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[登山] 鈴鹿 雪の能登ヶ峰・御所平・ベンケイ周回 [登山]

 今回は、久しぶりの雪景色を期待して鈴鹿の「能登ヶ峰」から「御所平」を周回で歩いてきました。 雪の量が少ないのでスノーシューは無理でしたが、想像以上の雪景色を楽しみながら巡ることが出来ました。

御所平から樹氷と仙ヶ岳
樹氷を眺め

 鈴鹿
雪の能登ヶ峰・御所平・ベンケイ周回

日付
2020年02月01日(土)
天気 曇りのち晴れ
山域 鈴鹿
場所 滋賀県
距離
13.9km
累積標高
+1567m -1567m
時間
07時間40分
人数 3名
撮影枚数
0512枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ
鹿の楽園、御所平、舟石
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
07:20 352m 0.0km 黒滝バス停駐車地 出発
08:20 (01:00) 759.3m 2.0km 能登ヶ峰
10:35 (02:15) 656m 6.0km カタコシ
10:55 (00:20) 530m 7.0km 田村林道 尾根末端
11:55 (01:00) 810m 8.0km 御所平稜線北末端
12:00 (00:05) 830m 8.3km 御所平(832P) 昼食休憩
12:30 (00:30) 830m 8.3km 御所平(832P) 出発
13:40 (01:10) 760m 11.0km 舟石 (10分休憩)
14:05 (00:25) 761.2m 11.7km ベンケイ
15:00 (00:55) 352m 13.9km 黒滝バス停駐車地 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20200201_map.jpg

写真リンク

※一部を除いて何度か歩いたコースなので、詳細は割愛します。

 1月も終わりになりようやく寒気が南下し、鈴鹿にも まとまった雪が降りました。 一方、本来であれば行きたいと思っている岐阜の北部は、県境を除いて雪の少ない状態が続いているので、鈴鹿の南部に位置する「能登ヶ峰(のとがみね)」と「御所平(ごしょだいら)」へ周回で歩くことにしました。

 今回は同行者と一緒で、黒滝の登山口で待ち合わせます。 予定から少し遅れ到着した所で、目の前の登山口かせ登り始めます。

黒滝バス停と登山口(中央)
黒滝バス停と登山口(中央)

 ここまで来るのに凍結路など道路に雪はありませんが、集落の屋根などは白く彩られています。 その為、スノーシューやワカンを持ってきていますが、積雪量は大したことないだろうと荷物になるので置いていきます。

薄っすらと雪
薄っすらと雪

 橋を渡り左の笹が刈られた道を登っていきます。 記憶通り谷沿いに進む道となり、暫くは雪の無い道を登っていきました。

谷沿いを登る
谷沿いを登る

 標高が上がるのに従い、雪が地面に粉をまぶしたように現れます。 尾根の合流点で、標識が現れここで右に折れると急登となりました。

右に折れ長い上りに
右に折れ長い上りに

 植林帯の中という事もあり雪は1cm以下歩くのに支障はありません。

薄っすらと雪化粧
薄っすらと雪化粧

 一旦傾斜が緩むと、右に展望が広がります。 目の前に周回最後のベンケイが見え、そこから日差しが差し込みます。

手前のベンケイから朝日
手前のベンケイから朝日

高畑山(中央右)方面
高畑山(中央右)方面

 再度植林帯に入ると、暫くは急登を進みます。

植林帯を進む
植林帯を進む

 591mピーク付近からは傾斜も緩み、変化のない道を進むと、出発から1時間で「能登ヶ峰」に到着しました。

能登ヶ峰
能登ヶ峰

 展望の無い山頂を後に、予定通り北東の稜線へと進みます。

北東へ進む
北東へ進む

 少し下ると切り開きとなり、ガスに覆われたサクラグチ方面が見えてきました。

ここから鹿の楽園
ここから鹿の楽園

 周囲は期待通り雪が積もって白一色となっており、二次林などには樹氷が付着しよい雰囲気でした。

一面樹氷に
一面樹氷に

 登山道は雪に埋もれてハッキリとしませんが、稜線沿いを適当に歩いていきます。 ガスが晴れると西側の奥に白い山(武奈ヶ岳)が見えてきました。

比良山系も真っ白に(武奈ヶ岳など)
比良山系も真っ白に(武奈ヶ岳など)

鹿の楽園から猪の鼻ガ岳方面
鹿の楽園から猪の鼻ガ岳方面

 鞍部へ降りる斜面は左から巻いていき、登り返すとそこで初めての休憩としました。

斜面を降りる
斜面を降りる

御所平も真っ白に
御所平も真っ白に

 上空には厚い雲で日差しがないため、思ったよりも冷え込んでいて樹氷なども止めること無く残っています。

見事な樹氷
見事な樹氷

西山が日に照らされ白く
西山が日に照らされ白く

 ここから先も途中3つほどのピークを越えて、最低鞍部となる「カタコシ」へと向かいました。

新雪の上を歩く
新雪の上を歩く

 テープを追って進みますが、左に降りる尾根に誘導されそうになり、元のコースへ戻り右に斜面を見ながら進み直します。 次第にアセビなどの低木が多くなり、低姿勢で進むため腰が疲れました。

一面真っ白
一面真っ白

 雪でテープも隠れていますが、それにも増して道が薄くなっているようです。

奥に宮指路岳(その右に仙ヶ岳)
奥に宮指路岳(その右に仙ヶ岳)

 尾根沿いの藪を嫌って薄いところを歩いていくと、次の鞍部から先は右にトラバース気味で歩いていきました。

再度登り返す
再度登り返す

右斜面をトラバース
右斜面をトラバース

 この先で右下の尾根に降りますが、ここがこのコースで一番迷いやすそうなところです。 下に赤テープがあるのを確認し、植林帯との間を降りていきますが、雪が中途半端に付いているので滑落注意で慎重に降りていきました。

雪の急斜面を降りて
雪の急斜面を降りて

 その先は記憶にもある細尾根ですが、尾根心に鹿避けの柵があり邪魔でした。 右下が植林ですが急斜面で足を滑らすと危険です。 ここも慎重に通過すると、次第に尾根幅が広くなり一安心です。

ここから細尾根
ここから細尾根

ピークを越える
ピークを越える

 最後のピークを越えると最低鞍部への下りとなり、程なくカタコシに到着しました。

気がつくと仙ヶ岳が右後方に
気がつくと仙ヶ岳が右後方に

 地図ではこの手前から斜めには線路が沢へと降りていきますが、この未知は廃道7日それらしいものはありません。 その代わりにカタコシから東斜面が緩斜面で、テープも下へと続いています。

カタコシ
カタコシ

 雪の斜面を降りていくと、5分ほどで堰堤が見えてきました。

川まで緩斜面の下り
川まで緩斜面の下り

 最後は滑りながら河原に降り立ち、田村川を飛び石で渡りました。

田村川
田村川

 すぐ先が林道となっているのでそこへと登り返すと、暫くは林道歩きとなりました。

ここから暫くは林道歩き
ここから暫くは林道歩き

左奥に御所平
左奥に御所平

 割谷の入り口に到着すると道が奥へと続いていますが、先の様子が分からないので、ここはパスします。

割谷
割谷

 ここは予定通り左岸の尾根にを登ることにしました。 尾根の末端部は、岩がむき出しで簡単には登れません。 また、一帯は植林ですが、落ちた枝などで足場は柔らかく、登るには適していません。

尾根の末端から取り付く
尾根の末端から取り付く

地面は落ちた枝などでフカフカ
地面は落ちた枝などでフカフカ

 苦労しながら斜面に取り付き、つづら折れに登っていくと、何とか尾根沿いに取り付けました。 しかし、思っていたよりも急登が続き、暫くは我慢の登りとなります。

序盤は急登
序盤は急登

 それでもここを通る人はそれなりにいるのか、テープが至るところに付いています。 ここでも右から鹿避け柵が現れ、上部まで永遠続いていました。

鹿よけの柵沿いに出る
鹿よけの柵沿いに出る

幹にテープ
幹にテープ

テープを追う
テープを追う

 中腹あたりまで登ると傾斜が緩み、右から別の尾根と合流します。

北西尾根と合流
北西尾根と合流

 それも一時的なもので、また急斜面となりました。 この尾根のほとんどの左斜面は急斜面で、細尾根となると緊張を強いられます。 そして尾根末端から1時間ほどで、稜線にある御所峠からの登山道と合流しました。

稜線への最後の上り
稜線への最後の上り

奥から御所峠からの道と合流
奥から御所峠からの道と合流

 ここまで来れば標高差も僅かで、御所平の景色を楽しみながら歩いていきました。

視界が開け御所平へ
視界が開け御所平へ

雨乞岳方面
雨乞岳方面

サクラグチ方面
サクラグチ方面

 ここで予定通り正午となり、風の避けられる所で展望を眺めながら昼食休憩として行きました。

仙ヶ岳
仙ヶ岳

亀山・伊勢方面
亀山・伊勢方面

休憩中に青空が

休憩中に青空が

 少し前から風が強くなり始め、雲が高速に流れ青空が覗き始めました。 休憩後は、御所平を東へと向かいますが、暴風の中を進むことになりました。

御所平を東へ
御所平を進む

北に御在所岳・鎌ヶ岳など
北に御在所岳・鎌ヶ岳など

御所平を進む
御所平を進む

枯れ木の間から四日市方面
枯れ木の間から四日市方面

笹原は完全に消えている
笹原は完全に消えている

仙ヶ岳方面に青空が覗く
仙ヶ岳方面に青空が覗く

亀山方面
亀山方面

 先程まで日差しもなかったため気温は低め(0度前後)で、樹氷なども融けず綺麗に残っています。

樹氷を眺め
樹氷を眺め

木々はすべて白く
木々はすべて白く

この辺りが一番の樹氷
この辺りが一番の樹氷

奥まで白く
奥まで白く

 白い木々を見ながら最後のピーク(832m)を越えると、登山道を見失わない様に左へ降りていきました。

最後のピーク
最後のピーク

最後の展望
最後の展望

 植林となりますが、登山道の切り開きを適当に降りていきます。 明るい鞍部に到着すると、ここからは再度尾根沿いに進んでいきました。

鞍部に到着
鞍部に到着

尾根をトラバース
尾根をトラバース

 ここまで雪の上には人の足跡は見られませんでしたが、ここで鬼ヶ牙方面からと思われる登山者の足跡が現れます。 程なく大岩に到着しますが、更にここからひと登りで「船石」に到着しました。

大岩
大岩

大岩から鬼ヶ牙
大岩から鬼ヶ牙

先行者の足跡を追う
先行者の足跡を追う

船石
船石

 周囲に人影もないので、ここの岩の上で展望を眺めながら最後の休憩を取っていきます。

臼杵ヶ岳や明星ヶ岳など
臼杵ヶ岳や明星ヶ岳など

 先程までの風も樹林に遮られなく、標高も下がって暖かくなっていたので、休憩もそこそこにベンケイに向かって出発しました。

ベンケイへ向かう

ベンケイへ向かう

 右の尾根へテープを頼りに降りていくと、明確な尾根道となります。 そこを歩いていきますが、薄っすらと積もった雪の下の枝を踏み何度かコケてしまいます。

南側に倒木帯
南側に倒木帯

 左に台風の爪痕(倒木帯)を見ながら登っていくと、程なくして「ベンケイ」に到着しました。

ベンケイに到着
ベンケイに到着

 ベンケイは、途中のピークと言った感じで記憶通り展望は全くありません。 ここは通過点でしかないので、そのまま更に尾根を降りていきました。

まだ雪があり滑る
まだ雪があり滑る

 途中で単独登山者の方とすれ違いますが、細尾根や急斜面などもあり気は抜けませんでした。 そして最後のピークで伐採地に出ると、ここからは一気に神社へと降りる道となりました。

切り開きからの眺め(高畑山・油日岳など)
切り開きからの眺め(高畑山・油日岳など)

南斜面に雪はなく
南斜面に雪はなく

 午後となったのと標高も下がり雪がほとんどなくなります。 こうなると滑ることも無くなり、スピードを上げて降りていけます。

作業道を降りる
作業道を降りる

植林帯を進む
植林帯を進む

 ここの尾根は前回の記憶がほとんどありませんが、植林となると作業道の歩きやすい道となり、最後は獣避け柵と並行して降りていきました。

終盤に柵が現れる
終盤に柵が現れる

 そして下から生活音が聞こえて来ると、樹林越しに集落が見えてきました。

最後は急登をつづら折れで降りる
最後は急登をつづら折れで降りる

 そしてベンケイから1時間弱で、無事神社に到着し近くの駐車地まで歩いて戻りました。

神社の脇に出る
神社の脇に出る

惣王神社
惣王神社

200mほど先の駐車地へ戻る
200mほど先の駐車地へ戻る

【反省点】
 特にありません。

【次回予定】
 本格的な雪山へ向かう予定です。(登山口まで入れない場合は、その手前の山に変更します)


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