[登山] 滋賀県 飯道山・白草山・大納言・阿星山周回 [登山]
今回は、雨上がりの登山なので比較的近い山から滋賀県の「飯道山(はんどうやま)」に登ってきました。 しかしこれだけでは短時間で終わってしまうので、西にある「阿星山(あぼしさん)」まで縦走してきました。
朝方は雲が多めでしたが、次第に晴れ間も出だし景色を眺めながら歩くことが出来ました。
麓から飯道山(中央左)を望む
日付 | 2022年06月12日(日) | ||
天気 | 朝曇りのち晴れ | ||
山域 | 水口丘陵 | ||
場所 | 滋賀県甲賀市信楽町宮町 | ||
距離 | 18.5km (内車道6.4km) | ||
累積標高 | +1351 -1351m | ||
時間 |
06時間00分
|
||
人数 | 単独 | ||
撮影枚数 |
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0602枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0000枚 (Panasonic DMC-GM1) 0000枚 (Panasonic DC-TX2) |
||
登山難度 (A:安易~E:高度) |
C(道迷い注意、スリップ注意)
|
||
展望 (A:良い~E:なし) |
C | ||
見どころ |
飯道神社
|
||
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値) | |||
05:30 | 284m | 0.0km | 宮町駐車地 出発 |
05:55 (00:25) | 399m | 2.0km | 参道入口(駐車場) |
06:25 (00:30) | 593m | 2.7km | 飯道神社(本殿) |
06:55 (00:30) | 664.0m | 4.0km | 飯道山 |
07:25 (00:30) | 613m | 5.3km | 白草山 |
07:35 (00:10) | 472m | 5.9km | アセボ峠 |
08:20 (00:45) | 596m | 7.9km | 大納言 |
09:10 (00:50) | 529.5m | 10.4km | 車道峠 |
09:40 (00:30) | 670m | 11.3km | 阿星山車道出合 |
09:45 (00:05) | 693.0m | 11.6km | 阿星山 |
10:00 (00:15) | 620m | 12.1km | 阿星山展望所 |
10:15 (00:15) | 670m | 12.9km | 阿星山車道出合 |
10:40 (00:25) | 529.5m | 14.1km | 廃林道峠 |
10:55 (00:15) | 472m | 15.0km | 車道出合(通行止めゲート) |
11:30 (00:35) | 284m | 18.5km | 宮町駐車地 到着 |
Garmin Connect
写真リンク: https://photos.app.goo.gl/jHM3LSy3W3o2ieuH7
全日は遅くまで雨の予報で午後は良い天気ですが、あまり遠くへ行く気になれません。 近場でまだ登っていない山から「阿星山」に登ることを計画しますが、折角なので別で計画していた近くの「飯道山」から縦走することにしました。
調べてみると尾根沿い(市の境界)に縦走路があるようなので、雨後のヤブも考量して歩くことにしました。 出発を5時半頃と考え、4時半前に出発しました。 新名神が出来て近くなった「信楽IC」で降りると、カーナビに従い北上し予定の駐車地へと向かいました。 5分ほどで田んぼの一角にある林道分岐の路肩に止め出発の準備をしていきます。
雨上がりの朝
はじめに目指す「飯道山」は、まだ濃いガスで覆われていますが、東を見ると青空が覗き始め天気は期待できそうです。
西から晴れ間が
飯道神社の入り口に向け集落の間を抜けていきますが、信楽焼のたぬきが至るところに置かれていました。
そこかしこに狸の置物
集落の東へ抜けると、県道53号線と合流します。 ここで右に折れ、神社の入り口を示す鳥居から奥へ入っていきました。
広い道を右へ
飯道寺入り口
飯道神社の鳥居
飯道神社説明文
暫くは車道を進む
ゴルフ場の横を通って行きますが、気温の上昇と湿度が高いためか羽虫がたかってきます…。
ゴルフ場の横を通る
たまらずザックから虫除けスプレーを取り出し振りかけますが、しつこく付きまとわれました。
右へ
分岐を右にまがり暫く進むと林道分岐となり、そのまま直進すると東屋の設置された広い駐車場に到着しました。
林道分岐
駐車場(参道入口)
参道の入り口となっており、本格的な登りが始まります。
参道入口
飯道山と飯道神社
序盤は階段があり程なくして左手に「白髭神社」があらわれますが、そのまま登っていきます。
白髭神社
階段を登る
その先で一丁目の石標があらわれますが、道が人や風雨で削られ歩き辛いものとなっていきます。
1丁目
別の参道と合流
途中、「地蔵宿」と書かれたお地蔵さんがあります。 ここまでそれほど登ってきたわけではありませんが、湿度が高いため汗が吹き出してきました…。
地蔵宿
左手に石垣が見えてくると傾斜が緩み、整備された石段となりました。
ここから石の階段に
弁天堂
上部が明るくなると左に曲がり、飯道神社境内を示す鳥居が見えてきました。
神社へ
神社入り口
ここの左手は展望が広がり、ガスの合間から遠くの山が見えていました。
神社手前から眺め
飯道山惣絵図
建物の間の参道を進むと、朱塗りの本殿が見えてきます。
行者堂
境内の様子
本殿
ここで登山の安全を祈願し、裏手にある「東の覗き」へ登ります。
本殿の説明文
東の覗きへ
岩の上に登る
岩の上に立つと、この後巡る予定の山々が見えていました。
東の覗きからの展望(左端から阿星山・大権現・白草山など)
ここから裏手には行場があるはずですが、それを示す説明や道標は無く、分からないので山頂へ向かうことにしました…。 山頂への道もかすれかけた道標を見落とし、林道を歩いて行きます。(鳥居前の左手に階段があり、そこから登るのが正解だったようです)
林道を進む
大きく廻り込んで進むと、左手から正規のルートと合流しました。
正規ルートと合流
そこから少し進むと左に細い道が分岐しており、標識に従いそちらへ進んでいきました。
山頂へ向かう
山頂までは急登などは無く、笹の間を歩いて行きます。
笹が多く
踏み跡が左に分岐するところでは、展望が見られそうなのでそちらに向かうと、木々の間から琵琶湖方面を眺めていきました。
左の展望台へ
まだ水蒸気が多い
ここまで来ると山頂はすぐそこでした。 分岐に戻り緩やかな道を進むと、3分ほどで山頂に到着しました。
山頂まであと少し
飯道山山頂
山頂にはテーブルとベンチが設置されており、北西方面が切り開かれていました。
山頂からの眺め
テーブルなどはまだ濡れているので、小休止してから縦走路へ入っていきます。 手製のプレートに「阿星山」と書かれているので、その踏み跡を降りていきました。
左の道へ
ここから降りる
「三大寺生森」と大きな標識の下に続く道は思ったよりも踏まれており、雨で濡れた笹もそれほど気にはなりません。
道なりに進む
程なくすると植林の作業道となりますが、道は尾根沿いに続いていました。
植林となる
少し下ったところで踏み跡が二分しており、左が「阿星山」への縦走路なのでそちらへ曲がっていきました。
ここで左へ曲がる(標識あり)
ここからも歩く人は多いと見えて、明確な踏み跡やテープが続いていました。
明確な踏み跡が続く
急斜面が現れトラロープが張られていますが、慎重に進めば危険はありません。
急斜面にトラロープ
急斜面を10mほど下るとまた水平な道となり、程なくして林道に出合いました。
テープが多く迷うことは無い
廃林道に出る
古い峠で林道はすっかり荒れていましたが、眼の前の対岸に登山口が続いています。
目の前に登山口
ここからは登りに転じ、「白草山」と呼ばれる613mのピークへ登っていきます。
白草山へ登っていく
先が明るく見えてくると、松などが生えたザレた斜面となりました。
展望が開ける
ここからは朝の雲も消え、青空と後ろに大きく「飯道山」が見えていました。
景色を眺めながら進む
良い天気に
北側の眺め
展望を眺めながら強い日差しの中を進むと、尾根の途中といった感じの「白草山」に到着しました。
白草山
ここで一息つけていきます。 休憩後は、「アセボ峠」へと大きく降りていきます。
大きく降りる
急斜面があらわれ右手が崩壊地となったところを降りていきますが、手がかりとなるものが多いので危険な感じはしません。 また展望がよく、前方には電波塔などの立つ「大納言」と「阿星山」が見えています。
降下注意
左に大納言、その右奥に阿星山
急斜面を抜けると植林となり、最後は緩斜面で車道(県道)へと降り立ちます。
下に車道が見える
ここがアセボ峠で、ここを南へ下ると「飯道神社」へ向かう途中に出会った道に合流します。
アセボ峠
対岸の登り口を探すと、笹の上の幹に標識があります。 そこまで切り開かれているので、笹をかき分けて登っていくと、左手に登山道が続いていました。
ここから登る
目印
笹も無くなり植林の中を左へ進むと、前方が明るく見えてきます。
前方が明るく
ここも白草山の手前と同様に、花崗岩の白砂の斜面が広がっていました。
ザレた尾根に
ここで初めて信楽方面が眺めることが出来ました。 また、後ろには白草山が整った姿で見えています。
信楽方面
白草山がよい姿で
ここを登っていく
ここからは植林の複雑な尾根となりますが、境界標識やテープが多く迷うことはありません。
テープと境界標識を追う
大きな岩が見えてきますが、ここは右から巻き道があるのでそちらへ向かいピークに登ります。
大きな岩が現れ
巻き道を進む
この辺りは植林されており、その境を進んでいくと548mピークに到着しました。
右下の谷の横を進む
548mピークへ登る
548mは西ほうそ山
ピークで左へ折れて降りていくと、林道が見えてきます。
左へ曲がり下る
林道に出合う
林道へ降りますが続きの道がわかりません。 テープを見渡しますが無いので境界杭を目印に向かうと、踏み跡があらわれました。(後ろを振り返ると、先程の降り口から左へ戻ったところに入り口があったようです)
降り口を振り返る
境界沿いの道
境界杭沿いに進みますが、テープは谷沿いに続いていました。
鞍部から登りに
左の境界尾根に乗り、少し登ったところで583.1mの三角点ピークに到着しました。
ここで左へ
583.1m三角点
点名 宮町
三角点ピークのすぐ下まで林道が上がってきており、ここから暫くは林道を歩いていきました。(尾根沿いの道は、枝などで行くなの印となっています)
すぐ下に林道
暫くは林道を歩く
林道終点付近に電波塔がありますが、ゲートが閉じられて入れません。
電波塔へは入れない
その先に鉄塔が見えてきますが、下草が刈られており「ササユリ保護区」となっています。
ササユリ保護区
ササユリの時期には少し早かったようで、まだ花などは見られませんでしたが、右の巡視路の切り開きに入ると、北側の展望が望めました。
鉄塔からの眺め
鉄塔の裏手に「大納言」の山頂標識がありますが、山頂といった感じではありません…。
鉄塔裏手に大納言山頂
左に柵に覆われた電波反射板が見えてきますが、この脇を進み踏み跡に従い植林の中へと入っていきます。
電波反射板の裏を進む
西の踏み跡を辿る
ここからは踏み跡が薄くなりました。
先程より薄い跡に
左手が牧場となり作業道などの踏み跡も多く見られます。
作業道
541m地点
牧場跡の脇を進む
管理された明るい林となりますが、テープが少なくなり踏み跡が怪しくなっていきました。
明るい林を進む
テープが頼りに
倒木などが多いためか踏み跡が不明瞭となる部分は、替りに境界標識を頼りに進んでいきました。
破線路付近を通過
林道に降りる付近で左下に降りるよう標識があります。
踏み跡通りに左へ
この標識に従い左下へ降りていく
ここからは急斜面を降りていき、下の方で足元の状態が悪くなり注意が必要でした。
急斜面の下り
滑落注意で降りていく(左へ)
最後は長いトラロープがあらわれるので、これで安全を確保しながら慎重に降り立ちます。
最後は設置のトラロープを使って
林道が荒れていることは知っていましたが、思ったよりも深刻です。 土砂などが斜面から流れており、車の通行は不可能です。
林道の様子(荒れている)
降りた対岸すぐのところに登り口の標識があるので、枝などを頼りに登っていきました。
尾根に登り返す
右にトラバースするように登ると、低い笹に明確な踏み跡が続いています。 少し入ったところで右に折れますが、ここが下山時にショートカットで予定していた尾根の分岐となります。(南尾根を降りる予定) 少し様子をみますが、伐採されており以前は作業道だったのでしょう。
下山予定の尾根を確認
ダメ?
暫くは標高差のない道を進んでいきます。
笹の道だがしっかりした踏み跡
程なくして登りに転じますが、尾根を外すこと無く一直線に向かいます。
こんな標識が
登りに
傾斜が強まると、右上にガードレールが見えてきました。
上にガードレールが見える
ガードレールの端まで登ると舗装された道に出合います。
出口の様子
電波塔の管理道路に出る
ここで右に曲がると電波塔に向かって歩いて行きます。
うつぎ
その電波塔に到着しますが、右に標識があり柵沿いに道が続いていました。
電波塔の右を進む
ここに入り電波塔の裏手になると、笹の急斜面となり後ろに展望が広がります。
笹道を登る
途中に展望
傾斜が一段落すると山頂まではすぐでした。
山頂へ最後の登り
笹をかき分け進んで行くと、展望の無い山頂に到着しました。
阿星山の山頂
ここにも狸
ここが最終目的地ですが、北側の展望を見たいと思っていのだ、天気も回復しているので計画通り、60mほど下にある展望所まで向かいました。 山頂から西の道を降りていくと、ここでも南側の景色が見られ以前登った「竜王山」が近くに見えていました。
少し下に南方面の展望所
金勝山・竜王山(右に天狗岩)
更に降りると東屋がありますが、植林の中で展望は得られません…。
展望のない「展望の峰」
ここで右に曲がり少し下ったところで、東寺からの道との分岐に到着しました。 ここを直進すると展望所に到着しました。
西寺分岐
良い道を降りていく
分岐を左に進む
ここまで登山者の方が5名ほど見かけ人気が伺えます。 展望所には東屋が建っており、北側が切り払われ琵琶湖方面が見えていました。
阿星山の展望所からの眺め
三上山(近江富士)と奥に琵琶湖
目的の展望が見られたのに気を良くし、山頂まで戻り下山を開始します。 ショートカットの分岐まで降りていき、分岐から南尾根を歩いていきますが、思ったほど良い道ではなく途中で諦め引き返しました…。
ここまで来て様子が良くないので引き返す
峠状の車道に合流し、大回りで南へ向かいますがここも思っていたような道ではなく、荒れた道となっています。
踏み跡(獣?)はある
右に広がる牧場跡は、草が生い茂り鹿が我が物顔で歩いています…。
牧場跡は鹿の楽園に
林道には踏み跡が続いていますが、両側から枝が覆いかぶさり、人間が通るには狭すぎました。
林道は茂みに覆われ始めている
ガードレール・・・
右下に川が現れると、氾濫したのかその先で林道が崩落しています…。
道路が崩壊・・・
10m以上崩落しているため渡ることはできそうもありません。 左に林道が分岐しているので、そちらへ向かうと迂回路の踏み跡があり、そこを辿ると難なく対岸にたどり着きました。
左手から迂回
反対側から
ここがこのコース一番の難所で、ここからは若干草の多いところはありますが、地図に「畜産団地」と書かれたところからの林道と合流します。
先程よりまともな林道を進む
大納言方面
畜産場(廃屋)
今まで歩いた道は当然通行止めとなっていますが、東からの林道には軽トラックが走っていました。
通行止め
ここまで来ると長い車道歩きとなります。 当初下山予定の林道の様子などを見ながら歩いていきますが、天気がよすぎて日差しの照りつけが堪えます…。
当初予定の林道を見る
長い車道歩き
車道を30分以上歩いたところで、朝出発した田畑が見えてくると無事に駐車地に到着しました。
集落の近くまで来た
駐車地付近から飯道山を望む
【反省点】
特にありませんでした。
【次回】
梅雨入りしたので、雨でも歩きやすい一般道の山へ向かう予定です。
コメント 0