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[登山] 岐阜 高天神周回 [登山]

 今回は、伊吹山の東に位置する919m峰の「高天神(たかてんじん)」に登ってきました。 明確な登山道などは無く、主稜線沿いまでは急斜面を歩いていきました。 それでも、北尾根には古い道や林道も通っており、今回も遠くの山を見ながら気持ちよく歩くことができました。

鎗ヶ先方面の展望(山頂の右に白山も見える)
鎗ヶ先方面

岐阜
高天神周回

日付
2019年12月01日(日)
天気 晴れ
山域 美濃
場所 岐阜県揖斐郡揖斐川町春日中山
距離
8.0km
累積標高 +811m -811m
時間
03時間40分
人数 単独
撮影枚数
0410枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0087枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(急登注意)
展望
(A:良い~E:なし)
C
見どころ
紅葉
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
07:05 220m 0.0km 中山西尾根末端 出発
08:00 (00:55) 650.8m 0.9km 四等三角点(中山)
08:40 (00:40) 852.4m 1.9km 四等三角点(東長谷)
09:05 (00:25) 855m 3.1km 林道出合
09:15 (00:10) 860m 3.4km 尾根出合
09:25 (00:10) 919m 3.9km 高天神(10分滞在)
09:40 (00:15) 892m 4.3km 下山分岐
09:55 (00:15) 712m 4.8km 712mピーク
10:25 (00:30) 270m 5.9km 山の神下山(車道歩き)
10:45 (00:20) 220m 8.0km 中山西尾根末端 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20191201_map.jpg

写真リンク

 所要で日曜日の登山となるため、近場で短めの山へ登ることにします。 いくつかの候補の中から、今年はここまで暖かく雪はありませんが、雪の時期に計画していた伊吹山の東にある「高天神(919mピーク)」へ行くことにしました。

 本来の登山口は北尾根の川合ですが、調べると川に掛かる橋が流されないとのことで、別のコースからとします。 その為、取り付きからは急登となるので、下山は山頂からの西尾根とし車道歩きの周回で計画しました。

 登山口は伊吹山の笹又コース手前となるので、自宅からは下道で1時間半と掛からないので、5時半に起床し出発しました。 揖斐川沿いを走り春日へ向かって入っていくと、7時前には予定の登り口付近に到着しました。

駐車地(奥の斜面を登る)
駐車地(奥の斜面を登る)

 路肩に広く駐車余地があるので、適当に停め出発の準備をしていきます。

右の御座峰に朝日
右の御座峰に朝日

 取り付き場所は植林が一部刈られ上部が見えますが、思ったよりも傾斜がきつく左に人や獣の踏み跡があるので、そこから登っていきました。

獣道を登り
獣道を登り

 一段登るとその先も急な斜面が丈夫へと続いています。 獣道や古い作業道がつづら折れに登っているので、それらを利用して登りますが、足場が脆く慎重に足を進めます。

後方の眺め
後方の眺め

 二次林の斜面を登っていきますが、相変わらず足場が脆いので右に見える植林帯へとトラバースして向かいました。

急登を登る(右の植林帯へ)
急登を登る(右の植林帯へ)

 難儀しながらも何とか植林帯へ辿り着くと、急斜面ですが作業道が上へと続いていました。

植林帯はそこそこ登りやすい
植林帯はそこそこ登りやすい

 今まで登った山の中でもイチニを競う長い急登が続きました。

急登が続く
急登が続く

下に集落が見え

下に集落が見え

 標高500mまで登るとようやく傾斜が緩みます。

ようやく傾斜が緩む
ようやく傾斜が緩む

 その先は右斜面に古い作業道が付いているので、そちらを歩いていきました。

右斜面を進む
右斜面を進む

 しかし、そま先で急斜面となり、早めに尾根沿いに戻るべきでした。 トラバースして尾根沿いに復帰すると、前方に北尾根と思われる斜面が見えてきました。

上部が見えてくる
上部が見えてくる

 左の木々の間から、貝月山など近くの山が見えています。

貝月山(左)と鎗ヶ先(右)
貝月山(左)と鎗ヶ先(右)

 そして出発から1時間ほどで、三角点のある北尾根に合流しました。

四等三角点(点名:中山)
四等三角点(点名:中山)

鎗ヶ先
鎗ヶ先

 ここまで急斜面の割には疲れは少なく、これで予定の3分の2は登った計算となります。 尾根沿いには掘れた作業道の良い道が付いており、ここからはこれを辿り登っていきました。

ここから北尾根を進む
ここから北尾根を進む

尾根沿いに掘れた道跡

尾根沿いに掘れた道跡

 掘れた道には落ち葉が積もっており、ふわふわの絨毯の上を歩いていきます。

掘れた道に落ち葉が積もる
掘れた道に落ち葉が積もる

 ここまで西斜面を登っていたこともあり、登っていくと朝日に照らされた紅葉が綺麗に見えてきました。

陽に照らされ
陽に照らされ

色づく葉が残り
色づく葉が残り

 山頂までは2kmほどを250mの登りなので、全体的に傾斜は緩めで歩きやすい道が続きます。

歩きやすい道となる
歩きやすい道となる

広い尾根
広い尾根

 基本的には二次林などの雑木林ですが、所々に西斜面を中心に植林帯が見られます。

植林との境を進む
植林との境を進む

 ここまで余り展望に恵まれていませんでしたが、次の三角点の手前で左の木々が薄くなり、鎗ヶ先方面がよく見えていました。

三角点(東長谷)手前
三角点(東長谷)手前

左の展望が開け
左の展望が開け

鎗ヶ先方面
鎗ヶ先方面

左に黒津山と天狗山、右奥に鍋倉山
左に黒津山と天狗山、右奥に鍋倉山

奥に白山、手前は雷倉
奥に白山、手前は雷倉

 この日も秋晴れで遠くの山がよく見えていました。 そして先程の三角点から40分ほどで、三角点「東長谷」に到着しました。

四等三角点(点名:東長谷)
四等三角点(点名:東長谷)

 広い山頂部の奥を見るとピークだというのに水たまり(小池)がありました。

近くに小さな池
近くに小さな池

 ガイドブックなどではここから藪の表記となっていますが、暫くは今まで同様に歩きやすい道が続きました。

"写真:

伊吹山を見ながら歩く
伊吹山を見ながら歩く

 ほとんど水平道となっていますが、左に灌木(アセビなど)が見られ始めました。

アセビなどの灌木が多くなる
アセビなどの灌木が多くなる

 踏み跡が薄くなりますが、灌木を避けて右斜面を進んで行きます。

いくつものピークを通る
いくつものピークを通る

右から回り込む
右から回り込む

 途中何箇所か左の展望が開け、木曽御嶽山や中央アルプスなどが見えていました。

木曽御嶽山
木曽御嶽山

中央アルプス方面
中央アルプス方面

奥に池田山
奥に池田山

 地図によるとこのさきで林道と出会うことになります。 その手前のピークは広く刈り払われており、人の手が入っているようでした。

林道手前のピーク
林道手前のピーク

再度、木曽御嶽山方面
再度、木曽御嶽山方面

 そしてピークから下っていくと左下に林道が並行しました。 そのまま尾根沿いにも踏み跡は続いていますが、ピークを2つほど超えているので、ここは予定通り林道に降り立ちました。

左下に林道
左下に林道

 ここから暫くは林道歩きとなります。 林道は利用頻度はそれなりにあるのか、落石は見られますが下草などはありません。

林道を歩く
林道を歩く

 カーブを曲がり暫く進むと、前方に「高天神」が見えてきました。 その右手に取り付き予定の斜面もあり、90℃左に曲がる部分を登っていきました。

この先で右斜面に取り付く
この先で右斜面に取り付く

ここを登り左へ
ここを登り左へ

 獣などの踏み跡を登っていき、途中から左へトラバースしていくと、尾根沿いに合流しました。

尾根に合流
尾根に合流

 尾根には人の踏み跡も付いており、作業道が山頂へと続いていました。 ピークをひとつ越えると、山頂への最後の急登となりました。

山頂へ最後の登り
山頂へ最後の登り

 山頂部が見えてくると、ゴロゴロと石灰岩が多く見られだします。

山頂手前
山頂手前

 そして出発から2時間半弱で、高天神に到着しました。

山頂の様子
山頂の様子

 南側が切り払われていますが、下の木々が高くなったのかあまり展望はよくありません…。 それでも名古屋市方面が霞の先に見えており、ビル群なども確認出来ました。

濃尾平野
濃尾平野

奥に名古屋のビル群
奥に名古屋のビル群

伊吹山方面は木々で遮られ
伊吹山方面は木々で遮られ

 山頂で小休止していきますが、その後は西尾根を下山します。 先程取り付いたところまで戻り、その先は植林の道を左斜面を進んでいきました。

右に北尾根との分岐
右に北尾根との分岐

 ここで主尾根は775.4mへと降りています。 ここはその右の一見尾根とは思えない急斜面を、方角を確認しながら降りていきました。

775.4mビーク方面の尾根の右に降りる
775.4mビーク方面の尾根の右に降りる

 暫くは滑りやすい急斜面をつづら折れで降りていきます。

暫くは急斜面を下る
暫くは急斜面を下る

 50mほど下ると尾根が広くなり傾斜も緩んで一安心です。

傾斜が緩む

傾斜が緩む

 ここからも尾根沿いに進んでいきますが、意外と分岐が多くその都度降りる方向を確認して行きます。

気持ち左へ
気持ち左へ

 暫くすると、ここまであまり見られなかった紅葉が所々で見られました。

紅葉が綺麗に
紅葉が綺麗に

植林帯を下る

植林帯を下る

 712m地点の手前では、この尾根沿いでは一番の紅葉が見られました。

よい感じに
よい感じに

 そして712m地点に到着すると、ここだけ平坦地となっており、休憩適地となっていました。

712m付近(休憩適地)
712m付近(休憩適地)

 ここから下では右側が植林帯で傾斜も強まりますが、作業道がつづら折れに降りており、傾斜の割にはそれほど危険な感じではありませんでした。

712mから下は植林の急斜面
712mから下は植林の急斜面

左をつづら折れに降りる

左をつづら折れに降りる

急斜面だが危険な感じは無く
急斜面だが危険な感じは無く

 この急な斜面も標高600mまでです。 ここまで来ると地図通り尾根の傾斜が弱まり、それに応じて尾根沿いの道も明確なものとなってきました。

600m付近から傾斜が緩む
600m付近から傾斜が緩む

 この尾根の北に当たる右隣の尾根を見ると、見事な紅葉が見られました。 一部は植林となっていますが、大半が自然林(二次林)となっており、綺麗な赤に染まっていました。

隣の尾根は良い感じに紅葉
隣の尾根は良い感じに紅葉

隣の尾根は良い感じに紅葉2
隣の尾根は良い感じに紅葉2

 その紅葉を眺めながら、黙々と標高を落としていきます。

黙々と下る
黙々と下る

450m付近
450m付近

 そして標高450mを切り、右の谷から沢の水音が聞こえだすと、明確な作業道が現れました。

唐突に作業道が現れる
唐突に作業道が現れる

 まだ現役の作業道なのか、それほど落ち葉も積もっていません。 次第に掘られた道となり、それを辿り降りていきますが、何度か藪や倒木に遮られます。

隣の尾根は良い感じに紅葉3
隣の尾根は良い感じに紅葉3

尾根が右に折れる辺りで少し藪
尾根が右に折れる辺りで少し藪

御座峰手前の1038mピーク
御座峰手前の1038mピーク

 そして下に針葉樹の青々とした植林が見えてくると、この尾根も終点近くとなります。 作業道は左に向かっていますが、途中で崩れたのか不鮮明となりました。 ここは右の尾根沿いを下って行きます。

下に植林
下に植林

尾根の末端へ降りていく
尾根の末端へ降りていく

 そして唐突に切り開きへと出てきました。 切り開かれたところは、周りをビニールテープで囲まれていますが、支柱は倒れあまり意味はありません。

伐採跡(ビニールテープで囲い)
伐採跡(ビニールテープで囲い)

 右端を通り抜けると、下の沢沿いに作業小屋と思われる建物が見えていました。

右下に沢(作業器具など見え)
右下に沢(作業器具など見え)

 そちらに降りようと思えば可能ですが、そのまま植林の中を尾根沿いに下っていきました。

植林を通り
植林を通り

 そして山頂下山から50分ほどで、尾根の末端にある「山の神」が祀られている祠の裏手から出てきました。

山の神の祠に到着(鳥居は壊れ)
山の神の祠に到着(鳥居は壊れ)

 祠の前はコンクリート舗装の林道となっており、すぐ下に県道も見えています。

舗道の先に県道
舗道の先に県道

出口の様子
出口の様子

 ここからは2kmほどの車道歩きとなりますが、長い下りなので苦とはなりませんでした。

2kmほど車道歩き
2kmほど車道歩き

 周りの景色を眺めながら早足で歩いていくと、20分ほどで車が見えてきました。

沢沿いの紅葉
沢沿いの紅葉

20分ほどで駐車地に到着
20分ほどで駐車地に到着

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回予定】
 日曜日に天気の期待できる三重県か滋賀県南部の低山に登る予定です。(滋賀県内の今年の干支の山へまだ登っていなかったので、そこと近くの山へ登る予定です)


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