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[登山] 長野県 あららぎ高原から大川入山縦走 [登山]

 今回も、低山に登るのは苦しいので、「恵那山」近くの「大川入山」にあららき高原方面から登りました。 今回も朝方は快晴の青空でしたが、時間が経つのに従い雲が湧き出し、山頂到着時には近くの山しか望めませんでした。

関連リンク
 2010年04月04日 藪山だった恩田大川入山縦走登山

あららぎ高原方面から山頂の眺め
笹原の稜線を進む

長野県
あららぎ高原から大川入山縦走
日付
2020年08月22日(土)
天気 晴れ時々曇り
山域 恵那山地
場所 長野県下伊那郡阿智村浪合
距離 11.4km
累積標高
+1126 -1024m
時間
4時間20分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0412枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(旧道の岩場はD)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ なし
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから推測)
06:55 1120m 0.0km
あららぎ高原スキー場入口 出発
07:00 (00:05)
1145m 0.4km
あららぎ高原スキー場
07:30 (00:30) 1320m 1.8km ゲレンデトップ
07:45 (00:15) 1452m 2.1km 1452mピーク
08:05 (00:20)
1523m
2.4km 登山道合流
09:00 (00:55) 1863m 4.9km 恩田大川入山分岐
09:35 (00:35) 1908.3m 6.1km 大川入山山頂 (5分休憩)
10:40 (01:05) 1574.6m 9.6km 横岳 (5分休憩)
11:12 (00:32) 1205m 11.1km 大川入山登山口(治部坂)
11:15 (00:03) 1178m 11.4km 治部坂登山者駐車場 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定[恩田大川入山は以前のコース]、赤色は実績、スキー場からの濃い青色は本来の登山道)
20200822.map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/2v3HRSHyDqf6rDRQ7

 前回に引き続き残暑が厳しいので、少しでも高いところを目指します。 しかし、午後から雷雨の予報となっているので、午前中には降りてこられる山として「大川入山」を目指しました。 過去2回登ったことがありますが、いずれも治部坂峠方面からなので、まだ歩いていないあららぎ高原から登ります。

 高速利用で近いと言うこともあり、いつもより遅めの5時過ぎに出発し、7時前には「園原」インターチェンジに到着しました。 そこから下道を治部坂峠方面に20分ほど走らせると、寒原峠(さむはらとうげ)に到着します。 ここで右折しゴルフ場方面へと向かうと、5分ほどで左手にスキー場の入り口に到着しました。

スキー場入口
スキー場入口

 簡易ゲートで通行止めとなっているので、入り口前の駐車余地に止め出発の準備をしていきます。 当初は一人で帰路は車道かバスで周回予定でしたが、アスファルトの上を強い日差しで歩くのは大変そうです。 そのため、今回も同乗者と一緒に来ており「治部坂峠」に迎えに来てもらうことにします。

 入り口からゲレンデへ向かうと、2台の車が奥へと入っていきます。 一台は、登山者の方と思われ手前の駐車場に駐車していました。

ゲレンデへ
ゲレンデへ

 程なくして駐車場とスキーセンターの建物が見えてくると、2台車が止まっており作業の準備をしていました。

スキー場駐車場へ到着
スキー場駐車場へ到着

スキーセンター(左手へ)
スキーセンター(左手へ)

 スキーセンターの左手に「大川入山」への案内図があり、これからの道が示されていました。

大川入山遊歩道案内図
大川入山遊歩道案内図

 案内に従い、薄い踏み跡の道を上っていきました。

リフトの右へ
リフトの右へ

リフト沿いの道を登る
リフト沿いの道を登る

 暫くはゲレンデ沿いで遮るものはありません。 早々に帽子を被り歩いていきます。

道は不鮮明
道は不鮮明

三階峰
三階峰

道を進むが・・・
道を進むが・・・

 道は右に左に蛇行していますが、次第に草が多くなりこの先進んでよいか不安になりました。 GPSで現在地を確認し、地図に破線で書かれている道が外れているのを確認します。 そちらへ草を掻き分け戻りますが、道の形跡はまったくありませんでした。

道が怪しくなる(左にゲレンデ上部)
道が怪しくなる(左にゲレンデ上部)

 先程の道に戻りますが、どこが登山道かわからないので、取り敢えず踏み跡の濃い道を進みゲレンデの右手を進んでいきました。

谷沿いに
谷沿いに

 踏み跡は続きますし、地図の破線に近づいているので、そのまま歩いていきますが明らかに草が多めです…。

ここであっている?
ここであっている?

タチフウロ?
タチフウロ?

ヤブに・・・
ヤブに・・・

 そのまま破線まで進むかと思っていましたが、途中で左に折れゲレンデトップへと登っていきました。

ゲレンデ上部に到着
ゲレンデ上部に到着

 歩いてきた道は結局ゲレンデトップまでの作業道のようです…。 それでもここから尾根沿いの北西方面に破線路があるので、そちらを確認すると踏み跡が見られます。

尾根に取り付く(踏み跡あり)
尾根に取り付く(踏み跡あり)

 尾根に取り付き暫く登ると踏み跡は鮮明となり、邪魔な枝なども切られていました。

踏み跡を追う
踏み跡を追う

 ここで間違いなさそうだと、暫くはよい道を進んでいきました。

途中から笹薮に
途中から笹薮に

 しかし、破線路との合流近くまで登ると笹が茂りだし、笹薮の中を進む道となりました。 それでも下草は刈られており、その間を進んでいくのでなんとかなります。

一旦落ち着く
一旦落ち着く

 倒木などを迂回しながら進んでいくと、傾斜が緩み1452mピーク付近に到着します。

傾斜が落ち着く
傾斜が落ち着く

稜線に合流
稜線に合流

 ここで主稜線に合流します。 本来の旧登山道?方面を確認しますが、踏み跡は薄いものでした。

破線路の道を確認(東方面を見る)
破線路の道を確認(東方面を見る)

 ここで左に折れ破線を進んでいきました。 道はハッキリとしており、下草もまばらで問題はありません。

恩田大山入山(左に隠れ)方面
恩田大山入山(左に隠れ)方面

稜線沿いを進む
稜線沿いを進む

 暫くは水平な尾根を進んでいきますが、幹に赤テープで記しされたところを過ぎると岩場が見えてきました。

急登前に印
急登前に印

岩場に突入
岩場に突入

 岩場沿いに赤の境界標識が見えていますが、上部がどうなっているのか見えません。 最悪、息詰まる可能性もあるので、ここは無難に左右を確認し、右手へトラバースして行きました。

右斜面を登る
右斜面を登る

 急斜面を横切るので、滑落しないように慎重に向かいます。 しかし、人のものと獣と思われる踏み跡があり、それらを頼りに進んでいきました。

獣道などもあり
獣道などもあり

 地図通り北斜面は緩い尾根となっており、そこまで辿り着いたら後は尾根沿いに登るだけです。

無事尾根に取り付く
無事尾根に取り付く

そのまま尾根沿いを進む
そのまま尾根沿いを進む

 岩場が無くなりそのまま進むと、唐突に広い登山道と合流しました。

ここで正規の登山道と合流(左から来た)
ここで正規の登山道と合流(左から来た)

 この時は、どこから登って来ているのか分かりませんが、明らかに整備された登山道があり、そこからここまで楽に来られるのでしょう…。

刈られた良い道に・・・
刈られた良い道に・・・

 笹などが広く刈られた快適な道となり、この先は迷うこともありません。

快適な道が続く
快適な道が続く

日差しが強く
日差しが強く

 途中、確認しながら来たこともあり、思ったよりもここまで時間が掛かっていました。 気温が上がってきていたので、今回も谷間からの涼しい風の吹くところで休憩していきました。

ここで小休止(右下からよい風)
ここで小休止(右下からよい風)

 小休止後も稜線沿いに進んでいきますが、次第に展望も見られだし「大川入山」が見えてきました。

1724.5m地点から大川入山を望む
1724.5m地点から大川入山を望む

 植生も替わり気持ちの良い道を進んでいくと、呆気なく恩田大川入山分岐に到着しました。

植生が変わり
植生が変わり

よい雰囲気の中を進む
よい雰囲気の中を進む

あと2km?
あと2km?

古い標識
古い標識

分岐のピークが見えてきた
分岐のピークが見えてきた

北側が見えてくる
北側が見えてくる

分岐手前の様子
分岐手前の様子

恩田大川入山分岐(右が恵那山方面)
恩田大川入山分岐(右が恵那山方面)

 分岐付近は、背丈以上の笹が茂っており、この時期に「恩田大川入山」に向かうのはそれなりの覚悟が必要でしょう。

ここから暫くは下りに
ここから暫くは下りに

 ここからは以前も歩いた道となり、左に折れ「大川入山」との鞍部へと降りていきました。 暫くは快適な下りとなり、苔むした感じで落ち着きます。

大川入山にガス
大川入山にガス

苔むした道に
苔むした道に

 笹の中を道を進んでいきますが左右に展望が開けており、北側の景色を眺めながら登り返していきました。

笹原からの景色
笹原からの景色

ツルリンドウ
ツルリンドウ

 100mほどの登りとなりますが、急登というほどでは無く、気がつくと山頂手前のピークを通り過ぎていきました。

ここから登りに

ここから登りに

ニガナ
ニガナ

西側の展望
西側の展望

笹原の稜線を進む
笹原の稜線を進む

山頂直下の登りに
山頂直下の登りに

 ピークを右から迂回し、その先へ進むと誰もいない「大川入山」の山頂に到着しました。

後ろを振り返る
後ろを振り返る

 残念ながら雲が多く遠望もありませんが、太陽からの日差しも弱くベンチに座り暫く涼んでいきました。 到着後暫くで、治部坂峠方面からの登山者も登ってこられました。

大川入山山頂

大川入山山頂

この日は展望なし
この日は展望なし

 5分ほど涼んでから、展望の無い山頂を後にして治部坂峠方面へと下山します。

下山開始
下山開始

 ここからは以前も歩いた道で展望の良いのは覚えています。 残念ながら、ガスが纏わりつき遠望は望めませんが、その分涼しく歩けます。

道は下まで続く
道は下まで続く

 こちらの尾根は南斜面ということもあり、花などが多く見られます。

ヨツバヒヨドリ
ヨツバヒヨドリ

オトギリソウ
オトギリソウ

ホソバノヤマハハコ?
ホソバノヤマハハコ?

シロバナニガナ
シロバナニガナ

オヤマリンドウ(蕾)
オヤマリンドウ(蕾)

 前方に以前歩いた長者山などが見えてくると、南斜面を横岳へと続く稜線へと降りていきました。

長者峰(左)・悪沢山(中央左)など
長者峰(左)・悪沢山(中央左)など

横岳
横岳

ここから下へ(左へ迂回)
ここから下へ(左へ迂回)

?1
?1

 つづら折れの下りとなりますが、この手前と上りに掛けて数名の登山者の方とすれ違いました。

笹の間の道に
笹の間の道に

高度を落とす
高度を落とす

鞍部付近
鞍部付近

 こちらも笹が広く刈られた良い道が続きますが、鞍部からは50mほどの登りに転じました。

ここから1638.6mピークへの登りに
ここから1638.6mピークへの登りに

 それほどの急登ではなく、登りつめると平坦な道となりました。

平坦に尾根となる
平坦に尾根となる

快適な道に
快適な道に

 ここまで来ると「横岳」までは、大きな標高差無く快適に歩いていけます。

1638.6mピーク手前
1638.6mピーク手前

1638.6mピーク付近
1638.6mピーク付近

 ところどころに展望が開け、愛知県の最高峰となる茶臼山などが望めました。

右に展望(左に千本立、中央奥に茶臼山)
右に展望(左に千本立、中央奥に茶臼山)

変化のない道が続く
変化のない道が続く

 暫く歩いていると青空が望んで来ましたが、時間的には積乱雲が発生しだしていました。

入道雲
入道雲

 1616m地点の奥にベンチがありますが、これもなんとなく覚えがあります。

1616m地点
1616m地点

唐突にベンチ
唐突にベンチ

 山頂から離れると雲も薄くなり、時折青空が覗きます。

雲が割れ晴れ間
雲が割れ晴れ間

茶臼山
茶臼山

長者山と高嶺
長者山と高嶺

?2
?2

 植生が替わり雑木林となって来ると「横岳」も間近でした。

植生が変わる
植生が変わる

日が照ってきた
日が照ってきた

 山頂から1時間ほどで「横岳」に到着しました。

横岳に到着
横岳に到着

三等三角点
三等三角点

 ここまで降りると気温が上がってきて、汗が滲み始めます。 ベンチに座り、涼みながら水分補給をしていきます。

アキノキリンソウ
アキノキリンソウ

 休憩後は、治部坂峠に向かって一気に降りていきました。

大川入山を望む
大川入山を望む

ここら本格的な下りに
ここら本格的な下りに

次第に暑く・・・
次第に暑く・・・

尾根下を進む
尾根下を進む

 以前は、崩壊地の脇を通過していた道も、迂回路などが整備されており、危険はありません。

迂回路へ
迂回路へ

 それでも相変わらず木の根の多い道で、つまずかないよう注意して降りていきました。

木の根の道に(後ろを振り返る)
木の根の道に(後ろを振り返る)

長い下りに
長い下りに

 右下に沢の水音が聞こえ始めると、そちらから涼しい風が通って来て癒やされます。

右下に沢
右下に沢

 尾根の途中に右に折れる道が現れると、登山道も終盤です。

ここで右下の沢へ降りる
ここで右下の沢へ降りる

 沢の横を通る道となり、そこを進むと沢を渡る鉄製の橋に出合います。

見覚えのある橋に
見覚えのある橋に

 ここからは平坦な道となり、最後はコンクリートブロックが続く道を進み登山口に到着しました。

平坦な道を進む
平坦な道を進む

コンクリート沿いに歩く
コンクリート沿いに歩く

登山口の標識
登山口の標識

遊歩道案内図
遊歩道案内図

 ここまで山頂から1時間半ほどで、思ったよりも早めに到着します。 同乗者と連絡を取り、登山者用駐車場まで向かいに来てもらい、近くの蕎麦屋で昼食を食べてから帰宅しました。

【反省点】
 スキー場側からの道を事前に調べず道迷いしたことでしょうか?(1452mピークへと歩いたコースはオススメ出来ません)

【次回予定】
 富山県の「赤谷山」へ登ってきたので、その時の記録を掲載します。


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