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[登山] 滋賀県 ガスの中を黒河峠から赤坂山・寒風周回 [登山]

 今回は、長雨が続いているので雨覚悟で花の見られそうな山へ向かうことにします。 そこで花の百名山にも選ばれている滋賀県の「赤坂山」へ、黒河峠(くろことうげ)から周回で登ってきました。 予想通り週日ガスで展望はほとんどありませんでしたが、それと引き換えに涼しく山を歩くことが出来ました。

下山中、マキノ高原を望む
マキノ高原を望む

滋賀県
ガスの中を黒河峠から赤坂山・寒風周回
日付 2021年08月21日(土)
天気 曇り後小雨
山域 野坂山地
場所 滋賀県高島市マキノ町白谷
距離 15.9km (内車道5.5km)
累積標高 +1112 -1112m
時間 4時間40分
人数 単独
撮影枚数 0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0308枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(スリップ注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A(当日はガスで展望なし)
見どころ 花、ブナ林
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:10 139m 0.0km マキノ高原駐車場 出発
07:25 (01:15) 575m 5.5km
黒河峠
08:05 (00:40) 800m 7.1km 三国山分岐
08:15 (00:10) 876.1m 7.6km 三国山 (5分休憩)
08:50 (00:35) 820m 9.0km 明王ノ禿
09:05 (00:15) 823.6m 9.6km 赤坂山
09:15 (00:10) 754m 10.1km 粟柄越
10:00 (00:45) 854m 12.3km 寒風
10:30 (00:30)
375m 14.1km スキー場ゲレンデ(歩道出合)
10:50 (00:20) 139m 15.9km マキノ高原駐車場 到着

Garmin Connect

実績コース(赤色は実績)
20210821_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/iF1etv1Ao9pbzbbbA

※今回は、何度か通ったコースが多いので、重複する部分についての詳細は割愛します。

 夏真っ盛りの時期としては異常な長雨や不安定な天気で、先週はどこへも行くことが出来ませんでした。 今週末も終日よいところは無さそうなので、初めから雨を覚悟し比較的歩きやすく花も期待できる山ということで、これで3度目となる花の百名山にも選ばれている「赤坂山」に向かうことにします。 登山口を「黒河峠(くろことうげ)」とし、そこまでの車道は歩き周回で計画しました。

 朝方まで雨の予報なので、6時出発として4時半には自宅を出発しました。 名神高速道路と北陸自動車道で木之本へ向かい、そこからは何時ものように国道8号線・303号線・161号線と繋ぎマキノ高原へ向かいました。 161号線からは最短距離となる県道287号線へと右折して、予定の駐車場に6時頃には到着しました。

登山者駐車場
登山者駐車場

 広い登山者用の駐車場には、まだ誰も駐車していません。(と言うか、戻ったときも他に1台だけでした) ここで出発の準備をして行きますが、昼の早い時間には雨が降り出す予報なので、雨具と引き換えに食事などは持っていきません。

 駐車場を後にし、先程車で走ってきた方向へと戻って歩いていきました。

暫くは車道を歩く
暫くは車道を歩く

 空には鈍よりと雲が掛かっていますが、その間からは青空なども見えており、雨が振りそうな雰囲気ではありません。

田園
田園

 程なくして「白谷バス停」が見えてきます。

白谷バス停
白谷バス停

時刻表(2021年8月現在)
時刻表(2021年8月現在)

 ここのカーブで左折し、県道533号線を歩いていきます。 変化の少ない道ですが、周りにはペンションなどが多く、散歩する人の姿なども見られました。

黒河峠へ
黒河峠へ

路肩のユリ
路肩のユリ

 集落を通り過ぎ涼しい川沿いの道を進むと、左手に分岐があらわれました。

左の林道へ
左の林道へ

 路肩に「三国山」と「黒河峠」と書かれた標識があるので、ここで左へ進んでいきます。

三国山まで4.5km
三国山まで4.5km

 舗装路ですが、雨で洗われたようなところもありました。

くまに注意…
くまに注意…

 途中、奥からランニングされる人が降りてきますが、その後は人の気配はなくなります。 右下に沢の水音を利きながら進んでいくと、チェーンで車止めされたところに到着します。

車はここまで
車はここまで

 ここから未舗装路となり、道はよく整備されていますが最近の雨で斜面が崩れてきています…。

崩れている
崩れている

 つづら折れに標高を上げていき、南に展望が開けたところもありましたが、ガスで遠望は得られません。

ガスで展望なし(南側)
ガスで展望なし(南側)

 ここまで登ると周囲の木々は自然林となってきました。

ブナ林が多く
ブナ林が多く

 カーブミラーを大きく右に曲がると、前方に黒河峠が見えてきました。

黒河峠に到着(左が登山口、右はトイレ)
黒河峠に到着(左が登山口、右はトイレ)

 ここで高島トレイルと合流しますが、人の気配は無く静かでした。 ここは以前「国境」から「乗鞍岳」経由で歩いてきていますが、その間はブナが多くよい感じの林だった記憶があります。

ここから保護林
ここから保護林

 トイレがあるのでよってから、三国山への登山口から入っていきます。

赤坂山歩道の説明
赤坂山歩道の説明

霧の中へ
霧の中へ

 入った直後にホトトギスが咲いていました。 その後も、花がないかと周囲を確認しながら進んでいきます。

ヤマジノホトトギス
ヤマジノホトトギス

 一旦歩道と合流しますが、すぐに右の尾根沿いの道へと入りました。

舗装路(廃林道)に出る
舗装路(廃林道)に出る

ここから登山道に復帰
ここから登山道に

 尾根の左斜面を登る感じで進んでいきますが、前日までの雨や朝露に濡れて、下半身が濡れていきます…。

滑りやすい岩を登る
滑りやすい岩を登る

 このコースには急登など少なく、つづら折れで徐々に標高を上げていきます。 程なくして尾根沿いの道となり、周囲に高い木などが無くなり、崖縁からは展望が得られますが、この日は濃いガスで何も見えませんでした…。

展望は何も見えず…
展望は何も見えず…

ミヤマママコナ
ミヤマママコナ

オオコメツツジ
オオコメツツジ

掘れた道を進む
掘れた道を進む

 変化の少ない道を進むと、唐突に木道の草原に到着しました。

花は見られず
花は見られず

 7月にはキンコウカが見られるようですが、すでに花は散っており青い茎が見られるだけでした。 ここを皮切りに植生が変わり、湿地帯を通過していきます。


苔

 そして峠から40分ほどで、「三国山」との分岐に到着しました。

三国山分岐
三国山分岐

 ここで右の茂みに入っていくと、樹林のガスの中を進んでいきます。 倒木などを避けながら進み、最後の急斜面を登っていくと、三角点のある「三国山」に到着しました。

ガスが濃くなる
ガスが濃くなる

ホツツジ
ホツツジ

三国山
三国山

 山頂もガスで覆われ展望はありませんが、暫く石の上に座り込み休憩していきます。

ガスガス
ガスガス

 休憩後は、一気に降りて先程の分岐へ戻ってきました。 ここからも良い道ですが、一部踏み跡が薄く霧に巻かれると迷う可能性があります。 暫く平坦に道を進みますが沢を越えると急斜面となってきて、「明王ノ禿」へと登っていきました。

草の勢いがよく
草の勢いがよく

ここから登りに
ここから登りに

 ガスで視界がないのが幸いし、気がつくと「明王ノ禿」に到着します。

明王ノ禿
明王ノ禿

 「赤坂山」へ向かって降りていきますが、この霧では来たことが無いと迷いそうです。 記憶を頼りに崖を迂回し、その先で急斜面のザレ場を降りていきます。

まったく見えず…
まったく見えず…

 暫くは平坦な道を進むと、山頂と思われるピークが霧に霞んで見えてきました。

霞む山頂
霞む山頂

 滑りやすい急登を登ると、岩の点在する山頂に到着しました。

赤坂山山頂
赤坂山山頂

 沢山の人で混雑していますが、この日は珍しくここも誰とも会いませんでした。 ガスで展望の無い山頂を後に、周回を開始します。

ガスの中を下る
ガスの中を下る

 まずはガスの中を掘れた踏み跡を頼りに、降りていきました。 途中で、単独登山者の方とすれ違いますが、霧で直前まで気が付きません…。

鉄塔
鉄塔

石仏(馬頭観音)
石仏(馬頭観音)

 程なくして「粟柄越」に到着しますが、ここから暫くスキー場方面に向かった所が、「大谷山」との分岐となります。

粟柄越(大谷山分岐)
粟柄越

 赤坂山の山頂からここまで、ネットで雨雲の動きを確認しながら降りてきて、後1時間ほどで雨雲が近づいていることが確認できます。 雨と言っても弱いものなので、ここは予定通り「寒風」まで向かうことにしました。

シモツケソウ(水滴で塊に)
シモツケソウ(水滴で塊に)

 マキノ高原方面から右に折れ稜線へと進みますが、100m先すら見えません…。

コースを外れないように進む
コースを外れないように進む

 GPSで現在位置と方角を確認しながら進んでいるので良いのですが、ガスで周囲がまったく見えず、踏み跡も鹿などで複数分岐しているので、この未知でよいのか不安になりつつ歩いていきます。

この道でよい?
この道でよい?

ガスで霞む樹林の中を進む
ガスで霞む樹林の中を進む

 結局終始ガスの中を歩いていきますが、これはこれで雰囲気もあり涼しいのでたまにはよいでしょう。 「粟柄越」から45分ほどで「寒風(かんぷう)」に到着しました。

寒風
寒風

 ここも晴れていれば展望の良いところですが、下山路すらガスで隠れています。 ここで最後の休憩をしたところで、一気にマキノ高原へと降りていきました。

下山開始
下山開始

 序盤は掘れた道で粘土状の滑りやすい道です。 しかし、傾斜が緩くなるとショートカットコースがあらわれ、これを利用してテンポよく降りていきました。

ショートカットで降りていく
ショートカットで降りていく

 途中には、この時間から登られる方も多くいます。 下山開始から30分ほどで、西山林道との分岐を通り過ぎると、スキー場のゲレンデが見えてきました。

西山林道分岐
西山林道分岐

奥に琵琶湖
奥に琵琶湖

遊歩道に合流
遊歩道に合流

 ここまで降りると緩斜面の草原の中を、駆け足で降りていけます。

マキノ高原を望む
マキノ高原を望む

 途中からはクールダウンも兼ねて歩いていくと、無事にマキノ高原に到着しました。 山頂方面を確認しますが、少し前から予報通りパラパラと雨が降ってきていました…。

山頂方面は雲の中…
山頂方面は雲の中…

【反省点】
特にありませんでした。

【次回】
 久しぶりに週末は晴れの予報なので、南アルプス方面に向かう予定です。


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コメントの受付は締め切りました
ぼの

赤坂山、僕も何度かこの山は登りましたが、やはり春から初夏の赤坂山がお花満開ですよね。
赤坂山山頂から寒風の稜線はまさに「天空の遊歩道」と言っても言い過ぎではないくらい素晴らしい稜線でしたが、今回はガスってしまって残念でしたね。

by ぼの (2021-08-28 00:10)