[登山] 2021年初登り 鈴鹿 小岐須から入道ヶ岳 [登山]
今回は、2021年の初登りと言うことで、定番となっている鈴鹿の「入道ヶ岳」に小岐須から登ってきました。 鈴鹿もこの所の寒気の影響で積雪があり、一般コースの「池ケ谷」が高難度となっており堪らず尾根へ逃げました。 しかし、尾根に乗ってからは危険もなく、展望を見ながら目的の奥の宮に無事お参りできました。
入道ヶ岳からパノラマ
日付 | 2021年01月02日(土) | ||
天気 | 晴れ時々曇り(山頂は強風) | ||
山域 | 鈴鹿 | ||
場所 | 三重県鈴鹿市小岐須町 | ||
距離 | 7.2km (内林道 1.3km) | ||
累積標高 | +849 -849m | ||
時間 | 3時間35分 | ||
人数 | 単独 | ||
撮影枚数 | 0259枚 (FUJIFILM FinePix XP140) 0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0000枚 (Panasonic DMC-GM1) 0000枚 (Panasonic DC-TX2) |
||
登山難度 (A:安易~E:高度) |
C(雪滑落注意) | ||
展望 (A:良い~E:なし) |
B | ||
見どころ | 椿大社(奥の宮) | ||
時刻・標高・距離・行程(標高の赤字はGPSから推測) | |||
07:00 | 274m | 0.0km |
小岐須渓谷山の家 出発
|
07:20 (00:20) | 360m | 1.3km | 池ケ谷コース登山口 |
07:50 (00:30) | 510m | 1.9km | 尾根直登地点 |
08:20 (00:30) |
670m
|
2.2km | 稜線出合 |
08:40 (00:20) | 771m | 2.8km | 771mピーク |
09:20 (00:40) | 905.6m | 3.7km | 入道ヶ岳山頂 |
09:30 (00:10) | 915m | 4.1km |
奥の宮
|
09:35 (00:05) | 905.6m | 4.4km | 入道ヶ岳山頂 |
09:55 (00:20) | 576m | 5.4km | 滝ヶ谷分岐 |
10:05 (00:10) | 529m | 5.8km | 国見岳 |
10:25 (00:20) | 320m | 6.5km | 滝谷出合 |
10:35 (00:10) | 385m | 7.2km | 小岐須渓谷山の家 到着 |
Garmin Connect
写真リンク: https://photos.app.goo.gl/XxfNcN8HtxPbLEMA7
初登りをどこにするか迷いましたが、少し前には毎年登っていた鈴鹿の「入道ヶ岳」に「小岐須渓谷(おぎすけいこく)」方面から登ることにしました。
鈴鹿は年末からの寒気の影響で、久しぶりにまとまった雪が降っており、「入道ヶ岳」にもそれなりに積もったようです。 寒いことも考えられたので、それなりの防寒とチェーンアイゼンを持っていきます。
日の出を見る予定はないので、7時出発を計画し自宅を6時過ぎに出ました。 高速利用で鈴鹿ICで降りると、北西にある小岐須へと向かいます。 鉱山の横を通り抜けると、路面が凍結しだしたので慎重に走らせます。 程なくして山の家が見えてきて、横の駐車場へと止めていきました。
山の家駐車場に止める
出発の準備が整ったところで、予定通り林道を池ケ谷コースの入口へと歩いていきます。
暫くは林道歩き
路面は朝の冷え込みでツルツルとなっているので、雪の上などを歩いて滑らないように歩きます。
滑らないように進む
20分ほど歩くと、左下にキャンプ場が見えてきて、右手に登山口の標識が見えてきました。
右に登山口
池ケ谷コース登山口
登山口からは、斜面を左の谷へ向かうことになりますが、雪が付いており最近歩かれた形跡は無さそうです…。
歩かれた形跡は無し
左の谷沿いに進む
暫くは植林の中を進みますが、谷沿いに出会うと急斜面のトラバース道となり、緊張が走ります…。
ここをトラバース…
幸い岩などの手がかりがあるのと、すぐ下に樹林があるので、ここは慎重に通過していきました。 その後はまた植林が現れた緩斜面となりますが、その分積雪量が多くなり、ズボズボと20cmほど沈みながら進んでいきました。
雪が深くなる
再度急斜面を通過しますが、そこはストックを雪に突き刺し通過していきます。 右に涸れ沢があらわれ、そこを登りますが、傾斜は緩く問題ありません。
谷を登る(左上に)
対岸の登山道につくと、左の谷へ高巻きで戻ります。
また左の谷沿いに
尾根があらわれますが、この先左に折れた所で下まで崩落した上を通過する斜面があらわれました。
尾根の途中で左に進むが
あまりのことに写真を取るのを忘れてしまいましたが、ここは滑落すると10mほどしたの谷底まで滑り落ちていきそうです。 たまらず先程の尾根沿いに登り返し、ここからは一般道を外れ尾根沿いを進むことにしました。
結局尾根沿いを進むことに
序盤は傾斜がきついところもありましたが、途中でチェーンアイゼンを履いてからは一気に登っていけました。
次第に傾斜が緩み
尾根沿いは、人や獣の踏み跡があり、ヤブなどもなく快適に登っていけます。
比較的歩きやすい道
前方が明るく見えて来たところで左へトラバースし、程なくして稜線に無事合流しました。
稜線に無事合流(左へ)
駐車場付近の尾根末端からの尾根で、踏み跡もありました。
海が見える
稜線沿いに西からの風で雪が吹き付け、右側(東側)は雪が積もって歩きづらくなっています。 なるべく左の雪が少ないところを選びながら進んでいきますが、高低差もなく楽な道が続きました。
稜線は雪の少ないところを選び
途中、テープが付いた幹があるので右下を見ると、ここが破線路で書かれた滝谷へと降りる分岐のようです。
右下に破線の下山路
前方を見ると手前の771mピークが近くに見えています。 次第に斜面の傾斜が強まりますが、雪が多く埋もれながら登っていきます。
前方に771mピーク
雪の斜面を登る
傾斜が緩んだところで左に折れ、ピークを通過した先で右側が開け、伊勢湾などが望めます。
四日市の展望
伊勢湾
左側が灌木のヤブとなり、仕方なく雪の上を歩いていきます。
灌木が邪魔
左の斜面が伐採されたのか樹林が無くなります。 ここから暫くは、右はガレ(崩壊地)となっており、その縁を歩いていきました。
ここからガレ縁を通過
後ろに野登山(左)と仙ヶ岳(右)
伐採地の上部にヤブが現れ、獣道などをくぐり通過していきます。
左に向かう
すると広く開けた緩斜面の草原が現れました。
伐採地?
草地を歩く(右に崩壊地)
崩壊地を右下に見ながら登っていくと、途端に道がなくなりヤブの中を進むしか無くなります。
崩壊地を見る
南側を望む(左に771mピーク)
草地からパノラマ
灌木の間を抜けられそうな所を選び歩いていくと、何とか登山道と合流しました。 右前方に山頂の鳥居も見えており、程なくして山頂に到着します。
灌木帯を抜け山頂に
山頂の鳥居
周囲の眺めを見てから、参拝のために「奥宮」へと向かいます。
奥宮方面
名古屋方面は雲多く(左に雲母峰)
鎌ヶ岳(中央)と御在所岳(右)
滝ヶ谷分岐
本来予定していた「滝ヶ谷」との分岐を左に斜面を登り返しますが、奥宮との間は歩く人もいるので、雪の上の踏み跡を忠実に歩いていきました。
奥宮に登り返す
10分弱で「椿大神社奥宮」に到着しました。
椿大神社奥宮
休憩中の人もいますが、ここで今年の登山の安全を祈願していきました。(初詣はすでに済ましています)
山頂を望む
再度山頂に戻ると、雲が流れ先程より晴れ間が広がっています。
よい天気に
山頂へ戻り、最後の展望
入道ヶ岳からパノラマ
風は強めですが日差しもあり思ったよりは寒くありません。 展望に満足した所で下山を開始しますが、この雪では谷沿いの道は危険そうです。 予定通り「二本松尾根コース」で下山しますが、途中の分岐はそのまま尾根沿いに進み、以前下山したコースで降りることにしました。
二本松尾根コースで下山
二本松尾根コース
展望はここまで
二本松尾根を下っていくと、前方からヘリコプターのけたたましい音が聞こえてきます。
前方にヘリコプター(中央右ですが色味が同じで見ずらいです)
尾根途中でホバーリングしているので、誰か遭難したのかもしれません。 チェーンアイゼンは装着したままなので、下山は滑るように降りていけます。
雪道を一気に降りる
休憩小屋を通過し暫く進むと、下に人の姿が確認出来ます。 先程のヘリコプターのレスキュー隊の方のようで、担架などは置き何かを待っているようです。
下にレスキュー隊
そこが当初の下山予定だった「滝ヶ谷コース」との分岐です。
滝ヶ谷分岐
小休止後は、間違い防止のロープ横を通り、そのまま尾根沿いに降りていきました。
ロープ横から尾根沿いに降りる
レスキュー隊の方なのか、雪には数人分の足跡が奥へと続いていました。 前方の短山国見岳(529mポイント)の上にはヘリコプターがホバーリングで滞留しているのが見えてきて、その下に到着しますがレスキューの邪魔になってはと、岩場の手前で暫く待ちます。 数分後にヘリコプターが動き出した所でピークに登ると、レスキュー隊の方たちとすれ違いました。(何があったか聞きましたが、はぐらかされました)
国見岳を通過すると、緩やかな下りとなり周りは植林となっていきます。
黙々と降りて
程なくして鞍部に到着すると、ここで以前歩いた右斜面の倒木の中の作業道を降りていきました。
以前と同じコースで下山
標高差や傾斜は大したこと無く、倒木さえ気にしなければ安全な下山路です。 下からチョロチョロと水音が聞こえてくると、10分と掛からず滝谷に出会います。
アッという間に谷間に合流
ここからはテープやマル印のある一般登山道です。
沢を渡ると快適路に
沢を渡ると林道に出会い、後は歩きやすい道を駐車場へと戻っていきました。
廃林道
広い道を進む
トイレ横に出る
そして山頂を出発してから1時間と掛からず、無事駐車地に到着しました。
山頂から一時間弱で登山口
【反省点】
池ヶ谷コースが、高巻きの急斜面が多いことは知りませんでした。 一般コースとは言え、危険箇所の確認を行いたいと思います。
【次回予定】
天気次第ですが、本格的な雪山の前にもう少し装備の確認を行える山に登る予定です。(大雪の予報なので、交通次第です)
コメント 0
コメントの受付は締め切りました