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[登山] 鈴鹿 銚子ヶ口からイブネ・神崎川・お金峠・北谷尻谷周回 [登山]

 コロナも一段落し1年振りに「やぶこぎネット」のオフ会が開催されるので、それに参加して来ました。 周回コースとするため、滋賀県の杠葉尾(ゆずりお)から「銚子ヶ口」「イブネ」と縦走し、オフ会に参加後は「お金峠」からコリカキ場へと向かい、北谷尻谷を遡行し再度「銚子ヶ口」へと登り返しました。 当日は銚子ヶ口からイブネ間の紅葉が素晴らしく、景色を眺めながら楽しく歩くことが出来ました。

関連リンク
 2016年04月02日 [登山] 鈴鹿 上谷尻谷周辺散策
 2014年11月15日 [登山] 鈴鹿 銚子ヶ口からイブネを経てクラシ北尾根周回縦走(+やぶこぎオフ参加)
 2011年04月24日 [登山] 鈴鹿 銚子ヶ口・雨乞岳・ハト峰周回登山
 2009年05月09日 快晴の銚子ヶ口・イブネ・黒尾山縦走

大峠南の崩壊地付近の紅葉
ここが一番綺麗に

北谷尻谷
再度渡る

鈴鹿
銚子ヶ口からイブネ・神崎川・お金峠・北谷尻谷周回
日付 2021年10月30日(土)
天気 晴れ時々曇り
山域 鈴鹿
場所 滋賀県東近江市杠葉尾町
距離 21.1km
累積標高 +2111 -2111m
時間 10時間50分 (内オフ会 2時間30分)
人数 単独
撮影枚数 0718枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D(距離長い、一部ヤブあり)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ 紅葉、コリカキ場
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:25 338m 0.0km 銚子ヶ口登山口 出発
07:20 (00:55) 651m 4.1km モノレール始点
08:05 (00:45)
1070m
5.1km 銚子ヶ口 東峰
08:10 (00:05) 1076.8m 5.2km 銚子ヶ口
08:30 (00:20) 1062m 6.1km 銚子ヶ口 西峰
08:40 (00:10) 1025m 6.6km 大峠
09:40 (01:00) 1123m 8.3km 銚子
09:55 (00:15) 1160m 9.1km イブネ (5分休憩)
10:05 (00:10) 1160m 9.5km イブネ北峰
11:05 (01:00) 710m 11.4km タケ谷出合
11:10 (00:05) 718m 11.8km オフ会場 到着
13:40 (02:30) 718m 11.8km オフ会場 出発
14:25 (00:45) 657m 14.3km お金谷出合(お金峠分岐)
15:00 (00:35) 841m 15.0km お金峠
15:10 (00:10) 730m 15.4km コリカキ場
15:30 (00:20) 818m 16.2km 北谷尻谷 銚子ヶ口南尾根末端
16:15 (00:45) 1070m 17.0km 銚子ヶ口 東峰
17:15 (01:00) 338m 21.1km 銚子ヶ口登山口 到着

Garmin Connect
GPS不調のため、データ破棄

推定コース(赤色は予想)
20211030_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/pDm1kzW2VyipKfUj6

※銚子ヶ口からイブネと神崎川までは、以前も歩いた道なので、紅葉などの写真中心で説明します。

 コロナの影響でやぶこぎネットのオフ会も、1年ぶりとなります。 場所は何度か行われている、神崎川の辺りで行われますが、前回は朝明方面から登り少し遅刻しています…。
 今回は体調もよいので長距離コースで計画し、まだ歩いたことの無いモノレールコースで「銚子ヶ口」へ登り、帰路はお金峠経由で北谷尻谷を遡行し「銚子ヶ口」へ登り返す周回で計画しました。

 登山口までは自宅から1時間半と掛からないので、5時過ぎに出発し、ほぼ予定通り6時半前に到着しました。 銚子ヶ口登山口前の駐車地には、すでに2台の車が駐車しており、近くの駐車場にも2台止まっていましたが、幸いもう一台止められるスペースが残っておりなんとか止められました。(これで満車状態です)

 日の出過ぎですがまだ薄暗い中、出発の準備をして行きます。 駐車場の2台は露に濡れているので前泊でしょうか? 隣のバンの中に人の気配がありますが、遅めの出発予定でしょうか。 準備ができたところで、以前も歩いたことのある瀬戸峠までは車道を進みます。

車道を登山口まで
車道を登山口まで

駐車場は満車に
駐車場は満車に

風越谷
風越谷

右へ
右へ

銚子ヶ口
銚子ヶ口

 出発から40分ほどで、瀬戸峠入口を通過します。 入口の上から、人の声が聞こえており、先行された登山者の方が愛知川沿いに歩く予定なのでしょう。

瀬戸峠入口
瀬戸峠入口

 ここからは初めて歩く林道となります。 途中までは良い道ですが、急カーブを過ぎた先で土砂流出で林道が埋もれていました。

土砂で埋まる
土砂で埋まる

 土砂を取り除いた形跡があり、トラックなどの轍が残っていました。 ここから大きくカーブしたところで、モノレールが見えてきます。 ここが登山口となる尾根の取り付き点でした。

モノレール始点に到着
モノレール始点に到着

 モノレールの横に踏み跡が続いており、ここを登っていきます。

踏み跡を辿る
踏み跡を辿る

今も現役?
今も現役?

 程なくして右に矢印のついた銚子ヶ口の標識があるので、これに従い右ての踏み跡を進んでいきました。

ここで右の登山道へ
ここで右の登山道へ

 モノレールから離れますが、近くを行ったり来たりしながら急斜面を登っていきます。

モノレールは急斜面を物ともせず
モノレールは急斜面を物ともせず

 一気に標高が上がり、気がつくと樹林の隙間から遠くの山が見え始めます。

一気に標高が上がる
一気に標高が上がる

モノレールを何度かまたぐ
モノレールを何度かまたぐ

奥に釈迦ヶ岳方面(手前は風越山)
奥に釈迦ヶ岳方面(手前は風越山)

 一旦傾斜が緩みますが、その先の植林から急登となりました。

植林の緩斜面
植林の緩斜面

 樹林越しに赤く色づいた紅葉が見えてきますが、針葉樹に阻まれイマイチです。 100mほど登るとようやく傾斜が緩み、以前確認したモノレールの終点が見えてきました。

最後は急登
最後は急登

山頂が近づき傾斜が緩む
山頂が近づき傾斜が緩む

モノレール終点
モノレール終点

 この先は銚子ヶ口の東峰の更に東の展望地となっており、そちら側からにぎやかな声が聞こえてきました。 展望を眺めながら進んでいくと、若い男性のグループが丁度到着しており、挨拶を交わし東峰へと登っていきます。

良い感じに色づいている
良い感じに色づいている

四日市方面
四日市方面

山頂へ
山頂へ

 場所によってはきれいな黄葉が見られました。

琵琶湖・御池岳方面
琵琶湖・御池岳方面

 程なくして東峰に到着しますが、まだ誰も登ってきてはいないようです。

東峰
東峰

東峰からパノラマ
東峰からパノラマ

 三角点峰を経由し西峰へと向かいますが、この辺りから紅葉が綺麗に見られ始めます。

銚子ヶ口
銚子ヶ口

紅葉1
紅葉1

 途中、イワカガミ群生地を通過しますが、ふと見ると一株だけ花を咲かせています…。 最近の寒暖の激しさで、春だと勘違いしたのでしょうか?

季節外れのイワカガミの花
季節外れのイワカガミの花

 ブナなどが見られだし、黄葉の道を気持ちよく歩いていきます。

黄紅葉の中を進む
黄紅葉の中を進む

西峰へ
西峰へ

西峰
西峰

銚子ヶ口を振り返る
銚子ヶ口を振り返る

中央奥に向かう銚子
中央奥に向かう銚子

琵琶湖が近くに
琵琶湖が近くに

下に北谷尻谷
下に北谷尻谷

 西峰を通過し、その先の「水舟の池」への分岐は直進し大峠へと直接向かいます。

水舟の池はパス(大峠へ)
水舟の池はパス(大峠へ)

大峠へ降りる
大峠へ降りる

 大峠で景色を頼んだところで、更に先へと進みますが、この辺りのヤブが以前にもまして濃くなり右往左往してしまいます。(西側から回り込むのが正解でしょう)

大峠から綿向山
大峠から綿向山

大峠ノ頭へ
大峠ノ頭へ

色づいた木々の中を進む
色づいた木々の中を進む

銚子が近くに
銚子が近くに

 崩壊地の横のトラバース道などは、以前よりわかりやすくなっています。

崩壊地脇をトラバース
崩壊地脇をトラバース

 今回のコース中では、この崩壊地周辺の紅葉が一番でした。

崩壊地上部からの眺め
崩壊地上部からの眺め

ここが一番綺麗に
ここが一番綺麗に

谷間の色づき
谷間の色づき

慎重に進む
慎重に進む

この日一番の紅葉
この日一番の紅葉

 何度か際どいところを慎重に通過すると、次第に細尾根となり傾斜も強まります。

気持ちの良い尾根を進む
気持ちの良い尾根を進む

所々で細尾根に
所々で細尾根に

滑落注意
滑落注意

紅葉2
紅葉2

紅葉3
紅葉3

 イブネ手前の急斜面を登っていきますが、この辺りも荒れた場所があり油断は禁物です。

尾根の登りに
尾根の登りに

ここから急登
ここから急登

この辺りに紅葉が一番か
この辺りに紅葉が一番か

 大峠から1時間ほどで傾斜が緩むと、穏やかな稜線の続く「銚子」に到着しました。

傾斜が緩む
傾斜が緩む

銚子
銚子

 到着時は雲が多く、紅葉もパッとしません…。

この時間は雲が多く
この時間は雲が多く

紅葉5
紅葉5

 ここから大勢の人を見かけますが、ほとんどの方は稜線沿いのコースを歩いています。 ここは何時ものようにイブネに向かって、緩やかな斜面を谷まで降りて折り返し向かっていきました。

適当に登り返す
適当に登り返す

光に照らされ良い感じに
光に照らされ良い感じに

 イブネが近づくと、斜面一面にコケが見られます。 ここも笹が減ったためか、以前に比べコケの勢いが増した気がします。

コケの斜面
コケの斜面

 程なくしてイブネ山頂に到着しました。 ここにも数名の登山者の方がいて、周辺にも休憩される登山者の方が何名か見られました。

イブネ
イブネ

雨乞岳
雨乞岳

御在所岳・鎌ヶ岳など
御在所岳・鎌ヶ岳など

イブネからパノラマ
イブネからパノラマ

琵琶湖方面
琵琶湖方面

 斜面手前から東側の景色を感応したところで、イブネ北峰から神崎川へと降りていきます。

北峰へ
北峰へ

コケと紅葉
コケと紅葉

北峰(奥は釈迦ヶ岳)
北峰(奥は釈迦ヶ岳)

紅葉6
紅葉6

南東尾根を下る
南東尾根を下る

 ここも何度か歩いた道で、少し降りると雰囲気の良い休憩適地があるので、石の上に座り小休止としていきます。

天気は回復
天気は回復

 時間を確認すると、オフ会開始まで1時間半ほどとまだ余裕があります。 とは言え、ここからのコースはロープなどもある急斜面で危険なところです。 以前も間違えた尾根のお陸地を今回も悩みますがなんとか復帰します。 その先の核心部をロープを頼りに慎重に降りていくと、次第に尾根が広がり一安心です。

尾根を下る

尾根を下る

 2回ほど登り返しとなり、複雑に分岐する尾根は方角を確認しながら進んでいくと、最後は作業道に出合い少しだけ楽できました。

古い作業道に合流
古い作業道に合流

 登山道へ復帰する手前が不明瞭となりますが無事合流すると、神崎川を飛び石で渡りオフ会場へは20分ほど前に到着しました。

タケ谷出合で対岸へ
タケ谷出合で対岸へ

水量はそれほど多くなく
水量はそれほど多くなく

シンボルツリー
シンボルツリー

 ここで何時ものようにオフ会となり、今回は28名の参加者となりました。 オフ会も盛況の中に終了しますが、予定より遅くなり13時40分となっています。 後半も長いので急いで出発すると、往路に渡った神崎川を渡り返し、そのままお金峠の分岐へと神崎川沿いを歩いていきました。

クラシ谷出合
クラシ谷出合

オゾ谷出合
オゾ谷出合

紅葉7
紅葉7

大体こんな道
大体こんな道

大瀞付近
大瀞付近

吊橋はまだある…
吊橋はまだある…

ここだけ良い道に
ここだけ良い道に

 45分ほどでお金峠分岐に到着します。 ここまで川沿いの道ですが相変わらず一部荒れていて、思ったよりも時間が掛かってしまいました。

お金峠分岐(左のピンクテープ方面へ)
お金峠分岐(左のピンクテープ方面へ)

 ここからお金明神へと谷沿いの道を進みます。

「お金へ」って
「お金へ」って

 テープや踏み跡に導かれ登っていきますが、お金明神の場所が思い出せません…。

谷沿いに進む
谷沿いに進む

お金明神はこの辺りのはず
お金明神はこの辺りのはず

 周りに倒木も多く踏み跡もたくさんあるので、以前訪れたときよりも分かりづらくなっているのでしょうか?

倒木多く荒れている
倒木多く荒れている

 結局、ここがという場所が見つからず、時間も無いので早々に諦め峠へと登っていきました。

峠へ向かう
峠へ向かう

 こちらも踏み跡はしっかりと付いており、程なくしてお金峠に到着しました。

お金峠
お金峠

 ここまで登りでしたが、今回はここからコリカキ場へと西の枯れ沢を降りていきました。

枯れ沢沿いに降りていく
枯れ沢沿いに降りていく

 薄い踏み跡はありますが、落ち葉や小石が多くスリップ注意でした。

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 5分ほどで傾斜が緩み、広い緩斜面となります。

車輪
車輪

 方角を確認すると、コリカキ場へそのまま降りていきました。

コリカキ場
コリカキ場

 ここも以前訪れていますが、この日も誰とも合うこと無く相変わらず癒やされる場所でした。

癒やされる
癒やされる

 以前はいくつかの峠経由で瀬戸峠から来ていますが、今回は予定通り北谷尻谷を遡行することにします。 滝の左手を渡り、テープの付いた木に向かって岩を登っていきます。

ここを渡って北谷尻谷を遡行
ここを渡って北谷尻谷を遡行

 ここから先には、テープが随所につけられており、しっかりとした踏み跡が続いていました。

テープを追って踏み跡を進む
テープを追って踏み跡を進む

 沢沿いに良い道が続いており、もう少しイヤな道かなと思っていたので拍子抜けでした。

紅葉8
紅葉8

ここで対岸に渡る
ここで対岸に渡る

再度渡る
再度渡る

 上流に来ると川の流れが緩やかになり、周りも下草の無い快適な樹林が広がって来ました。

休憩適地
休憩適地

どこにでも行ける
どこにでも行ける

 左手に広がる樹林帯から沢沿いに戻ると、予定の尾根へと沢を渡ります。

目的の尾根
目的の尾根

 この辺りにも踏み跡がありますがそれらは銚子ヶ口西峰方面の谷へと向かう道なので、適当な所から尾根心へと急斜面を登っていきました。

左は緩斜面
左は緩斜面

尾根に取り付く
尾根に取り付く

 尾根沿いはヤブが多く、人は勿論 獣もあまり歩いてなさそうです。

基本ヤブ尾根
基本ヤブ尾根

 それでも全く歩いていないと言うわけでは無いようで、心から外れたところに踏み跡が続いています。 急斜面となりますが、休憩しながらも登っていけます。 傾斜が緩み上部のピークに到着すると、左手からテープが現れ踏み跡と合流しました。

ピーク付近からテープ
ピーク付近からテープ

 そのピークから先には明確な道が出来ており、ここまで来れば一安心です。

踏み跡が現れる
踏み跡が現れる

 踏み跡を辿り尾根沿いを歩いていくと、最後の斜面は灌木に覆われその間をかき分けながら進むことになります。

雰囲気の良い鞍部
雰囲気の良い鞍部

灌木の間を進む
灌木の間を進む

 そして北谷尻谷の尾根末端から45分ほどで、銚子ヶ口の東峰に北側から出合いました。 時刻は16時45分となっており、釈迦ヶ岳などが夕日に赤く染まっています。

4時15分到着
4時15分到着

御池岳方面
御池岳方面

竜ヶ岳方面
竜ヶ岳方面

四日市方面
四日市方面

夕焼けパノラマ
夕焼けパノラマ

釈迦ヶ岳アップ
釈迦ヶ岳アップ

 朝は気が付きませんでしたが、ここで手厚く保護されているアカモノがありますが、朝見たイワカガミ同様に花が咲いています。

この時期にアカモノの花
この時期にアカモノの花

アカモノ説明文
アカモノ説明文

 この日の日の入りは17時ちょうどです。 あと45分しかありませんが、明るいうちには下山したいところです。 スリップしない様に足元に気を付けながら、一気に斜面を降りていきます。

急いで下山
急いで下山

 コース全体はよく整備されていることもあり、ここを下山に選んで正解でした。

紅葉9
紅葉9

 順調に降りていきますが、途中昼間でも暗い植林帯の中はすでに真っ暗です…。

昼でも暗いが
昼でも暗いが

 それでも何とか目視できるので、ここを通り過ぎるとよい天気ということもあり、機器の切れ間から見える上空は十分な明るさでした。 そして銚子ヶ口東峰から1時間ほどで、登山口に無事到着しました。

明るいうちになんとか下山
明るいうちになんとか下山

登山口
登山口

 朝止まっていた車は一台も無く、完全に暗くなる前にザックを降ろし帰路につきました。

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 高山方面から富山県との境付近の低山に紅葉を見に行く予定です。


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