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[登山] 滋賀県 リトル比良 [登山]

 今回は、比良山地の中で後回しとなっていたリトル比良を歩いてきました。 短い距離ですが朝から天気に恵まれ、随所で琵琶湖や北比良の山々を望みながら歩くことが出来ました。

オウム岩から岳山と琵琶湖(奥に伊吹山)
オウム岩から岳山と琵琶湖(奥に伊吹山)

琵琶湖と石灯籠
灯籠と琵琶湖

滋賀県
リトル比良
日付 2022年04月17日(日)
天気 晴れ
山域 比良山地
場所 滋賀県高島市城山台
距離 12.9km
累積標高 +1111 -1111m
時間
04時間30分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0685枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0177枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(倒木注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ
楊梅の滝、オウム岩、白坂、石灯籠
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
05:47 88m - 近江高島駅 出発(鉄道利用)
05:55 (00:08) 97m 0.0km 北小松駅
06:10 (00:15) 236m 1.3km 登山口
06:40 (00:30) 504m 2.3km 涼峠
07:00 (00:20) 600m 3.6km 寒風峠
07:40 (00:40) 553m 5.6km 鵜川越
08:00 (00:20) 686.2m 6.2km 岩阿沙利山
08:40 (00:40) 650m 7.8km オウム岩 (10分滞在)
09:10 (00:30) 563m 9.0km 岳山
10:10 (01:00) 105m 11.5km 長谷寺(登山口)
10:25 (00:15) 88m 12.9km 近江高島駅 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20220417_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/f4Dsqz9hswP2x7Vo7

関連リンク: 2009年09月05日 比良山系日帰り縦走

 登山を初めた当時の2009年に比良山地の「霊仙山」から「釈迦岳」まで縦走していますが、この時は時間切れで「ヤケ山」から北小松駅に下山しています。 その後、北側の「蛇谷ヶ峰」から「武奈ヶ岳」へは歩いていますが、リトル比良は訪れる機会が無く計画は立てていましたが、ずいぶんと時間が過ぎてしまいました。

 この週頭に三回目のワクチン接種を行い、38度近い熱が出ましたが、それも2日ほどで落ち着き週末には回復していましたが、念のために軽め?の山という事でこのタイミングで歩くことにしました。

 周回やピストンは距離が長くなるので麓の電車を利用することにしますが、昼には下山したいので早朝のダイヤを調べました。 朝一番の電車は京都方面で近江高島駅を5時5分発がありますが、日の出前なのでもう一本ずらし、5時47分発で計画します。

 駅まで自宅から1時間45分ぐらいと見て、4時前には自宅を出発しました。 木之本ICまでは高速を走り、琵琶湖を時計回りで周回します。 交通量は少なめで、近江高島駅前の駐車場に5時40分と予定通りに到着しました。

 手早く準備したところで近江高島駅へ向かい、定刻通りに到着した電車に乗り隣の駅へと向かいました。 

5時47分発に乗る
5時47分発に乗る

下山予定は右端当たり?
下山予定は右端当たり?

 5分ほどで北小松駅に到着すると、ここからは以前も歩いた道ですが昔のことでそこまでの記憶はありません…。

北小松駅に到着
北小松駅に到着

 高架下をくぐり右の道を奥へ進むと、程なくしてげんき村が見えてきました。

線路の高架下をくぐる
線路の高架下をくぐる

登山口に向かって車道を奥へ(前方にヤケオ山)
登山口に向かって車道を奥へ(前方にヤケオ山)

げんき村を通り過ぎ
げんき村を通り過ぎ

 桜の時期は終わり葉桜を見ながら奥へ進むと、駐車場が見えてきてその先が登山口でした。

駐車場に到着
駐車場に到着

登山口の様子
登山口の様子

楊梅の滝説明文
楊梅の滝説明文

 しかし、登山口から滝へ進む道は通行止めとなっており調査不足です…。

滝は通行止め
滝は通行止め

 仕方なく左の尾根道を登っていきますが、ここは以前も下山に使った道でなんとなく覚えていました。

尾根沿いを進む
尾根沿いを進む

ミツバツツジ
ミツバツツジ

黙々と登る
黙々と登る

 10分ほどで滝見台に到着すると、枝の間からかろうじて「楊梅の滝」が見えています。

滝見台
滝見台

楊梅の滝
楊梅の滝

 この日の天気はまずまずですが、琵琶湖の反対側の鈴鹿方面は雲に覆われ始めていました。

すぐ下に琵琶湖
すぐ下に琵琶湖

 その後も特に急登などは無く着実に標高を上げていきました。

ツツジが綺麗に(滝分岐)
ツツジが綺麗に(滝分岐)

ヤケオ山が近くに
ヤケオ山が近くに

通過注意
通過注意

 途中で見覚えのある掘れた道があり、ここを抜けると「涼峠」に到着しました。

見覚えのある道に
見覚えのある道に

涼峠
涼峠

 ここは十字路となっており、直進する少し下る道を進み「寒風峠」を目指します。

暫く緩い下りに
暫く緩い下りに

 右の沢音が近づいてくると、遅咲きの桜も見られる広い谷に到着しました。

よい雰囲気となる
よい雰囲気となる

 沢を飛び石で渡ると、左岸の道を歩いていきました。

沢を越える
沢を越える

寒風峠へ
寒風峠へ

 次第に樹高が低くなり、独特の雰囲気となっていきます。

灌木帯を進む
灌木帯を進む

 暫く進むと植林があらわれ、その中を歩いていきました。

ここから植林帯へ
ここから植林帯へ

 途中、風の影響なのか倒木が多く、木の上をまたいだりしながら通過して行きます。

倒木が多く
倒木が多く

少し登りに
少し登りに

 水音が無くなると湿地に到着しました。 周囲は苔むしており良い雰囲気です。

湿地の横を進む
湿地の横を進む


苔

 ここから一段高くなったところを目指しますが、そこが「寒風峠」でした。

寒風峠への登り
寒風峠への登り

 いかにも峠といった感じの場所で、西から風も吹き付けてきています。 ここで右に折れると、縦走の始まりとなります。

寒風峠
寒風峠

 まずは「滝山」への上りとなりますが、序盤は緩斜面で登りやすい道でした。

滝山へ
滝山へ

稜線歩きに
稜線歩きに

 途中に岩がありその上からは「武奈ヶ岳」や「蛇谷ヶ峰」が近くに見えていました。

岩の上から武奈ヶ岳方面
岩の上から武奈ヶ岳方面

蛇谷ヶ峰方面
蛇谷ヶ峰方面

ムシカリ
ムシカリ

 傾斜が強まり黙々と登っていくと、登山道はピーク手前で左に折れています。 ここを直進し、1つ先のピークに辿り着くとそこが「滝山」の山頂でした。

滝山手前分岐
滝山手前分岐

滝山
滝山

 ここからは先程の分岐へ戻り、北の急斜面を降りていきました。

滝山から急降下
滝山から急降下

 植林となりそこを降りていくと、東からの尾根と合流し左へ折れます。

植林の斜面を下る
植林の斜面を下る

少し登り左に
少し登り左に

 右手に次に向かう「岩阿沙利山」が見えてきますが、暫くは植林との栄を進んでいきます。

植林の脇を進む
植林の脇を進む

 程なくして標識があらわれ、ここで右の「岩阿沙利山(いわあじゃりやま)」へと向かいます。

ここで右へ折れる
ここで右へ折れる

左に岩阿沙利山、中央は鳥越峰
左に岩阿沙利山、中央は鳥越峰

 タムシバの白い花が目立つ急斜面を降りていくと、気持ちの良い広い道となりました。

歩きやすい道
歩きやすい道

 ここを進むとガードレールのような鉄の柵が現れ、そこを下へ降りていくと林道と出会いました。

柵があらわれ林道へ
柵があらわれ林道へ

 林道は舗装路となっており、ここが「寒風峠」でした。

寒風峠に到着
寒風峠に到着

 左に折れ尾根伝いに続く道へ入ると、林道の左上を通過し次第に傾斜が強まります。

ここを右に
ここを右に

登りに
登りに

 「岩阿沙利山」への急登となりますが、南シュメンで日差しが良いのでスミレなどが咲いています。

スミレ
スミレ

急登に
急登に

 ザレて滑りやすいので一歩一歩確実に登っていくと、傾斜が弱まり手前のピークに到着しました。

手前のピークに
手前のピークに

 左の視界が開けると、山頂は間近でした。

ここも倒木
ここも倒木

左に山頂
左に山頂

 左に回り込むように向かうと、小広く切り開かれた山頂に到着します。

岩阿沙利山
岩阿沙利山

 山頂の西側には大きな岩が3つほどあり、踏み跡がそちらへ向かっていました。(ロープでいかないようにしてありますが…)

山頂の岩
山頂の岩

 切り開きの隙間から西側を望むと、すぐ下に鹿ヶ瀬の集落が見えています。

奥に若江国境の山々
奥に若江国境の山々

 暫く休憩がてら景色を眺めてから、稜線を北へと向かいます。

尾根の続きへ
尾根の続きへ

 緩やかな下りを進み鞍部に到着すると、「打下山」と「鹿ヶ瀬山」と書かれた標識がありますが、地元ではこう呼ばれているのでしょうか?

鞍部付近に標識
鞍部付近に標識

ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ

 693mピークに向かい登っていきますが、次第に傾斜が強まりピーク直前は急登となりました。

急斜面に
急斜面に

 このピーク周辺は地図通り大きな岩で覆われており、そちらへ向かって踏み跡も付いています。

693mピークは岩山
693mピークは岩山

こちらにも大きな岩
こちらにも大きな岩

 ここからは踏み跡とテープを追い、岩の間をすり抜けたり登ったりして変化のあるコースで飽きさせません。

道が不鮮明なのでテープを辿る
道が不鮮明なのでテープを辿る

岩の上から展望
岩の上から展望

 途中、倒木が行く手を阻み難儀します…。

稜線に倒木
稜線に倒木

岩の上を進む
岩の上を進む

ツツジが綺麗に
ツツジが綺麗に

 気がつくと「鳥越峰」に到着していました。 ここは右の尾根道との分岐となっており、直進してピークの左を巻いて進みます。

鳥越峰を左から巻く
鳥越峰を左から巻く

 前方にピークが見えてきますが、これが鸚鵡(オウム)岩でした。

下のピークへ向かう
下のピークへ向かう

琵琶湖の眺め
琵琶湖の眺め

 尾根沿いに進むと分岐標識があらわれ、左へ向かうとオウム岩がありました。

オウム岩分岐
オウム岩分岐

オウム岩の上へ
オウム岩の上へ

 オウム岩は平坦な大きな岩で、先端の下は断崖となっています…。 2mほど突き出ているため天然の展望台となっており、暫く眺めを楽しんでいきました。

鸚鵡石
鸚鵡石

蛇谷ヶ峰方面
蛇谷ヶ峰方面

武奈ヶ岳方面
武奈ヶ岳方面

オウム岩から岳山と琵琶湖(奥に伊吹山)
オウム岩から岳山と琵琶湖(奥に伊吹山)

左に伊吹山、右に霊仙山
左に伊吹山、右に霊仙山

武奈ヶ岳アップ
武奈ヶ岳アップ

 景色に満足したところで、最後のピークとなる「岳山」へと降りていきます。 少し進むと急斜面の下りとなり、つづら折れで降りていきますが、ここにも倒木があり注意して降りていきました。

急斜面の下りに

急斜面の下りに

岳山が近くに
岳山が近くに

 「岳山」との鞍部付近に到着しますが、ここが「鳥越」の峠でした。

右の尾根に向かう
右の尾根に向かう

鳥越
鳥越

 この辺りから松が多く見られ、植生に人為的な感じを受けます。 右に折れると東に向かい「岳山」の尾根を進んでいきます。

尾根沿いに東に
尾根沿いに東に

変化の少ない道
変化の少ない道

 右に先程までいた「鳥越峰」が見えてくると、「岳山」は近くでした。

鳥越峰
鳥越峰

 幾つか小ピークを越えると岩の多い「岳山」の山頂に到着します。

岳山山頂

岳山山頂

岩の上から展望

岩の上から展望

良い天気に
良い天気に

 右に回り込むと、「石造観音三尊」の石像が祀られていました。

石造観音三尊
石造観音三尊

 ここからは長い下りとなりますが、花崗岩のザレた斜面が多く、独特の雰囲気でこのコースの面白いところです。

後は下りに
後は下りに

展望地
展望地

 所々で琵琶湖が見えており、最後まで景色を楽しめます。

琵琶湖の奥に鈴鹿
琵琶湖の奥に鈴鹿

 岩の間を降りていくと、瓦が産卵する場所に到着しました。 ここが寺院跡の様ですが、今は見る影もありません…。

岩の間を進む
岩の間を進む

寺跡?
寺跡?

 ここから石段や石灯籠が立っており、往時を彷彿とさせます。

石階段
石階段

石灯籠
石灯籠

 シダが多く見られだすと山道も終盤です。

シダが多く
シダが多く

 左に白いザレが見えてくると、これが「白坂」と呼ばれるところでした。

白坂の横を進む
白坂の横を進む

 名前の通り花崗岩の白ざれが広がっており、遠目にもそれと分かります。

白坂と琵琶湖
白坂と琵琶湖

 途中に分岐があるので歩けるようですが、乾燥しており滑りそうなので止めておきます…。

白坂分岐
白坂分岐

 前方に大きな石灯籠が見えてきますが、ここを楽しみにしていたので、写真を撮りながらゆっくりと進んでいきました。

下に大きな灯籠
下に大きな灯籠

灯籠と琵琶湖
灯籠と琵琶湖

 思い通りの景色に満足し一気に降りていくと、掘れた道となり林道と出合いました。

最後は掘れた道を進む
最後は掘れた道を進む

 谷間に大きな堰堤を建設らしく、周囲は無惨にも伐採されていました。

工事現場を通過
工事現場を通過

堰堤工事中
堰堤工事中

 ある行きやすい道を更に進むと、「賽の河原」の広場に到着しました。 しかし、ここも林道が通っており、雰囲気が台無しです。

賽の河原

賽の河原

 ここで登山道を見失い(下写真)、林道を歩いていきました。

ここから林道を歩く(ポールの先に登山道…)
ここから林道を歩く(ポールの先に登山道…)

 左に溜池が見えてきますが、その袂からは「岳山」が綺麗に見えていました。

北原の溜
北原の溜

麓から岳山
麓から岳山

 そのまま林道をあると登山口へ進みます。 途中に本来の登山道と合流し、獣ゲートを通過すると登山口となる「長谷寺」に到着しました。

登山道はここに出る…
登山道はここに出る…

ゲートを通る
ゲートを通る

 しかし、周囲は広域に渡って伐採されており、「長谷寺」と「大炊神社」などが見晴らせます。

周囲が伐採されている
周囲が伐採されている

長谷寺
長谷寺

大炊神社
大炊神社

 最後は車道の歩道を歩き、「近江高島駅」の駐車場へ戻って行きました。

音羽バス停(右へ)
音羽バス停(右へ)

駐車場に到着(奥が近江高島駅)
駐車場に到着(奥が近江高島駅)

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 今年もアカヤシオを見に鈴鹿に行ってきたので、その時の記録を掲載します


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