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[登山] 長野県 権兵衛峠から経ヶ岳ピストン [登山]

 今回は、長野県の「経ヶ岳」に権兵衛峠からピストンで登ってきました。 早い梅雨明けで極暑が続いていることと、午後には雷雨の可能性が高かったので、早朝から上り始め速攻で戻ってきました。 朝方は天気もよく、各展望地から遠くの山々を望むことが出来て、目当てのアヤメなども見ることが出来ました。

岩の上から木曽御嶽山(左)と乗鞍岳(右)
展望岩から木曽御嶽山(左)と乗鞍岳(右)

アヤメ山のアヤメ
アヤメ山はアヤメが多く(右にレンゲツツジ)

長野県
権兵衛峠から経ヶ岳ピストン
日付 2022年07月02日(土)
天気 晴れ
山域 中央アルプス前衛
場所 長野県塩尻市大字奈良井
距離 11.0km
累積標高 +1101 -1101m
時間
04時間20分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0628枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0279枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(危険箇所なし)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ
アヤメ、展望、権兵衛峠
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
05:35 1547m 0.0km 権兵衛峠登山口 出発
06:05 (00:30) 1806.6m 1.2km 電波塔 四等三角点(松ノ木平)
06:40 (00:35) 1969.0m 2.8km 北沢山 (10分休憩)
07:10 (00:30) 2035m 3.7km コイノコ (5分休憩)
07:35 (00:25) 2043.3m 4.5km 四等三角点(黄蓮沢)
08:10 (00:35) 2296.4m 5.5km 経ヶ岳 休憩
08:25 (00:15) 2296.4m 5.5km 経ヶ岳 出発
08:40 (00:15) 2043.3m 6.6km 四等三角点(黄蓮沢)
09:00 (00:20) 2035m 7.3km コイノコ
09:15 (00:15) 1969.0m 8.2km 北沢山
09:40 (00:25) 1806.6m 9.8km 電波塔
09:55 (00:15) 1547m 11.0km 権兵衛峠登山口 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20220702_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/CTaVyoSr4iyqzKZT6

 以前も登ったことのある「経ヶ岳」ですが、3年ほど前に権兵衛峠からの登山道が開通したのは、何かで見て知っていました。 当初は雪の時期に計画していましたが、中々訪れる機会がなく時間だけが経ってしまいます。

 極暑が続き高いところから手軽に登れるところを探していたところ、このコースを思い出します。 本来であれば権兵衛峠までの峠道も含めて歩きたいところですが、それでは結局暑い中を歩くことになります…。

 最近の疲れも残っているので、今回は峠からのピストンだけとし、早朝の涼しい時間から登ることにしました。 権兵衛峠に6時前には到着するよう、自宅を3時半前に出発します。

 中央高速を走り「小黒川」のETCスマートインターで降りると、国道361号線(権兵衛峠道路)を西へ向かいました。 長いトンネルを通り抜けたところで、左折し峠の林道を走っていきました。 林道は全線舗装されており思ったよりも走りやすく、序盤は二車線になっています。 鳥のさえずりなどを聴きながら登っていくと、広場に到着しますが、ここが登山口のある駐車場です。

広い駐車場とトイレ
広い駐車場とトイレ

 ここは厳密には権兵衛峠ではありませんが、細かいことは置いておき出発の準備を整えます。 到着時は1台車が止まっていますが、涼しいので前泊などされたのでしょうか?

登山口方面を見る
登山口方面を見る

 トイレに寄ってから登山口の様子を確認し、登山道へ入っていきました。

東側の林道は通行止め(左に登山口)
東側の林道は通行止め(左に登山口)

権兵衛峠登山口
権兵衛峠登山口

登山道ガイド
登山道ガイド

 笹が多い地域ですが綺麗に伐採されており、木の階段なども整備され歩きやすい道が続いていました。

笹は綺麗に刈られている
笹は綺麗に刈られている

階段を登る
階段を登る

 階段の先からは左の尾根沿いを歩いていきますが、北側が刈られており目指す「経ヶ岳」が見えています。

奥に経ヶ岳
奥に経ヶ岳

 日差しが差し込みますがも、6時前なので気温はまだ低めです。(20度近くはありますが・・・)

日差しの中を進む
日差しの中を進む

早くもベンチ
早くもベンチ

 右手の木々の間から南アルプス方面が望めますが、この日も霞んでおりよく見えません。

朝霧
朝霧

4.9km
4.9km

 次第に傾斜が強まり、新緑の中をつづら折れに登っていきました。

気持ちよく歩ける
気持ちよく歩ける

 右からモノレールの軌道があらわれますが、これは上部の電波塔用のものでしょう。

右からモノレールと合流
右からモノレールと合流

 暫くは急登ですが、登山道の両脇に目を向けると色々な花が咲きはじめていました。

ウツボグサ(咲き始め)
ウツボグサ(咲き始め)

早くもアヤメ
早くもアヤメ

もしかしてキバナノヤマオダマキ?
もしかしてキバナノヤマオダマキ?

 上が明るくなりレールの先に建物が見えてきました。

上部に電波塔が見えてくる
上部に電波塔が見えてくる

 明るい斜面を左に向かいますが、この辺りにも花が多めです。

ナデシコ
ナデシコ

?2
?2

 電波塔のある尾根に到着すると、その横の切り開きからは「経ヶ岳」が近くに見えていました。

経ヶ岳(中央左)
経ヶ岳(中央左)

電波塔
電波塔

将棊頭山
将棊頭山

三角点
三角点

 ここまで登ると暫くは緩い登りが続きます。

緩い登りとなる
緩い登りとなる

 相変わらずよく整備された道を進んでいきますが、程なくして高低差のない道となりました。

ここから平坦な道に
ここから平坦な道に

 登山道の脇に唐突に標識が現れます。 「岳見岩」と書かれているので、少し前から木々越しに見えていた「木曽御嶽山」の展望所だろうと左の踏み跡へ入っていきました。

岳見岩(左)へ
岳見岩(左)へ

 大きな岩があり、その右脇から景色が見られました。

岳見岩の右に
岳見岩の右に

岳見岩からの眺め(木曽御嶽山)
岳見岩からの眺め(木曽御嶽山)

木曽御嶽山アップ
木曽御嶽山アップ

 この辺りは地図にも岩マークが書かれており、少し先には「まっくん岩」と謎の名前の岩がありました。(まっくん→https://makkun-official.jp/

まっくん岩
まっくん岩

まっくん?
まっくん?

これがまっくん岩?
これがまっくん岩?

 ここからは下りとなり、左に何箇所か大きな岩が見られます。

観音岩
観音岩

 1884mピーク付近からは気持ちのよい林の中を歩いていきます。

気持ちの良い林
気持ちの良い林

3.4km
3.4km

 程なくして急斜面となりました。

急斜面の登りに
急斜面の登りに

 少し登ると右側が笹原となり、上部が開けてきました。 笹原の横の道を登っていくと、東側の景色が見えてきます。

後ろに電波塔が見える
後ろに電波塔が見える

 「アヤメ・ササユリの保護」と書かれた看板があらわれ、左右にロープが張られていました。

ピークに到着
ピークに到着

 このピークが「北沢山」で、周囲に木々はなく360度の展望が広がります。

北沢山から中央アルプスを望む
北沢山から中央アルプスを望む

左から茶臼山・木曽駒ヶ岳・木曽前岳・牙岩・麦草岳など
左から茶臼山・木曽駒ヶ岳・木曽前岳・牙岩・麦草岳など

電波塔アップ
電波塔アップ

南アルプス南部が微かに見える
南アルプス南部が微かに見える

北沢山から八ヶ岳・南アルプス方面
北沢山から八ヶ岳・南アルプス方面

八ヶ岳アップ
八ヶ岳アップ

北沢山
北沢山

北沢山から木曽御嶽山アップ
北沢山から木曽御嶽山アップ

北沢山から乗鞍岳アップ
北沢山から乗鞍岳アップ

 ここから2038m手前までは高低差の少ない見晴らしのよい稜線となり、気持ちよく歩くことが出来ます。

見晴らしの良い稜線を進む
見晴らしの良い稜線を進む

登りに
登りに

 左右にアヤメが多く見られだすと、「アヤメ山」に到着しました。

アヤメ山はアヤメが多く(右にレンゲツツジ)
アヤメ山はアヤメが多く(右にレンゲツツジ)

アヤメ山(帰路撮影)
アヤメ山

 前方に更に高所が見えており、そこまでも花の多い道が続いています。

 

更に高みに
更に高みに

ニガナ
ニガナ

シロバナニガナ
シロバナニガナ

雲が湧いてきた
雲が湧いてきた

 下から見えていたピークに到着すると、ベンチなどが設置されており「コイノコ」と呼ばれる山でした。

コイノコから中央アルプスを望む
コイノコからちゅうおうあるぷすを望む

コイノコ
コイノコ

コイノコ山頂
コイノコ山頂

 北側が伐採されており、乗鞍岳や北アルプスを見ることが出来ました。

コイノコからの展望

コイノコからの展望

コイノコから穂高連峰アップ
コイノコから穂高連峰アップ

 ここで休憩がてら景色を眺めていきますが、「経ヶ岳」も近くに見えていました。

経ヶ岳が近くに
経ヶ岳が近くに

 少し進むと2038mピークですが、展望はありません。

2038mピーク
2038mピーク

 その先で分岐があらわれますが、岩場の迂回路は帰路に歩くことにし、往路は岩場を通過していきます。

岩場迂回路分岐(往路は岩場へ)
岩場迂回路分岐(往路は岩場へ)

 10mほどで岩の上に到着し、北アルプスの展望はここが一番です。

岩の上の展望地
岩の上の展望地

展望岩から木曽御嶽山(左)と乗鞍岳(右)

展望岩から木曽御嶽山(左)と乗鞍岳(右)

 景色を見たところで岩の横を下っていきます。 この辺りにはゴゼンタチバナが多く見られ、最近まで雪が残っていたのでしょう。

ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ

 岩の下を通過しますが、倒木などもあり注意が必要です。

岩場の下を通過(振り返り撮影)
岩場の下を通過(振り返り撮影)

まだ先は長い
まだ先は長い

 標高が上がったからかここまでも見られた「サラサドウダン」の花が見頃となっています。

サラサドウダン
サラサドウダン

 先程の迂回路と合流すると、三角点のある2043mピークへの登りとなります。

迂回路と合流
迂回路と合流

マイズルソウ
マイズルソウ

四等三角点(点名:黄蓮沢)
四等三角点(点名:黄蓮沢)

 ここはピークといった感じではありませんが、ベンチもあり休憩はできます。 ここまで暫くは標高差の少ない道でしたが、ここから山頂までは登りとなります。

ベンチあり
ベンチあり

ここから最後の登りに
ここから最後の登りに

 右手に笹が続き周囲がシラビソ林に囲まれて、標高が上がってきたことを伺わせます。

シラビソ林を登る
シラビソ林を登る

 一旦手前のピークで傾斜が緩むと、稜線沿いの笹の間につけられた道を進んでいきました。

一旦傾斜が緩む
一旦傾斜が緩む

あと少し
あと少し

 ここは風も通っており、笹越しに中央アルプスや南アルプスが見えています。

笹越しに中央アルプス
笹越しに中央アルプス

 途中に以前歩く予定だった「佛谷」からの分岐を通過しますが、そちらには笹原が広がっていました…。

佛谷分岐付近
佛谷分岐付近

東側の展望
東側の展望

 再度上りとなり急登を登っていきます。

山頂間近
山頂間近

 急登を登り切ると笹が刈られたところに出ます。 ここからは湿ったシラビソの中を軽く登ると、出発から2時間半ほどで山頂に到着しました。

山頂手前の切り開き
山頂手前の切り開き

オサバグサ
オサバグサ

明るくなる
明るくなる

明るい山頂
明るい山頂

 山頂にはトレランの方が1人休憩中です。 それよりも驚いたのは、以前は樹林に覆われていた山頂の北西方面が、無惨にも180度ほど根本から伐採されていたことです…。

無惨にも伐採されている
無惨にも伐採されている

山頂の様子(ベンチが多く)

山頂の様子

山頂の石仏
山頂の石仏

 その為、以前は見ることが出来なかった北側に遠くの山も望めますが、ここまでする必要はないでしょう。

北に焼山・高妻山・妙高山など
北に焼山・高妻山・妙高山など

奥に根子岳・四阿山(手前は美ヶ原)
奥に根子岳・四阿山(手前は美ヶ原)

浅間山(右奥)
浅間山(右奥)

右下に黒沢山
右下に黒沢山

中央アルプス(こちらも伐採)
中央アルプス

北アルプス北部
北アルプス北部

焼岳(中央奥)と笠ヶ岳(右)
焼岳(中央奥)と笠ヶ岳(右)

北アルプス方面
北アルプス方面

 15分ほど休憩した所で、ピストンで下山を開始しました。 急斜面を店舗よく降りていき2043mピークを過ぎた所で、登山者の方とすれ違います。

下山開始

下山開始

 その後は続々と登ってくる登山者の方たちとすれ違い、人気の高さが伺えます。 往路の岩場の分岐で迂回路を進みますが、こちらも良い道というわけではありませんでした。

迂回路へ
迂回路へ

 コイノコ付近まで降りてくると、周囲に雲が湧き出してきました。

雲が湧き上がる
雲が湧き上がる

 往路に気が付かなかった花も多く、それらを探しながら降りていきました。

テガタチドリ
テガタチドリ

?3
?3

木曽御嶽山も雲に覆われ始め

木曽御嶽山も雲に覆われ始め

ヨツバヒヨドリ(開花前)
ヨツバヒヨドリ(開花前)

?4
?4

 電波塔までの間に15名ほどの登山者とすれ違いますが、山頂方面には入道雲が湧き出しており、予報通り午後は雷雨でしょう…。

山頂方面に入道雲
山頂方面に入道雲

 モノレールの脇を一気に降りていくと、電波塔から15分ほどで登山口に無事到着しました。

防火帯?
防火帯?

麓の展望
麓の展望

多くの車が(18台)
多くの車が(18台)

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 週末はあまり良い天気ではなさそうですが、白山方面の山に登る予定です。


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