尾根)

 すると2名の登山者と偶然出合ました。 向こうは突然上から人が降りてきたので「登りすぎましたか?」と声を掛けてきましたが「二子山から降りてきました」と言うと分かったようなので、鈴鹿の山に慣れた方だったのかも知れません。
 ここからは、予定通りクラシ北尾根へ取り付くため、沢への降り口を探します。 斜面を降りていくと谷へ降りられそうなところが見えますが、まだ尾根末端とは離れていたのでトラバースしようと左へと進みました。
 しかし、この当たりも二子山からの岩尾根があり、トラバースも困難となります。 しかたなく、岩場を登り登山道と合流しますが、結局これらに時間が掛かり当初予定が難しくなりました。

登山道に合流
登山道に合流

 沢への下り口を気にしながら歩いていくと、天狗滝付近に到着してしまいました。

荒れているが整備は万全
荒れているが整備は万全

この辺りを降りたいのだが…
この辺りを降りたいのだが…

天狗滝付近の標識
天狗滝付近の標識

 ここまで来ると対岸の尾根へは、岩の絶壁を登る必要が出てきます。 また、時間も残り1時間半を切り、この段階で尾根に取り付くのは諦めました。
 ここで学生の山岳部?と思われる集団とすれ違いました。 こちらが下りにも関わらず道を譲っていただき、元気一杯に挨拶を交わして行きます。
 そして河原に出ると、天狗滝の上に陽を浴びて真っ赤な紅葉が綺麗に見えていました。

天狗滝の紅葉(この日一番の眺め)
天狗滝の紅葉(この日一番の眺め)

 ここまで来ると危険箇所は皆無となります。 ヒロ沢出合いまでは右岸を歩き、ここで飛び石で左岸へと移ります。

踏み跡不鮮明だが迷うことは無く
踏み跡不鮮明だが迷うことは無く

ヒロ沢出合
ヒロ沢出合

 ここの岩の上には数名の登山者が休憩中で、この辺りでこれだけの人をみるのは初めてです。

ここからは左岸を進む
ここからは左岸を進む

 ここで残り一時間を切ります。 当初は、お金谷出合いから明神へとピストンする気でしたが、その様な余裕はなくなります。

紅葉の良いところでは足が鈍る
紅葉の良いところでは足が鈍る

お金谷出合(お金明神はあきらめ)
お金谷出合(お金明神はあきらめ)

 黙々と沢沿いの道を進みますが、この辺りも昔に比べ地図の登山道から外れた高巻きの道が多くなったため、思ったようにスピード出ませんでした。

掘れた道を進む
掘れた道を進む

 沢からの冷たい空気が流れるので、登山道沿いには綺麗な紅葉が見られます。 その都度立ち止まり撮影してい行き、時間を更に浪費しました…。

黄葉も良い感じ
黄葉も良い感じ

所々に鮮やかな赤
所々に鮮やかな赤

急いでいるがまったりと歩きたい所
急いでいるがまったりと歩きたい所

 大瀞(おおとろ)分岐を通過しますが、ここで残り20分となっていました。 それでもコースタイム通りなら間に合うだろうと、スピードを上げて歩いていきました。

大瀞分岐

大瀞分岐

橋はしぶとく掛かっている?
橋はしぶとく掛かっている?

下に綺麗な神崎川
下に綺麗な神崎川

ここでも鮮やかな紅葉が
ここでも鮮やかな紅葉が

オゾ谷出合
オゾ谷出合

クラシ谷出合
クラシ谷出合

 そしてタケ谷出合の手前で、左の神崎川を渡渉していきますが、ジャンプ先で飛沫が上がりズボンを濡らしていきます。

タケ谷出合前に渡渉
タケ谷出合前に渡渉

 ここまでくればオフ会場は目と鼻の先です。 タケ谷を渡り暫く進むと、話し声と人の輪が見えてきました。

この先にオフ会場
この先にオフ会場

 結局15分ほどの遅刻となり、宴たけなわの中にヒッソリと座り食事を摂っていきました。 その後はいつものように2時間以上の開催で、終わる頃にはすっかり体も冷えていました。

毎度恒例となったアップルパイ(ご馳走になりました)
毎度恒例となったアップルパイ(ご馳走になりました)

オフ会場周辺も良い感じ
オフ会場周辺も良い感じ

 帰路は当初の予定通り、なんの工夫もなく根の平峠経由で朝明へと降りていきます。 朝明からの人と一緒に、紅葉なども見ながらゆっくりと下山しました。

帰路も紅葉狩りで
帰路も紅葉狩りで

【反省点】
 思ったよりも時間が足りなかったので、もう少し時間に余裕を見るべきでした。

【次回予定】
 台高の紅葉の時期にと思っていたところへ向かう予定です。(もう落葉しているかも…)


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