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[登山] 岐阜県 国見峠から虎子山・ブンゲン [登山]

 今回は、今年の1月にも登った「虎子山」から北にある「ブンゲン(射能山)」まで縦走してきました。 高揚にはまだ早めですが、標高の高いところでは色づき始めており、秋の山を楽しむことが出来ました。

虎子山からパノラマ虎子山からパノラマ

ブンゲンから北東の展望
ブンゲンから北方面

 岐阜県
国見峠から虎子山・ブンゲン
日付 2022年10月15日(土)
天気 晴れ時々曇り
山域 伊吹山地
場所 岐阜県
距離 13.3km
累積標高 +1276 -1276m
時間
6時間00分
人数 単独
撮影枚数
0738枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0177枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(距離長い、分岐注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ
笹原からの展望
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:25 846m 0.0km 国見峠 出発
07:10 (00:45) 1183.2m 1.6km 虎子山 休憩
07:20 (00:10) 1183.2m 1.6km 虎子山 出発
07:45 (00:25) 1013m 2.9km 1013m
09:00 (01:15) 1212m 5.6km 笹刈山
09:30 (00:30) 1259.7m 6.6km ブンゲン 休憩
09:40 (00:10) 1259.7m 6.6km ブンゲン 出発
10:10 (00:30) 1212m 7.7km 笹刈山
11:10 (01:00) 1013m 10.4km 1013m
11:45 (00:35) 1183.2m 11.6km 虎子山 昼食休憩
12:00 (00:15) 1183.2m 11.6km 虎子山 出発
12:25 (00:25) 846m 13.3km 国見峠 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20221015_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/uHRRVERdL1GpkDJ5A

 膝の具合もよくなり始めていますが、まだ不安があるのと、仕事の疲れが溜まっているので、今年の1月の雪の時期にも訪れた今年の干支となる岐阜県の「虎子山」と、県境の北にある「ブンゲン(射能山)」に向かうことにします。

 登山口までは自宅から比較的近いのと、日の出が6時近くまで遅くなっているので5時前に出発しました。 何時ものように揖斐川沿いを北上し、春日を経由して国見峠へと向かいます。 途中、工事通行止めの標識がありますが、幸い土日祝日は休みとなっており、復路とも問題ありませんでした。

 スキー場から上へは車では久しぶりに登ることになります。 特に荒れたところも無く、ほぼ予定通り6時半前に国見峠に到着しました。

朝日に照らされる伊吹山
朝日に照らされる伊吹山

 到着時の伊吹山は朝日に照らされ始めていますが、山頂付近には雲が少しだけかかっていました。 早速出発の準備を整えて、伊吹山とは逆方向となる北側の踏み跡を登っていきました。

国見峠を出発
国見峠を出発

貝月山
貝月山

まずは虎子山へ(登山口)
まずは虎子山へ(登山口)

 入口付近は急斜面ですが、すぐに傾斜が緩み明確な踏み跡となりました。

ここは直進
ここは直進

 植林の中を尾根沿いに登って行きますが、急斜面が続くので一定ペースで進んでいきます。

急登が続く
急登が続く

 左側が植林で、右側が二次林との境(県境でもありますが)をつづら折れで登っていくと、次第に上部が明るくなります。

植林との境を進む
植林との境を進む

上空が明るく
上空が明るく

 15分ほど我慢して登っていくと傾斜が緩み978m付近を通過しました。

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 するとブナが見られ出しますが、まだ雑木林といった感じです。

ブナが見られ出す
ブナが見られ出す

 更に進んで行き標高1100mを越えると、豪雪の影響からか灌木が多くなり、日差しを浴びながらの水平移動となります。

山頂まで水平に
山頂まで水平に

 北西から北に折れるところで「南峰」の標識があります。 ここは前回雪の時期に合流した地点となりますが、見晴らしの良い平坦地でしたがその面影はありません…。

南峰?
南峰?

 ここからは笹の中を進むことになります。 とは言え、背丈が高い笹に覆われているので展望は限られます。

笹の上から展望
笹の上から展望

 雪の時期はそのまま稜線沿いを進んでいけますが、この時期は左の植林の中の刈られた道を進んでいきました。

稜線の左下を進む
稜線の左下を進む

 再度稜線沿いの道となると、山頂はすぐでした。

山頂間近
山頂間近

 出発から45分で山頂に到着します。

虎子山に到着
虎子山に到着

 山頂は東側が切り開かれており、雲はありますが遠くまで見えます。

奥に木曽御嶽山

奥に木曽御嶽山

揖斐川町方面(右奥に恵那山)
揖斐川町方面(右奥に恵那山)

貝月山(その左に能郷白山)
貝月山(その左に能郷白山)

虎子山からパノラマ
虎子山からパノラマ

 膝は問題無さそうなので、予定通り「ブンゲン」へと向かいます。

虎子山からブンゲン(左)方面
虎子山からブンゲン(左)方面

 山頂の北側に切り開きがあるので、そこへ入っていくと、稜線の西側にある植林の中を歩く道が続きます。

山頂北の切り開きへ
山頂北の切り開きへ

左下に良い道が続く
左下に良い道が続く

 国見峠からの道と遜色のない道が続きますが、所々で踏み跡が薄くなるのでテープを確認しながら進んでいきました。

テープを追って降りる
テープを追って降りる

 稜線沿いは灌木などに覆われているため、基本左斜面をトラバースして行きます。

植林をトラバース
植林をトラバース

 虎子山から150m以上降下することになりますが、急斜面などは少なく道もつづら折れにつけられているので帰路も何とかなりそうです。

降りていく
降りていく

 虎子山とブンゲン間で一番の鞍部となる1013m地点に降りてきました。

1013mの鞍部付近
1013mの鞍部付近

 ここまで県境の左側(西側)は植林が多く、藪などは少なくどこでも歩けそうです。

ブンゲンはまだ遠く
ブンゲンはまだ遠く

 今度はブンゲンに向かって緩い登りに転じます。

ここから上りに転じる
ここから上りに転じる

 登り始めは急斜面ですが一旦登るとその後は平坦な道が続き、県境沿いを歩くところも出てきます。

切り開きを進む
切り開きを進む

 起し又川の源頭に当たるところを通過しますが、広い枯れた谷となっており道のようです。

源頭部を左へ
源頭部を左へ

境界標識
境界標識

 ここは1月に下山分岐として考えていたところですが、西側を確認するとこの時期でも歩けそうな感じでした。

以前計画したいた分岐(南側を見る)
以前計画したいた分岐(南側を見る)

色づき始めた木々
色づき始めた木々

 そのまま県境沿いの道を進みますが、この辺りからまたブナが見られ始めます。

ブナの混合林
ブナの混合林

二次林をトラバース
二次林をトラバース

 植林も無くなり左側の樹間からは、西の琵琶湖などが見えていました。

琵琶湖を望む
琵琶湖を望む

左前方に金糞岳
左前方に金糞岳

 ここまでは鬱蒼と茂る林でしたが、1187mピークが近づくと植生が変わります。

前方に1187m峰
前方に1187m峰

 また源頭部を通りますが、よい雰囲気で稜線からの湧き水で水音も聞こえていました。

起し又川の源頭
起し又川の源頭

 ピークへ登りとなりますが、草の生えた笹の中の切り開きを進んでいきます。

登りから笹薮の切り開きに
登りから笹薮の切り開きに

 この辺りから小ピークが連続しますが、標高差は10m前後なので比較的平坦な道が続きました。

灌木帯に
灌木帯に

平坦に
平坦に

 標高が1050m前後となり、また木々の葉が綺麗に紅葉し始めてきます。

黄色く色づき
黄色く色づき

 唐突に見晴らしの良い笹原に出てきます。 前方近くに1187mピークが見えており、その右奥には「笹刈山」と「ブンゲン」が並んで見えていました。

笹原から笹刈山(中央)を望む
笹原から笹刈山(中央)を望む

展望が広がる
展望が広がる

 1187mへの登りとなりますが、ここも笹が綺麗に刈られており、その中を進んでいきます。

目の前に1187mピーク
目の前に1187mピーク

 1187mピークには特に標識などは無く、背の高い笹で展望もありませんでした。

1187mピークは笹の中
1187mピークは笹の中

 少し進むと下りとなり、前方に色づいた「笹刈山」が見えてきます。

左奥に笹刈山
左奥に笹刈山

 湿地の草原が現れますが、登りとなると先程と同様に笹の切り開きを進んでいきました。

湿地の草原
湿地の草原

切り開きを進む
切り開きを進む

 遠くからも見えていましたが、名前の通り「笹刈山」に切り開かれた道が見えてきます。

笹刈山への登り
笹刈山への登り

 急登となり笹の根っこなどで滑りやすいので、一歩一歩景色を眺めながら登っていくと「笹刈山」の山頂に到着しました。

後ろを振り向く
後ろを振り向く

笹刈山手前から琵琶湖を望む
笹刈山手前から琵琶湖を望む

急登に
急登に

 笹刈山には大きめの岩が2つあり、その上からは360度遮るもののない展望が見られました。 

笹刈山からブンゲン
笹刈山からブンゲン

歩いてきた稜線を望む(左奥に伊吹山と虎子山)
歩いてきた稜線を望む(左奥に伊吹山と虎子山)

ブンゲンへの道
ブンゲンへの道

奥美濃の山々
奥美濃の山々

 暫く景色を眺めてから目的地の「ブンゲン」を目指します。 ここまで来ればたいしたことないと思っていましたが、県境沿いに作られた道が右へ左へと蛇行しており、うっかりすると迷いそうです…。

鞍部に
鞍部に

登山道を進む
登山道を進む

 遠くからも白く目立つため認識できていましたが、山頂との間にいくつか大きな岩があります。(帰路に登って行きました)

大きな岩が幾つか
大きな岩が幾つか

 山頂の方角と踏み跡(テープも)を確認しながら進んでいきます。

山頂を確認しながら進む
山頂を確認しながら進む

踏み跡を辿る
踏み跡を辿る

所々にテープ
所々にテープ

 山頂手前の平坦地には、良い感じの笹原や湿地が広がっています。 また、色づいた木々も多く見られ、紅葉を眺めながら進んで行きました。

平地では笹の中
平地では笹の中

色づいた木々の中を進む
色づいた木々の中を進む

湿地に
湿地に

黄紅葉
黄紅葉

 山頂手前200mほどから徐々に傾斜が増していきます。 笹の背が高くなりますが、綺麗に刈られた笹の間を歩いて行きます。

刈られた笹の中を進む
刈られた笹の中を進む

 そして出発から3時間ほどで、ブンゲンの山頂に到着しました。

ブンゲン山頂(三角点)
ブンゲン山頂(三角点)

ブンゲン標識
ブンゲン標識

 ここは2回目ですが、前回は冬期で雪に覆われていたのであまり覚えはありません…。 山頂は小広く刈られており、ここにも小さな岩があるので、その上から東から北に掛けて展望がえられます。(笹刈山の方がよい景色でしたが)

道はスキー場へと続く
道はスキー場へと続く

池田山など
池田山など

能郷白山(左)、屏風山(中央)、小津権現山(右)など
能郷白山(左)、屏風山(中央)、小津権現山(右)など

ブンゲンから北方面
ブンゲンから北方面

伊吹山方面の展望は悪い
伊吹山方面の展望は悪い

 まだ10時前なので、予定通り戻ることにします。 少し戻ると笹に遮られていた南側の展望がみられるので、ここで再度景色を眺めていきます。

山頂手前から笹刈山(左)など
山頂手前から笹刈山(左)など

西側の展望(右端に金糞山)
西側の展望(右端に金糞山)

 往路を忠実に戻っていきますが、往路には気が付かなかった岩があるので、その上に攀じ登りブンゲンなどを眺めていきました。

岩の上に
岩の上に

岩の上からブンゲンを振り返る
岩の上からブンゲンを振り返る

岩の上から笹刈山
岩の上から笹刈山

 次第に雲が湧き始めており、笹刈山に到着時には往路の縦走路に影を落とし始めていました。

笹刈山から縦走路を望む
笹刈山から縦走路を望む

姉川ダム
姉川ダム

 陽が高くなり、往路には気が付かなかった紅葉が至るところで見られました。

帰路は紅葉を見ながら
帰路は紅葉を見ながら

鞍部付近の紅葉
鞍部付近の紅葉

 途中までは下って行くので快適に歩いていきます。 虎子山の手前から登りとなりますが、平坦地と登りが交互に続くので、思っていたほど疲れませんでした。
 そしてブンゲンから2時間ほどで、「虎子山」に到着しました。

虎子山からパノラマ(ずいぶんと雲が多く)

虎子山からパノラマ(ずいぶんと雲が多く)

揖斐町方面
揖斐町方面

 少し手前で人の声が聞こえていましたが、到着時には姿は見えません。 ここで軽めの昼食休憩としていきますが、ガスが出始めていたので食事後すぐに下山を開始しました。

ガスに覆われ始める
ガスに覆われ始める

 ここまで人に会いませんでしたが、南峰から下りとなったところで、登ってくる単独登山者の方とすれ違います。 そして「虎子山」から僅か45分ほどで、6台ほどの車が駐車する「国見峠」に無事到着しました。

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 土曜日に長野県の山へ向かう予定です。


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