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[登山] 三重県 矢頭山から髯山往復 [登山]

 今回は、前回からの間隔が短いので、低山を計画しました。 前日の雨の影響の少ない天気の期待できるところと言うことで、三重県津市の「矢頭山(やずさん)」に登ってきました。 しかし、これだけでは3時間と掛からないので、足を延ばし南の「髯山(ひげやま)」まで往復で歩いてきました。 「矢頭山」は期待した展望などは有りませんでしたが、その分「髯山」では180度の展望を堪能できました。

髯山から矢頭山方面(手前に716mピーク)
716mピーク、奥に僅かに矢頭山

三重県
矢頭山から髯山往復
日付
2020年06月20日(土)
天気 晴れ(風強く)
山域
場所 三重県津市一志町
距離 10.2km
累積標高
+1547m -1547m
時間
5時間00分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0450枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0031枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(岩場、細尾根、道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
C(髯山は180度の展望)
見どころ 矢頭の大杉
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
05:25 265m 0.0km
中宮キャンプ場 出発
05:30 (00:05)
282m 0.1km
御峰登山口
06:20 (00:50) 725m 1.9km 大日拝展望台
06:30 (00:10) 709m 2.0km 不動ヶ嶺(髯山分岐)
06:55 (00:25) 700m 2.9km 716mピーク手前
07:25 (00:30) 439m 4.2km 清水峠
07:55 (00:30) 687.6m 5.1km 髯山山頂 休憩
08:10 (00:15) 687.6m 5.2km 髯山山頂 出発
08:25 (00:15) 439m 6.0km 清水峠
09:10 (00:45) 700m 7.5km 716mピーク手前
09:35 (00:25) 709m 8.4km 不動ヶ嶺(髯山分岐)
09:45 (00:10) 730.6m 8.6km 矢頭山(5分休憩)
09:55 (00:10) 660m 8.8km 地蔵の尾
10:15 (00:20) 402m 9.6km 矢頭峠
10:25 (00:10) 265m 10.2km 中宮キャンプ場 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20200620_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/J19wpxWRReG9sNAU8

 前回の山行から3日後の土曜日に計画しますが、仕事の疲れも加わり筋肉の違和感が残っています。 そこで数年前から計画していた、「矢頭山」から「髯山」の縦走を実施に移しました。

 自宅から1時間強で到着すると見て、4時前に出発しました。 前々回の「学能堂山」と途中までは一緒ですが、事前に調べ最短距離となるよう「一志嬉野」のインターチェンジで下道へと向かいます。 しかし、計画していたコースはカーナビはおすすめでは無いらしく、経由地をポイントしなんとか目指します。 インターから左折し、暫く南下したところで右折し県道580号線へと入りますが、思ったよりも広い道で奥のゴルフ場へと向かいました。 県道43号線と合流し、名松ゴルフクラブを右に見て越えると小川沿いの集落へと入っていきます。
 県道はそのまま目的の矢頭へと続いていますが、カーナビがオススメしない理由が分かります。 山の中に入っていくと、しだいに車幅が狭まりすれ違うのが困難となっていきました。 それでも朝早いこともあり、1台だけの対向車で済みました。

 車幅が広がり二車線路となると、前方に真新しいトンネルが見えてきます。 数年前に開通した矢頭トンネルですが、その手前で左折し旧道へと入っていきました。 そして暫く進むと、大きな木が見えてくると、そこが矢頭公園でした。

 矢頭公園の右手にはバンカーなどキャンプ上が整備されていますが、この時期はまだ開いてはいないようでした。 大木の前に駐車場があるので、そこに止めて出発の準備をはじめます。

駐車場と大杉
駐車場と大杉

 大杉の横には、今から登る「矢頭山」の案内図や説明文があるので読んでいきます。

矢頭の大杉(上まで見えない…)
矢頭の大杉

矢頭山案内図
矢頭山案内図

矢頭山説明文
矢頭山説明文

 トイレへ寄り出発しますが、まずは車道を更に上へと歩いていきます。

登山口へ向かう

登山口へ向かう

 100mほどで橋が見えてくると、その左手に登山口がありました。

橋の手前に登山口
橋の手前に登山口

 この時は気が付きませんでしたが、この橋の渡ったさきの左手にも「滝コース」の入口があります…。 そうとは気が付かず、階段状の道を登っていきました。

不動の滝コース入口(帰路撮影)
不動の滝コース入口

沢から離れ登りに
沢から離れ登りに

 そのまま尾根へは登らず、つづら折れの道となります。

つづら折れで高巻く
つづら折れで高巻く

 沢沿いを高天区道となりますが、右下からの水音が大きくなると、不動滝へと分岐が現れました。

不動滝分岐
不動滝分岐

 ここで不動滝のことを思い出します。 折角なので右下へ降りて、滝を見学していきました。

不動滝へ寄る
不動滝へ寄る

不動滝
不動滝

 不動滝を見学し終わった所で、先程の分岐へ登り返し先へと進みます。 程なく左手に古びた小屋が現れました。

休憩小屋

休憩小屋

 その先でゴソゴソと動くものがあるのでよく見ると、至近距離に鹿の後ろ半分だけが見えていました。

前方に鹿(のお尻だけ)
前方に鹿(のお尻だけ)

 沢の音が大きくこちらの足音が聞こえないようで、モゾモゾと動く姿が見えていました。 結局、斜面を登っていたらしく登ってからこちらに気が付き、大急ぎで斜面を登って逃げていきました。 そこから暫く進むと、右の対岸にテープが見られそちらへ飛んで渡ります。

右の対岸の道へ
右の対岸の道へ

 再度左へ渡り返し、沢沿いの道を進むと、前方に白いガードレールが見えてきました。

前方にガードレール
前方にガードレール

 林道が右から通ってきており、斜面を登り道に合流しました。 広場となっており、ここにも休憩小屋が建っていました。

ここにも小屋
ここにも小屋

林道に出る
林道に出る

 林道の橋を右に見ますが、そのまま直進すると沢沿いの登山道へ復帰します。

林道から左の沢沿いの道に
林道から左の沢沿いの道に

ここを進む
ここを進む

 更に進みますが、奥が明るく見えてくると、大きな堰堤の手前に到着しました。

前方に大きい堰堤
前方に大きい堰堤

 左上に階段が見えるので、そこまで岩の上を歩き向かいます。

堰堤前で左上へ
堰堤前で左上へ

 堰堤の上を通過しますが、奥にもまた堰堤が見えてきます。

奥にも堰堤
奥にも堰堤

 そのまま堰堤へ向かいますが、小川を渡った所で左にテープが付いており、ここから尾根に取り付くようでした。

奥の堰堤手前で左の尾根に
奥の堰堤手前で左の尾根に

 踏み跡を進むと標識が立っており、つづら折れで標高を上げていきました。

尾根心へ
尾根心へ

ここから尾根沿いの道に
ここから尾根沿いの道に

 尾根沿いの道となりますが木の根の階段状の道で、それほど急斜面というわけではありませんでした。

木の根の階段
木の根の階段

序盤はそれほど急登では無い
序盤はそれほど急登では無い

 ピークを越えると右に折れて、その先に急斜面が現れます。

1つ目のピークを越えて
1つ目のピークを越えて

稜線への急登に
稜線への急登に

 濃い踏み跡は左端に付いており、そこを辿って登っていきます。 ひと登りすると傾斜が緩み、ベンチが設置されていました。

ひと登りするとベンチ
ひと登りするとベンチ

 稜線が近いのか風通しが良くなり、汗が一気に引いていきます。

稜線を進む
稜線を進む

 平坦な稜線を進むと、左右に主稜線が見えてきました。 そしてピークで右に折れると、大日拝展望台へと登っていきます。

主稜線に到着(右へ)
主稜線に到着(右へ)

稜線は風が強く
稜線は風が強く

 大日拝展望台の手前まで来ると、先程同様に急登となりました。

大日拝展望台への急登
大日拝展望台への急登

 黙々と登っていくと、平坦な山頂部に到着しました。 しかし、大日拝展望台と呼ばれているのですが、今は展望は無く樹林に覆われていました。

展望なし…
展望なし…

大日拝展望台
大日拝展望台

 ここまで来れば「矢頭山」の山頂まではそれほど掛かりません。 一旦標高を落としますが、その途中で左に展望が得られました。

ここから下りに
ここから下りに

木々の間から716mピーク
木々の間から716mピーク

右へ

右へ

 登り返してひとつ目のピーク(不動ガ嶺?)を西へ向かうと山頂ですが、予定通りここで左の尾根を下っていきます。

不動ガ嶺(右に髯山へ)
不動ガ嶺(右に髯山へ)

 予定していた尾根には、テープなどもついており明確な踏み跡が奥へと続いていました。 これだけはっきりした道であれば躊躇する必要もありません。 左へ折れると植林帯の道を一気に降りていきました。

この尾根を下る(テープ・踏み跡あり)
この尾根を下る(テープ・踏み跡あり)

 傾斜が緩むと左手の樹間から、伊勢の山々が見えています。

左手に展望
左手に展望

 尾根は複雑に分岐していきますが、境界沿いに進むこともあり、境界標識や踏み跡が続いていました。

明確な踏み跡が続く
明確な踏み跡が続く

鞍部へと下る
鞍部へと下る

足場に注意
足場に注意

 暫く進むと、当面の目標となる716mピークとの間にある鞍部に到着しました。

鞍部付近
鞍部付近

 この辺りは伐採されており、東側の展望が得られます。 また、振り向くと「矢頭山」が近くに見えていました。

鞍部から東側の展望
鞍部から東側の展望

 ここからは長い登りとなりますが、急登というわけではなく比較的登りやすい道でした。

登り返す
登り返す

尾根を進む
尾根を進む

 植林帯の登りを進むと、716mピークが前方に見えてきました。

ピーク分岐(左に)

ピーク分岐(左に)

 右(西)に踏み跡などが続いていますが、ここは左(東)に折れ急斜面の尾根を下って行くので注意が必要です。

谷間から霧が立ち込め
谷間から霧が立ち込め

 尾根は分岐しており複雑ですが、要所要所に境界標識があるのでそれを目印に降りていきました。

このあたりは複雑な地形に
このあたりは複雑な地形に

 すると広い尾根となり、綺麗に伐採され道となっています。

広い尾根を降りていく
広い尾根を降りていく

一旦登りとなりますが、距離は大したことはありませんでした。

登り返す
登り返す

白い杭が目印に
白い杭が目印に

 ピークを越えると、南西の尾根を下って行きます。

明確な尾根道
明確な尾根道

 この辺りは、自然林の残る気持ちのよい森でした。

よい雰囲気に
よい雰囲気に

 緩やかな下りを進むと、前方に枯れた老木が見えてきて、その脇に「峠谷」と書かれた標識が立っています。

峠谷
峠谷

 この辺りは企業の敷地となっており、青いペンキで印がついていました。 その跡を追うように踏み跡を辿っていきました。

広い踏み跡を辿る
広い踏み跡を辿る

 下山予定の林道が近づくと、尾根が3方に分岐していますが、ここは中央の尾根を進みます。 すると下に林道が見えてきたので、そちらへ向かって適当に斜面を降りていきました。

右下に林道
右下に林道

ここを降りてきた
ここを降りてきた

 車道に出会いますが、予定の清水峠の東側でした。

車道に出る(右へ)
車道に出る(右へ)

 道路を西へと向かい、清水峠に到着します。

清水峠
清水峠

 ここは松阪市と津市の境で、歩いてきた尾根はその境界沿いとなります。 登山口はその峠の東側にあり、杖なども置かれておりよく整備された感じでした。

髯山登山口
髯山登山口

 早速髯山登山口から尾根に取り付きます。

尾根沿いの道に
尾根沿いの道に

 登り始めが急斜面となりますが、その後暫くは平坦な道となります。

暫くは平坦な道に
暫くは平坦な道に

 途中に岩場がありますが、ここは右から難なく通過できました。

岩場は右から
岩場は右から


?

 そして標高550m辺りから、150m上の山頂まで急登が始まります。

急登となる
急登となる

 所々にロープが付いていますが、必須と言うわけではありません。

ロープが出てきた
ロープが出てきた

 岩や木の根や幹を頼りに登っていきますが、前日までの雨で柔らかくなったところがあるので、注意が必要でした。

最後の急登
最後の急登

 そして傾斜が緩むと山頂の一角に到着します。

山頂直下に
山頂直下に

前方が明るくなり
前方が明るくなり

 ここまで登ると前方左手に展望台が見えており、程なく「髯山」の山頂に到着しました。

髯山山頂
髯山山頂

 山頂には石像(観音様?)が祀られており、少し下に立派な展望台が建っていました。

下に展望台
下に展望台

髯山の記録
髯山の記録

のろし場跡
のろし場跡

 展望台に上がり、椅子に腰掛け休憩しながら周りの展望を眺めていきます。

右奥に局ヶ岳
右奥に局ヶ岳

観音山・堀坂山
観音山・堀坂山

716mピーク、奥に僅かに矢頭山
716mピーク、奥に僅かに矢頭山

 一息ついた所で、「矢頭山」へと戻ることにします。 急斜面の下りとなるので気をつけながら降りていくと、僅か15分ほどで清水峠まで戻ってこられました。

帰路はすぐ左を取り付く
帰路はすぐ左を取り付く

 ここからは往路と同じ道を辿り、716mピークへと登ります。

青い印を追う
青い印を追う

 716mピークまでは高みを目指せば迷うこともありません。 716mピーク手前で右に折れ、尾根を下っていくと鞍部へ到着します。

矢頭山近影
矢頭山近影

 そこからは上り返しとなりますが、標高差は大したこと無く気がつくと登山道との合流手間近くまできていました。

登山道合流手前の展望地から伊勢湾
伊勢湾

 そして前方にピークが見えてくると、ここで登山道と合流しました。

分岐まで戻る
分岐まで戻る

 ここからは矢頭山への核心部となり、岩場が多くなりますがロープなども多く危険というほどではありませんでした。

左に折れ矢頭山へ
左に折れ矢頭山へ

ロープが多い
ロープが多い

大きく下る
大きく下る

登り返す
登り返す

岩の側面を進む
岩の側面を進む

 岩登りもそれほど難度が高いわけではなく、ロープは無視して三点支持で登っていきました。

ロープは頼らず
ロープは頼らず

 山頂が近づいてくると、岩場の左手から展望が広がりました。

山頂手前に展望地
山頂手前に展望地

716mピークを望む
716mピークを望む

 最後は尾根沿いを進む道となり、呆気なく山頂に到着しました。

矢頭山山頂
矢頭山山頂

 山頂は広く刈られており、祠が祀られています。

山頂の祠?
山頂の祠?

 休憩しようと思いましたが、日陰に乏しく立ったまま水分補給だけしていきました。 休憩もそこそこに、祠の右手にある道を降りていきます。

祠の右から下山
祠の右から下山

西尾根を降りる
西尾根を降りる

 程なく尾根は急斜面となりますが、滑っていくような感じではないので、一歩一歩確実に降りていきます。

ロープが鬱陶しく
ロープが鬱陶しく

下山途中の展望
下山途中の展望

 緩急を交えながら降りていくと、「地蔵の尾」と名付けられた小ピークを通過します。 ここで左に折れると次第に植林の中の道となり、道もしっかりとしていきます。

地蔵の尾
地蔵の尾

歩きやすい道に
歩きやすい道に

植林帯を降りる
植林帯を降りる

 植林の作業道と思われる道を進んでいきますが、最後の方は整備された丸太の階段となっていました。

最後は階段を降りていく
最後は階段を降りていく

最後のピークにベンチ?
最後のピークにベンチ?

 最後のピークを通過すると急斜面の下りとなりますが、ここも丸太階段で楽できます。

急斜面だが階段あり
急斜面だが階段あり

 つまづかない様にテンポよく降りていくと、下に林道が見えてきました。

テンポよく降りる
テンポよく降りる

右下に車道
右下に車道

 車道手前で右に折れ、車道から分岐した林道へと降りていきました。

林道ゲート手前に降りる
林道ゲート手前に降りる

登山口の様子
登山口の様子

 この辺りが「矢頭峠」となります。 最後は車道を歩いて駐車地まで戻りますが、その途中で沢で手などを洗い無事到着しました。

車道歩きに
車道歩きに

【反省点】

 特にありません。

【次回予定】
 先日、愛知県の低山に登ってきたので、その時の記録を掲載します。


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