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[登山] 2020年 鈴鹿 御在所岳・国見岳・ハライド花見周回 [登山]

 今回は、毎年恒例の鈴鹿の国見岳へ旧三嶽寺表参道(鳥居道谷)でお花見登山に行ってきました。 冬型の天気で風が強くハッキリしない空模様でしたが、目当ての花も見られ楽しむことができました。

※今年のアカヤシオは、3週間後の5月連休明けが見頃だと思われます。

南コブ尾根のアカヤシオ(バックは釈迦ヶ岳)
この辺りの花つきが良い

鈴鹿
御在所岳・国見岳・ハライド花見周回

日付
2020年04月22日(水)
天気 曇り時々晴れ(風強い)
山域 鈴鹿
場所 三重県
距離 15.3km(内車道・林道1.6km)
累積標高
+1875m -1875m
時間
7時間10分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0708枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0123枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(滑落注意、渡渉あり)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ なし
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
05:35 303m 0.0km 鳥居道駐車場 出発
06:00 (00:25)
460m 1.4km
旧三嶽寺表参道入口
06:55 (00:55) 740m 2.8km 鐘突堂跡(尾根分岐)
07:30 (00:35) 1018m 3.6km ヤシオ尾根出合
07:50 (00:20) 932m 4.5km ブナ清水
08:05 (00:15) 821m 5.1km 根の平峠付近
08:35 (00:30) 777m 6.3km
上水晶谷出合
09:20 (00:45) 1155m 7.5km 御在所岳西峰
09:40 (00:20) 1209.4m 8.2km 御在所岳(三角点)
09:55 (00:15) 1085m 8.7km 国見峠
10:10 (00:15) 1179m 9.3km 国見岳(10分滞在)
10:50 (00:40) 834m 10.9km 腰越峠
11:05 (00:15) 908m 11.2km ハライド(5分滞在)
12:10 (01:05) 540m 13.3km 風越峠
12:35 (00:25) 320m 14.6km 東海自然歩道入口
12:45 (00:10) 303m 15.3km 鳥居道駐車場 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20200422_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/wxFsyBRJ7Byjmmib9

 先週末は天気がハッキリせず、土日は自宅で過ごしていました。 コロナの影響を考えるとそれがベストなのですが、体が鈍ると体調が悪くなる体質?なので、天気が回復すると思われた水曜日に仕事を休み鈴鹿にお花見に出かけることにしました。
 人がそれなりにいることが予想されるので、マイナールートを朝早くから登り始め・昼過ぎには下山できるよう計画します。

 アカヤシオの季節となり、それなりに咲き始めているようです。 いつもの様に国見岳へ向かいますが、初めてとなる「旧三嶽寺表参道」で登ることにしました。 出発は「鳥居道駐車場」で菰野ICの近くにありますが、往路は下道で向かいます。 5時半頃の出発となるように、自宅を4時半前に出発しました。

 ほぼ予定通り鳥居道駐車場に到着しますが、流石にまだ車は停まっていません。

鳥居道駐車場からスタート
写真:

 早速準備し車道を「鳥居道山キャンプ場」へと向かいます。 カーブを曲がるとそのさきに鳥居道山キャンプ場の標識が見えてきますが、ここで右の林道へ入っていきました。

鳥居道山キャンプ場で右へ
鳥居道山キャンプ場で右へ

 こちら側にもバンガローやキャンプ地があり、車が二台止まってその横にテントが見られました。

キャンプ場を通る
キャンプ場を通る

 鳥居道谷に林道が続いているのでそこを進むと、程なくして林道終点に到着しました。

鳥居道谷沿いに進む
鳥居道谷沿いに進む

つづら折れに登る
つづら折れに登る

右下に分岐を見送り
右下に分岐を見送り

 林道終点から先は河原を歩くことになりますが、思ったよりも水量が多めです…。

林道終点から河原歩き
林道終点から河原歩き

左になんとなく道がある
左になんとなく道がある

河原にスミレ
河原にスミレ

 河原の左端に登山道が続いているように見えますが、歩く人が少ないのか不明瞭です。

奥へ
奥へ

 それでも岩の上にケルンやペンキマークなどがみられ、それらを頼りに奥へ進んでいきました。

丸印を追う
丸印を追う

 岩を乗り越したり何度か渡渉すると、左岸に登山口の標識が見えてきました。

ここで渡渉し登山口へ
ここで渡渉し登山口へ

荒れた道を登る
荒れた道を登る

 木の階段が作られていますが、崩壊気味です。 右に折れると尾根に向かって掘れた斜面が続きますが、尾根を登ると沢から離れるのでこちらではなさそうです。

ここを登るが・・・
ここを登るが・・・

 左の斜面下を見ると、赤テープが見えるので適当なところを降りて沢に復帰しました。

先程の川沿いに復帰
先程の川沿いに復帰

 テープや踏み跡など現れたので、こちらで正解のようです。 窯跡などの横を通りながら、次第に水量の少なくなる沢を進んでいきました。

窯跡の横を通る
窯跡の横を通る

 唐突に標識が現れ「丁仏」と書かれています。 石仏が置かれており、昔は参拝道だったことが伺えます。

丁仏その1
丁仏その1

 対岸に「一ノ坂」と書かれた標識が立っているので飛び石で渡りますが、本来の道が分からず谷を奥へ向かいかけます。 道が無くなりおかしいと気が付き、地図で確認し標識まで戻りました。

一ノ坂
一ノ坂

 よくよく見ると、この標識の奥に続く谷が登山道です…。

荒れた谷を進む
荒れた谷を進む

 倒木や岩で覆われていますが、右に踏み跡がついており、そこを上へと登っていきます。

右に踏み跡が続く
右に踏み跡が続く

 テープやケルンがある道を登っていくと、谷の上部に到着します。

上部が見えてきた
上部が見えてきた

傾斜が一旦落ち着く
傾斜が一旦落ち着く

 こちらにも一ノ坂の標識が立っていますが、上から見ても谷沿いに下る道とは一見して分かりません。 ここから暫くはトラバース道となり、沢を高巻き進みます。

ここからトラバース
ここからトラバース

 程なく「二ノ坂」に到着しますが、今度は明確な踏み跡が続いているので、そこを歩いていきます。

二ノ坂
二ノ坂

今度は荒れていない
今度は荒れていない

 ザレた道を進んでいくと、再度丁仏が現れました。

スリップ注意で
スリップ注意で

ここにも丁仏
ここにも丁仏

 近くに「猪の踊り場」と書かれた水場もあり、その前を通過し下り気味に進んでいきました。

猪の踊り場(ヌタ場)
猪の踊り場(ヌタ場)

 ここから斜面が崩れた場所が現れますが、幸い緊張するような場所はありませんでした。

至る所で土砂崩れ
至る所で土砂崩れ

 その後も参拝道は続きますが、次第に明確な道となっていきました。

テープを追う
テープを追う

またまた丁仏
またまた丁仏

良い道に
良い道に

 以前登った「割谷の頭」が近づいてくると、沢が近づき河原に出てきます。

割谷の頭
割谷の頭

左下に滝
左下に滝

足元に注意して(通りすがりに振り向く)
足元に注意して(通りすがりに振り向く)

 崩壊気味の道を注意して進んでいくと、対岸にテープが見えるので渡渉していきます。

河原に出る
河原に出る

飛び石で渡る
飛び石で渡る

 ここからは旧三嶽寺表参道の最後の上りとなりますが、しっかりした道が続いており問題はありませんでした。

登りに
登りに

稜線に最後の登り
稜線に最後の登り

 そして出発から1時間20分ほどで、以前訪れたことのある「鐘突堂跡」に到着しました。

鐘突堂跡(奥から登ってくる)
鐘突堂跡(奥から登ってくる)

 ここで北へ向きを変え、青岳方面へと向かいます。

尾根を北へ
尾根を北へ

 木の根に気をつけながら登っていきますが、この辺りで今年初めてアカヤシオの花を間近に望みます。

この日初めてのアカヤシオ
この日初めてのアカヤシオ

 暫くは尾根沿いの傾斜の少ない道を進みます。 前方にピークが見えてくると、腰越峠との分岐に到着しました。

ここは一般登山道
ここは一般登山道

左へ
左へ

 ここで右に進むとハライド手前の「腰越峠」への巻道となりますが、そのまま尾根沿いの急登へと向かいます。

200mほどの登りに
200mほどの登りに

 傾斜が強まると、前日の雨で濡れて滑りやすい道となりました。

滑りやすい道に
滑りやすい道に

 つづら折れに登っていくと、岩の上に出てきました。 南側に展望が開けており、下に藤内小屋が見えていました。

岩場からの眺め(下に藤内小屋)
岩場からの眺め(下に藤内小屋)

 急斜面のザレた道を進むと、右に折れ草地の斜面を登ります。

急登に
急登に

注意して登る
注意して登る

ザレた道に
ザレた道に

ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ

草地の道に
草地の道に

 ここがピーク一番の急登で、暫く登ると尾根沿いとなり展望が広がります。

よい眺めに
よい眺めに

 ここまで登ると急登は無くなり、暫くは水平道となりました。

しばらくは水平道
しばらくは水平道

アセビ
アセビ

 緩やかな登りを進むと、ヤシオ尾根の稜線に到着しました。

稜線に出る
稜線に出る

 ここでハライド(腰越峠)からの道と合流しますが、そちらは帰路の予定コースです。

ハライドからの道と合流
ハライドからの道と合流

 ここからは歩き慣れた道となり、程なくしてブナ清水との分岐に到着しました。

ブナ清水へ
ブナ清水へ

 時間は予定通りなので、ブナ清水へと降り御在所岳へは北西から登ります。 右に折れるとブナ清水へと、テンポよく降りていきました。

釈迦ヶ岳
釈迦ヶ岳

 分岐から15分ほど降りると、ブナ清水に到着します。 まだ朝早いので誰もいませんが、今ではすっかり有名になり人の多いところです…。

ブナ清水
ブナ清水

 ここから根の平峠へと更に標高を落としていきますが、人と合う可能性が高いので途中から県境稜線へと直進していきました。

ここから県境稜線に
ここから県境稜線に

 トラバースして県境に取り付くと、そのまま平坦地を直進していきました。

根の平峠をパスして
根の平峠をパスして

 とは言え、尾根がいくつも張り出しているので、それらを迂回しながら進みます。

高低差を最低で進む
高低差を最低で進む

 途中、古い登山道に出合いますが、そのまま直進していきました。

右に旧道
右に旧道

 そして前方に赤テープが見えた所で、登山道に合流します。

登山道に合流
登山道に合流

 ここで犬を連れた二人連れの登山とゃがいるので、距離を保ったまま上水晶谷出合いに到着しました。

上水晶谷出合(渡渉)
上水晶谷出合(渡渉)

 ここで先行する先程の登山者の方は渡渉に難儀しているのを横目に飛び石で渡ります。

無事に渡る
無事に渡る

 そしてそのまま赤テープのある北西尾根の末端から取り付きました。 

御在所北西尾根を登る
御在所北西尾根を登る

 はじめのピークまでは、急登が続きました。 黙々と登って行きますが、それなりに歩かれたコースなので、階段状に足の踏み場が続きます。

ひたすら上りが続く
ひたすら上りが続く

尾根沿いによく踏まれた道に
尾根沿いによく踏まれた道に

晴れ間が増えて
晴れ間が増えて

 一旦傾斜が緩むと、前方に1066mピークが見えてきました。

1066mピークに
1066mピークに

 その1066mピークが近づくと尾根も補作なり急登となりました。

ここから傾斜が強まる
ここから傾斜が強まる

 急ぐ必要も無いので一定速度で登っていくと、1066mピークに到着しました。

1066mピーク
1066mピーク

 ここから1155mピークへ向かいますが、その手前までは少し下りとなります。

次は1155mピークへ
次は1155mピークへ

左手に国見岳
左手に国見岳

 前方に1155mピークが見えてきますが、こちらは尾根も広く思ったほど急斜面ではありませんでした。

1155mまであと少し
1155mまであと少し

 右に展望が見られそうな広場が見えるので、そちらへ向かいます。 上に到着すると、休憩に良さそうな広場となっており、鈴鹿南部の展望地となっていました。

1155mピークの右肩
1155mピークの右肩

 景色を眺めてから、木々の少ない尾根を歩き1155mピークに到着しました。

ピークへ
ピークへ

御在所岳西峰(1155m)
御在所岳西峰(1155m)

 山頂部は展望はイマイチですが、ここに来てようやく前方に御在所岳が見えてきました。

山頂へ進む
山頂へ進む

 すこし進み後ろを振り向くと、「雨乞岳」がどっしりとして姿で見えていました。

雨乞岳方面
雨乞岳方面

 尾根を進むのに従い山頂が大きくなり、左手の岩場(最高点)に立つ人影も見えてきました。

山頂はすぐそこ
山頂はすぐそこ

笹原を進む

笹原を進む

左の岩場が最高点
左の岩場が最高点

 まだ緑が少ないこともありますが、ここまでよい景色が続きます。 そして尾根取り付きから1時間ほどで、山頂手前の県境稜線の歩道に出てきました。

山頂の一角に出る
山頂の一角に出る

県境標識
県境標識

 ここまで来れば山頂までは良い道を少し登るだけです。 後ろに「鎌ヶ岳」などを見ながら階段を登っていくと、誰もいない三角点ピークに到着しました。

鎌ヶ岳
鎌ヶ岳

山頂へ

山頂へ

閑散としている
閑散としている

 山頂には自分の他は、先程の岩場に立っていたと思われる方が、そちらで休憩しているだけでした。

一等三角点
一等三角点

 人の来る前にと山頂を後にし予定通り国見峠へと向かいます。

国見峠へ(左)
国見峠へ(左)

 なるべく人と合わないように、峠へはガレ場の登山道を降りていきました。

がれ場を下る
がれ場を下る

下まで続く
下まで続く

 そして山頂から15分ほどで、国見峠に到着します。

右上の国見峠へ
右上の国見峠へ

 ここまで2名ほどの方を見かける程度です。 景色を眺めながら国見岳へと登り返すと、ここも15分程で国見岳の山頂に到着しました。

景色を見ながら登る
景色を見ながら登る

国見尾根分岐
国見尾根分岐

石門
石門

 山頂には誰もいないので、ここで岩の上から景色を堪能していきます。

南コブ(左)方面
南コブ(左)方面

国見岳から釈迦ヶ岳
国見岳から釈迦ヶ岳

 残念ながら今年のアカヤシオは遅い開花で、蕾はまだ固く閉じられていました。 その代わり例年通り「バイカオウレン」や「ハルリンドウ(タテヤマリンドウ?)」などが見られ、目を楽しませてくれました。

バイカオウレン
バイカオウレン

ハルリンドウ
ハルリンドウ

 花を愛でながら降りていき、分岐で「腰越峠」へと向かいます。

ここで腰越峠方面(右)へ
ここで腰越峠方面(右)へ

 途中でキノコ岩に寄りますが、風が強いので岩の上へ登るのは自制します。

きのこ岩
きのこ岩

 往路の分岐を通過し、ハライドへと降りていきますが、ここに来て6名ほどの登山者とすれ違います…。 そして腰越峠から、一部が開花し始めたアカヤシオを眺めながら登っていくと国見岳から1時間と掛からずにハライドに到着しました。

ハライド
ハライド

アカヤシオアップ
アカヤシオアップ

ハライド山頂へ
ハライド山頂へ

 まだ天気は微妙ですが、日の差す時間も増えてきて強い風の割にそれほど寒くは感じません。

ハライドからの展望
ハライドからの展望

 ここからは南コブへと続く尾根を降りていきます。 このコースは登るのは多いのですが、下るのは久しぶりでした。 標高が落ちるのに従い、アカヤシオの花の数が増えていきます。

アカヤシオが次第に多く
アカヤシオが次第に多く

ミツバツツジ
ミツバツツジ

いつもの分岐はパス
いつもの分岐はパス

 標高が750m辺りまで落ちたところが一番の見頃で、南コブの手前辺りまで来ると植生が替わりアカヤシオが見られなくなります…。

この辺りの花つきが良い
この辺りの花つきが良い

花を見ながら下山
花を見ながら下山

 そしてハライドから1時間ほどで、「風越峠」の東海自然歩道と合流しました。

東海自然歩道合流(風越峠)
東海自然歩道合流(風越峠)

 ここまで来れば下山したも当然です。 後は整備された遊歩道を、鳥居道駐車場へと歩いていきます。

よく整備されている
よく整備されている

椿が多い
椿が多い

気持ちのよい道
気持ちのよい道

 途中で大雨の影響で土砂が崩れたのか、通行止めの標識が見られますが、今はどかされています。 その先で、真新しい工事後が現れ堰堤が作られており、遊歩道の路肩も補強されていました。

真新しい堰堤
真新しい堰堤

 一度渡渉し、その先で2つの木橋を渡ると、林道へと出合います。

渡渉する
渡渉する

林道まであと少し
林道まであと少し

山道は終わりに
山道は終わりに

オオルリ橋を渡り林道へ
オオルリ橋を渡り林道へ

 ここからは舗道を歩いて行きますが、駐車場の手前から子供連れの家族を多く見かけました。 駐車場も満車となっており、人と合わないようトイレへも寄らず足早に立ち去りました。

【反省点】
 特にありません。

【次回予定】
 週末に鈴鹿の低山に登ってきたので、その時の様子を掲載します。


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