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[登山] 早秋の銚子ヶ峰・三ノ峰・別山縦走 [登山]

  今回は、久しぶりの青空と展望が期待できる、白山方面の「別山」に登ってきました。 9年前にも石徹白から縦走していますが、今回は期待通りの良い天気となり、展望を眺めながらの忘れられない登山となりました。

関連リンク
 2011年06月19日 [登山] 両白山地 石徹白~別山日帰り縦走

別山から白山方面のパノラマ
北側パノラマ

早秋の銚子ヶ峰・三ノ峰・別山縦走
日付
2020年09月19日(土)
天気 曇りのち晴れ
山域 白山
場所 岐阜県郡上市白鳥町石徹白
距離 21.5km
累積標高
+2160 -2160m
時間
8時間55分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0731枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0118枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(距離・標高差大)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ 石徹白の大スギ、別山平(御手洗池)
時刻・標高・距離・行程(標高の赤字はGPSから推測)
05:40 955m 0.0km
石徹白登山口 出発
06:50 (01:10)
1567m 3.0km
神鳩避難小屋
07:30 (00:40) 1810.4m 4.6km 銚子ヶ峰
08:10 (00:40) 1839m 6.2km 一ノ峰 (3分休憩)
08:40 (00:30)
1962.3m
7.0km 二ノ峰
09:20 (00:40) 2128m 8.2km 三ノ峰 (5分休憩)
10:30 (01:10) 2399m 10.7km 別山 昼食休憩
11:05 (00:35) 2399m 10.9km 別山 出発
11:50 (00:45) 2128m 13.4km 三ノ峰
12:30 (00:40) 1839m 15.4km 一ノ峰 (5分休憩)
13:15 (00:45) 1810.4m 17.0km 銚子ヶ峰 (3分休憩)
13:40 (00:25) 1567m 18.6km 神鳩避難小屋
14:35 (00:55) 955m 21.5km 石徹白登山口 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20200919_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/8W9RsD41VMbHtUQ58

※何度も歩いているコースなので、詳細は割愛します。

 今年はコロナの影響もあり、遠くへ行っていないことに加え、歩く距離も短めで体力の低下が気になります…。 週末の天気が持ち直し、日本海側では前日の雨も早めに流れ、久しぶりに快晴の予想となっていました。
 そこで自宅からは比較的近く展望の良いところとして、久しぶりに石徹白の「銚子ヶ峰」から「別山」へピストンで歩くことにしました。 この時期は5時半頃が日の出となりますが、自宅から2時間弱で到着するので3時半過ぎに出発します。

 高速道路や峠道を順調に走らせ、予定通り5時半頃に到着しますが、朝方はまだガスが多く曇り空となっていました。

朝の天気
朝の天気

白山・別山の山頂図
白山・別山の山頂図

右の登山口へ(その前に奥のトイレへ寄る)
右の登山口へ(その前に奥のトイレへ寄る)

ツリフネソウ
ツリフネソウ

 雨露でズボンが濡れそうですが、草などは刈られているだろうと、スパッツだけで出発しました。 ザックを担いだままでトイレで用を済ませ、登山口から医師の階段を登っていきました。

登山口

登山口

石の階段を登る
石の階段を登る

 まずは体を慣らすには丁度よい感じで、階段を登りつめると「石徹白の大杉」の広場に到着しました。 大杉は数千年の歴史があるだけに、初めて見たときと変わりはありません。

石徹白の大杉
石徹白の大杉

 尾根に取り付く坂を上がっていくと、先行する女性の方を抜いて一気に標高を上げていきました。

尾根へ
尾根へ

まだ新緑
まだ新緑

 とは言え、久しぶりにきつい登山となる予定なので、心拍数が上がらないよう一定のペースで歩いていきます。

ブナ林の中を進む
ブナ林の中を進む

2km地点
2km地点

 あたけり坂に到着しますが、初めてのときは急と思われた坂道も大したことは無く、石を手がかりに黙々と登っていきました。

おたけり坂に
おたけり坂に

急坂を登る
急坂を登る

 標高1500mを越えると雲の中に入ったのか、周囲が霧がかってきます。

ガスが掛かり
ガスが掛かり

 しかし、それも僅かなことで、気がつくと霧が晴れ左手に青空が見えてきました。

雲が晴れ上空は良い天気に
雲が晴れ上空は良い天気に

3km地点
3km地点

 傾斜が緩んだ道を進んでいくと、初めの目的地となる「神鳩(かんばと)ノ宮避難小屋」に到着しました。

神鳩ノ宮避難小屋
神鳩避難小屋

 以前は、小屋前にテーブルがあったと思ったのですが、今はありません…。 ここまで出発から50分ほどですが、丸太椅子にザックを置いて水分補給をしていきました。

小さな祠
小さな祠

 ここからは掘れた道となり、石がゴロゴロと転がり足の置き場に困ります。

掘れた道を進む
掘れた道を進む

 尾根沿いに進み灌木を抜けると、笹の中を歩く道となりました。

雲の上に
雲の上に

4km地点(笹道に)
4km地点(笹道に)

 残念ながら西側から立ち上るガスで、周囲の展望は見えません。

山頂は雲の中?
山頂は雲の中?

 それでも標高を上げるのに従い、雲が風に流れ別山方面の山々が見えてきました。

雲が晴れ南白山を望む
雲が晴れ南白山を望む

 前方に大きな母御石が見えてくると、ここから先は傾斜が緩み山頂までは笹原を歩きます。

母御石
母御石

アザミ
アザミ

緩斜面を登る
緩斜面を登る

一面の笹原
一面の笹原

 次から次へと雲が流れ、なかなか前方が見えてきませんが、それも僅かのことした。

山頂が見えてくる
山頂が見えてくる

 山頂が近づくのに従いガスが晴れてきました。

ガスが晴れ
ガスが晴れ

銚子ヶ峰
銚子ヶ峰

 山頂からは「一ノ峰」から「三ノ峰」と、その奥に目指す「別山」が見えていました。

三ノ峰(左)と別山(中央奥)
三ノ峰(左)と別山(中央奥)

三ノ峰アップ
三ノ峰アップ

別山アップ
別山アップ

 標高1800mより低いところは、雲海となっておりまだ遠望は得られません。

別山谷
別山谷

 ここからは稜線歩きの始まりです。 花も見られだしますが、暫くはガスの中を歩いていきました。

ミヤマキンポウゲ(残り花)
ミヤマキンポウゲ(残り花)

シラタマノキ(果実)
シラタマノキ(果実)

ガスの中を進む
ガスの中を進む

 一ノ峰への上りとなり、笹の間を黙々と登っていくと山頂に到着します。

一ノ峰への上りに
一ノ峰への上りに

一ノ峰
一ノ峰

 「一ノ峰」からも「三ノ峰」と「別山」が並んで見えていました。

一ノ峰から三ノ峰と別山(右)
一ノ峰から三ノ峰と別山(右)

朝方のハクサンフウロ
朝方のハクサンフウロ

 この先もガスが飛ばされ時折青空が見えますが、遠くの景色はありません。 しかし、二ノ峰への上りとなり一気に標高を上げていくと、完全に雲の上へと出てきて周囲の様子が見えてきました。

二ノ峰への上り(ガスが晴れてくる)
二ノ峰への上り(ガスが晴れてくる)

雲の上へ
雲の上へ

上空は良い天気
上空は良い天気

展望が広がる
展望が広がる

ウメバチソウ
ウメバチソウ

 7km地点を通過すると傾斜も緩み展望も広がり始めます。 景色を眺めながら登っていくと、程なくして二ノ峰の脇を通過しました。

7km地点
7km地点

刈込池方面
刈込池方面

一ノ峰と丸山
一ノ峰と丸山

別山がハッキリと
別山がハッキリと

二ノ峰近影
二ノ峰近影

鬼の鼻面岩
鬼の鼻面岩

石徹白の山々(手前に願教寺山)
石徹白の山々(手前に願教寺山)

二ノ峰
二ノ峰

 二ノ峰を廻り込むように進むと、前方に「三ノ峰」が近くに見えてきました。

三ノ峰が見えてきた
三ノ峰が見えてきた

 ここから気持ちの良い笹原の道で、「三ノ峰」への緩やかな登りとなります。

三ノ峰と別山
三ノ峰と別山

 少し前から先行する登山者の方(2名)が見えていますが、健脚の方達で近づくことはありませんでした。

水呑釈迦堂跡
水呑釈迦堂跡

気持ちの良い稜線を進む
気持ちの良い稜線を進む

 この辺りは日当たりも良く、日差しも眩しく花も大きな花を付けています。

マツムシソウ
マツムシソウ

8km地点
8km地点

二ノ峰を振り返る
二ノ峰を振り返る

雲の上から木曽御嶽山が覗く
雲の上から木曽御嶽山が覗く

 周りの景色を眺めながら登っていくと、小屋へと最後の急斜面となります。

急斜面に
急斜面に

ヤマハハコ
ヤマハハコ

カライトソウ
カライトソウ

 「三ノ峰」が近くに見えてくると、程なく避難小屋に到着しました。

三ノ峰近影
三ノ峰近影

三ノ峰避難小屋
三ノ峰避難小屋

 この時間、小屋付近に人の姿は見られません。 西からの風でガスが湧き上がり、三ノ峰の山頂部がその中に没しますが、山頂到着時にはまた晴れていました。

山頂へ
山頂へ

 後方を見ると刈込方面からと思われる登山者の方が登ってきていました。

小屋を見返す
小屋を見返す

中央奥に白山(御前峰)が見えてくる
中央奥に白山(御前峰)が見えてくる

三ノ峰

三ノ峰

別山が近くに

別山が近くに

 また、今まで三ノ峰に到着時は雲などで、奥の白山が見えないことが多かったのですが、この日は奥までよく見えていました。

白山アップ
白山アップ

別山パノラマ
別山パノラマ

 「三ノ峰」からは、前方には笹原の間を抜ける「別山」への道が目で追えます。

別山への道
別山への道

 その道へ進み始めますが、暫くは大きく標高を落としていきますが、その後は「別山平」への上りとなります。。

別山への上りに
別山への上りに

あっという間に三ノ峰が遠く
あっという間に三ノ峰が遠く

三ノ峰を見返す
三ノ峰を見返す

三ノ峰から丸山、奥に大日ヶ岳
三ノ峰から丸山、奥に大日ヶ岳

 「別山平」へ登りつめると傾斜が緩み、笹原の細い道を進んでいきます。

別山平(左に白山)
別山平(左に白山)

白山アップ(室堂平が見える)
白山アップ(室堂平が見える)

別山への道
別山への道

 右の分岐を下りて「御手洗池」へ寄っていきます。 この時期ともなると花は少なく見るものは無くなりますが、逆さ別山が見えており、よい雰囲気です。

御手洗池
御手洗池

 ここで昼食休憩も考えていましたが、まだ早いので山頂を目指します。

チブリ尾根避難小屋
チブリ尾根避難小屋

別山平を振り返る
別山平を振り返る

 細尾根となると徐々に斜度も強くなり、我慢のしどころでした。

山頂への最後の上り
山頂への最後の上り

稜線を進む
稜線を進む

それほど距離は無く
それほど距離は無く

歩いてきた尾根を見返す
歩いてきた尾根を見返す

 完全に天気も回復し、強い日差しを遮るところもありません。 そして出発から5時間弱で、「別山」の山頂に到着しました。

別山分岐
別山分岐

山頂へ
山頂へ

別山
別山

 山頂からは、久しぶりに360度の大展望で暫くは景色を眺めて疲れを癒やします。

別山平方面を覗く
別山平方面を覗く

別当出合方面
別当出合方面

白山方面
白山方面

南白山方面
南白山方面

三ノ峰避難小屋アップ
三ノ峰避難小屋アップ

南側パノラマ
南側パノラマ

北側パノラマ
北側パノラマ

白水湖アップ(水が少ない?)
白水湖アップ(水が少ない?)

白山アップ
白山アップ

白山釈迦岳方面
白山釈迦岳方面

室堂平アップ
室堂平アップ

 山頂は風が強く、日差しがなければ凍えそうです。 北方面へ向かい暫く進み、登山道脇の窪地に座り込み、展望を見ながら昼食休憩としていきます。

 食事後は、風がなければポカポカ陽気で眠たくなってきます…。 思い望んでいた展望に満足したところで、来た道を戻り下山を開始します。

下山開始
下山開始

 別山平までは道も悪いので慎重に下りていきます。

また雲が湧き始めた
また雲が湧き始めた

南側はよく晴れて
南側はよく晴れて

 「三ノ峰」への道は南斜面となっており、朝方は蕾だった花も開花し、目を楽しませてくれました。

ハクサンフウロ2
ハクサンフウロ2

オヤマリンドウ

オヤマリンドウ

 「三ノ峰」へ到着すると、ここからは徐々に速度を上げて「銚子ヶ峰」へと向かいます。

三ノ峰から一気に下る
三ノ峰から一気に下る

右奥に荒島岳
右奥に荒島岳

三ノ峰・二ノ峰・一ノ峰を見返す
三ノ峰・二ノ峰・一ノ峰を見返す

湿原を望む(奥に願教寺山)
湿原を望む(奥に願教寺山)

 久しぶりの標高差のある登山で、疲れがピークとなりますが、景色を眺めながらの歩きでそれも和らぎます。 別山山頂から2時間10分で、「銚子ヶ峰」に到着しました。 山頂にはこの日一番の登山者(6名ほど)が休憩中で、ここで最後の展望を暫く眺めていきます。

丸山・初河山・芦倉山など
丸山・初河山・芦倉山など

右から願教寺山・よも太郎山・日岸山・薙刀山・野伏ヶ岳など
右から願教寺山・よも太郎山・日岸山・薙刀山・野伏ヶ岳など

別山方面の最後の眺め
別山方面の最後の眺め

 5分ほど休憩し、避難小屋へと下りていきました。

母御石から丸山方面
母御石から丸山方面

蛇に咥えられた蛙…(閲覧注意)
蛇に咥えられた蛙

 標高が落ちると途端に暑くなりますが、時折吹く風や木陰でそれも我慢できます。 小屋で最後の休憩を取り、その後は速度を落とし一気に登山口へと下りていきました。

木漏れ日が気持ち良い
木漏れ日が気持ち良い

登山道から銚子ヶ峰
登山道から銚子ヶ峰

 大杉まで降りると周辺散策の家族連れも見られます。 そして別山山頂から3時間半ほどで、駐車場へ無事戻ってきました。

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回予定】
 近場の山も涼しくなってきたので、久しぶりに鈴鹿に向かう予定です。(気温次第です)


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