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[登山] 岐阜県 名倉峠から三角点「西横山」へ縦走 [登山]

 今回は、雪歩きしたいとの思いから、岐阜県揖斐郡の名倉峠から西にある三角点名「西横山」とその先の「瀬戸谷」まで縦走しました。 直前の積雪が思ったよりも多く、一部の急斜面で体力と時間を消費し、当初予定の「檜尾」へは行きませんでしたが、たっぷりの雪の上を心ゆくまで歩くことが出来ました。

789mピーク付近から小津権現山を望む
789mピークから小津権現山

岐阜県
名倉峠から三角点「西横山」へ縦走
日付 2021年02月20日(土)
天気 曇りのち晴れ
山域 奥美濃
場所 岐阜県揖斐郡揖斐川町西津汲名倉
距離 14.4km (内車道5.4km)
累積標高 +876 -876m
時間 7時間30分
人数 単独
撮影枚数 0339枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(雪深く)
展望
(A:良い~E:なし)
D
見どころ 東海自然歩道
時刻・標高・距離・行程(標高の赤字はGPSから推測)
07:00 144m 0.0km 名倉峠 出発
08:25 (01:25) 457m 1.9km 457mピーク
09:20 (00:55) 626m 2.9km 626mピーク
10:15 (00:55) 732.6m 3.9km 三角点「西横山」
11:30 (01:15) 756m 5.1km 昼食休憩
11:55 (00:25) 756m 5.1km 出発
12:40 (00:45) 640m 6.4km 瀬戸谷林道出合
13:40 (01:00) 368m 9.0km 瀬戸谷林道始点
14:30 (00:50) 144m 14.4km 名倉峠 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20210220_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/N1hVU4fV57yRWPuq7

 久しぶりに本格的な雪山へ向かうことにします。 とは言え、体力が低下しているので、いくつかの候補から近場でいつでも下山可能な山ということで、岐阜県にある三角点の「西横山」へ登ります。

 自宅からは1時間半ほどで到着予定なので、5時半前に出発します。 何時ものように揖斐川沿いを北上し、横山ダム方面へと向かいました。 以前「飯盛山」と「外津汲山(とつくみやま)」に登ったときにも向かった、県道40号線で左に曲がりますが、その手前で道に迷います…。 復帰し、県道40号線を左に折れると、トンネルが見えてきたので、その手前の路肩に停めていきます。 幸い、県道254号線は通行止めとなっており、トンネル横の路肩に止めても問題なそうでした。

丹度トンネル横からスタート
丹度トンネル横からスタート

 ここで準備していきますが、数日前の降雪で雪はたっぷり残っています。 ストックとスノーシューを手に持って、丹度トンネル左の歩道を登っていきました。

まずは峠へ
まずは峠へ

 歩道には人の足跡が残っていますが、上の水場の点検口で途切れています…。 尾根沿いに到着すると、倒壊した仏様が祀られた祠があり、ここが「名倉峠」のようです。

名倉峠の仏様
名倉峠の仏様

 西のトンネル上へと尾根道があるので、そこを歩いていきますが、雪が20cmほど積もっているので、適当なところでスノーシューを履いていきました。

西へ向かう
西へ向かう

少しヤブっぽい
少しヤブっぽい

 トンネル上を越えますが、広く刈られた良い道が続いていました。

久瀬ダム
久瀬ダム

 程なくして傾斜が強まり、ステップを踏みながら登っていきます。

226m地点から上部
226m地点から上部

 上部に到着すると、北側が崩壊地跡となっており、雲の下に近くの山が見えてきました。

崩壊地横を進む
崩壊地横を進む

小津権現山は雲の中
小津権現山は雲の中

崩壊地から小津権現山南尾根
崩壊地から小津権現山南尾根

 そのまま尾根沿いに進みますが、緩斜面の尾根で暫くは楽できます。

雪は十分多く
雪は十分多く

この先暫くは平坦に
この先暫くは平坦に

 道は植林の中を抜けていて、ヤブなどは皆無です。

陽が差し込んでくる
陽が差し込んでくる

 前方近くに457mピークが見えてきますが、その左奥には遠く626mピーク思われる山が見えました。

前方に457mピーク
前方に457mピーク

 懸念していた足の調子は問題ありませんが、思ったよりも新雪が深く(20cmほど)、大きく沈み込むのでスピードは上がりません…。

左に折れる
左に折れる

 尾根の左斜面をに左に折れショートカットで向かっていくと、その先で457mピークに到着します。

457mピーク
457mピーク

 ピークはそれと言われないと分からない場所で、北側は植林で覆われていました。 ここからも、その植林との境を歩いていきます。

シカの足跡を追い
シカの足跡を追い

 ここまで展望ははじめの崩壊地しかありませんでしたが、植林の終わりで北側が開けており、間近に小津権現山方面を見ることが出来ました。

小津権現山方面はまだ雲が多く
小津権現山方面はまだ雲が多く

 ここまで人の足跡は全く見られず、シカの足跡を追ってきました。

木々の間を抜ける
木々の間を抜ける

シカの足跡(雪が深く)
シカの足跡(雪が深く)

 あまり高低差無く、明るい626mピークに到着しました。

626mピーク(ここで右へ)
626mピーク(ここで右へ)

 ここで左の尾根を下ると最短距離で下山できますが、時間は押していますが予定通り「西横山」へと向かいました。

植林との間を進む
植林との間を進む

 代わり映えのない景色が続きますが、朝よりは晴れ間が広がり天気が回復してきました。 鞍部からは登りとなりますが、それほど傾斜はきつくありません。

ここから上りに
ここから上りに

 程なくして傾斜が緩み右へ左へと複雑な地形となりました。

このあたりは複雑な地形に
このあたりは複雑な地形に

 都度、進む方向を確認し最短距離で向かいます。

左へ進む
左へ進む

 山頂直下で尾根の登りとなりますが、距離は大したこと無くここは焦らずゆっくり登っていきます。

最後の上り
最後の上り

 そして出発から3時間15分と、ほぼ予定通り三角点名「西横山」に到着しました。

西横山に到着
西横山に到着

 山頂には以外にも地上波テレビの受信アンテナと思われる設備があり、近くに寄るとジーと動作している音も聞こえます。

テレビアンテナ?
テレビアンテナ?

 ここまで雲が多く、雪解けは思っていたよりは進んでいませんでした。 しかし、正午も近づき休憩していると、アンテナや近くの木々から大きな音をあげながら雪が落ちてきています。 小休止後は、予定通り西にある林道へと向かいます。

西へ降りていく
西へ降りていく

 山頂から暫くは急降下しますが、それも落ち着き高低差の少ない道をスノーシューで快適に進んでいきました。

暫くは高低差の少ない道
暫くは高低差の少ない道

 先程の山頂から林道の間には3つピークがあり、都度登り返しとなります。 1つ目のピークは、それなりの傾斜がありますが、距離は大したこと無く、上部は枯れた笹があり、スノーシューに引っ掛けないよう注意して歩きます。

ここから登り返しに
ここから登り返しに

枯れ笹が多い
枯れ笹が多い

 ピークからは大きく下っていきますが、問題はその先の2つ目のピークでした。

大きく下る
大きく下る

 鞍部からは次第に傾斜をましていきますが、この角度と雪の量が想定外でした。

ここから急登に
ここから急登に

 左に少し傾斜のゆるい尾根があるように見えますが、トラバースするにしても斜度があり難儀しそうです。 仕方がなく、急登を登っていきますが、50cm近くの柔らかな雪で45度近い登りは大変です。 一歩一歩ストックで下が硬いことを確認し、膝で雪を固めながらステップを刻んでいきます。 当然、ここまでと同じ様なペースでとは行かず、倍以上の時間を掛けてピークへと登っていきました。

雪が深く苦労して登る
雪が深く苦労して登る

 後方に小津権現山が見えてくると、傾斜も緩んできました。

木々の間に小津権現山
木々の間に小津権現山

 そろそろ昼時で体力も落ちてきたので、傾斜が緩くなった所で平らに踏み硬め、昼食休憩としていきます。 木々の雪はすっかり溶け始め、雫となって落ちてきます。 手早く食事を済ませると、少し先のピークへと向かいました。

789m手前は緩斜面
789m手前は緩斜面

 先程の急斜面以降は問題も無く、手前で右に折れ暫く進むと789mピークに到着しました。

この印で右に折れる
この印で右に折れる

 ピークには何もありませんが、少し進むと右側が開け「小津権現山」の山頂がようやく見え始めていました。

789mピークから小津権現山
789mピークから小津権現山

山頂アップ
山頂アップ

 ここから先は下りが続き、天気も回復し気持ちよく歩くことができました。

西の林道へ向かう
西の林道へ向かう

この先は下りに
この先は下りに

 尾根沿いに進むと二次林となり、枝の間から近くの山が見えてきました。

緩やかに下る
緩やかに下る

 右には、この後で向かう予定の三角点「桧尾」が見えています。

桧尾方面
桧尾方面

 また、その右奥には以前登った「天狗山」も白い姿を見せています。

右奥に天狗山
右奥に天狗山

 この先から複雑な尾根となるので、現在地を確認し効果予定の尾根を見定めます。 幸い赤テープの目印があり、それを追って斜面を下っていきました。

最後の斜面は滑るように下る
最後の斜面は滑るように下る

 思ったよりもゆるい斜面で、植林との境を一気に降りていきました。 下に林道と思われる白い道が見えてきて、最後は段差なども無く林道と出合います。

下に林道?
下に林道?

 地図には林道など書かれていませんが、最近切り開いたのか一面真っ白な広場となっていました。

一面真っ白で
一面真っ白で

 本来であれば688mピーク経由で向かうところですが、新しい林道は左にピークを迂回して続いています。

金糞岳方面
金糞岳方面

 そたらへ向かうと前方に「桧尾」が見えてきました。

ここからは林道の雪の上を進む
ここからは林道の雪の上を進む

 右に688mピークを見ながら林道を進んでいくと、左下に下山に利用する瀬戸谷林道が見えてきます。

林道斜面
林道斜面

 右斜面が崖となっており、688mピークからはこちらへ降りられそうもありません…。 前方に「小津権現山」が見えてくると、林道分岐に到着しました。

奥に小津権現山
奥に小津権現山

小津権現山アップ
小津権現山アップ

林道瀬戸谷分岐(奥の下がそれ)
林道瀬戸谷分岐(奥の下がそれ)

 予定ではここから北の斜面に取り付き、三角点の「桧尾」へ向かうつもりでしたが、午後になり雪解けが進んでいるのと、ここまで思ったよりも時間が掛かっているので、安全を見て下山することにします。

取り付き予定の斜面(雪が緩くなり)
取り付き予定の斜面(雪が緩くなり)

 下山に林道を歩くのはと思っていましたが、思った通り除雪はされておらず、1m近く雪が積もっています…。

予定通り瀬戸谷林道で下山
予定通り瀬戸谷林道で下山

 幸い、斜面には雪崩が起きるほどの積雪はなく、時折サラサラと雪が溶け崩れている程度でした。

中央奥に鍋倉山
中央奥に鍋倉山

林道はほぼ直線に集落へと落ち込んでいます。 前方には「鍋倉山」も見えており、強い日差しを避けながら歩いていきます。

鍋倉山アップ
鍋倉山アップ

ひたすら雪の上を進む
ひたすら雪の上を進む

 大きく左カーブとなると、集落も間近です。 谷にかかる堰堤方面にニホンザルの姿が見え、こちらの様子を確認すると逃げようと堰堤の中央に降りていきます。

逃げるサル
逃げるサル

 そして右カーブを曲がり暫く進むと、集落が見えてきました。

雰囲気が変わり
雰囲気が変わり

集落が見えてきた
集落が見えてきた

 橋を渡るとその先でようやく除雪されており、ここでスノーシューを脱ぐと軽くなった足で戻っていきます。

橋の先で除雪され
橋の先で除雪され

スノーシューを脱いで歩いて帰る
スノーシューを脱いで歩いて帰る

 民家の屋根には20cm近くの雪が積もっていますが、太陽を浴びドサドサと音を立てながら落雪しています。  その脇を気をつけながら東へ歩いていくと、県道と出合いました。 ここまで降りれば、後は車に気をつけながら、駐車地へと戻っていきました。

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回予定】
 週末は日曜日だけ休みなので、近場の低山に向かう予定です。


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