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[登山] 鈴鹿 茶野・大見晴・万野周回 [登山]

 今回は、鈴鹿の中から以前から気になっていた、「大見晴(近江晴)」と「万野」、それからその西に広がる722m・648m地点を巡ってきました。 午前中は天気もよく、展望地からは琵琶湖なども間近に見られ、目的のカルスト地形(カレンフェルト)を歩くことが出来ました。

722mピーク西の様子
722mから西は伐採地

鈴鹿
茶野・大見晴・万野周回
日付 2020年11月22日(日)
天気 晴れ時々曇り
山域 鈴鹿
場所 滋賀県犬上郡多賀町大字大君ケ畑
距離 12.4km
累積標高 +1260 -1260m
時間 5時間50分
人数 単独
撮影枚数 0550枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0088枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(スリップ注意、下山尾根はD)
展望
(A:良い~E:なし)
C
見どころ カレンフェルト
時刻・標高・距離・行程(標高の赤字はGPSから推測)
06:35 320m 0.0km 大君ケ畑登山口 出発
07:30 (00:55) 729m 1.9km 729m鉄塔
08:10 (00:40) 938m 2.8km
茶野 (10分滞在)
08:30 (00:20)
915m
3.6km 鉄塔分岐(桜峠東)
09:05 (00:35) 780m 5.4km ミノガ峠
09:35 (00:30) 820m 6.6km 大見晴
09:55 (00:20) 774.9m 7.4km
万野
10:20 (00:25) 650m 8.5km 648mピーク手前
10:40 (00:20) 715m 8.9km 722m付近 昼食休憩
10:55 (00:15) 715m 8.9km 722m付近 出発
11:30 (00:35) 760m 10.3km 大見晴北下山
11:40 (00:10) 665m 10.7km 大見晴北鉄塔
12:10 (00:30) 330m 11.4km 林道出合
12:20 (00:10) 308m 12.0km 妙玄寺付近
12:25 (00:05)
320m
12.4km 大君ケ畑登山口 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20201122_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/pkvfjmuJKGo4Ajek6

 鈴鹿北部も訪れていないところは僅かとなっています。 今回歩くのはその中から里山の色合いの濃い「大見晴/近江晴(おおみはれ/おうみはれ)」と「万野」を歩くことにしました。
 コースは、大君ケ畑(おじがはた)から、何度か訪れたことのある「茶野」経由で「桜峠」へ向かい、ここから「ミノガ峠」へ下り、その後前記した山頂を経由していきます。

 大君ケ畑へ向かいますが、早朝から仕事の電話で出発が若干遅くなりました。 遅れを取り戻すべく、高速利用で彦根インターチェンジまで走り、そこからは国道306号線で大君ケ畑へと向かいました。 出発から一時間ほどで大君ケ畑に到着すると、登山口前の路肩に止めて出発の準備をしていきます。

右に登山口(巡視路口)
右に登山口(巡視路口)

 5年前に歩いたコースなので、早速出発し「茶野」へと登っていきました。 木々の色づきを見にきたのですが、この辺りは日本海側からの冷たい空気で紅葉が進んでいるようで、すでに落葉しており肝心の紅葉は見られません・・・。

銀杏の落ち葉の上を歩く
銀杏の落ち葉の上を歩く

 ここは前回と比べてもテープが多く、迷うことはありませんし、道も広く歩く易いコースです。 鉄塔へと向かうところで、前回見落としていたテープを右に見ると、右斜面をトラバースしていきました。

前回見落としたトラバース道(右横)
前回見落としたトラバース道(右横)

トラバース道で尾根の末端へ
トラバース道で尾根の末端へ

 植林を抜けると疎林の二次林となり、上部に鉄塔が見えてきました。

鉄塔下の尾根に合流
鉄塔下の尾根に合流

急斜面を登る
急斜面を登る

 急斜面を登っていきますが、次第に周囲の景色が見られ始めました。

三国岳・ダイラの頭など
三国岳・ダイラの頭など

 鉄塔下に到着すると、ここで琵琶湖などの景色を眺めていきます。

左に大見晴、中央は万野
左に大見晴、中央は万野

琵琶湖が近くに
琵琶湖が近くに

 カレンフェルトを通過していくと、前方に「茶野」が見えてきました。

初めのカレンフェルト
初めのカレンフェルト

 傾斜が強くなっていきますが、テープがうまい具合に導いてくれるので、つづら折れに登っていきます。

テープを追って登る
テープを追って登る

 周囲の木々は落葉していますが、所々で赤い実をつけた木々(まゆみ)が見られます。

国見岳を望む(左の木は真弓)
国見岳を望む(左の木は真弓)

真弓の実で真っ赤に
真弓の実で真っ赤に

 程なくして「茶野」の山頂に到着しました。 この日の朝方は風も弱く、暫く景色を眺めていきます。

茶野に到着
茶野に到着

真弓の実アップ
真弓の実アップ

茶野山頂の様子
茶野山頂の様子

茶野から琵琶湖を望む
茶野から琵琶湖を望む

鈴ヶ岳

鈴ヶ岳

琵琶湖を望む

琵琶湖を望む

左奥に日本コバ
左奥に日本コバ

左端に天狗堂
左端に天狗堂

霊仙山アップ
霊仙山アップ

霊仙山方面
霊仙山方面

 以前登ったときはガスで景色は全く見られず通過しただけですが、今回は言うことのない晴天で、10分ほど滞在して行きました。

 ここからは「桜峠」を経由し、ミノガ峠へと降りていきます。

右下に向かう鉄塔
右下に向かう鉄塔

桜峠へ降りる
桜峠へ降りる

桜峠付近(名残は無く)
桜峠付近(名残は無く)

下山鉄塔出合
下山鉄塔出合

 以前ミノガ峠へは、天狗堂」から尾根沿いに歩きましたが、今回はその逆コースとなります。 「桜峠」からの峠道は見る影もなく急斜面なので、今回はその先の鉄塔からの巡視路で降りていきました。

下に鞍掛峠への車道
下に鞍掛峠への車道

ミノガ峠へ
ミノガ峠へ

 鉄塔からは、真新しい標識に「御池林道・ミノガ峠」と書かれているので、迷うこともありません。 テープがついており、そこへの踏み跡を下っていくと、急斜面のトラバースとなりました。

トラバース気味に降りていく
トラバース気味に降りていく

踏み跡を進む
踏み跡を進む

斜面にはロープが多く
斜面にはロープが多く

 大したことない斜面ですが、スリップすると5mほどは滑り落ちそうです・・・。 ロープもついているので、早足で抜けると、桜峠からの尾根と合流し、そこを降りていきました。

桜峠からの尾根と合流
桜峠からの尾根と合流

巡視路を降りていく
巡視路を降りていく

 尾根沿いに進むと、下に見えていた鉄塔が現れます。

下の鉄塔に到着
下の鉄塔に到着

 明確な踏み跡がその脇を通っているので、そのまま直進し坂を降りていきました。 すると四差路の林道が現れ、ここが登山口となっているようです。

林道出合(登山道を振り返る)
林道出合(登山道を振り返る)

 以前歩いたときの記憶がほとんどありませんが、ここからの林道は当時(9年前)はなかったと思います。

峠まで林道を進む
峠まで林道を進む

鈴ヶ岳と右に御池岳
鈴ヶ岳と右に御池岳

 林道を歩いていきますが、そもそも鉄塔工事用のものなのか、それらの横を通過していきました。

鉄塔が多い
鉄塔が多い

 暫く降りていくと前方に舗装路が見えてきました。

舗装林道が見えてきた
舗装林道が見えてきた

 舗装路は「御池林道」で、ここで右に折れ進んでいきます。

右に折れ峠は近く
右に折れ峠は近く

 程なくして三叉路となり、ここがミノガ峠のようです。

ミノガ峠
ミノガ峠

 峠の標識はありませんが、右の斜面へ登る巡視路階段があるので、そこを登っていきました。

ここから大見晴へ向かう
ここから大見晴へ向かう

 明確な踏み跡が左の斜面へと続いています。

ここも巡視路?
ここも巡視路?

公社営林地
公社営林地

 公社営林の植林の中を進む道となりますが、ヤブなとも無く綺麗に整備されていました。

尾根沿いの道を進む
尾根沿いの道を進む

 途中、右側が伐採され近くに先程までいた「茶野」のカレンフェルトがハッキリと望めます。

近くに茶野(のカレンフェルト)が見える
近くに茶野(のカレンフェルト)が見える

 ピークを一つ越えると、その先は「大見晴」の登りとなります。

ここは左をトラバースが楽
ここは左をトラバースが楽

ここから大見晴の登りに
ここから大見晴の登りに

 ここが中々の急登で、ザレた斜面に足を取られ登るのに難儀します。

急登となる
急登となる

 左に植林があるのでそちらへ逃げますが、斜度は大して変わりません…。 つづら折れに登っていくと傾斜が緩み、広い「大見晴」の山頂部に到着しました。

山頂は広く
山頂は広く

 奥へ進むと疎林の中にカレンフェルトが見えてきます。

山頂のカレンフェルト
山頂のカレンフェルト

 カレンフェルトのあるところが山頂ですが、木々が茂り展望はほとんどありません。

大見晴
大見晴

木々に覆われ展望悪し
木々に覆われ展望悪し

 今回のコースの半分以上は歩いてきているので、岩の上で小休止していきます。 その後は次の目的地となる「万野」へと向かいますが、そちらは倒木とヤブに阻まれており、右から回り込んでいきました。

左の倒木帯を避けて右へ
左の倒木帯を避けて右へ

暫くは藪を避け、適当なところで左斜面を下る
暫くは藪を避け、適当なところで左斜面を下る

 途中から左に方向修正し、北側の尾根へと向かいますが、伐採跡の丸太などが邪魔でその間を縫うように進んでいきました。

伐採丸太が邪魔で
伐採丸太が邪魔で

北側から西へ
北側から西へ

 落ち葉が積もった尾根に到着すると、ここで西方面へ進んでいきます。

尾根沿いに西へ
尾根沿いに西へ

 高低差の少ない穏やかな稜線歩きとなりますが、左手の植林が残念です…。

高低差の少ない道を進む
高低差の少ない道を進む

 程なくして言われないと気が付かないような「万野」に到着しました。

万野
万野

 ここで北側へと降りていきますが、前方には鉄塔が見えていて、そちらへと降りていきます。

すぐ下に鉄塔
すぐ下に鉄塔

 鉄塔からはヨコネや霊仙山がよく見えていました。

中央にヨコネ
中央にヨコネ

南西方面
南西方面

 普通?の方はここで引き返すのでしょうが、今回このコースを選定した理由の一つに、ここから西側の草原?を確認することにあります。 googleや地理院地図などの航空写真では、ここから西の広い範囲が開けていることがわかります。

更に西へ向かう
更に西へ向かう

 西へ向かうと驚いたことに登山者とすれ違います。(向うも驚いていたと思いますが)。 722mピークまでは、植林と二次林の混合となっています。

722mピーク付近
722mピーク付近

 しかし、722mから先は一転し、航空写真の通り広い範囲が伐採され、点々とカレンフェルトが見られました。

722mから西は伐採地
722mから西は伐採地

 残念ながら現状は草原とは言い難いですが、伐採直後はどこへでも歩けたのでしょう。 周囲は柵で覆われており、人といえども簡単には突破できそうもありません。
 作の周りを回り込むように獣道を歩いていきますが、カレンフェルトなどが集まったところなどは柵の中で近づけませんでした…。

獣道を進む
獣道を進む

至る所にカレンフェルト
至る所にカレンフェルト

 当初は周回であるつ予定でしたが、思ったよりもヤブが濃くなり倒木などもあるので思うように進めません。 しかたがないので、適当なところで引き返していきました。

思ったより藪が濃いので引き返すことに
思ったより藪が濃いので引き返すことに

ヤドリギ
ヤドリギ

 戻る途中に柵を見ると数箇所穴があいており、よく見るとそのどれにもシカと思われる頭部の骸骨が引っかかっていました。 角などが編みに絡まり、そのまま餓死したのでしょう…。

鹿の頭部が絡み
鹿の頭部が絡み

ここにも頭部だけが
ここにも頭部だけが

 まだ早めですがお腹も空いてきたので、石灰席の上に座り昼食休憩として行きました。

休憩地から琵琶湖方面
休憩地から琵琶湖方面

高室山
高室山

琵琶湖アップ
琵琶湖アップ

 休憩後は下山します。 722mピークから北尾根で降りることも出来ますが、採石場がすぐ下にあり面白くなさそうなので、予定通り「大見晴」の北へと向かいます。
 「万野」下の鉄塔に戻ってきたところで、ここからの巡視路を確認しますが、土砂に埋もれ踏み跡も消えかかっています…。

鉄塔下に巡視路があるが・・・
鉄塔下に巡視路があるが・・・

ここだけ黄葉が残り
ここだけ黄葉が残り

 「万野」の北へと戻ったところで、そのまま北尾根を進んでいきました。

下山尾根に到着
下山尾根に到着

 植林となっていますが、倒木などで踏み跡は消えかかっています。 それでも赤テープなどはあるので、そのまま進んでいきました。

北へ進む
北へ進む

テープは付いている
テープは付いている

茶野と鈴ヶ岳
茶野と鈴ヶ岳

鉄塔へ下る
鉄塔へ下る

 程なくすると急な斜面の下りとなります。 ここにはロープがついていますが、下りに使用するには急すぎました。

ロープが付いている
ロープが付いている

 草付きの斜面を降りていくと一旦傾斜は緩み、鉄塔まではよい感じの尾根道です。

急斜面(下から)
急斜面(下から)

踏み跡を辿り
踏み跡を辿り

小規模のカレンフェルト(石灰石)
小規模のカレンフェルト(石灰石)

更に降りていく
更に降りていく

 前方に鉄塔が見えてきますが、その下からテープなどの印は無くなります。

鉄塔が見えてきた
鉄塔が見えてきた

鉄塔に到着
鉄塔に到着

 当初はここから巡視路で楽々下山を考えていましたが、それらしい道は見当たらず、仕方がないので尾根沿いに降りていきます。

尾根を降りていく
尾根を降りていく

 次第に急斜面となってきて、手がかりも少なく難儀しました。

急斜面の下りとなる
急斜面の下りとなる

 脆い斜面を嫌い左手に見える植林へと向かいますが、そこまでが核心部です。 植林帯に入ると、落ち葉の積もったふかふかの斜面となり、強気で降りていけます。

植林帯へ逃げて
植林帯へ逃げて

 暫く降りると傾斜が緩み、一安心です。

傾斜が緩んできた
傾斜が緩んできた

ここまで降りれば一安心
ここまで降りれば一安心

 テープや踏み跡なども現れるので、それらを辿り降りていきました。

踏み跡を降りていく
踏み跡を降りていく

 予定していた尾根沿いに復帰すると、左にある林道へと降りていきました。

予定していた尾根に合流
予定していた尾根に合流

 急斜面で手などが汚れたので、水音のする方へと降りていきます。

林道に出る(奥はすぐに終点)
林道に出る(奥はすぐに終点)

 林道に出会うと沢の水で手を洗い、駐車地へと戻っていきました。

沢で手を洗い
沢で手を洗い

左に降りてきた斜面
左に降りてきた斜面

廃屋が見えてくる
廃屋が見えてくる

お寺前が良い感じに紅葉
お寺前が良い感じに紅葉

橋を渡り駐車地へ戻る
橋を渡り駐車地へ戻る

【反省点】

 特にありませんでした。

【次回予定】
 風邪気味なので体調次第で計画します。


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