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[登山] 三重県南伊勢 高山・道方山・倭ノ姫山 [登山]

 今回は、冬型の天気で鈴鹿や岐阜の山は荒れそうなので、海の見える南伊勢の「高山(たかやま)」と「道片山(みちかたやま)」に登ることにしました。 今回も時折あられが舞う天気となりましたが、各ピークからは熊野灘などの眺めを楽しむことが出来ました。

道方山からパノラマ
道方山からのパノラマ

高山からの展望(帰路撮影)
最後の展望

三重県南伊勢
高山・道方山・倭ノ姫山
日付 2020年12月19日(土)
天気 曇り時々アラレ
山域 南伊勢
場所 三重県度会郡南伊勢町慥柄浦
距離 14.9km
累積標高 +1565 -1565m
時間 6時間40分
人数 単独
撮影枚数 0554枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0144枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(岩場・スリップ注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ 熊野灘の眺め
時刻・標高・距離・行程(標高の赤字はGPSから推測)
07:05 25m 0.0km 慥柄登山口 出発
07:35 (00:30) 220m 0.8km 伯楽神社
08:15 (00:40) 497m 1.8km
高山
09:00 (00:45)
503m
3.0km 503mピーク
09:40 (00:40) 661.2m 4.4km 道方山 到着
09:55 (00:15) 661.2m 4.4km 道方山 出発
10:30 (00:35) 689m 6.6km
林道分岐
10:40 (00:10) 706m 7.4km 倭ノ姫山
10:50 (00:10) 689m 8.2km 林道分岐
11:10 (00:20) 670m 9.2km 道方山西峰
11:25 (00:15) 661.2m 10.1km 道方山 昼食休憩
11:40 (00:15) 661.2m 10.2km 道方山 出発
12:10 (00:30) 503m 11.6km 503mピーク
12:45 (00:35) 497m 12.7km 高山 休憩
12:55 (00:10) 497m 12.7km 高山 出発
13:10 (00:15) 400m 13.4km 400mピーク
13:40 (00:30) 20m 14.5km 下山口
13:45 (00:05)
25m
14.9km 慥柄登山口 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20201219_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/9GNHr7mHEaFMRv149

 雪山に向かう予定でしたが、北西寄りの風で日本海側から雪雲が入り、タップリの降雪が期待できる鈴鹿などは、朝から荒れた天気になりそうです。 そこでこの時期に訪れる器械が多くなる南伊勢から、まだ登っていない「高山」と「道片山」へ向かうことにしました。

 「高山」と「道片山」は、それぞれ別べの登山口から登ることになっていますが、「高山」から北へ2kmほどの稜線歩きで歩けそうなので、その計画で向かいます。
 登山口は、五ヶ所湾の西にある海岸線の近くからとなります。 自宅からは2時間と見て、5時過ぎに出発しました。 伊勢方面へ向かう車は、GO TOキャンペーン終了の影響もあるのか、思ったほどの交通量ではありませんが、一時期に比べると多いものでした。
 伊勢道を走り「玉城IC」で降りると、県道22号線を南下し海岸方面へと向かいました。 ほぼ予定通り「道方」の集落に到着すると、予定していた登山口前の駐車地に停めていきました。

駐車地から高山(中央)
駐車地から高山(中央)

朝焼け
朝焼け

 思ったよりも雲は多めですが、日差しもありそれほど寒くはありません。 道路横に「高山登山口」の標識があり、右に踏み跡が続いています。

右に登山口
右に登山口

 登山口から踏み跡を進みますが、辺りは廃棄された畑となっています。

登山口から右へ
登山口から右へ

 左に赤い標識が見えてくると、ここから本格的な登りとなります。

ここから登りに
ここから登りに

 暖性の樹林の間を登っていきますが、木の根が階段状になっており、歩きやすい道が続きました。

尾根を登る1
尾根を登る1

尾根を登る2
尾根を登る2

 程なく尾根と合流すると明確な道隣、左から広い林道が登ってきていました。

左に良い道(こちらも登山道)
左に良い道(こちらも登山道)

 ここにも赤い標識があり、左の林道からも登ってこられるようです。 ここからは、尾根の左側を広い道が続いていて、シダなども茂り伊勢の山の雰囲気です。

暫くは広い道が続く
暫くは広い道が続く

アンテナが
アンテナが

 前方からキーキーと叫ぶ声が聞こえて何事かと見ると、猿が数匹逃げていきます…。

尾根沿いの道に
尾根沿いの道に

 暫く尾根沿いの道を進んでいくと前方が明るくなり、鳥居が見えてきました。

伯楽神社
伯楽神社

 ここが「伯楽神社」で、名前にはそれなりの謂れがあるようです。

中の祠は平成22年と新しい
平成22年と新しい

 神社前は少し切り開かれ、海が望めました。

神社前の切り開きから海が見える
神社前の切り開きから海が見える

 ここまではこの神社の参道として整備されているのでしょう。 ここからは「高山」への登山道となりますが、植林の作業道が利用されていました。

高山へ進む
高山へ進む

植林の間をトラバース
植林の間をトラバース

 比較的広い道で尾根の右手をトラバース気味に登っていきます。

広い道に
広い道に

 それでも今は林業用には利用されていないようで、急斜面などは道が不鮮明となります。

ザレた道となる
ザレた道となる

 途中切り立った岩の間を通過しますが、一応ロープが付いています。

岩の間を進む
岩の間を進む

 当初予定していた道から外れ、339.9mの三角点を迂回しますが、その替わりに楽に登れる道でした。

尾根に合流
尾根に合流

 349mピークの北の鞍部で尾根と合流すると、「高山」への最後の上りとなります。

あと600m
あと600m

 暫くは傾斜も緩い登りが続き、右手に南の景色が望めました。

平坦な道を進む
平坦な道を進む

海の展望
海の展望

 少しづつ傾斜が強まり、ガレた急斜面でロープも付けられていました。

少しづつ傾斜が強まる
少しづつ傾斜が強まる

ここから急斜面に
ここから急斜面に

ロープ
ロープ

 随所に設置されている標識は、山頂までの距離をカウントダウンしていきます。

200m
200m

 岩場が現れますが、鮮明な踏み跡がついており、危険なところはありません。

岩を越える
岩を越える

 程なくすると傾斜が緩み、右に切り開きが見えてきました。

傾斜が緩み山頂間近
傾斜が緩み山頂間近

 山頂前の切り開きからは、すぐ下に海が望め伊勢から熊野まで望めます。

山頂に到着
山頂に到着

高山からの眺め1

高山からの眺め1

高山からの眺め2
高山からの眺め2

 眺めを堪能したところで、山頂を確認します。

高山

高山

 山頂の東側に北側の望めるところがあり、そこからは「道方山」が近くに望めました。

道方山を望む
道方山を望む

 ここからは登山道を外れ、予定通り「道方山」へ向かうことにします。 とは言え、そちらに歩ける道があるかはわかりません。 北尾根を伺うと、テープが付いており踏み跡も降りていました。

北西尾根を降りる(テープあり)
北西尾根を降りる(テープあり)

 行けるところまで行こうと、踏み跡とテープを追って降りていきます。 序盤は急斜面ですが、暫く降りると傾斜が緩み、明確な踏み跡が現れました。

傾斜が緩み踏み跡が現れる

傾斜が緩み踏み跡が現れる

 作業道と思われるよく踏まれた道も現れ、これで「道方山」へは楽に行けそうです。

作業道を進む
作業道を進む

 「高山」と「道方山」の間には、150m以上の高低差のピークが一つあります。 その手前までは緩やかな尾根が続き、踏み跡やテープなどもありました。

緩やかな下りに
緩やかな下りに

 最低鞍部の手前で尾根の左へ折れ鞍部に降り立ちます。 尾根を横切る古い道がありそうですが、それらしい踏み跡はすでに見当たりません…。

最低鞍部に到着
最低鞍部に到着

 ここから中間のピークへ登りとなりますが、以外にも掘れた道が続いています。

掘れた道沿いに進む
掘れた道沿いに進む

 広い尾根で方向を見失いそうなので、掘れた道を中心に歩きやすいところを登っていきます。 暫く登ると前方が岩場の急斜面となりますが、ここは左の獣道を辿り迂回していきました。

岩場の急登
岩場の急登

左から迂回
左から迂回

踏み跡(獣道)を進む
踏み跡(獣道)を進む

 獣道で迂回すると距離と時間はかかりますが、安全に通過できました。

傾斜が緩んできた
傾斜が緩んできた

 その後は険しいところは無く、黙々と登っていくと傾斜が緩みピークに到着しました。

ピーク分岐にテープ
ピーク分岐にテープ

 ピークにはテープで分岐を知らせてあるので、左に方向を修正し降りていきます。

90度左へ
90度左へ

 ピークから道方山との鞍部までは、50m以上の下りとなりますが、長い尾根の下りで危険箇所はありません。

所々で岩場に
所々で岩場に

 鞍部を通過し再度登り返すと、どこからともなく明確な踏み跡が現れました。(西からの破線路の尾根道と思われます)

小ピークを越えた辺りから踏み跡が
小ピークを越えた辺りから踏み跡が

 鞍部から454m地点へ登りとなりますが、ここは大したことはありません。

ここから登りに
ここから登りに

 掘れた道が現れ、そこを進むと植林帯の中を通る林道と合流します。

掘れた道となる
掘れた道となる

植林の作業道に出る
植林の作業道に出る

 林道といってもすでに廃棄されたもので、低木なども育ちはじめていました。

暫くは作業道を進む
暫くは作業道を進む

 植林との境を一気に進むと、標高550mほどのところから岩場があらわれます。

岩場が現れる
岩場が現れる

 岩の間を進んでいきますが、左側が開けガレが現れます。

左手はガレ場
左手はガレ場

 大した傾斜では無いので、ガレを登ることも出来そうですが、ここはなるべく尾根沿いを進んでいきました。

岩の間を進む
岩の間を進む

 大きな岩を幾つか越えると、岩の上の展望地へと到着します。 岩の上からは西方面が望め、近くに682m手前のピークが見えていました。

岩場の上からの眺め(西方面)
岩場の上からの眺め(西方面)

 ここを通過してまもなくまた岩場が現れますが、人の踏み跡は不鮮明です。 ここは獣道を頼りに、ここも左から回り込みますが、岩の上を通るので少し危険でしょうか。

前方にまた岩場(左へ向かう)
前方にまた岩場(左へ向かう)

 左から山頂を回り込むと、テープが現れました。 後でわかったことですが、このテープは西尾根の林道との間を示すもので、高みを目指すと伐採地に出てきました。

西側から回り込むと伐採地に出る
西側から回り込むと伐採地に出る

 伐採された灌木の間を進むと、ひときわ高い所にテープが見えてきます。

灌木の間を抜ける
灌木の間を抜ける

 そのテープへと向かうと、そこが「道方山」の山頂でした。

道方山山頂
道方山山頂

 山頂からは北東以外の270度の展望が望めます。

道方山からのパノラマ

道方山からのパノラマ

道方山からの眺め1(南側)
道方山からの眺め1

道方山からの眺め2(東側)
道方山からの眺め2

道方山からの眺め3(南西側)
道方山からの眺め3

道方山からの眺め4(西側)
道方山からの眺め4

五ヶ所湾
五ヶ所湾

下に高山(南側)
下に高山

 東側に登山道が続いており、先程登ってきた北西方面には、尾根沿いに幾つものピークが連なっています。

東からの登山道
東からの登山道

西峰を望む
西峰を望む

倭ノ姫山(中央)

倭ノ姫山(中央)

 まだ10時前で時間があるのですぐには下山せず、682mピークを経由して北西にある706mピークへと向かいます。 この時点では、706mピークに登山道や名前があるとは知らなかったのですが、計画段階で周辺で高い山がそれだったので気になっていました。

 先程の斜面を戻り、そのまま北に降りていくと、尾根沿いに続く林道に出合いました。

林道に出る

林道に出る

 林道は比較的よい状態ですが、車で通行するのは大変そうです。 西のピークと682mピークを迂回しますが、西のピークは気になるので、帰路に寄ることにします。

682mピークを迂回
682mピークを迂回

 682mピークからは、林道は大きく蛇行し尾根に復帰します。

カーブを曲がって尾根沿いに
カーブを曲がって尾根沿いに

682mピークを背に進む
682mピークを背に進む

 そして暫く進むと、地図にも記載されている、分岐に到着しました。

高低差の無い道を進む
高低差の無い道を進む

林道分岐
林道分岐

ここを直進する
ここを直進する

 分岐の西側はチェーンの付いたゲートがありますが、チェーンがたるみあまり意味はありません…。 ここからは破線路で記された北尾根を706mピークへと向かいますが、そちらにも林道が出来ており、ピーク付近は伐採され展望地となっていました。

林道分岐からの眺め1(西側)
林道分岐からの眺め1

林道分岐からの眺め2(南西側)
林道分岐からの眺め2

 西の林道から784.1mピークへと巡る尾根も面白そうですが、それはまたの機会として、706mピークへと向かいます。 林道は広く整備されており、ここは藪こぎもあるかもと考えていたので、拍子抜けです。

以外にも林道歩きに
以外にも林道歩きに

 706mピークまで、それなりの距離はありますが、林道歩きで10分と掛からず、山頂手前の林道終点に到着しました。

山頂手前で林道終点(右へ)
山頂手前で林道終点(右へ)

 ここからも右に作業道の踏み跡が続いており、そちらを進み北東尾根に合流したところで、ピークへ登っていきました。 すると前記した通り、名前の付いた山頂とは知らず、幾つもの標識が並んでおり驚きました。

倭ノ姫山
倭ノ姫山

 山頂標識には、「倭ノ姫山(やまとのひめやま)」と書かれており、ここも名前に謂れのあるところです。

西と北に登山口
西と北に登山口

 ここで「道方山」へと戻ることにしますが、途中で西峰へ寄ることにします。

帰路は西峰経由で登る

帰路は西峰経由で登る

 林道脇から取り付きピークを目指しますが、岩が多く歩きやすいところを探しながら向かいました。 すると山頂付近に巨石があり、脇の木に標識がありますが、名前は不鮮明でわかりません…。

ピーク付近に巨石
ピーク付近に巨石

 そのまま尾根沿いを林道へと復帰し、途中高うする林道はショートカットで直登しますが、ここには紫色のビニールが付いています。 そして再度「道方山」へと登ると、少し早めですが昼食休憩としていきました。

道方山の三角点
道方山の三角点

 短めの昼食休憩を終えると、往路も苦労した岩場の下りに向かいます。 往路とほぼ同じコースで、岩の上の展望地のすぐ脇の岩を下って行きますが、ここが一番安全のようでした。

岩場を降りる
岩場を降りる

 次の問題は中間ピークの下りの岩場ですが、ここは往路の道は無視して直接尾根沿いを降りていきましたが、やはり西側から迂回するほうが楽でした。 急斜面を木々に捕まりながら降りていくと、その後は良い道となり「高山」の最後の登りが急登で休憩しながら登っていきます。

高山へ最後の急登
高山へ最後の急登

 往路よりは早く「道方山」から1時間5分ほどで無事に「高山」に到着します。 この時間になり、北西からの雪雲が減り、青空が覗いてきます。

高山からパノラマ
高山からパノラマ

最後の展望
最後の展望

 ここからは予定通り東側の周回コースを巡り、下山することにします。

周回コースで下山
周回コースで下山

 東尾根をテープを頼りに進んでいきますが、整備された道なので気は楽です。

岩を迂回し進む

岩を迂回し進む

 小ピークを登り返すと、赤い標識が現れここで右に折れて下っていきます。

ここで右へ折れ
ここで右へ折れ

 そこそこの急斜面ですが、ロープが付いているのでそれを掴んで降りていきました。

急斜面を下る
急斜面を下る

 80mほど降りると傾斜が緩みますが、すぐに登りへと転じます。

登り返す
登り返す

 岩尾根となりとても尾根沿いの岩場は通過できそうもありませんが、道が左斜面に付いており問題とはなりません。

岩尾根となり左側を進む
岩尾根となり左側を進む

 後方を振り向くと、「高山」が高く見えています。

山頂方面を振り返る
山頂方面を振り返る

 途中、斜面の岩場から北側の景色が広がり、先程までいた「道方山」が遠くに見えていました。

岩場から道方山
岩場から道方山

岩場を通過
岩場を通過

 歩きやすい尾根となりピークを越えると、赤い標識が現れ右に向かうよう促されます。

ピークから下山尾根へ
ピークから下山尾根へ

ここで90度右へ
ここで90度右へ

 ここは一旦東尾根を降りていき、次の赤い標識で90度右に折れると、南尾根にうまい具合に合流します。

次の標識で右へ折れる
次の標識で右へ折れる

南尾根に合流
南尾根に合流

 穏やかな尾根となり、一気に標高を落としていきました。

緩やかな尾根を降りていく
緩やかな尾根を降りていく

 右手の木々の間から海が見えてくると、船のエンジン音なども次第に大きく聞こえてきます。

海が見えてきた
海が見えてきた

 そのまま尾根沿いを降りていくと、シダが多く見られだし、それを避け降りていくと、左に折れて最後の下りとなりました。

すぐ下に建物が見えてくる
すぐ下に建物が見えてくる

テープを追って進む
テープを追って進む

左に折れる
左に折れる

 植林帯との間の作業道を進み、最後はテープを頼りに薄い踏み跡を降りていきました。

植林となる
植林となる

ロープ沿いに
ロープ沿いに

最後は分かりづらい下りに
最後は分かりづらい下りに

 下山口は道路から少し離れた尾根末端の横です。

ここから出てきた(下山口)
ここから出てきた(下山口)

下山口からの眺め
下山口からの眺め

 車に注意し国道260号線の歩道に出合い、後は駐車地まで5分ほどの歩きでした。

広い歩道で駐車地へ戻る
広い歩道で駐車地へ戻る

【反省点】

 特にありませんでした。

【次回予定】
 雪山へ行きたいのですが、雪が降る中を歩くのは嫌なので、雪の無い岐阜の低山を歩く予定です。


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