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[登山] 鈴鹿 霊仙山 梓河内からピストン [登山]

 今回は、ヒルの心配もなくなった鈴鹿の「霊仙山」に、未踏の梓河内からピストンで登ってきました。 この日は朝から良い天気に恵まれ、白くなり始めた白山や北アルプスなどの山々を眺めながら気持ちよく歩くことができました。

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霊仙山から北側のパノラマ(伊吹山・白山・北アルプスなど)
避難小屋手前からパノラマ

鈴鹿 霊仙山
梓河内からピストン

日付
2019年11月23日(土)
天気 晴れ
山域 鈴鹿
場所 滋賀県米原市
距離
14.8km
累積標高 +1230m -1230m
時間
05時間10分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0534枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(梓河内道は全体的に荒れている)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ
山頂から360度の展望
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
06:45 200m 0.0km 梓河内駐車地 出発
07:15 (00:30) 380m 1.1km 林道出合
08:05 (00:50) 610m 3.0km 若森神社
08:50 (00:45) 886m 4.7km 柏原道合流(7合目)
09:25 (00:35) 1015m 6.0km 霊仙山避難小屋
09:40 (00:15) 1083.5m 6.9km 霊仙山(三角点)
09:55 (00:15) 1094m 7.4km 霊仙山(最高点)
10:10 (00:15) 1015m 8.3km 霊仙山避難小屋
10:35 (00:15) 886m 9.5km 柏原道合流(7合目)
11:10 (00:35) 610m 11.4km 若森神社
11:30 (00:20) 380m 13.3km 林道出合
11:55 (00:25) 200m 14.8km 梓河内駐車地 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20191123_map.jpg

写真リンク

※一部のコースは歩いたことがあるため、その部分は簡単に説明します。

 鈴鹿の中でも自宅からも近く好きな山域となる「霊仙山」へ登ろうと思います。 そこで前から気になっていた梓河内からのコースを、ピストンで歩くことにしました。

 登山口は名前の通り梓河内(あんさかわち)の集落奥となります。 この辺りに駐車出来る場所があるか分かりませんが、取り敢えず向かうことにしました。 日の出も随分と遅くなり、6時半過ぎの出発で計画し、自宅を5時半前に出発しました。

 高速利用で関ヶ原ICへと向かいますが、道中見える伊吹山は良い天気でハッキリと見えています。 関ヶ原ICで降り、下道(国道21号線)を高速沿いに西へと向かいます。 以前登った柏原を通り過ぎ暫くすると信号に梓河内の標識が見えてきました。 ここで左折し、細い集落の道を奥へ進んでいきました。
 水路沿いの道となりますが、車一台がなんとか通れる幅となり、水路側にはガードレールなど無く緊張しました…。

 そして出発して1時間と掛からず、梓河内集落の奥にある林道ゲート前に到着しました。 道幅はそれなりにあったので、邪魔にならないよう脇に止めていきました。

ここに駐車(神社に駐車スペースあり)
ここに駐車(神社に駐車スペースあり)

 しかし、後で分かったことですが林道ゲートを開けた先にある神社の入り口横に数台止められる駐車余地があったので、そちらへ止めたほうがよかったようです。

 早速出発の準備を知ていきますが、この日は午前中には下山したかったので、食事は抜いて水だけ持って出発しました。 ゲートは通行止めではなく、獣避けのもののようでボルトのカンヌキが差してあるだけで、通行には支障ありません。

カンヌキを外し奥へ
カンヌキを外し奥へ

ここは林道雄河内線
ここは林道雄河内線

 ゲートの先から林道となりますが、よく整備されていたので一般車も通行出来そうでした。

奥に橋が見える
奥に橋が見える

 すぐ奥に鉄製の橋が見えてきて、ここが明神神社の入り口でした。

この橋を渡ると神社に
この橋を渡ると神社に

 橋を渡り手前左の水場を見ていきます。

左に子宝の水
左に子宝の水

今も枯れずに湧いている
今も枯れずに湧いている

 そして階段を登り神社へ入っていきますが、登山口なしきものは見当たりません…。

神社の境内
神社の境内

 仕方がないので、右の方へ向かい傾斜の緩い尾根の末端へ向かいました。 末端手前に道らしき踏み跡やテープがあるので、そこから登っていきました。

右に道らしきものあり登る
右に道らしきものあり登る

 すると右下から良い道と合流し、更に下をみると標識が立っています。 そちらへ降りていくと、Y字の右側の林道からも橋が掛けられており、登山道の標識が立っていました…。

ここが登山口
ここが登山口

こちらにも橋が…
こちらにも橋が…

 結局、こちらから登るのが正解で、取り付き付近では地図の破線路は廃道のようです。 しかし、山腹には破線路の道と思われる広い道が左斜面を登っており、雑草は茂っていますが問題なく歩けました。

広い道を進む
広い道を進む

荒れているが問題なし
荒れているが問題なし

 程なく右に標識が現れ「河内城跡」と書かれています。 そちらに薄い踏み跡が登っていたので、ここを登っていきました。

右に河内城跡
右に河内城跡

 すると昔は整備された道だったようで、斜面が石積みで補強された道となっていますが、その石が崩れ落ち道を塞いでいます。

上に石畳跡の道
上に石畳跡の道

脇の石積みは崩れ
脇の石積みは崩れ

 獣と思われる踏み跡が右に続いていますが、そちらは急斜面で無理やり登っていきます。

ここを登るが、実は後ろに良い道がある…
ここを登るが、実は後ろに良い道がある…

 登り詰めると尾根沿いの道となり、石灰岩の間を歩いていきました。

左に先程の道と合流
左に先程の道と合流

 左から先程の掘れた古い道と合流すると、その脇を歩いていきます。

古い道沿いに進む
古い道沿いに進む

 道は尾根沿いに続いており、そこを進むと前方が明るくなり林道に合流しました。

尾根沿いに良い道
尾根沿いに良い道

前方にガードレールが見え
前方にガードレールが見え

林道に合流
林道に合流

 ここから暫くは林道歩きとなり、林道を上に向かって行きました。

林道から朝日に照らされた山
林道から朝日に照らされた山

暫くは林道歩きに
暫くは林道歩きに

 少し登ると道は尾根の左に曲がっています。 ここで直進し尾根に乗りますが、すぐに林道と合流し登った意味はありません…。

ここで尾根に乗るが
ここで尾根に乗るが

結局林道に…
結局林道に…

 その先で登山標識のある尾根が現れ、ここから取り付くのが正解の様です。

ここに登山標識
ここに登山標識

倒れているが右に明確な道が
倒れているが右に明確な道が

 踏み跡を進むと倒木がありますが、その下を迂回すると掘れた道を登っていきます。

尾根沿いに登る
尾根沿いに登る

 そのまま尾根沿いに上へ登りますが、よく見ると下にハッキリとした道がトラバースして付いていました…。

 その道と合流すると右斜面を進む道となり、所々でロープなどもありますが、それほど危険なところはありません。

掘れた道となる
掘れた道となる

ここから右斜面をトラバース
ここから右斜面をトラバース

ロープがあるがこの辺りは不要
ロープがあるがこの辺りは不要

 暫く進むと左に大きな岩が現れます。 地図にはこの辺りに岩小屋と書かれているので、これなのかも知れません。

これが岩小屋?
これが岩小屋?

 この辺りは落石も多く、道に岩が散在していました。

落石が多くなる
落石が多くなる

 程なく前方が明るく見えてきますが、ここがこのコースの核心部となります。 10m以上の幅で斜面の土砂が流出しており、ロープなしでは進めそうもありません。

ここで土砂崩れ
ここで土砂崩れ

 上へ高巻きたい所ですが急斜面なので、少し戻り樹林帯の中をつづら折れで登っていきました。 ここで時間を費やしますが10分ほどで崩壊地の上部に出てきます。 するとここが崩壊した理由が分かりました。 上部の木々が伐採されており、大雨などで土砂が流出したのでしょう…。

上に回り込む
上に回り込む

 伐採跡からは周囲の景色が見渡せ、琵琶湖なども確認できました。

琵琶湖の奥に比良山地
琵琶湖の奥に比良山地

阿弥陀ヶ峰(左に登る尾根)
阿弥陀ヶ峰(左に登る尾根)

 伐採地を進んでいくと左下に林道が見えてきて、最終的にはこれと合流しました。

尾根沿いに進む
尾根沿いに進む

降りていくと林道終点へ(降りてきた尾根を見る)
降りていくと林道終点へ(降りてきた尾根を見る)

 林道は先に合流していた林道と繋がっているようで、ここがその終点となっていました。

林道終点
林道終点

 終点位置には同表が立っており、来た方向を入れて三方を示しています。

分岐標識
分岐標識

 西方面の下に向けて「河内口」の標識がありますが、そちらは倒木などに覆われ通行には困難が予想されます。 山頂へは尾根沿いに道が続いていますが、ここから先は踏み跡も薄くテープなどを頼りに進みます。

道跡を辿る
道跡を辿る

 程なく左手の展望が広がり、後方に伊吹山や遠くに木曽御嶽山も確認できます。

奥に木曽御嶽山
奥に木曽御嶽山

伊吹山が近くに
伊吹山が近くに

 倒木帯となり、踏み跡も複数現れどのコースで進むか悩みます。

倒木帯を進む
倒木帯を進む

 取り敢えず尾根沿いに進んでいくと、きれいな標識が現れ「若森神社」に到着しました。

若森神社に到着
若森神社に到着

 左奥に鳥居や祠が見えており、そちらに寄って登山の安全を祈願していきます。

若森神社
若森神社

 神社は途中までは林道利用でも、ここまで来るのも大変なので、少し荒れ始めていました。 ここからも掘られた道を進んでいきますが、左にトラバースする道となり706m地点を通過ことになります。

左斜面の道跡を進む
左斜面の道跡を進む

古い標識
古い標識

 斜面を緩やかに登る道となり、途中からは二次林で明るい雰囲気で気持ちよく歩いていけました。

斜面を進む
斜面を進む

恵那山
恵那山

二次林に
二次林に

 阿弥陀ヶ峰からの尾根と合流すると、その先は左斜面をトラバースしていきます。

踏み跡を進む
踏み跡を進む

ここから右斜面のトラバースに
ここから右斜面のトラバースに

 斜面を横切っていきますが、所々で道が崩れ細くなっています。 それでも滑落して危険なところは少なく、920mピークを巻いて柏原コースと合流しました。

右に阿弥陀ヶ峰
右に阿弥陀ヶ峰

ここで柏原コースと合流(奥から来た)
ここで柏原コースと合流(奥から来た)

分岐標識
分岐標識

 この合流点へは2回来ているためかなんとなく覚えています。 ここが7合目となり、山頂まではあと少しです。

ここは7合目
ここは7合目

 程なく左下に林道が見えてきて、展望の良い尾根道となりました。

養老山地方面(下に林道)
養老山地方面(下に林道)

 ここで左に道が分岐していますが、そのまま尾根沿いを進むことにします。

尾根を直進(左の道が正解)
尾根を直進(左の道が正解)

 尾根上には石灰岩が多くなり、カレンフェルトとなりました。 そのまま進むには大変なので、歩きやすい所を進みますが、少し右へ寄りすぎました。

カレンフェルト帯へ
カレンフェルト帯へ

苔むした岩
苔むした岩

 危うく尾根を降りそうになりますが、すぐに気が付き本来の尾根に合流すると、その先で本来の登山道と合流しました。 ここからは山頂方面が見えており、避難小屋も確認できます。

避難小屋が見えてきた
避難小屋が見えてきた

 少し下っていくと八合目に到着しました。

8合目に到着
8合目に到着

 この辺りから、次第に遠くの景色が見え始めます。

琵琶湖がよく見える
琵琶湖がよく見える

琵琶湖と右に比良山地
琵琶湖と右に比良山地

 漆ヶ滝方面との分岐に合流すると、その先からは山頂台地への最後の上りとなりました。

漆ヶ滝方面分岐(漆ヶ滝へは通行止め?)
漆ヶ滝方面分岐(漆ヶ滝へは通行止め?)

 急斜面をゆっくりと登っていくと、展望が広がって行きます。

急斜面を登る
急斜面を登る

 この時間は雲ひとつ無い快晴となっており、伊吹山の右奥に白山もハッキリと見えていました。

北側の展望(伊吹山・白山など)
北側の展望(伊吹山・白山など)

ここまで来れば山頂台地もすぐ
ここまで来れば山頂台地もすぐ

奥に伊勢湾が光り輝く(ソノド・烏帽子岳・藤原岳など)
奥に伊勢湾が光り輝く(ソノド・烏帽子岳・藤原岳など)

 緩くなった斜面を登ると、程なく避難小屋に到着しました。

振り返る
振り返る

避難小屋手前からパノラマ
避難小屋手前からパノラマ

避難小屋
避難小屋

 特に疲れてはいないので、そのまま経塚山を経由して三角点峰へと向かいました。

経塚山
経塚山

 避難小屋から先では登山者も多くなり、何度かすれ違うと前方に山頂が見えてきます。

右の三角点山頂へ
右の三角点山頂へ

カレンフェルトを進む
カレンフェルトを進む

 カレンフェルトの中を踏み跡を頼りに進んでいくと、霊仙山の三角点峰に到着しました。

山頂三角点
山頂三角点

 ここも琵琶湖から雲が湧きやすい所ですが、この日は雲ひとつ無い青空で遠く北アルプスの彼方まで見えていました。

琵琶湖を望む
琵琶湖を望む

恵那山
恵那山

中央に笠ヶ岳・左端は黒部五郎岳
中央に笠ヶ岳・左端は黒部五郎岳

木曽御嶽山アップ(雪が僅かに)
木曽御嶽山アップ(雪が僅かに)

右から乗鞍岳・穂高連峰・槍ヶ岳など
右から乗鞍岳・穂高連峰・槍ヶ岳など

白山アップ
白山アップ

伊吹山アップ
伊吹山アップ

西方面のパノラマ
西方面のパノラマ

 この後は予定通り最高点へ周回し、経塚山をトラバースし最短距離で避難小屋へと戻りました。

霊仙山最高点
霊仙山最高点

鈴鹿南部
鈴鹿南部

避難小屋へ戻る
避難小屋へ戻る

東南方面は雲が多い
東南方面は雲が多い

 避難小屋から白山などの展望は見納めとなり、往路で間違えた道を確認しつつ通常コースで戻っていきます。

展望も見納め
展望も見納め

途中までは柏原道で
途中までは柏原道で

草地の斜面からの展望
草地の斜面からの展望

 梓河内との分岐では一つ尾根を間違えて降りていきますが、特に問題とはなりません。

ここで左の尾根へ(奥のピークで左が正解)
ここで左の尾根へ(奥のピークで左が正解)

 その後も歩きやすい道を探したり、往路に迂回した崩壊地を東斜面の林道で降りていき、最短時間で降りていきました。

尾根沿いを進む
尾根沿いを進む

倒木が多いがここで右の尾根へ
倒木が多いがここで右の尾根へ

林道出合(崩壊地を迂回し帰路は林道歩きで)
林道出合(帰路は林道歩きで)

荒れた林道を進む
荒れた林道を進む

林道から伊吹山(手前の紅葉が良い感じに)
林道から伊吹山(手前の紅葉が良い感じに)

 最後の城跡からの下りでは、荒れた石積みの道を確認しながら降りていきました。 そして往路で確認済みの登山口に到着し、ゲートの横から集落に無事たどり着きました。

登山口手前のゲート
登山口手前のゲート

麓の紅葉が一番…
麓の紅葉が一番…

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回予定】
 未定


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