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[登山] 鈴鹿 明星ヶ岳・雨引山周回 [登山]

 今回は、鈴鹿で登っていない数少ない山から「明星ヶ岳」へ行ってきました。 今回もそれだけでは短すぎるため、東にある「雨引山」を含めた周回コースで歩きました。 「明星ヶ岳」から西の下りが急斜面で緊張しますが、それ以外は歩きやすい尾根が続き、気持ちの良い山行となりました。

平尾からの展望(仙ヶ岳など)
平尾からの展望1

鈴鹿
明星ヶ岳・雨引山周回
日付
2020年04月22日(水)
天気 曇り時々晴れ(風強い)
山域 鈴鹿
場所 三重県
距離 11.7km(内車道4.2km)
累積標高
+901m -901m
時間
5時間10分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0718枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0049枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(道迷い、明星ヶ岳の北西尾根注意)
展望
(A:良い~E:なし)
C
見どころ なし
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
05:15 148m 0.0km
国分寺参道入口 出発
05:35 (00:20)
312m 0.9km
国分寺
06:10 (00:35) 549m 1.8km 明星ヶ岳東峰(三角点)
06:20 (00:10) 569m 2.2km 明星ヶ岳西峰 5分滞在
07:10 (00:50) 400m 3.5km 400mピーク屈曲点
07:20 (00:10) 360m 3.8km 椿峠
07:40 (00:20) 270m 5.3km
前田川橋尾根取付き
08:30 (00:50) 460m 6.4km 平尾
09:30 (01:00) 413m 8.2km 雨引山
09:55 (00:15) 180m 9.0km 雨引山南尾根末端
10:25 (00:30) 148m 11.7km 国分寺参道入口  到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20200426_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/7c9EDaRAkJJMXjBy8

 鈴鹿の前衛峰の位置づけの中でも街に近い里山ということもあり、最後まで残っていた山に向かうことにしました。 しかし、これでは人と合う可能性が高くなるので、今回も日の出の直後に登り始める事にしました。

 登山口は、有名なシャープの亀山工場の近くにある国分寺の参拝道からとなります。 すっかり日の出も早くなり、5時には登山口に到着するよう4時に出発しました。 高速利用で1時間と掛からず亀山パーキングのスマートインターに到着すると、シャープも入っている工場団地脇を抜け、造成されたばかりの道路を進むとも5分ほどで駐車予定地点に到着しました。

シャープ亀有工場と錫杖ヶ岳・経ヶ岳
シャープ亀有工場と錫杖ヶ岳・経ヶ岳

 ここは国分寺参拝道近くで、目の前には向かう「明星ヶ岳」が見えていました。

明星ヶ岳は近くに
明星ヶ岳は近くに

 今回も短めとなるのでザックに最低限のものだけ詰めて出発します。 前方に石灯籠のある分岐が見えてくると、ここが参拝道の入り口で間違いありません。

国分寺参道入口
国分寺参道入口

入り口の標識
入り口の標識

 右の細い道を進むと木の杖が置かれた分岐に出合います。

ここは直進
ここは直進

 暫く進むと後方の景色が開け、昇ったばかりの朝日が見えていました。

後ろに朝日
後ろに朝日

 舗道を奥へ進むと広場となり、舗道はここで終点のようです。 ここまでは車で入れますが、ここから先は人しか通れません。

舗装路終点
舗装路終点

 細い参道を登っていくと、前方に鉄塔が見えてきました。

参道を進む
参道を進む

鉄塔に到着
鉄塔に到着

 鉄塔まで登ると国分寺まではすぐでした。 石仏の置かれた横を通ると階段となり、そこを登ると境内に到着しました。

国分寺前
国分寺前

階段を登る
階段を登る

 ここまで出発して20分ほどですが、まだ朝早いので人影はありません。 この先の安全祈願と感染の早期収束を願い、お参りしていきました。

安全祈願をしていく
安全祈願をしていく

国分寺説明文
国分寺説明文

 参拝後は、左へ進むと南からの参道と、右に細い「明星ヶ岳」への道があります。

右に明星ヶ岳分岐
右に明星ヶ岳分岐

 そこを登っていくと境内の上となり、切り開きからは鈴鹿市方面が見えていました。

すでに結構な高さに
すでに結構な高さに

 ザレた斜面をつづら折れに登っていくと、尾根沿いの道となります。

ザレた道を登る
ザレた道を登る

 道は思ったよりも細く、灌木などが邪魔です。

細い道に
細い道に

 程なく393mピークに到着すると、左に倒木帯を見ながら鞍部へと降りていきます。

393mピーク
393mピーク

一旦下る
一旦下る

 一旦下りますが、鞍部からは長い急登となりました。

ここから長い登りに
ここから長い登りに

急登となる
急登となる

 一向に上部が見えてきませんがジリジリと登っていくと、次第に傾斜が緩んで楽になっていきます。

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 平坦となると麓からも見えていた電波の鉄塔が見えてきました。

前方に電波鉄塔
前方に電波鉄塔

下からも見えていた鉄塔
下からも見えていた鉄塔

 その下でザックを下ろすと、一息入れ水分補給していきます。 ここまで登ると山頂までの標高差は少なくなり、ひと登りで「明星ヶ岳」の東峰に到着しました。

山頂まで標高差少なく
山頂まで標高差少なく

明星ヶ岳山頂
明星ヶ岳山頂

ここは東峰
ここは東峰

 山頂は樹林に覆われ展望はあまりよくありませんがヤマザクラが咲いており、この先に「仙ヶ岳」などか見えていました。

山頂の桜と景色
山頂の桜と景色

 ここからも一旦下り、下で白木からの道と合流します。

西峰へ向かう
西峰へ向かう

分岐(左から来た)
分岐(左から来た)

 踏み跡が濃くなり、石の多い尾根を進んでいきます。

岩が出てきた
岩が出てきた

 前方が明るく見えてくると、程なくして「明星ヶ岳」の西峰に到着しました。

山頂はすぐ上に
山頂はすぐ上に

イワカガミ
イワカガミ

山頂の様子
山頂の様子

西峰に到着
西峰に到着

 山頂は北西方面が刈られており、仙ヶ岳の両脇には「雨乞岳」や「鎌ヶ岳」なども見えていました。

雨乞岳・仙ヶ岳・鎌ヶ岳・野登山など
雨乞岳・仙ヶ岳・鎌ヶ岳・野登山など

高畑山・三子山・四方草山など
高畑山・三子山・四方草山など

南側の展望
南側の展望

 ここまでは一般道で良い道でしたが、ここから先は西の尾根へと向かいます。 とは言え、里山なので赤テープがついている尾根を降りていきました。 ザレた岩稜となりますが、薄い踏み跡を頼りに降りていきます。

西の尾根を下る(後ろを振り向く)

西の尾根を下る(後ろを振り向く)

 急斜面となりますが、踏み跡や木の枝などがあるので、それほど危険ではありません。

暫くは急斜面の下りに
暫くは急斜面の下りに

ザレた斜面
ザレた斜面

 スリップ注意で降りていくと次第に傾斜が弱まり、尾根も広くなってきました。

ここまで下れば安全地帯
ここまで下れば安全地帯

 赤い境界標識やテープを目指し歩いて行きますが、歩く人はそれなりにいるようで、ハッキリした踏み跡が続いていました。

踏み跡を辿り進む
踏み跡を辿り進む

作業道が続く
作業道が続く

 当面は422m地点でそこまで分岐がいくつか現れますが、明確な踏み跡を辿ると難なく422m付近に到着しました。

明確な踏み跡
明確な踏み跡

ここで右に

ここで右に

植林の中を進む
植林の中を進む

 ここで左に折れると右下に作業跡が現れます。

422m付近で左へ
422m付近で左へ

右(北)斜面に作業跡
右(北)斜面に作業跡

 その先で二重山稜となりどこでも歩ける感じとなりますが、予定通り尾根を西へと向かいました。

複雑な地形となるが尾根を辿る
複雑な地形となるが尾根を辿る

400mピークへ向かう
400mピークへ向かう

 踏み跡は傾斜のゆるい谷沿いに右にそれていて、林道へはそちらのほうが楽そうです。 それを無視して尾根沿いの進むと、400mピークへの急登となります。

踏み跡は右の谷へ
踏み跡は右の谷へ

赤テープが続く
赤テープが続く

急登に
急登に

 左の急斜面との境を登っていくと、400mピークに到着しました。

400mピークで右へ
400mピークで右へ

 ここで右に折れ「椿峠」へと向かいます。 しかし、その手前にピークがあるので、一気に登っていきました。

登りに
登りに

椿が多い
椿が多い

 ピークに到着すると、ここからはテープの付いた急斜面の尾根を降りていきました。

ピークから右下へ下る(テープあり)
ピークから右下へ下る(テープあり)

 細尾根となると、少しづつ標高を落としながら林道へと向かいます。

細尾根を進む
細尾根を進む

尾根道を進む
尾根道を進む

 前方に林道が見えてきますが、尾根は左へと折れています。 左に曲がりザレた尾根を降りていくと終端となり、右下にある林道へと続く踏み跡を降りていきました。

林道が見えてきた所で左へ
林道が見えてきた所で左へ

下に林道
下に林道

椿峠に到着
椿峠に到着

 「椿峠」に到着しますがまだ7時半前です…。 予備コースとして考えていた「霧ヶ岳」への道を探しますが、峠から東へ少しいった登山道と思われる道は、土砂で抉られ登れそうもありません。 その先で尾根に取り付けそうなところはありましたが、向かう気になれず今回は視察だけとしていきました。

左手に作業道がある
左手に作業道がある

作業道が崩れている
作業道が崩れている

 ここからは予定通り林道を歩いて、「雨引山」へと続く尾根に取り付きます。

予定通り雨引山へ
予定通り雨引山へ

 右に前田川の流れを見ながら歩いていくと、分岐標識が見えてきました。

分岐に到着
分岐に到着

 ここで右に折れると前田川沿いに下流へと向かいます。 しかし、この橋を渡った先が予定の尾根となるので渡った左手から踏み跡を辿り登っていきます。

橋を渡り左へ
橋を渡り左へ

尾根に取り付く
尾根に取り付く

 獣道と思われる跡を左へ入ると、つづら折れで尾根へと上がっていました。 その跡を適当に進むと、傾斜が緩み尾根心に到着しました。

急登を登る
急登を登る

 尾根の上は人の踏み跡もあり、林業の作業道となっているようです。

尾根沿いに
尾根沿いに

 次第に傾斜が強まり410mピークへと登っていきます。

410mピークの急登
410mピークの急登

 急登となり、ザレて滑りやすい斜面を慎重に登っていくと、左からの尾根と合流するとピークに到着しました。

右に
右に

 ここまで登るとこの先大きな高低差はありません。

ここからは標高差少なく
ここからは標高差少なく

 平坦な尾根道をツツジの花を見ながら歩いていきます。

ツツジが見られる
ツツジが見られる

 ここまで二次林でしたが植林が見えてくると、一旦尾根が切れ鞍部から再度尾根へと取り付きます。

東へ向かう
東へ向かう

一旦、尾根が切れる
一旦、尾根が切れる

予定の尾根に復帰
予定の尾根に復帰

 ここからは明確な作業道が現れ、木の根の多い道を進んでいきました。

右に作業道
右に作業道

根の張り出す道に
根の張り出す道に

 暫くは雰囲気の良い尾根道が続きます。

雰囲気のよい尾根に
雰囲気のよい尾根に

 この辺りでは一番の高さとなる460mピークが近づくと、花崗岩のザレた斜面となりました。

平尾はザレ斜面
平尾はザレ斜面

 事前にこの山頂に名前が付いていることは知りませんでしたが、ピークには「平尾」の山名板が掛かっています。

平尾山頂
平尾山頂

 ザレの上部からは北から西側の展望が広がっており、鈴鹿南部の山がよく見えていました。

平尾からの展望1
平尾からの展望1

平尾からの展望2
平尾からの展望2

 ここで休憩後、更に尾根を東へと向かいます。

更に東へ

更に東へ

 「平尾」への正規ルートはこちら側のようで、赤テープが頻繁に見られるようになりました。 鞍部から手前のピークは右にトラバース道が付いており楽に通過していけます。

下りに
下りに

鞍部付近
鞍部付近

ピークを右からトラバース
ピークを右からトラバース

 この辺りから尾根が複雑に分岐しており、踏み跡を頼りに右の尾根を下っていきました。

平坦な尾根に
平坦な尾根に

右の尾根に
右の尾根に

作業道を進み左へ
作業道を進み左へ

 谷の先で尾根が合流しており、少し先でこのコースの最低鞍部へ向かいます。

ここで尾根が合流する(振り向き)
ここで尾根が合流する(振り向き)

 南へと方向を変え少しづつ降りていくと、再度作業道が現れ植林の間伐跡が見えてきました。

ここからは南へ向かう
ここからは南へ向かう

テープがある
テープがある

踏み跡が濃くなり
踏み跡が濃くなり

 間伐されたのは最近の様で、真新しい切断跡が見えていました。 後で知ったのですが、この東側にはゴルフ場があり、そこからの標高差は100mほどしかありません…。

最低鞍部に到着(最近間伐されている)
最低鞍部に到着(最近間伐されている)

 鞍部から登り返すと、ザレた尾根となり雨引山への急登となりました。

ザレた道を進む
ザレた道を進む

次第に傾斜が強まる
次第に傾斜が強まる

 急登は思っていたほどではなく、すぐに傾斜が緩むと気持ちの良い尾根道となります。

傾斜が緩み広い尾根に
傾斜が緩み広い尾根に

雨引山の北西峰への登り
雨引山の北西峰への登り

 そのまま登っていくと、雨引山の西にあるピークに到着しました。 こちらのピークも雨引山と標高差はほとんど無く、見る方角によっては双耳峰に見えるでしょうか?

雨引山の北西峰
雨引山の北西峰

 ピークに到着時には、猪なのか大急ぎで逃げていく獣を見かけます。 平坦なピークから雨引山へは、はっきりしない急な斜面を降りていきます。

この先で右へ降りる
この先で右へ降りる

急斜面を下る
急斜面を下る

 程なく尾根と合流すると、後は尾根沿いを進むだけのはずでした。

尾根で明確な踏み跡
尾根で明確な踏み跡

 しかし、山頂手前が細尾根となっており、その手前が倒木で通れません…。

倒木に阻まれる
倒木に阻まれる

 右側は急斜面で通れそうもないので、左の獣道の踏み跡を辿ります。

獣道を進む
獣道を進む

 獣たちは倒木などの下を潜っていますが、人が通れる高さではありません。 仕方がないので無理やり跨いで進み、細尾根の下をトラバースして通過していきました。

倒木の下をトラバース
倒木の下をトラバース

トラバースして尾根に復帰する
トラバースして尾根に復帰する

 幸い西側は斜度も低く、脆い斜面となっていますが獣の通り道で踏み跡はしっかりしており危険はありません。

無事通過
無事通過

 ここを通過すると最後の上りとなり、次第に急登となっていきます。

雨引山へ最後の登りに
雨引山へ最後の登りに

この上が山頂手前のピーク
この上が山頂手前のピーク

 ピークに到着すると切り開かれた広場となっていますが、山名標識なしきものはありません。

こちらは山頂ではない?(ピークは広場になっているが)
こちらは山頂ではない?(ピークは広場になっているが)

 南側に踏み跡が付いているのでそちらへ向かうと、次のピークが刈り払われた広場となっており、ここが山頂となっていました。

平坦な山頂部を南へ
平坦な山頂部を南へ

刈り払われた山頂に到着
刈り払われた山頂に到着

 山頂は展望も無く早々に下山することにしました。 南に踏み跡やテープが多くあるのでそちらへ向かうと、左手に「多度神社」と書かれた石碑がコンクリートで埋め込まれていました…。

多度神社?
多度神社?

裏の記載
裏の記載

 風も吹いて日陰となっているので、ここで最後の休憩としていきました。 その後は、明確な道を南尾根へと降りていきます。

ここからは明確な道となる
ここからは明確な道となる

南尾根を降りていく
南尾根を降りていく

 地図を見ても急斜面などはなさそうな尾根で、足には優しい道でした。

変化のない緩い尾根が続く

変化のない緩い尾根が続く

 途中に倒木帯があらわれ、朝登った「明星ヶ岳」が近くに見えています。

倒木帯から明星ヶ岳
倒木帯から明星ヶ岳

 このまま苦もなく降りられるかと思いましたが、一箇所だけ崩れやすく脆い岩場があったので慎重に通過して行きました。

脆い岩場を降りてくる
脆い岩場を降りてくる

 次第に標高が落ちていき、下から車の音なども聞こえてきます。

外界の様子
外界の様子

尾根も終盤に
尾根も終盤に

 尾根の末端に近くなると植林帯となり、最後は伐採木を避けながらつづら折れで降りていきました。

植林帯が見えてくる
植林帯が見えてくる

間伐材を避けながら降りる
間伐材を避けながら降りる

 下に林道が見えてきますが、尾根の末端を目指し右に意識しながら降りていきました。

下に林道が見え
下に林道が見え

 下まで降りると、林道手前に用水路が通っており、その下は1.5mほどの段差となっています。

用水路
用水路

無事に下山
無事に下山

 右側から降りると、ここからは車道を歩いて駐車地へと戻ります。

右の橋を渡る
右の橋を渡る

 暖かな日差しの中を歩いていくと、30分ほどで駐車地に到着しました。

施設横の新しい道を進む
施設横の新しい道を進む

溜池から明星ヶ岳(左)と雨引山(右)
溜池から明星ヶ岳(左)と雨引山(右)

最後は歩道歩き
最後は歩道歩き

【反省点】
 特にありません。

【次回予定】
 以前から計画していた、南アルプス深南部の「黒沢山」へ「奈良代山」からピストンで登った記録を掲載します。


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