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[登山] 山梨県 篠井山(馬込~御堂周回) [登山]

 今回は、東海の東側の天気が良さそうなので、山梨県の「篠井山(しのいさん)」に馬込コースから登ってきました。 前回に引き続きこの日も朝から雲ひとつない天気で空気も澄んでおり、「富士山」など綺麗に望むことが出来ました。

篠井山 満願寺跡から富士山を望む
均整の取れた姿に見飽きること無く

山梨県
篠井山(馬込~御堂周回)
日付 2021年12月04日(土)
天気 快晴
山域 赤石山脈南部
場所 山梨県南巨摩郡南部町 楮根馬込かぞねまごめ
距離 8.8km
累積標高 +1354 -1354m
時間
5時間50分
人数 単独
撮影枚数 0351枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0298枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D(転落・滑落・道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ
富士山の展望
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
07:00 195m 0.0km 馬込駐車地 出発
07:10 (00:10) 240m 0.6km 馬込登山口
08:05 (00:55)
703m
2.3km 703mピーク
08:40 (00:35) 910.7m 2.9km 四等三角点(一ノ森)
09:05 (00:25) 982m 3.5km 成島コース合流
09:15 (00:10) 1030m 3.7km 行者の庭
09:55 (00:40) 1270m 4.4km アルプス展望台
10:10 (00:15) 1380m 4.8km 満願寺跡 (7分滞在)
10:22 (00:12) 1394.4m 5.0km 篠井山 休憩
10:30 (00:08) 1394.4m 5.0km 篠井山 出発
10:35 (00:05) 1380m 5.1km 御堂分岐
11:40 (00:35) 970m 6.1km 休憩地点 昼食休憩
11:55 (00:15) 970m 6.1km 休憩地点 出発
12:10 (00:15) 710m 6.8km 尾根分岐
12:35 (00:25) 394m 8.1km 394mピーク
12:50 (00:15) 195m 8.8km 馬込駐車地 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色と青色は予定、赤色が実績)
20211204_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/obwK5aJfCvshwW5g8

 週末の土曜日は、東海地方の天気は悪い予報です。 幸い、関東方面は影響が無いようで快晴が予想されたので、以前から計画していた山梨県の「篠井山(しのいさん)」へ登ることにしました。 しかし、通常の奥山温泉からの周回では、短時間で面白みはありません。 そこで地図や衛星画像から推測し、往路は「馬込(まごめ)コース」で登り、帰路は途中まで「御堂コース」で降りて、植林の尾根を馬込へと降りる周回で計画します。

 この山をこのタイミングで向かうもう一つの理由として、中部横断自動車道が今年の8月に開通したとこがあります。 それまでは、富士川沿いを甲府方面や清水方面から大廻りしないといけませんでしたが、この道路の開通で名古屋方面からは場所によっては30分以上は短縮されます。

 登山口となる馬込まで2時間半と見て、7時登り始めの予定とし4時過ぎに出発しました。 新東名も、いなさJCTから先で120km走行となっており、新清水JCTには1時間半ほどで到着します。 ここから先は初めての道となりますが、左の中部横断道へと入りますが、こちらへ向かう車は行きも帰りも少なめです…。

 以前歩いた「高ドッキョウ」と「貫ヶ岳」間を横切る長いトンネルを抜けると、ジャンクションから僅か20分ほどで富沢ICに到着します。 ここで下道へ降りると左折し、国道52号線を北上していきました。 数分ほど走ると、事前に設定していたカーナビの終点に向かい左へ曲がります。 暫く奥へ進みますが、中部横断道の高架をくぐった辺りで不安となり、手持ちのGPSで現在地を確認しました…。 予定付近まで来ていることが確認できると、更に先へ進みますが50mほど先に左手に橋が見えて来ると、その橋を渡り予定していた路肩に駐車していきました。
 ここで出発の準備を整えますが、この日の朝は冷え込んでおり霜が降りています。 

駐車地から下山予定の尾根(左)
駐車地から下山予定の尾根(左)

 準備が整った所で、下山予定の尾根の前を通り先程の橋を渡り左折していきます。

橋を渡って左へ

橋を渡って左へ

 前方に朝日を浴びて今から向かう稜線の様子が見えていますが、幾つもの細かいピークが連続しており、一筋縄では行きそうもありません。

向かう稜線の様子(右端が一ノ森、左が山頂方面)
向かう尾根の様子(右端が一ノ森)

 浄水設備の横を通り好き、右に茶畑が見えてくると、登山口の標識が見えてきました。

登山口に到着(右へ)
登山口に到着(右へ)

 今から向かう馬込コースと御堂コースは「立ち入らないで下さい」の標識がありますが、覚悟は出来ているのでそのまま向かいます。

注意・・・
注意・・・

 右に折れて道沿いに進むと、先程の上は古い軽トラックなどの置き場となっていました。

廃車
廃車

 その先にチェーンで通行止めとなっていますが、チェーンは地面まで垂れ下がっており、これでは車が入っていけそうです…。 奥へ進むと左手に小屋が見えてきました。

最終家屋を通過
最終家屋を通過

 人の気配は感じられませんが、人感センサーでライトが灯ります。 古い木橋を渡ると植林となり、本格的な登りとなりました。

ここから本格的な登りに
ここから本格的な登りに

 道は二股に別れていますが、明瞭な真っ直ぐの道を進んでいきます。 程なくして、登山の道標が現れると、ここから長い登りの始まりとなります。

斜面の道を進む
斜面の道を進む

 大きくつづら折れに付けられた道を登っていきますが、次第に踏み跡が薄くなっていきます。

あと4km
あと4km

 それでもよく見るとジグザグに道が付けられているので、そこを辿って標高を稼ぎます。

しっかりした踏み跡はある
しっかりした踏み跡はある

 鬱蒼とした植林帯を登っていきますが、一箇所だけ木々が伐採され「富士山」が頭を覗かせていました。

山中から初めての富士山
山中から初めての富士山

 100m置きに山頂までの距離が記された標識が設置されていますが、歩き辛い急登のため中々距離が縮まりません。

植林帯をひたすら登る
植林帯をひたすら登る

10分後、景色に変化なし…
10分後、景色に変化なし…

 変化に乏しい中を登っていきますが、この手の登りは嫌いではないので、黙々と進んでいきます。 取り付きから40分ほど登った所で、上部が明るく見えてきました。

上部が明るくなってきた
上部が明るくなってきた

 地図で台地状の703mピークの端へ到着したようです。 右手へ向かうと602.7m三角点からの尾根と合流しますが、こちらには作業道と思われるハッキリとした道が登ってきていました。

右へ向かう

右へ向かう

尾根合流で下から三等三角点(602.7m)方面からの道
尾根合流で下から三等三角点(602.7m)方面からの道

 その道を辿って平坦な場所まで登ると、右へ向かうよう道標が現れます。

ここで左方向へ
ここで左方向へ

 ここから暫く平坦な尾根の左斜面に、先程の道が続いていました。

古い林道を進む
古い林道を進む

北側の眺め(身延山)
北側の眺め(身延山)

 一部細尾根となり道が分断されますが、問題とはなりません。

細尾根となってきた
細尾根となってきた

 稜線からは遠くの山々も見えてきますが、天気予報通り西から北に掛けて雲が多めでした。

茅ヶ岳(中央)、曲岳(その右)、醍醐山(手前)
茅ヶ岳(中央)、曲岳(その右)、醍醐山(手前)

毛無山
毛無山

樹間越しに富士山
樹間越しに富士山

 程なくして703mピークに到着します。

703mピーク
703mピーク

 ここまで危険箇所も無く快適に歩いてきましたが、ここからが本番でした。 次第に細尾根となっていき、左右の斜面の傾斜が強まっていきます。

次第に痩せ尾根に
次第に痩せ尾根に

 所々で斜面の土砂が流出しており、気をつけて通過していきます。

崩壊地1
崩壊地1

 それでも暫く右手が植林で、作業道と思われる広い道も続いているので安心です。

右に踏み跡
右に踏み跡

 傾斜が強まるとトラロープが現れますが、下はフカフカの土で足場を確認しながら登っていきました。

トラロープあり
トラロープあり

古い道がある
古い道がある

急斜面の道
急斜面の道

 標高差を100mほど登ると、三角点手前でハッキリとした尾根となります。

右へ進む
右へ進む

三角点手前の急登に
三角点手前の急登に

 ここから更に斜度が強まり、木の根や枝などを手掛かりにして登っていきました。

中々の急登
中々の急登

 基本的には滑っても下は元の尾根で大事には至りませんが、右が崩壊した上をトラバースで通過する所があり、緊張して進んでいきます。

ここにも古いトラロープ
ここにも古いトラロープ

右は崩壊地
右は崩壊地

古いトラロープは木の一部に
古いトラロープは木の一部に

 ここまで西側は手前の尾根で視界がありませんでしたが、尾根の上部に辿り着くと安倍川東の山並みが見えてきました。

大笹の頭
大笹の頭

右下の様子
右下の様子

 そして傾斜が緩むと、四等三角点のピーク(一ノ森)に到着しました。

四等三角点ピークに到着
四等三角点ピークに到着

四等三角点(一ノ森)
四等三角点(一ノ森)

 周辺は広い尾根で植林との間を歩く道で、快適に進めます。

右手は植林
右手は植林

 程なくして下りとなりテープなどに導かれ下へ降りていくと、鞍部から先は急斜面の登りとなります。

少し下る
少し下る

ここを登る…(中央左に赤テープ)
ここを登る…(中央左に赤テープ)

 赤テープが枝などに点々と付いていますが、途中手がかりになる枝など少なく、よつん這いになって登っていきました。

木にしがみついて登る
木にしがみついて登る

 40mほど登ると953mピークに到着します。

尾根に合流(右下から登ってきた)
尾根に合流(右下から登ってきた)

上部が953mピーク
上部が953mピーク

 ピークから後ろを振り返ると、先程通過した「一ノ森」が同じ高さに見えていました。

一ノ森と同じ高さ
一ノ森と同じ高さ

あと2km
あと2km

富士山
富士山

 また前方には山頂方面が見えてきていますが、まだ先は長そうです。(2km手前)

前方に山頂方面
前方に山頂方面

 暫くは緩い登りが続きますが、すぐに急斜面の登りへと転じます。

緩い上りが続く
緩い上りが続く

左へ
左へ

下を振り返り見る
下を振り返り見る

トラバース中に振り返る
トラバース中に振り返る

 急斜面を左にトラバース気味で登っていくと、唐突に広場に到着します。

唐突に広場
唐突に広場

 テントなども張れそうな休憩適地ですが、ここが「成島」からの合流点でした。

1.7km
1.7km

成島コースと合流
成島コースと合流

休憩適地
休憩適地

 山頂方面は先程よりは近くに見えていますが、それでも1km以上はありそうです。

先は長い
先は長い

 ここから地図では広い尾根ですが、左右が風雨などで削れたのか細尾根となっていました。

バランスを取って進む
バランスを取って進む

 また、岩などが脆くザレた斜面を登るので神経を使います。

ザレた嫌な斜面(振り返る)
ザレた嫌な斜面(振り返る)

 傾斜が緩むとアセビなどが茂りだし、「行者の庭」と書かれた標識が転がっています。

アセビの茂みに
アセビの茂みに

行者の庭
行者の庭

 確かに庭園を思わせる雰囲気で、花の時期に来ると良さそうです。

花の時期は良さそう
花の時期は良さそう

 ここからも先程同様のザレた細尾根が続きますが、いい加減慣れてきてしまいます。

登る
登る

 そして傾斜が緩むと標高1100m付近となりました。 ここからがこのコース一番の分かり辛い道でしょう。

1100m付近
1100m付近

 緩い尾根を進むと下からも見えていましたが、前方に白っぽい岩壁が見えてきます。

白っぽい岩壁が見える
白っぽい岩壁が見える

 写真を撮り忘れていますが、高さ30m近くはありそうな巨大な岩が立ちふさがります。

道標は左を示す
道標は左を示す

 手前左に標識が立っており、左へ向かうよう促されますが、その先にテープなどのマークはありません…。 なんとなく付いている踏み跡をトラバースすると、枯れた沢状の扇形地となります。

左の涸れ沢へ
左の涸れ沢へ

 ここを登っていき、左に見える尾根に取り付きたいところですが、足場が脆く難儀します。

左に取り付きたいが
左に取り付きたいが

 途中まで登り左をよく見ると、立ち木の間にトラロープが張られていました。 そちらへトラバースして向かい、何とか尾根に合流します。

見ずらいが左にトラロープあり
見ずらいが左にトラロープあり

 尾根沿いには道跡が残っていますが、倒木や土砂流出で荒れています。

尾根沿いを進む
尾根沿いを進む

 途中に1kmの標識が現れ、この道?で間違いなさそうです。

右に1.0km
右に1.0km

 左下には先程の斜面がありますが、傾斜は緩く滑落しても崖ではないので危険ではありません。

下を見る
下を見る

 それでも滑り落ちるのは嫌なので、幹や古いトラロープなどを手掛かりに一気に登っていきます。

上を目指して
上を目指して

 上部で岩の上まで到達すると、北側の展望が得られました。

上部からの展望
上部からの展望

 左に切り返すと、広くなった尾根を進んでいきます。

尾根が広くなる
尾根が広くなる

 ここまで来ると細尾根などは無くなり、緩斜面の尾根を調子よく登っていけます。

急登を右へ
急登を右へ

あと700m
あと700m

 程なくして「アルプス展望台」と書かれた標識があらわれますが、周囲は木々に覆われ展望はありません…。

展望のないアルプス展望台
展望のないアルプス展望台

展望はこれだけ
展望はこれだけ

 山頂は台地状に南北に広がっており、その北端へと最後の急斜面を登ります。

急登だが危険は無い
急登だが危険は無い

 鮮明な道が付いており、そこを一歩一歩登っていくと、自然林と植林の交じる平坦地に到着しました。

広い尾根に
広い尾根に

西からの稜線と合流
西からの稜線と合流

 ここで西からの踏み跡(奥山温泉からの周回コース)が合流すると、ピンクテープが等間隔で付けられた道が現れました。

テープが多く道が明確に
テープが多く道が明確に

 ここで山頂まで10分の標識が現れます。

あと10分?
あと10分?

300m
300m

 また「あすなろの道」と書かれた標識もあり、先程の分岐までは歩く人も多いのでしょう。

あすなろの道
あすなろの道

 そして出発から3時間ほどで、「満願寺跡」に到着しました。

満願寺跡
満願寺跡

 昔はお寺が建っていたのか、広い平坦地となっていて、最近と思われる伐採跡など丸太が多数転がっています。 また、東側の木々も伐採され「富士山」の展望地となっていました。

左上に神社
左上に神社

満願寺跡から富士山
満願寺跡から富士山

富士山アップ
富士山アップ

均整の取れた姿に見飽きること無く
均整の取れた姿に見飽きること無く

 ここで暫く展望を眺めてから、先に見えるピークへ登っていきました。

倒れた標識

倒れた標識

 先程の寺跡からピークまでは20mほど離れていますが、そちらからガンガンと音が響いていました。 何事かと思っていましたが、近づくと神社の祠を雪囲いしているようです。 作業されている方に挨拶し、作業の邪魔にならないよう裏手の祠を眺めていきます。

神社裏?の祠
神社裏?の祠

 この山は南北の双耳峰で、この神社が北峰となります。 南峰へ向かい一旦鞍部へと降りると、そこが「御堂コース」との分岐となっています。

山頂との鞍部

山頂との鞍部

御堂分岐を通過
御堂分岐を通過

 こちらは後から下山でまた来ます。 ここから木の根の張り巡らされた斜面を登ると、篠井山の山頂(南峰)に到着しました。

篠井山山頂

篠井山山頂

 山頂からは、目当ての「富士山」など東から南まで遮るものなく見渡せます。

山頂からパノラマ
山頂からパノラマ

山頂から富士山と愛鷹山塊
山頂から富士山と愛鷹山塊

伊豆半島
伊豆半島

新富士・沼津方面
新富士・沼津方面

右下に貫ヶ岳
右下に貫ヶ岳

中央手前に思親山、その奥に天子ヶ岳、ちゃう王奥に三ツ峠山など
中央手前に思親山、その奥に天子ヶ岳、ちゃう王奥に三ツ峠山など

山頂案内図
山頂案内図

 山頂には休憩する方がいるので、写真だけ撮影した所で下山を開始しました。(昼食には時間が早いですし) 先程の鞍部の分岐へ戻り御堂へと向かいますが、出だしの右斜面が切れており一番緊張する所です…。

御堂分岐からいきなりのトラバース
御堂分岐からいきなりのトラバース

分岐を振り返る
分岐を振り返る

 無事に尾根と合流すると、その後は明確な尾根道となりました。

すぐに尾根は広く
すぐに尾根は広く

 尾根は一直線に高架しているわけでは無く、右へ左へと地図に無い尾根が分岐しています。 また、テープなど現存するものは少なく、薄い踏み跡とGPSで位置と方角をこまめに確認しながら降りていきました。

薄い踏み跡を追う
薄い踏み跡を追う

ここまで間違い無く
ここまで間違い無く

 傾斜がきつくなりかけた所で、安全の為にチェーンアイゼンを付けていきます。

この辺りでチェーンアイゼンを履く
この辺りでチェーンアイゼンを履く

 効果は絶大で、多少の斜面や木の葉の積もった場所でも安定して歩いていけます。

急斜面を下る
急斜面を下る

 一旦尾根から離れ右手の斜面を降りていきますが、下でまた尾根沿いとなります。 ここからその尾根沿いを降りていきますが、本来は左へ降りていかなければ行けなかったようです…。

ここで尾根沿いに(登山道は左か?)
ここで尾根沿いに(登山道は左か?)

 気がつくとこのコース一番の難所で、こちらも心していた岩のトラバース箇所のすぐ上まで来ています。 それでも踏み跡が全く無いと言うこともなく、岩場を木の幹を頼りに降りるところが若干危なげですが、岩などはしっかりしていたので降りていきました。 その下で右にトラバースする踏み跡があるので、そこを辿っていきました。

谷へトラバースで降りる
谷へトラバースで降りる

 すると暫く前から尾根の右下から聞こえていた、水が滴る滝の前に出ました。

滝の下に出る
滝の下に出る

 ここで汚れた手を洗うと、岩の転がる沢沿いに下ります。

暫くは沢を下る
暫くは沢を下る

 左手には本来のコースと思われるところが見えていますが、今回辿ったコースの方が安全そうでした。 暫く雰囲気の良い沢を、ケルンや踏み跡を頼りに降りていきます。

よい雰囲気の沢
よい雰囲気の沢

なんとなく踏み跡
なんとなく踏み跡

巨大な岩
巨大な岩

 途中に境界標識なども現れると、右の尾根が近づきます。

境界標識
境界標識

 その右の尾根に取り付きますが、トラバースするように踏み跡がついているので、水平を保ちつつ進んでいきました。

ここからトラバースで尾根に合流する
ここからトラバースで尾根に合流する

 踏み跡が怪しくなりますが、そのままトラバースしていくとテープとロープが現れます。

ロープとテープが現れる
ロープとテープが現れる

北側の眺め
北側の眺め

 そして尾根と合流すると、ハッキリとした道があらわれます。 そのまま進むと左手に休憩に良さそうなピークが見えてきたので、その上で昼食休憩としていきました。

この左上で休憩に
この左上で休憩に

 日当たりのよい休憩地からは、樹林越しに富士山などが見えていました。

樹間越の富士山を見ながら休憩
樹間越の富士山を見ながら休憩

 短めの食事を取ったところで、下山を再開します。 ここからも明確な道が続き、急斜面もつづら折れで降りていきます。

道が次第にハッキリと
道が次第にハッキリと

 そして植林の中の道となると、危険箇所はなくなり一安心です。

植林との境を進む
植林との境を進む

 展望も限られ作業道といった道が続くので、足早に下山してました。

岩の多い尾根
岩の多い尾根

 途中、登りに利用した尾根も確認でき、これから向かう尾根の様子も見えてきました。

下山予定の尾根を確認(中央下)
下山予定の尾根を確認(中央下)

 そして一面の植林帯に突入すると、暗い木々の間を方角に気をつけて降りていきました。

傾斜が緩み暗い植林帯に
傾斜が緩み暗い植林帯に

 何度かGPSで修正し、右へ向かう本来の登山道から外れ左の作業道へ入っていきました。

ここで左へ進む
ここで左へ進む

 左にも作業道が続いており、テープが続いており迷うことはありませんでした。

左の尾根を進む
左の尾根を進む

明瞭な道が続く
明瞭な道が続く

 広い尾根でどこへでも降りられるので、ここでも方角を確認します。

植林の広い尾根で方角を確認しながら下る
植林の広い尾根で方角を確認しながら下る

 何度か古い作業道を通過しますが、無視して斜面を降りていくと、明確な尾根になりました。

作業道は無視して下へ
作業道は無視して下へ

テープが続いている
テープが続いている

 その尾根にも作業道の踏み跡がついており、思ったよりも歩きやすい道です。 また、途中に「南無観世音菩薩」と刻まれた石碑があり、昔はこの尾根で山頂へと登っていたこともあったのでしょうか?

南無観世音菩薩と刻まれたの石碑(420m地点)
南無観世音菩薩と刻まれたの石碑(420m地点)

 気がつくと登り返して前の鞍部まで降りていました。

鞍部付近
鞍部付近

 ここから登り返しとなりますが、大した標高差は無く相変わらず良い道が続きます。

少しだけ登り返し394mへ
少しだけ登り返し394mへ

間伐された植林
間伐された植林

 周囲は間伐された植林が続き、ピークで右に曲がるとそのまま尾根伝いに降りていきます。

394mピーク付近
394mピーク付近

東尾根へ
東尾根へ

 最後の行に差し掛かりますが、ここで間伐材がそのまま置かれ行く手を阻みます…。

間伐材が邪魔に…
間伐材が邪魔に…

 なるべく邪魔な丸太が無いところを選びながら、左を意識して降りていきました。

尾根末端は左へ
尾根末端は左へ

 左の尾根に入ると右下に駐車地付近の道路が見えてきます。 最後は、朝確認して置いた水路を目印に降りていくと、難なく道路に出会います。

最後は水路沿いに降りて
最後は水路沿いに降りて

 ここまで分岐から40分ほどで、藪が出るかと思っていたので拍子抜けです。

午後になっても良い天気(左奥に思親山、中央右に白水山)
午後になっても良い天気(左奥に思親山、中央右に白水山)

 もう一座登る予定もありましたが、途中緊張するところも多く精神的には疲れているので、今回はここまでとし帰路に付きました。

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 長野県南部の低山へ向かう予定です。


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