[登山] 2021年 夏の塩見岳 [登山]
今回は、5年ぶりとなる南アルプスの「塩見岳」に行ってきました。 長雨も終わり快晴の中を、景色を見ながら気持ちよく歩くことが出来ました。
南アルプス北部(仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳・北岳・間ノ岳・農鳥岳など)
塩見岳近影
日付 | 2021年08月28日(土) | ||
天気 | 終日快晴 | ||
山域 | 南アルプス | ||
場所 | 長野県下伊那郡大鹿村大字大河原 | ||
距離 | 28.6km (内林道8.5km) | ||
累積標高 | +2159 -2159m | ||
時間 | 11時間00分 | ||
人数 | 単独 | ||
撮影枚数 | 0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140) 0356枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0103枚 (Panasonic DMC-GM1) 0000枚 (Panasonic DC-TX2) |
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登山難度 (A:安易~E:高度) |
C(距離・標高差大) | ||
展望 (A:良い~E:なし) |
A | ||
見どころ | 花、展望 | ||
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値) | |||
05:30 | 1600m | 0.0km | 第三駐車場 出発 |
05:45 (00:15) | 1650m | 1.6km |
越路ゲート
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06:15 (00:30) | 1770m | 4.2km | 鳥倉登山口 |
08:00 (01:45) | 2560m | 7.8km | 三伏峠 |
08:50 (00:50) | 2653.8m | 10.0km | 本谷山 |
10:05 (01:15) | 2750m | 13.1km | 塩見小屋 |
10:10 (00:05) | 2760m | 13.3km | 休憩地 到着 |
10:20 (00:10) | 2760m | 13.3km | 休憩地 出発 |
11:00 (00:40)
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3052m | 14.2km | 塩見岳 東峰 昼食休憩 |
11:45 (00:45)
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3052m | 14.2km | 塩見岳 東峰 出発 |
12:20 (00:35)
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2750m | 15.3km | 塩見小屋 |
13:30 (01:10)
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2653.8m | 18.5km | 本谷山 |
14:20 (00:50)
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2560m | 20.6km | 三伏峠 |
15:40 (01:20)
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1770m | 24.3km | 鳥倉登山口 |
16:30 (00:50) | 1600m | 28.6km | 第三駐車場 到着 |
Garmin Connect
写真リンク: https://photos.app.goo.gl/qRkPQmo8SPk8LFDKA
※今回は、何度か通ったコースなので写真中心です。
三伏峠までは、赤石岳と荒川三山に登った3年前に歩いていますが、塩見方面へは5年ぶりとなります。 最近の長雨やコロナの影響で体力不足ですが、無理せず時間を掛けて向かうことにしました。
登山口となる鳥倉登山口は、自宅から2時間半ほどなので3時過ぎに出発しました。 いつものように中央高速の「松川IC」で降りると、小渋湖沿いの道を走ります。 この小渋湖の道はトンネルが開通しており、一部狭い道が残っていたり工事中で待たされますが、走りやすくなっていました。
大鹿村に到着すると走り慣れた道を登っていき、鳥倉林道へと入っていきます。 途中、対向車も含め一大も車を見ませんでしたが、驚いたことに第三駐車場から奥にはたくさんの車が止まっていました。 第2駐車場も満車なので第3駐車場へと戻ると、一番奥に止めて出発の準備を初めます…。
第3駐車場に駐車
駐車場の様子
これだけの車が止まっているのは初めてみましたが、これもコロナの影響でしょうか? 準備を整え出発しますが、この日の天気は前日からの延長で期待できそうです。
三伏峠方面
想定外の手前からの出発となりますが、平坦な道が続くのでペースを上げて歩いていきました。 15分ほどで鳥倉林道のゲート(いつもの駐車場)に到着しますが、ここも当たり前ですが満車状態です…。
鳥倉登山口
ここからも気持ちの良い景色を眺めながら歩いていくと、30分ほどで「鳥倉登山口」に到着しました。
良い天気(奥茶臼方面)
鳥倉登山口
写真には写っていませんが、横に簡易トイレが3基設置されているので、用を足してから本格的な登山の開始としました。 ここから「三伏峠」までは、何度も歩いている道ですが、この時期(8月下旬)は初めてです。 マルバダケブキやサラシナショウマなど、夏の終りを告げる花などを見ながら歩いていきますが、花の写真は基本的には下山時に撮影していくことにします。
マルバタケブキ
まだまだ長い
ミヤマダイモンジソウ
途中の水場で1リットルほど冷たい水を補給し、登山口から1時間45分ほどで「三伏峠」に到着します。
小屋手前ではじめての展望(仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳)
三伏峠小屋
何名かの方が休憩し、テント場にも色とりどりのテントが張られていましたが、思ったよりも人は少なめでした。
小屋裏のテント場(奥に塩見岳の山頂)
ここからも予定通り「塩見岳」へと向かいます。
今回は塩見岳(左)へ
「三伏山」へ登り返しますが、ここから先では下山と思われる多くの人とすれ違いました。
三伏山
向かう塩見岳
三伏峠小屋(左)、その右に恵那山など
「本谷山」へは緩やかな登りとなりますが、この辺りには夏終盤の花の残りが見られました。
ウメバチソウ
ミヤマコウゾリナ?(綿毛)
カワラナデシコ
ミヤマトリカブト
「本谷山」からは大きく降りて行きますが、運動不足がたたってか疲れが出てきます…。
本谷山
小黒山方面(右に二児山)
倒木帯から塩見岳
「権右衛門山」をトラバースして越えると、次第に急登となっていきます。 そして「塩見新道分岐」からは、森林限界のハイマツ帯となってきて、程なくして「塩見小屋」に到着しました。
塩見新道分岐
山頂が近づく
塩見小屋
この辺りでお腹も空いてきたので、ガレ地に座り込んで1回目の昼食休憩としていきました。
ここで休憩
おにぎりを頬張りながら、展望を楽しみながら休憩していきます。 休憩後は山頂へと岩場の急登を落石に注意して登っていきます。
岩場へ進む
トウヤクリンドウ
核心部
クモマニガナ?
落石注意
下を見る
岩場には、まだ沢山の高山植物が見られました。
チシマギキョウ
イワベンケイ
ミヤマシオガマ
それらを眺めながらゆっくりと登っていくと、出発から5時間半ほどで「塩見岳」に到着しました。
西峰山頂(二等三角点)
今までも天気の良いときに登っていますが、この日はこの時間になっても上空に雲ひとつ浮かんでいません。
東峰と富士山
南アルプス北部の山々
甲斐駒ヶ岳アップ
仙丈ヶ岳アップ
西峰を後に最高点となる東峰へと向かいます。 東峰の岩の上から、360度の展望を楽しむと、少し下の斜面で2度目の昼食休憩でゆっくりして行きます。
西峰
仙塩尾根
荒川三山方面
塩見岳から富士山
塩見岳東峰
奥に恵那山
奥に木曽御嶽山
中央アルプス
結局、山頂部に45分ほど滞在し景色を堪能したところで、下山を開始しました。
下山開始
下山は、滑落や落石の危険が高いので、下に人の居ないタイミングを見計らいながら、テンポよく降りていきました。
ミヤマコゴメグサ
まだ花は多い
トウヤクリンドウ(開花状態)
?1
細心の注意を払って降りる
小屋付近まで降りれば危険もなくなりますが、その後も疲れもあるのでスピードを抑えて降りていきました。 途中の樹林帯で、火照った体の熱を休憩して逃します。
苔むしたよい雰囲気の中で休憩
その後は長い登り返しで疲れもピークだったので、ゆっくりと歩いていきました。 「三伏山」で最後の展望を楽しんだところで、三伏峠へと戻り登山口への長い下りを降りていきます。
三伏山から最後の展望
往路に汲んだ水場では、持っていたぬるくなった水を入れ替えて行きます。
水場の様子
その後は予定通り、花を眺めながら登山口へと戻ると、峠から1時間20分ほどで登山口に到着しました。
オサバグサ(残り花)
コウモリソウ
レイジンソウ?
サラシナショウマ
マルバタケブキ
登山口から暫くは、日差しの中を歩きます。 幸い日も傾き始めており、途中からは山の日陰で涼しくなり助かりました。 ゲートに到着しますが、ここから1.7kmほど先が第3駐車場です…。
ゲートに到着だがまだ先…
そして出発から11時間と長めの登山となりましたが、無事に駐車場へと戻ってきました。
終日良い天気(第三駐車場から)
【反省点】
寝不足と体力不足で、下山時は疲れました。
【次回】
日曜日も微妙な天気となりそうなので、日本海側の山へ向かう予定です。(天気次第)
塩見岳、憧れます。
南アルプス方面はまだ殆ど足を踏み入れていません。
中々アクセスが遠いことも原因かと…。
でもいつかは塩見、行きたいですね。
眺望できる甲斐駒、仙丈の堂々とした姿、塩見からの富士山の美しさ…。素晴らしいです。
by ぼの (2021-09-04 23:44)