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[登山] 2021年 夏の白山 [登山]

 今回は、毎年訪れている白山ですが、去年は自制し行けませんでした。 そこで2年ぶりとなる白山に、定番の平瀬道でお花巡りを楽しんできました。 午後から雷の予報もあったので早めに下山しましたが、今年は一部の花の付きがよいようで、ハクサンコザクラやクロユリなど見事な群生が見られ、休憩も多めでゆったり楽しむことが出来ました。

ハクサンコザクラ
ハクサンコザクラ2

ミヤマクロユリ
ミヤマクロユリ

2021年
夏の白山
日付 2021年07月24日(土)
天気 晴れのち曇り
山域 白山
場所 岐阜県
距離 16.5km
累積標高 +1635 -1635m
時間 7時間20分
人数 単独
撮影枚数 0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0687枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0047枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ お花畑
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
04:55 1238m 0.0km 平瀬道登山口 出発
06:35 (01:40) 2025m 3.8km 大倉山避難小屋
07:55 (01:20) 2449m 6.4km 室堂センター 休憩
08:05 (00:10) 2449m 6.4km 室堂センター 出発
08:30 (00:25) 2702.1m 7.3km 御前峰(お池巡りへ)
09:10 (00:40) 2575m 8.7km 千蛇ヶ池分岐 休憩
09:20 (00:10) 2575m 8.7km 千蛇ヶ池分岐 出発
09:50 (00:30) 2449m 10.1km 室堂センター
10:00 (00:10) 2430m 10.4km 雪渓付近 昼食休憩
10:25 (00:25) 2430m 10.4km 雪渓付近 出発
11:05 (00:40)
2025m 12.8km 大倉山避難小屋
12:15 (01:10) 1238m 16.5km 平瀬道登山口 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20210724_map.jpg

関連リンク: https://yama-kioku.blog.ss-blog.jp/2018-08-11
写真リンク: https://photos.app.goo.gl/Sp1C2vmSXKtCi14o7

※今回は何度も歩いているコースなので、風景や花の写真中心で記載します。

 週末も良い天気の予報ですが、この時期午後は雷雨の可能性があるので確率の少ない場所を探します。 そこで「白山」を計画しますが、世間は4連休で土曜日は混みそうなので、駐車場が混雑する心配の少ない平瀬道(白水湖)から登ることにしました。

 このコースは自宅からの距離や時間も比較的短く定番コースとなっていますが、少しでも人が少なく涼しいうちにと5時からのスタートで計画します。 自宅を2時半過ぎに出発し、東海北陸道を高山方面へと向かいました。

 荘川インターで降りると御母衣湖沿いの道となりますが、2箇所ほど工事の対面通行で待たされます・・・。 大白川への県道で左に曲がると、細い道を進んでいきました。 ここも走りなれているので、快適に奥へ入っていきますが、途中から先行する車2台の後ろをついていきます。

 そして出発から2時間半弱で、広い駐車場に到着しました。 駐車場に止まる車は思ったよりも少なくまばらです。 適当に止めて行くとトイレに寄って、出発の準備をしていきます。

駐車場の車は疎ら

駐車場の車は疎ら

 準備が整ったところで登山口に向かいますが、朝方はひんやりと涼しい空気で助かります。 ここからは歩き慣れた道で、一定ペースで次第に標高を上げていきました。

登山口
登山口

朝日
朝日

遠くは霞
遠くは霞

 登っている人はまだ少なく、自分のペースで進んでいけました。

ブナが陽に照らされ
ブナが陽に照らされ

後5km

後5km

 標高が上がり別山方面の景色が見える稜線まで来ると、今回の登山の目的となる色々な花が見られはじめました。

トリアシショウマ
トリアシショウマ

ヨツバヒヨドリ(蕾)
ヨツバヒヨドリ(蕾)

アザミ
アザミ

ヤマハハコ
ヤマハハコ

 また早朝は天気もよく、上空には雲ひとつありませんでした。

別山方面の展望
別山方面の展望

白山が近くに
白山が近くに

 大倉山の手前まで来ると植生が変わり、高山植物も見られ始めます。

モミジカラマツ
モミジカラマツ

シモツケソウ(咲き始め)
シモツケソウ(咲き始め)

イワギボウシ
イワギボウシ

タカミネニガナ
タカミネニガナ

涼しい道
涼しい道

クルマユリ
クルマユリ

ゼンテイカ
ゼンテイカ

奥三方岳
奥三方岳

キヌガサソウ(果期)
キヌガサソウ(果期)

オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ

サンカヨウ(実)
サンカヨウ(実)

マイズルソウ
マイズルソウ

ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ

 避難小屋を通過ししばらく登ると、遅くまで雪の残っていたお花畑の斜面となりました。

ここからお花畑に
ここからお花畑に

イブキトラノオ
イブキトラノオ

ハクサンボウフウ
ハクサンボウフウ

ヨツバシオガマ
ヨツバシオガマ

ハクサンフウロ
ハクサンフウロ

 ここまで雲ひとつありませんでしたが、花に目を奪われ気がつくとガス(雲)が湧き上がってきています…。

突然ガスが出てくる
突然ガスが出てくる

 幸い大きく崩れるような感じではなく、暫くは花を見ながら雲の中を涼しく歩いていきます。

オタカラコウ
オタカラコウ

タカネグンナイフウロ
タカネグンナイフウロ

バイケイソウ
バイケイソウ

イワオウギ
イワオウギ

お花畑
お花畑

ミヤマコウゾリナ
ミヤマコウゾリナ

マルバタケブキ
マルバタケブキ

 この時期は雪渓を通過するところが出ますが、登山道の階段なども露出しだしており大したことはありません。

雪渓を登る(左に道あり)
雪渓を登る(左に道あり)

ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ

コイワカガミ
コイワカガミ

 森林限界を超えたところで後方を見ると雲海となっており、雲の上に乗鞍岳が望めました。

雲海と乗鞍岳
雲海と乗鞍岳

 そしてハイマツの水平道となると、待望の花が見られ始めました。

白山(御前峰)
白山(御前峰)

ハクサンコザクラ1

ハクサンコザクラ1

ミツバノバイカオウレン
ミツバノバイカオウレン

右から木曽御嶽山・乗鞍岳・北アルプス
右から木曽御嶽山・乗鞍岳・北アルプス

雪渓から御前峰
雪渓から御前峰

アオノツガザクラ
アオノツガザクラ

 去年見ていないので比較できませんが、ハクサンコザクラやミヤマクロユリの花つきは素晴らしく、今年は当たり年のようです。

ハクサンコザクラ群生
ハクサンコザクラ群生

ハクサンコザクラ2
ハクサンコザクラ2

室堂平
室堂平

マイズルソウ
マイズルソウ

ミヤマクロユリ
ミヤマクロユリ

 またコバイケイソウも満開で、至るところに咲いています。

コバイケイソウ群生
コバイケイソウ群生

 そして出発から3時間と、いつもと変わりない時間で室堂に到着しました。 まだ登山者は少なく、ここでベンチに座り休憩していきます。 休憩後は、この後山頂へ登るか迷っていましたが、まだ雲も出ておらず折角なので向かうことにしました。

休憩後に山頂へ
休憩後に山頂へ

別山方面
別山方面

イワツメクサ
イワツメクサ

 室堂から25分ほどで「御前峰」に到着します。 ここからは定番コースとなっているお池巡りで周回します。

白山(池と剣ヶ峰・大汝峰)
白山(池と剣ヶ峰・大汝峰)

油ヶ池
油ヶ池

ヒメクワガタ
ヒメクワガタ

紺屋ヶ池
紺屋ヶ池

チングルマ
チングルマ

イワオトギリ
イワオトギリ

イワギキョウ
イワギキョウ

コケモモ
コケモモ

オンタデ
オンタデ

 思ったより大勢の登山者がお池巡りをしています。 「大汝峰」との分岐に到着しますが、いつもは廻る大汝峰は今回はパスし、このまま室堂へゆっくりと戻ることにしました。

大汝峰(分岐から)
大汝峰(分岐から)

ミヤマタネツケバナ
ミヤマタネツケバナ

千蛇ヶ池
千蛇ヶ池

ミヤマキンバイ2
ミヤマキンバイ2

 「五色池」の周辺は見事なお花畑となっており、ここで花を眺めながら休憩としていきました。

五色池

五色池

百姓池のお花畑
百姓池のお花畑

お花畑2
お花畑2

 少し前から雲が湧き出し次第に周囲を覆っています。 ゆっくりとしたいところですが、午後になると雷雨の可能性もあるので、適当なところで室堂へと降りていきました。 ここからの道も花で覆い尽くされており、それらを見ながら歩いていきます。

ナナカマド
ナナカマド

コバイケイソウ
コバイケイソウ

タカネスミレ
タカネスミレ

ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ

ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ

お花畑3
お花畑3

ハクサンコザクラアップ
ハクサンコザクラアップ

雪渓と御前峰
雪渓と御前峰

 室堂に到着し、ここで昼食をとも考えていましたが、人が多くなりベンチに空きはありません…。 いずれにしても暑いので、少し先の雪渓へ向かうことにしました。 雪渓の近くは花も多く、涼しい風が吹き抜け休憩には最適でした。 朝早かったこともありここで昼食としていきますが、山頂方面も次第に雲に覆われてきていました。

雪渓とお花を見ながら休憩
雪渓とお花を見ながら休憩

 休憩後は、周りの花を心置きなく見てから下山を開始します。

雲の下に出る

雲の下に出る

 上部では雲の中で涼しいところもありましたが、標高が落ちるとくるの下は晴れており、熱中症への心配が必要でした。

白水湖
白水湖

 この時間から登る人も多く、10人以上の団体が通過することもありました。(合計で30人以上はいたと思います)

奥三方岳がハッキリと
奥三方岳がハッキリと

 途中何度か日陰で休憩し体を冷やしながら降りていくと、2時間ほどで無事駐車場に戻ってきました。

駐車場へ戻る
駐車場へ戻る

【反省点】

 特にありませんでした。

【次回予定】
 富山県の山へ向かう予定です。


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コメント 2

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ぼの

今年の白山、コバイケイソウが当たり年でしたね。
僕も7月の29.30で登ってきましたが、いままで以上にお花畑にたくさんの花が賑わっていました。

by ぼの (2021-08-05 00:18) 

おど

ぼのさん、はじめまして。
 臭いのであまりうれしくはありませんが、今年はバイケイソウとコバイケイソウの表年(当たり年)ですね。 それに加えてハクサンコザクラとクロユリも花の付きが良いので、見どころがいっぱいでした。
by おど (2021-08-09 22:52)