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[登山] 静岡県 八高山・高塚山・大尾山周回 [登山]

 今回は、静岡の「八高山(はっこうさん)」と「大尾山(おびさん)」を周回で登ってきました。 コースのほとんどは林道歩きでしたが、「八高山」以外は人も少なく、静かな山を歩くことが出来ました。

「八高山」から富士山を望む
富士山アップ
静岡県
八高山・高塚山・大尾山周回
日付 2021年02月14日(日)
天気 曇り時々晴れ
山域 静岡西部
場所 静岡県掛川市居尻
距離 19.3km (内車道10.8km)
累積標高 +1358 -1358m
時間 6時間00分
人数 単独
撮影枚数 0443枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0031枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ 顕寺
時刻・標高・距離・行程(標高の赤字はGPSから推測)
06:40 185m 0.0km ならここの里 出発
08:10 (01:30) 540m 6.2km 540mピーク
08:30 (00:20) 493m 7.5km 八高山登山口
09:00 (00:30) 800m 8.4km 白光神社
09:10 (00:10) 832.4m 8.7km 八高山
10:10 (01:00) 750m 11.1km 高塚山 (5分休憩)
11:25 (01:15) 598m 16.0km 大尾山登山口
11:35 (00:10) 661m 16.3km 大尾山 昼食休憩
11:55 (00:20) 661m 16.5km 大尾山 出発
12:05 (00:10) 558m 17.1km 駐車場下山口
12:30 (00:25) 248m 18.7km 大尾山登山口
12:40 (00:10) 185m 19.3km ならここの里 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20210214_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/rmReNN4pxEzz4YbJ8

 足の痛みもすっかり無くなり雪山へと思っていましたが、週末は山の上でも10度以上の高温となる予報で、急遽 雪の無い山へ変更します。(雪崩もありますが、腐った雪は嫌です…) 体力も落ちている可能性があるので、無理のない歩きが可能な林道を絡めた周回コースを計画します。
 静岡の山からまだ登っていない「大尾山(おびさん)」へ向かいます。 出発を「ならここの里」とし、8年前に登った「八高山」へ周回コースで歩くことにしました。
 自宅から2時間弱と見て4時過ぎに出発しました。 思ったより早く、6時過ぎには新東名の「森掛川」インターに到着します。 ここから「ならここの里」までは20kmほどありますが、道路整備中で15分ほどで到着しました。 駐車地をどうするか悩みましたが、登山後に温泉に入る予定とし「ならここの里」の駐車場(第三駐車場)に停めることにします。

第三駐車場に止める
第三駐車場に止める

 広い駐車場なのですが、朝早くまだ他に車は一台も止まっていません…。 準備を整え出発すると、まずは「八高山」の南西尾根へ取り付きます。 県道39号線を更に奥へ歩いていき、橋を渡りキャンプ上の入り口を右折していきました。

橋を渡る
橋を渡る

右に折れ
右に折れ

 暫く進むと左の尾根沿いに細い道があるので、ここから林道歩きを開始します。

ここで左へ
ここで左へ

 序盤は舗装された道ですが、少し進むと荒れた道となり舗装も無くなります。

大尾山方面
大尾山方面

次第に荒れて
次第に荒れて

 「八高山」の登山口までは長い林道歩きですが、静かな林道を黙々と歩いていきました。 状況に応じて尾根沿いに進むことも想定していましたが、林道も最短コースで築かれていたので林道を歩いていきました。

363m付近
363m付近

 林道には分岐が多くありますが迷うことは無く、明確な道を進みます。 T字路からは舗装路となり、面白みのない道が続きます。

萩間からの舗装林道と合流(左へ)
萩間からの舗装林道と合流(左へ)

 前半展望のない道が続きますが、567.9m(三等三角点)の北付近まで来ると右側に視界が開けました。

右に展望
右に展望

浜松方面
浜松方面

 その後は、また樹林の中を黙々と歩いていきました。

567.9m方面分岐(直進)
567.9m方面分岐(直進)

 T字路で左に折れると、右手に「経塚山」が見えてきました。

T字路(左へ)
T字路(左へ)

右奥に経塚山
右奥に経塚山

 大代西林道の標識があり、ゲートのある分岐で舗装路を進んでいくと、540mピークへと続く尾根の末端と合流しました。

ここは大代西林道
ここは大代西林道

舗装路を進む
舗装路を進む

 この先林道は大きく蛇行しており、予定通り右斜面に取り付きます。 しかし左手から林道と合流し、先程の車道を少し進めば林道分岐があったようです…。

ここで右の斜面へ
ここで右の斜面へ

林道がある…
林道がある…

 林道を進んで行きますがそれも途中までで、590m付近では植林の緩斜面を歩いていきます。

尾根沿いの林道を進む
尾根沿いの林道を進む

作業道に
作業道に

 そのさきも良い道が続くかと思われましたが、灌木のヤブが見えてきました。

灌木のヤブに
灌木のヤブに

 ヤブを避けながら進みたいところですが、最近人の歩いた形跡は無く、伸び放題の枝などに阻まれ進んでいきます。 それも一旦途切れ植林の中を進みますが、その先に4・5年ほど経過したと思われる灌木が立ちはだかります。

植林帯となる
植林帯となる

雑木林との境を進む
雑木林との境を進む

 左が植林、右が灌木の境に作業道と獣道が続いているので、そこを進んでいきます。 暫く降りていくと左下に林道が見えてきますが、林道までは崖となっており降りることはできません。

左下に林道
左下に林道

 林道沿いに進んでいくと、左に降りられそうな斜面が現れ、無事に林道と合流しました。

無事に林道に出合う(ここから出てきた)
無事に林道に出合う(ここから出てきた)

 ここから暫くは林道歩きですが、水平道が続きます。 ここで出発から1時間半ほどなので、水分補給していこうとザックの中を確認します。 しかし、入っているはずの飲水が無く、自宅か車に忘れていることに気が付きます…。 幸い昼食用のお湯と行動食のゼリーそれにみかんを一つ持ってきているので、この季節であればなんとかなりそうです。

また舗装林道を進む
また舗装林道を進む

 ゼリーで補給してから舗装林道を歩いていくと、前方に五差路が見えてきました。

五叉路に到着
五叉路に到着

 地図で進む道を確認し、上写真の右前方の道へ向かいました。

左の林道を進む
左の林道を進む

 標識がありますが、車ゲートが締まっています。

標識に従うがゲート
標識に従うがゲート

 ゲートを抜けて進んでいくと、再度分岐となりました。

分岐を右へ(奥山北方面)
分岐を右へ(奥山北方面)

 ここで右へ進んで行くと、左に八高山登山口が見えてきます。

登山口に到着
登山口に到着

 よく歩かれた道となり、程なく左に泉バス停方面の分岐が現れます。

左に分岐(泉バス停方面)
左に分岐(泉バス停方面)

 尾根沿いに直進していくと次第に傾斜が強まりますが、全体を通して歩きやすい道でした。

よく歩かれた道に
よく歩かれた道に

左は崩壊地
左は崩壊地

 左が崩壊地となり、その横を展望を眺めながら登っていきます。

崩壊地から大尾山方面
崩壊地から大尾山方面

尾根沿いを進む
尾根沿いを進む

 標高700mを越えると傾斜が強まり、左に大きく蛇行していきます。

次第に傾斜が強く(右上へ)
次第に傾斜が強く(右上へ)

 前方を見ると明るくなってきており、暫くつづら折れに登っていくと石垣が見えてきました。

石垣が見えてくる
石垣が見えてくる

 そこが「白光神社」でした。

白光神社1
白光神社1

 ここからは以前も歩いていますが、8年前の事なのでぼんやりと覚えている程度です。

白光神社2
白光神社2

白光神社の由来
白光神社の由来

横にベンチ
横にベンチ

 神社に登山の安全を祈願し、右側から裏手の山頂へと向かいます。

高みを目指す
高みを目指す

 山頂まではそれほどの距離はなく、傾斜が緩むとすぐでした。

高低差がなくなる
高低差がなくなる

 一等三角点のある山頂に到着すると、単独登山者の方が休憩していました。

八高山山頂(一等三角点)
八高山山頂(一等三角点)

 山頂は東西に切り開きがあり、東方面には富士山や南アルプスなどが見えていました。

南アルプス方面
南アルプス方面

東の展望
東の展望

富士山アップ
富士山アップ

右に高根山
右に高根山

南アルプス深南部
南アルプス深南部

 それほど疲れていないので、展望を見たところで「天狗の座敷」と呼ばれる812.8mの三角点方面へ向かいます。

天狗の座敷へ
天狗の座敷へ

 ここまでは以前も歩いており、右の景色を眺めながら歩いていきます。 ピークが「天狗の座敷」となっていますが、以前は近くの三角点は確認していなかったので、GPSを頼りに探します。

天狗の座敷に到着(左の三角点へ)
天狗の座敷に到着(左の三角点へ)

 そちらにの尾根沿いにも道がついており、三角点も見つけることができました。

四等三角点
四等三角点

 ここからは初めての道となりますが、北へと伸びる尾根を降りていきました。

更に北へ向かう
更に北へ向かう

 途中から急斜面となりそこを降りて行くと、714m手前で左の分岐を見送ります。

右に家山分岐
右に家山分岐

 714mへの上り付近でガサガサともの音がし、カモシカの逃げていく姿を見かけます。

尾根沿いを進む
尾根沿いを進む

 そらに先で2頭の大きなカモシカを見かけますが、このあたりには多いようです。

大きなカモシカ
大きなカモシカ

 714mピークで「天狗峰」の標識が確認できます。

714mピーク(天狗峰)
714mピーク(天狗峰)

 一旦下りと鳴りますが、その先は50mほどの上りとなりました。

カザンタオへ
カザンタオへ

前方に別のカモシカ
前方に別のカモシカ

50mの上り
50mの上り

 ピークで気持ち左に折れ、植林の間の道を降りていきます。

ここから下りに(左へ)
ここから下りに(左へ)

切り開きを進む
切り開きを進む

 尾根の先は崖と鳴っており、右に踏み跡が降りていました。

右下の林道に降りる
右下の林道に降りる

 左右から林道の合流点に降り立ちますが、ここが「カザンタオ」と呼ばれる峠のようです。

ここがカザンタオ?
ここがカザンタオ?

掛川のやまっぷ
掛川のやまっぷ

今回歩いた付近
今回歩いた付近

 周辺地図の左手に踏み跡があり、そこから境界線沿いを歩けそうです。

ここから稜線沿いに
ここから稜線沿いに

 暫くは林道沿いの道ですが、傾斜が強まると植林の中の急登となりました。

暫くは林道沿いに

暫くは林道沿いに

傾斜が強まる
傾斜が強まる

日が射してくる
日が射してくる

 急斜面の踏み跡を進んでいくと右の緩斜面となり、程なく屈曲点となるピークに到着しました。

左前方へ
左前方へ

 以外にも分岐付近に「高塚山」の標識がたっていますが、標高が間違っているようです…。

高塚山(左に)
高塚山(左に)

 ここで左に折れ、笹などが刈られた道を降りていきました。 「大尾山」の標識があらわれ、指示通り左の掘れた道を降りていきます。

暫くすると掘れた道に(左へ)
暫くすると掘れた道に(左へ)

掘れた道の先を見る
掘れた道の先を見る

枯れ笹の間を降りていく
枯れ笹の間を降りていく

 程なくして前方が明るくなり、林道の脇に出てきました。

前方が明るく
前方が明るく

右下に林道
右下に林道

 右下の林道までは崖なので、そのまま進んでいくと別の林道に出てきました。

林道出合
林道出合

 ここからは奥に遠州灘が見えています。 暫く林道を進んでいくと、先程右下に見えていた舗装林道と合流しました。

暫くは未舗装路を進む
暫くは未舗装路を進む

長い林道歩きに
長い林道歩きに

 ここから「大尾山」までは林道を歩いていきますが、629mピークは大きく高うしているので直進します。

629mピークへ
629mピークへ

629mを越える
629mを越える

 しかしこの選択は間違えでした、下りとなり左に林道が合流しますが、ここも崖で簡単には降りられません。 そのまま直進していくと次第にヤブとなり、それらを避けながら進んでいきました。 右に避けていくと廃林道と合流しますが、破線路の道がこれのようです…。

下りはヤブに…
下りはヤブに…

 林道と合流すると、ここからは素直に林道を歩いていきました。

高低差の少ない道
高低差の少ない道

大日山
大日山

 途中で前方から爆音が聞こえてきたかと思うと、3台のバイクが通過していきました。

ここは大尾大日山線
ここは大尾大日山線

 671m付近のカーブ先で、左に「泉バス停」の標識が立っていました。

左に泉バス停分岐
左に泉バス停分岐

標識
標識

 ここまで来れば「大尾山」も近くです。 左に大きなピークを通過すると、大尾山の東分岐に到着しました。

大尾山の東分岐
大尾山の東分岐

直進(左は林道で居尻に)
直進(左は林道で居尻に)

 尾根の末端は切り立っており取り付くことはできません。 しかし事前に調べてあり、右に少し進んだところに登山口があるので、そこから山頂へと向かいます。

ここから尾根に乗る
ここから尾根に乗る

 笹の中を進むと左斜面のトラバースとなり、切り立った斜面を慎重に歩いていきました。

笹の多い道
笹の多い道

左斜面をトラバース
左斜面をトラバース

 ここでも単独の登山者の方とすれ違います。 暫く進むと灯籠が見えてきて、ここが「大尾山顕光寺」の石階段でした。

大尾山顕光寺へ
大尾山顕光寺へ

 階段を登ると本堂が見えてきますが、無残にも右の屋根が破損していました。

鳥居スギは伐採
鳥居スギは伐採

顕光寺の本堂
顕光寺の本堂

一部が崩壊
一部が崩壊

 その右手に階段があり、その上の建物裏手が山頂でした。

裏手に大尾山山頂
裏手に大尾山山頂

 ここで昼食としていきます。 林道歩きが長かったことで、最近の運動不足?で疲れが出ていました。 昼食休憩後は、階段を降りて先程の道を更に西へと進みます。

先程の道を進む

先程の道を進む

 右下に建物が見えてきますがお寺の一角でしょうか?

下にも建物が
下にも建物が

趣のある建物
趣のある建物

顕光寺入口を確認
顕光寺入口を確認

 ここからは広い道となり、ここでも2名の登山者とすれ違います。

駐車場へ降りる
駐車場へ降りる

 程なくして右から林道と合流し、駐車場に到着しました。

右下から舗装路と合流
右下から舗装路と合流

 計画では、ここで13時前に到着した場合、更に林道を進んだ先にある「黒岩山」へ向かう予定でした。 しかし、飲み物が不足していることに加え、疲れも出ていたので無理せず今回はここまでとします。
 駐車場の左奥にある標識を確認し、ここから下山することにしました。

駐車場の左奥から下山
駐車場の左奥から下山

標識を確認
標識を確認

 この道は南西の破線路から付け替わっているようで、今はここが登山道でよく整備されていました。

山道を降りる
山道を降りる

よく整備されている
よく整備されている

 暫くはトラバース気味に進みますが、急斜面の手前でつづら折れに降りていきます。

つづら折れに降りていく
つづら折れに降りていく

 暫く降りると傾斜が弱まり、破線路の沢と合流しました。

傾斜が緩む(奥が沢沿い)
傾斜が緩む(奥が沢沿い)

ここは八丁
ここは八丁

 沢の上部を確認しますが道らしきものは無く、沢も岩などが転がり荒れていました。

沢上部は荒れている
沢上部は荒れている

 ここからの道は沢を離れ、右の緩斜面を緩やかに降りていきました。

沢沿いを降りていく
沢沿いを降りていく

 集落近くまで来ると掘れた道となり、右に民家や畑などが見えてきました。

掘れた道に
掘れた道に

車道が見えてくる
車道が見えてくる

 そして山頂から35分ほどで、無事に登山口に到着しました。

大尾山登り口
大尾山登り口

 ここからは車道をショートカットし、最短コースで駐車地へと戻ります。

後は最短コースで下山
後は最短コースで下山

大尾山道分岐(左奥が駐車場)
大尾山道分岐(左奥が駐車場)

 車に到着後は予定通り「ならここの湯」で汗を流して、ゆっくりと帰路につきました。

【反省点】
 飲み物を忘れたことでしょうか。 この時期で、日差しも少なかったので問題ありませんでしたが、気温の高い時期だと、途中で下山するしかなかったと思います。

【次回予定】
 岐阜の雪山に登る予定です。


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