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[登山] 山梨県 富士見山・御殿山周回 [登山]

 今回は、富士山を見たくなったので計画していた「富士見山」と「御殿山」を周回で歩いてきました。 朝はガスが上り展望が見られるか不安でしたが、山頂到着時には良い天気となり期待以上の景色を眺めることが出来ました。

稜線の御殿山分岐から富士山を望む
分岐展望所から富士山を望む

山梨県
富士見山・御殿山周回
日付 2022年09月11日(日)
天気 晴れ
山域 身延山地
場所 山梨県
距離 12.5km
累積標高 +1392 -1392m
時間
06時間02分
人数 単独
撮影枚数
0509枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0203枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(トラバース時滑落注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ
富士山の展望
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:22 690m 0.0km 平須登山口駐車場 出発
06:24 (00:02) 700m 0.1km 平須登山口
08:30 (02:06) 1630m 3.0km 稜線分岐(展望所) 5分休憩
09:01 (00:31) 1640m 3.9km 富士見山 休憩
09:18 (00:17) 1640m 3.9km
富士見山 出発
09:39 (00:21) 1630m 4.9km 稜線分岐(展望所) 休憩
09:45 (00:06) 1630m 4.9km 稜線分岐(展望所) 出発
10:30 (00:45) 1670.5m 7.0km 御殿山 昼食休憩
10:52 (00:22) 1670.5m 7.0km 御殿山 出発
11:23 (00:31) 1585m 8.8km 堂平下山分岐
12:17 (00:54) 704m 11.9km 堂平(甲斐やすらぎの宮)
12:24 (00:07) 690m 12.5km 平須登山口駐車場 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20220911_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/NHdKNtPCDr59pDtE7

 週末は土日とも天気は良いみたいですが、疲れが溜まっているのと天候がより回復している日曜日とし、久しぶりに富士山を見たくなったので、山梨県の「富士見山」に登ることにしました。
 当初は「毛無山」も考えていましたが、予定コースだと20kmを越えるのと薮が予想されたため、前回の疲れも考え短めの山に変更しました。

 登山口は東の「平須」とし、下山は一般の周回コースとするべく近くの「堂平」とします。 自宅からは新東名と中部横断道の開通で3時間は掛からないので、3時半頃に出発しました。

 生憎早朝から火災で新東名の一部が通行止めとなっていたので、少し迂回して新東名と合流しました。 遅れも気にならない程度で、予定通り「中富」のインターチェンジで降りると、カーナビに従って国道52号線を北上していきます。 中富の中心街(役所など)を越えたところで小さな橋を渡り左に「みのぶ自然の里」の看板を見て左折します。 ここから川沿いに進みますが、途中で「みのぶ自然の里」は左に折れていきます。 ここはそのまま直進する道を選ぶと、コンクリート舗装となり「俳句の里」と名付けられたところに差し掛かります。 俳句が書かれた石碑が左右に並んだ道をつづら折れに登って行くとT字路となり、左の「富士見山登山口」の標識を見て曲がると、登山口まではすぐでした。(途中で下山地点を正面に見ます)

 登山口の駐車場に到着しますが、広い駐車場はバス専用となっているので、左下の分岐の先にある駐車場に停めていきます。 しかし、この駐車場は利用する人がいないのか草が生えており奥に止めることはできそうにありません。 仕方がないので入口付近に止めますが、帰路こちらには誰も止めておらずバス専用の駐車場に止めているので、こちらに止めてもよいのでしょう。

本来の駐車場は草だらけ…
本来の駐車場は…

 ともあれ準備を整え出発します。 駐車場の横には、登山口を秘めす標識があり、細い道が上に続いています。

駐車場横を左へ(奥がバス専用駐車場)
駐車場横を左へ(奥がバス専用駐車場)

 ここを入ると左に浄水場?があり、先程の車道と出会います。 登山口はその先にあるので、コンクリート製の階段を登ると登山のスタートとなりました。

車道の先が登山口
車道の先が登山口

 序盤は薄暗い植林帯を進んでいきますが、あまり沢山の方に歩かれているわけでは無いようで、すこし荒れていました。

まずは植林帯を進む
まずは植林帯を進む

ここで750m
ここで750m

 道は植林管理の作業道を兼ねているのか、途中で何箇所か分岐していますが、定期的に標識やペンキなどでマークされているので迷うことはありません。

作業道分岐は左へトラバース
作業道分岐は左へトラバース

 尾根沿いに進みますが、道は一定角度で左斜面を登っています。

尾根の左斜面を進む
尾根の左斜面を進む

 程なくして潰れた小屋跡に到着しました。

小屋跡
小屋跡

 ここに「奥殿参道」と書かれた標識があり、昔は奥の「御殿山」を目指して登られていたのでしょうか。

奥殿参道
奥殿参道

 この日も気温が高くなりそうなので、序盤はあまり汗をかかないように少しセーブして登っていきます。 暫くは変化の少ない道を登っていきますが、それも標高1200m手前まででした。

植林帯を登る
植林帯を登る

標高1000m付近
標高1000m付近

鳥居と崩壊した祠
鳥居と崩壊した祠

尾根を直進
尾根を直進

?1
?1

 左が急斜面となったロープ場を過ぎると、尾根を外れ道は左へトラバースし始めます。

左に注意(ロープあり)
左に注意(ロープあり)

緑が眩しく
緑が眩しく

ここからトラバース
ここからトラバース

 谷の沢を通過しますが、土砂が崩れておりロープが張られていますが、滑らないように慎重に通過していきます。

あぶない気をつけて…
あぶない気をつけて…

ロープを頼りに進む
ロープを頼りに進む

 右手が岩となりますが、ロープに加えて古い鎖が取り付けにれているので、それを手がかりにソロリソロリと進みました。

ロープが続く
ロープが続く

 暫くは急斜面のトラバースが続きますが、先程よりは傾斜が緩いのでひと安心です。

薄い踏み跡
薄い踏み跡

雲の中へ

雲の中へ

 3回ほど折り返すと急斜面はなくなり、再度尾根沿いを進みます。

トラバースの終わり
トラバースの終わり

ここから尾根沿いに
ここから尾根沿いに

 トラバースは無いとは言え尾根の傾斜はキツく、ジグを切りながらゆっくり登っていきます。

稜線が近づく
稜線が近づく

つづら折れに進む
つづら折れに進む

 気がつくと植生が替わりブナ林が多く見られ始めました。

よい雰囲気
よい雰囲気

 気持ちの良い斜面を登っていくと、上部が明るく見えてきます。 樹間から左に白い崩壊地が見えてきました。

左に崩壊地
左に崩壊地

 傾斜が緩むと崩壊地との間が急斜面となりロープが張られていますが、近づかなければ危険はありません。

ガレを望む(上に稜線)
ガレを望む(上に稜線)

それほど危険ではないが
それほど危険ではないが

 ここを過ぎると稜線まではすぐでした。

稜線への最後の登り
稜線への最後の登り

 崩壊地と距離を置いて登っていくと次第に傾斜が緩み、稜線と合流しました。

傾斜が緩む
傾斜が緩む

稜線出合(左へ)
稜線出合(左へ)

 左に行くよう標識が立っているのでそちらへ進むと、「御殿山」との分岐に到着しました。

御殿山分岐
御殿山分岐

 この分岐にはベンチが設置されており、東側が伐採され展望所となっていました。

分岐の展望所
分岐の展望所

 山頂はまだ先ですが、天気の良いうちにと、ベンチに腰掛け暫く富士山を見ていきます。

分岐展望所から富士山を望む
分岐展望所から富士山を望む

 先程まで山腹をまとわりつくようにあった雲は消え去り、富士山がきれいに見えていました。 満足したところで稜線を南に進んでいきます。

山頂へ向かう
山頂へ向かう

 明瞭な踏み跡を進んでいきますが、周りは整備された植林となっており、歩きやすい道が続きます。

登り返す

登り返す

 一度暗部に降りて登り返すと、祠の立つ「富士見山」の展望台でした。

展望台に到着
展望台に到着

ここは展望台
ここは展望台

 ここからも富士山が見えていますが、それよりも向かう富士見山がすぐそこに見えており、その奥に静岡方面の山々が連なって見えていました。

右から富士見山・七面山・大光山・十枚山・青笹山・篠井山・身延山・思親山・天子ヶ岳など
右から富士見山・七面山・大光山・十枚山・青笹山・篠井山・身延山・思親山・天子ヶ岳など

富士山はあまり見えず
富士山はあまり見えず

右から五宗山・熊森山・雪見ヶ山・金山など
右から五宗山・熊森山・雪見ヶ山・金山など

奥に赤石岳
奥に赤石岳

南アルプス方面は木が多い
南アルプス方面は木が多い

 ここからも確認できた山頂へ向かいますが、岩があるので注意が必要です。 山頂手前の鞍部までは緩い下りとなります。

山頂はすぐ
山頂はすぐ

 山頂手前で大きく登り返しますが、距離は大したことなく程なくして山頂に到着しました。

大きく下り登り返しに
大きく下り登り返しに

山頂に到着
山頂に到着

 ここにもベンチが置かれており、東側が伐採され富士山が見えていました。

富士見山からの眺め
富士見山からの眺め

東側の展望
東側の展望

奥に丹沢山地
奥に丹沢山地

富士山アップ
富士山アップ

三ッ峠山など
三ッ峠山など

 ここでもベンチに座り、西側の南アルプス方面も見ていきます。

南アルプス方面
南アルプス方面

山頂標識と三角点
山頂標識と三角点

 暫く休憩していきますが、ここまで人の気配はありません…。 予定通り「御殿山」へ向かい先程の分岐まで戻ります。 分岐からはまた富士山を見ていきますが、次第に雲に覆われ始めていました。

富士山は雲に覆われ始め(御殿山分岐から)
富士山は雲に覆われ始め(御殿山分岐から)

 ここまでゆっくり来たのは山頂で食事を取るのが目的でした。 まだ昼には早いですが、すこしお腹が空いてきたので、ここでおにぎりを一つだけ食べていきます。 軽めの休憩後は、稜線を北へ向かって歩いて行きました。

林を進む
林を進む

 見晴らしの良い林を進んでいくと、標識が現れ右に矢印が付いています。 薄い踏み跡があるので入っていくと、鳥居と祠がひっそりとありました。

念力大黒神
念力大黒神

 登山道へ戻ると代わり映えのない尾根沿いを進んでいきます。

1638mピークが見えてくる
1638mピークが見えてくる

 程なくして左斜面が間伐された林となります。 少し進むと道標があらわれ、右に下山予定の「堂平」の登山道が分岐していました。

整備された林に
整備された林に

堂平下山分岐(直進する)
堂平下山分岐(直進する)

 ここまでは後で寄るので記憶しておきます。 分岐をそのまま直進して行くと、立派な標識があらわれ、ここで左に曲がります。

唐突に道標
唐突に道標

 踏み跡が不明瞭となりますが、テープがついているのでそれを追って登っていきました。

踏み跡不明瞭に(テープを追う)
踏み跡不明瞭に(テープを追う)

 適当に登っていくと尾根道に合流すると踏み跡もハッキリし、ここからは迷うことはなくなります。

尾根に復帰
尾根に復帰

また道標
また道標

 「富士見山」と「御殿山」は標高差はあまりなく、その間の道も大きく上下することはありません。

高低差少なく
高低差少なく

 1613mピークで左におれの菅、ここは最低の高度差でトラバースして行きました。

1613mピークは手前からトラバース
1613mピークは手前からトラバース

山頂まであと少し
山頂まであと少し

 山頂手前の小ピークで右に折れ、少し登り返すと「御殿山」の三角点に到着します。

右へ
右へ

木の枝にリス
木の枝にリス

御殿山の三角点に到着(山頂手前)
御殿山の三角点に到着(山頂手前)

 三角点は最高点ではなく、更に北へ歩いたところにありました。 周囲は木々に覆われ展望はありませんが、少し東にベンチがあり、その前が少しだけ伐採され「富士山」が望めました。

御殿山山頂
御殿山山頂

御殿山の苔むしたベンチ
御殿山の苔むしたベンチ

 ここでベンチに座り予定通り昼食休憩としていきます。

御殿山から富士山
御殿山から富士山

 軽めの食事を終わり再度富士山を眺めますが、すっかり雲に覆われ見えなくなっています…。

食事後の富士山は雲に覆われ
食事後の富士山は雲に覆われ

 十谷峠までとも考えていましたが、今回はここまでとし堂平へ下山します。 稜線を富士見山方面へ戻りますが、下山分岐手前で右に降りすぎてしまい、登り返しさせられます…。

火気に注意
火気に注意

 分岐に到着し下山を始めますが、序盤は急斜面で注意が必要でした。

分岐から下山開始
分岐から下山開始

 つづら折れに道が付いていますが、踏み跡が多岐に分岐しており、本来の道から外れないよう慎重に降りていきました。

急斜面は踏み跡が多岐に
急斜面は踏み跡が多岐に

 途中に左に開けたところがあり、甲府方面が望めました。

斜面から展望1
斜面から展望1

斜面から展望2
斜面から展望2

 長いトラバースで降りていきます。 途中ロープ場などありますが、万が一滑ってもリカバーリー可能なので気にせず歩いて行きます。

長いトラバース
長いトラバース

 前方が明るくなると主尾根と合流しました。

主尾根に合流
主尾根に合流

 一部倒木などがありますが、広い尾根となり傾斜も一定なのでスピードが上がります。

倒木は左から迂回
倒木は左から迂回

複雑な幹
複雑な幹

 気がつくと尾根の分岐に差し掛かっていました。

ここで右下の尾根へ
ここで右下の尾根へ

 前方に造林小屋が見えてくると、ここで右に折れ鬱蒼として植林帯の作業道となりました。

造林小屋(ここで右へ)
造林小屋(ここで右へ)

 暫くはつづら折れで標高を落としていきますが、傾斜が緩んだあたりで丸太を椅子代わりにした休憩敵地に到着します。

1000m付近
1000m付近

傾斜が緩む
傾斜が緩む

下からラジオの音が
下からラジオの音が

 下からは大きな音でラジオが聞こえてきます。 間伐された植林を縫うように降りていくと、程なくして建物が見えてきました。

植林帯を降りていく
植林帯を降りていく

建物が見えて
建物が見えて

 ここが下山口ですが、稜線の下山分岐から1時間とと掛かりませんでした。

ここに降りてくる
ここに降りてくる

 建物は宗教設備のもので、太鼓を鳴らし修行しているようです。

堂平登山口(奥は宗教施設)
堂平登山口(奥は宗教施設)

大峰の宗教法人
大峰の宗教法人

 ここからは道路を降りて、朝見かけた堂平登山道の標識で一般道と出会います。

道路を降りる
道路を降りる

右上から降りてきた(左奥へ)
右上から降りてきた(左奥へ)

 ここを右に折れるとダイヤモンド富士が見える橋を渡り、無事に駐車場に到着しました。

ダイヤモンド富士の展望地
ダイヤモンド富士の展望地

富士山は雲の中…
富士山は雲の中…

バス専用駐車場に登山者の車
バス専用駐車場に登山者の車

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 台風の影響で昼過ぎには天気が悪くなりそうなので、近場の低山を予定しています。


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