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[登山] 福井県 堂本から八ヶ峰周回 [登山]

 今回は、以前から計画していた福井県の「八ヶ峰」に北側の堂本から周回で歩いてきました。 上りは鯖街道で知井坂へと向かい、そこから八ヶ峰の山頂を目指しましたが、下りは県境を「権蔵坂」付近まで歩いて三角点のある北西方面へ抜けました。 当日は久しぶりに良い天気となり、「八ヶ峰」からは周囲の山々を見渡せました。

八ヶ峰から北東方面(白山などは雲の中)
八ヶ峰から北東の展望

中山谷山手前のブナ林
山頂までは気持ちの良いブナ林
福井県
堂本から八ヶ峰周回
日付 2022年09月04日(日)
天気 晴れ時々曇り
山域 丹波高地
場所 福井県大飯郡おおい町名田庄堂本
距離 24.9km
累積標高 +1971 -1971m
時間
09時間38分
人数 単独
撮影枚数
0???枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0???枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D(下山のみ薮・倒木・道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ
ブナ林
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:27 89.5m 0.0km 小松谷橋 出発
06:30 (00:03) 90m 0.1km 八ヶ峰登山口
07:10 (00:40) 342m 2.1km 巡視路出合
07:45 (00:35) 580m 3.5km 知井坂分岐
08:20 (00:35) 717m 5.1km
知井坂
08:40 (00:20) 800.2m 5.8km 八ヶ峰 休憩
08:50 (00:10) 800.2m 5.8km 八ヶ峰 出発
09:35 (00:45) 600m 8.7km 五波峠 休憩
09:45 (00:10) 600m 8.8km 五波峠 出発
10:05 (00:20) 706m 9.7km 中山谷山分岐
10:25 (00:20) 791.8m 10.5km 中山谷山 昼食休憩
10:50 (00:25) 791.8m 10.5km 中山谷山 出発
11:00 (00:10) 706m 11.2km 中山谷山分岐
11:50 (00:50) 643m 13.0km 権蔵坂
12:15 (00:45) 690m 13.8km 県境分岐
12:45 (00:30) 616m 14.5km 616mピーク
13:00 (00:15) 533m 15.3km 林道出合
14:10 (01:10) 646.5m 18.7km 三等三角点(点名:南名田)
14:50 (00:40) 410m 20.5km 林道出合(429.7m手前)
15:30 (00:40) 310m 22.8km 鉄塔巡視路三叉 (5分休憩)
16:05 (00:35)
89.5m 24.9km 小松谷橋 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20220904_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/Mhq9ojTrzwDDALB76

 以前から福井と京都の県境を歩いてみたいと思い色々と計画していました。 今回はいくつかの案から北の「堂本」から鯖街道で上り、下山は途中林道を利用して三角点を巡ることにしました。

 登山口となる「堂本」まで自宅から2時間ほどと見て朝4時半前に出発します。 高速道は意外と混んでいますが、それでも予定通り「小浜IC」で降りると、カーナビと京都方面の看板を頼りに奥へと入っていきます。 川沿いに進みますが、開けた谷で山間部といった感じはありません。

 インターチェンジを降りて30分ほどで国道162号線から左折し南へ向かうと、橋の手前に予定していた駐車地に到着しました。

駐車地から小松谷橋(中央が登る尾根)
駐車地から小松谷橋(中央が登る尾根)

 早速準備し出発しますが、橋を渡り100mほどで道幅が狭まるとその右手が登山口です。

ここが登山口(右へ)
ここが登山口(右へ)

 尾根の末端から登っていきますが、古い街道で広く歩きやすい道が続いていました。

登山口のようす
登山口のようす

広い峠道
広い峠道

 程なくして尾根の左側に出ますが、すぐ下に先程の車道が見えています。 そちらは急斜面となっておりフェンスで仕切られていました。

フェンス沿いに進む
フェンス沿いに進む

あたご参道?
あたご参道?

 先程のフェンスは獣避けのためだったようです。 前方にゲートが見えてくると、扉を開き中へ入っていきました。

ゲートを通る
ゲートを通る

 ここから暫くは尾根の右斜面をトラバースし、徐々に標高を上げていきます。

広い道が続く
広い道が続く

 当初は右下から沢の水音などが聞こえていましたが、次第に小さくなり周囲の山と同じ高さとなっていきます。

尾根の右斜面を進む
尾根の右斜面を進む

 左の尾根と標高差が開きますが、それも一過性のものでピークを巻く形となり、結局は左に軽く登り返すと尾根に合流しました。

尾根心へ

尾根心へ

尾根沿いに
尾根沿いに

 登山道の脇には掘れた街道が並行してありますが、草が茂り始めていました。

暫くは作業道
暫くは作業道

 尾根の左側の日当たりのよい道を進むと、尾根が広がり巡視路と合流しました。

今度は尾根の左側
今度は尾根の左側

巡視路合流(右へ)
巡視路合流(右へ)

 ここで右へ進みつづら折れに登っていくと、はじめの鉄塔に到着しました。

溝沿いに
溝沿いに

鉄塔出合
鉄塔出合

 鉄塔からは展望が得られますが、まだ標高が低く遠くは見渡せません。

鉄塔からの展望
鉄塔からの展望

 更に尾根沿いを進みますが、すぐに次の鉄塔に到着します。

次の鉄塔に(道は手前で左へ)
次の鉄塔に(道は手前で左へ)

 この鉄塔からは、奥に次の鉄塔が見えており、その先に目指す稜線も確認できます。

鉄塔から次の鉄塔
鉄塔から次の鉄塔

 鉄塔から少し登ると唐突に林道と合流しました。

林道出合(左へ)
林道出合(左へ)

 ここは四差路となっていますが、登山道を示す標識があるので迷うことはありません。

登山道の標識に従い
登山道の標識に従い

 ここからは広い林道を進んでいきます。

林道を進む
林道を進む

 程なくして標識が見えてくると、ここが「知井坂」との分岐となっています。

知井坂分岐(右へ)
知井坂分岐(右へ)

案内図
案内図

 ここで少し休憩し、予定通り右の知井坂方面へ向かいます。

こちらへ
こちらへ

 こちらの林道は次第に細くなりますが、登山道は整備されており、暫く登ると3つ目の鉄塔が見えてきました。

良い道
良い道

上の鉄塔に
上の鉄塔に

 鉄塔を左に見ながら折り返すと、広く切り開かれた道となり、前方には次の鉄塔が見えています。

次の鉄塔へ向かう
次の鉄塔へ向かう

 昔は林道だったと思われますが、崩れて細くなったところがあり、注意が必要です。

滑落注意
滑落注意

 稜線手前の最後の鉄塔は、登山道の先にありますが、近くなので寄っていきます。

知井坂までの最後の鉄塔
知井坂までの最後の鉄塔

最後は稜線の鉄塔
最後は稜線の鉄塔

 ここからは、山頂のすぐ下を西にトラバースする道です。 山頂まで標高差は少ないはずですが、斜面かららの湧き水が多く登山道が小川と化しています。

道が川と化して
道が川と化して

 その一角に「弘法さんの水」があり、大きな石桶が置かれていました。

弘法さんの水
弘法さんの水

 水量は大変多く、湧いたばかりでよく冷えていました。 火照った顔などを冷水で冷やすと、知井坂へと最後の登りを進みます。

稜線に到着
稜線に到着

 呆気なく稜線に到着しますが、知井坂までは以外に距離があります。

山頂分岐
山頂分岐

 山頂分岐から200mほど進むと「知井坂」の標識があり、そちから更に進むと京都方面へと降りる道が現れます。

知井坂
知井坂

ここが峠
ここが峠

 知井坂の峠を確認したところで、八ヶ峰へと向かいます。 尾根沿いに歩いていき、先程の分岐からの道と合流すると、黙々と登っていきました。

山頂へ
山頂へ

 山頂との中間点には最後の鉄塔があります。

稜線の鉄塔に到着
稜線の鉄塔に到着

 ここからの展望が一番で、南と北側の景色が遠くまで見ることが出来ました。

南側の展望(中央に奥ヶ追山)
南側の展望(中央に奥ヶ追山)

北側の展望
北側の展望

青葉山
青葉山

南西方面
南西方面

 鉄塔を後にすると、山頂への急登となりますがそれほど距離は無く、鉄塔から5分ほどで到着します。

山頂に到着
山頂に到着

二等三角点
二等三角点

八ヶ峰山頂のガイド
八ヶ峰山頂のガイド

敦賀湾
敦賀湾

八ヶ峰から北東の展望
八ヶ峰から北東の展望

 ここで展望を眺めているとトレラン風の方が登ってこられます。 景色に満足したところで、「五波峠」へと降りていきました。

五波峠へ
五波峠へ

 山頂からは方角に注意し降りていきます。

尾根を降りる
尾根を降りる

 序盤は傾斜がありますが、全体としては緩やかな下りとなっています。 多少の登り返しがありますが大したことはありません。

下山分岐
下山分岐

 途中、登りの登山者の方とすれ違いますが、その他は静かなところで気持ちよく降りていけました。

広い尾根に
広い尾根に


池

登り返し
登り返し

708m分岐付近
708m分岐付近

 下山開始から40分ほどたったところで、左下に林道が見えてきました。

下に林道
下に林道

 林道と水平に進んでいくと、広場に出ますがここが五波峠でした。

五波峠に到着
五波峠に到着

 峠は先程の林道を合わせた三叉路となっており、道路脇に先程の登山者のものとおもわれる車が一台だけ止まっています。 奥の日陰に「五波峠」の石碑があるので、ここで暫く休憩としていきます。

五波峠の石碑
五波峠の石碑

 休憩後は予定通り「中山谷山」へ稜線を更に東へ進んでいきました。

東へ進む
東へ進む

 暫くは植林ですが、そこを越えると踏み跡が細くなります。

道の様子
道の様子

 道は細いながらも明確に続いており、程なくして「中山谷山」との分岐が見えてきました。

中山谷山分岐(右へ)
中山谷山分岐(右へ)

 分岐はピークにあるかと思っていましたが、その手前の北側にありました。 ここで右に折れ、747mピークへ向かいますが、雑木林を抜けると下草も少ない良い道となります。

良い道に
良い道に

747mピーク(そのまま直進)

747mピーク(そのまま直進)

 ピークを越えると尾根が広がり、下草もなくよい雰囲気の林となりました。

少し登る
少し登る

 山頂近くで南(左)に折れますが、ここには標識があるので迷うこともありません。

左に中山谷山
左に中山谷山

 ブナ林となり、気持ちの良い木漏れ日の中を進んでいきました。

山頂までは気持ちの良いブナ林
山頂までは気持ちの良いブナ林

東側が開ける
東側が開ける

 分岐からは高低差も少なく20分ほどで「中山谷山」に到着しました。

中山谷山の三角点
中山谷山の三角点

 ここからも二手に尾根が分岐しており、どちらも歩いていけそうです。

広い尾根は続く
広い尾根は続く

 少し早いですが、ここで昼食休憩としていきます。 陽射しの中を木の根に座り込み食事をとりますが、風も吹いており暑くは感じません。 食事後は来た道を分岐まで戻ります。

 分岐に到着しますが、ここからが悩みどころです。 ここまで予定通りの時間で来ているので、更に県境を東へ進んでいきました。

権蔵坂方面へ
権蔵坂方面へ

 更に踏み跡が薄くなりテープも疎らです。

歩きやすい道
歩きやすい道

 場所によっては灌木が生い茂っていますが、人一人が通れるように伐採されていました。

灌木を避けつつ
灌木を避けつつ

 灌木が続くかと思われましたが、植林が現れると作業道があらわれます。

植林が現れる
植林が現れる

 682m付近で伐採跡となりますが、灌木が育ち始めており道も不鮮明となります。

682m手前で開ける
682m手前で開ける

682m
682m

 682mで大きく左に折れるとシダの生えた暗部に到着しました。

シダが多い斜面に
シダが多い斜面に

 周りは放置された植林のようで、シダが多く藪も濃いめです。 ここで県境はトラバースし692mピークへ向かっており、その方向に踏み跡が付いていました。

ここからトラバース
ここからトラバース

薄い踏み跡あり
薄い踏み跡あり

 踏み跡は付いていますが利用することは少ないようで、倒木や枝などを避けながら進みます。 5分ほどで通過しますが、逆側からはそこが道とはわかりません…。

ここを通ってきた…
ここを通ってきた…

 692mへ緩い登りとなりますが、その途中でナツエビネを見かけます。

ナツエビネ
ナツエビネ

 「八ヶ峰」付近にも咲いているはずなのを、完全に忘れていました。 周囲を見渡しますが一株だけありました。

692m付近
692m付近

 692mを越えると権蔵坂へと切り開きを降りていきます。

切り開きを進む
切り開きを進む

 695m手前の鞍部に到着しますが、そこが「権蔵坂」です。 右下は京大演習林へ広い谷が降りいてますが、今は利用する人も少ないでしょう。

権蔵坂に到着
権蔵坂に到着

 一方西側には林道が上がってきており、ここまでは林道利用で簡単に来られるでしょう。

北側に林道
北側に林道

権蔵坂の標識
権蔵坂の標識

権蔵坂説明
権蔵坂説明

 ここで休憩し695mへと登っていきます。

695mへの登り
695mへの登り

 結構急なので右の尾根へ蛇行して登っていきました。

695mピーク
695mピーク

 再度降りて登ってを繰り返しますが、広いピークに到着すると県境を外れ北へ降りていきます。

上下を繰り返す
上下を繰り返す

広い尾根に
広い尾根に

県境から離れて北尾根へ
県境から離れて北尾根へ

 踏み跡などあるか不安でしたが、テープがありひと安心です。

踏み跡はある
踏み跡はある

テープ
テープ

 しかし、最近人が歩いた形跡はなく灌木がひどいところもありました。

二重山稜に
二重山稜に

 616m手前で左に折れたあたりから、尾根が広がりブナも出てきます。

ブナの二次林
ブナの二次林

 その先から明確な作業道があらわれ、速度が上がります。

明確な尾根道に
明確な尾根道に

 予定ではこのまま657mピーク経由で尾根沿いに歩くつもりでしたが、登り返しや藪があるのですぐ下に通っている林道を歩くことにします。 鞍部で左の谷を降りていくと、前方に林道が見えてきます。

林道出合
林道出合

 林道におりますが、思ったよりも荒れており人や獣の歩いた跡だけでした。

林道は廃道
林道は廃道

暫くは林道歩き
暫くは林道歩き

 予定通り北へ向かいますが、松の倒木などが多く林道歩きとは言え時間がかかりました。 途中、湧き水が何箇所か湧き出しており、体を冷やして歩いていけます。

湧き水
湧き水

 倒木の無い区間は全体の1/3ほどでしょうか、それ以外は杉や松の倒木が続き、下をくぐったり迂回したりを繰り返していきました。

ここは良い道
ここは良い道

 657mピークの横を越えて北へ進むと、地図の2分岐に到着します。 が、それに気が付かず予定通り右の林道を進んでいました。

右へ進む
右へ進む

 三角点のある646.5mピークの近くまで林道で向かいますが、ここも倒木が多いので苦労させられました。 ピークへ登られそうな斜面が現れたので、そこから南にあるピークを目指します。

ここから三角点へ
ここから三角点へ

 急斜面を登り傾斜が緩んだところで、右へ向かっていきます。

上部はヤブも少なく
上部はヤブも少なく

 GPSで三角点を探し見つけます。

三等三角点
三等三角点

 ここからは先程の林道は歩きづらいので、このまま尾根沿いを西に向かっていきました。

林道へ降りる
林道へ降りる

 この辺りは藪などは少なく楽できますが、尾根の分岐が多く確認しながら進んで行きました。 そして三角点から40分ほどで林道に出合いました。

林道と合流するが
林道と合流するが

 しかし、ここも先程と同様(もっと酷い?)で倒木で覆われています。 尾根の更に先に三角点があり向かう予定でしたが、そちらの様子を確認すると藪が酷そうなのでこのまま林道で下山することにしました。

 しかし、これは微妙な選択です。 林道は倒木に加え落石などもあるので、注意しながら降りていきました。

落石
落石

 林道歩きで1.5kmほど歩くと、コンクリート舗装となります。

ここから舗装路だが
ここから舗装路だが

 これで倒木などは無くなるかと思いましたが、そのようなことは無くまだ続きます。

相変わらず倒木
相変わらず倒木

ここも倒木
ここも倒木

 そして、右の351mピーク近くまで来るとようやく道に轍と思われる跡が残っていました。

ようやく車が通った気配が
ようやく車が通った気配が

 すぐ先の三叉で鉄塔巡視路と合流すると、ここまでは点検のために整備してあり倒木などは切られ片付けられていました。

涼しげな小滝
涼しげな小滝

 最後は普通にあるケメコとを感謝しながら林道を降りていきますが、途中で犬二匹を従えたハンターの方の車とすれ違います…。 そして県境分岐から4時間近く掛け、尾根の末端にある橋に無事到着しました。

尾根末端に
尾根末端に

無事下山(右の橋を渡り車へ)
無事下山(右の橋を渡り車へ)

【反省点】
 予想はしていましたが、全体的に山が荒れており、歩きとはいえ林道もとても利用できる状態ではありませんでした。(倒木地獄です)

【次回】
 久しぶりに静岡の山へ向かう予定です。


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