[登山] 福井県 伊勢川橋から平家岳縦走 [登山]
今回は、13年前にも登った「平家岳」に西の伊勢川橋から登ってきました。 紅葉は終盤でしたが、この日も良い天気に恵まれて、白山や奥美濃の山を眺めながら楽しく歩くことが出来ました。
平家岳から白山方面のパノラマ
鉄塔伐採地からの眺め(左奥に白山、下に九頭竜湖)
日付 | 2022年11月12日(土) | ||
天気 | 晴れ | ||
山域 | 越美国境 | ||
場所 | 福井県大野市米俵(とめどうろ) | ||
距離 | 19.3km (内林道1.0km) | ||
累積標高 | +1710 -1710m | ||
時間 |
8時間05分
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人数 | 単独 | ||
撮影枚数 |
0948枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0000枚 (Panasonic DMC-GM1) 0197枚 (Panasonic DC-TX2) |
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登山難度 (A:安易~E:高度) |
C(距離長い)
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展望 (A:良い~E:なし) |
A | ||
見どころ | 古木、伐採地からの展望 | ||
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値) | |||
06:35 | 568m | 0.0km | 伊勢川橋 出発 |
06:40 (00:05) | 568m | 0.5km | 巡視路口 |
07:35 (00:55) | 970m | 2.2km | No.18鉄塔 |
08:25 (00:50) | 1000m | 4.5km | No.24鉄塔 |
09:10 (00:45) | 1140m | 6.3km | No.27鉄塔(面平コース合流) |
10:10 (01:00) | 1393m | 8.2km | No.31鉄塔 |
10:30 (00:20) | 1420m | 9.3km | 井岸山 |
10:45 (00:15) | 1441.5m | 9.8km | 平家岳 昼食休憩 |
11:15 (00:30) | 1441.5m | 9.8km | 平家岳 出発 |
11:50 (00:35) | 1393m | 11.4km | No.31鉄塔 |
12:30 (00:40) | 1140m | 13.3km | No.27鉄塔(面平コース分岐) |
13:20 (00:50) | 984m | 15.6km | No.22鉄塔 |
14:00 (00:40) | 970m | 17.2km | No.18鉄塔 |
14:30 (00:30) | 568m | 18.2km | 巡視路口 |
14:40 (00:10) | 568m | 19.3km | 伊勢川橋 到着 |
Garmin Connect
写真リンク: https://photos.app.goo.gl/pmorX8n8jpo1nPpp6
この週末も土曜日はよい天気の予報なので、以前から計画していた福井県と岐阜県の県境にある「平家岳」に登ることにしました。
今回のコースは鉄塔の巡視路を利用したものですが、計画したのは何年も前のことです。 出発は「伊勢川橋」とし、この時期日の出も遅いので6時半頃の出発で計画しました。 自宅を4時半に出発すると、東海北陸道を白鳥へと北上します。 白鳥からは走りなれた中部縦貫道で油坂トンネルをくぐり福井県へと抜けます。 以前と比べて中部縦貫道の建設が進んでおり、トンネルを抜けたところから早朝にも関わらず、工事を行っているようです。 左下に九頭竜湖が見えてきたところでトンネルをくぐると、左の箱ケ瀬橋(夢の架け橋)の上を通っていきます。
ここからは細い道が延々と続きますが、まだ薄暗く朝霧で視界が悪いので、対向車などに注意しながら走っていきました。 15分ぐらい走ったところで、右に赤い伊勢川橋が見えてきました。 ここで直進し林道を進めば巡視路口ですが、地道となるので予定通り路肩に駐車し出発の準備を始めました。
橋(左)の分岐付近に駐車
伊勢川橋
ここは米俵(とめどうろ)
霧に包まれていますが、上空は明るくなってきて天気は良さそうです。 駐車地を後にして出発しますが、薄っすらと見える湖面からは魚が飛び跳ねる音が聞こえていました。
林道を奥へ
湖は霧に霞み
橋から500mほど進むと、地図より尾根の末端寄りに巡視路がありました。
巡視路入口(左)
ここを登る
取り付きから急斜面ですが、ハシゴと古びたロープがあり、それらを手がかりにして登っていきました。
古いロープあり
スリップ注意で
暫くは落ち葉の積もった急斜面で気が抜けません。 30mほど登ると明確な尾根道となり、そこからは快適に登っていけました。
傾斜が緩み尾根道に
紅葉は終了か
左手に植林が見えてきてその中を進んでいきます。
薄暗い植林帯を進む
植林の先は伐採地となっており、はじめの鉄塔が見えてきました。
はじめの鉄塔(No.14)に
ここまで10分ほどで登ってきましたが、先はまだ長いです。 次の鉄塔が上部に見えているので、伐採地の横にある巡視路を登っていきました。
手前の分岐から次の鉄塔へ
伐採地の横を登る
黙々と標高を上げて行きますが、後ろを振り向くと朝日に照らされた紅葉が朝霧の中から見えていました。
右に屏風山と左に左門岳
鉄塔手前に到着すると、分岐となっており左へ進んでいきます。
上部に到着
次の鉄塔へ
ここまで登ると標高差は少なくなり、次々に鉄塔を追加していきました。
No.16鉄塔
前方右手には朝日で見ずらいですが、「猿塚」とその奥に目指す「平家岳」の頭が見えています。
目指す平家岳(右に頭だけ)、その前に猿塚
暫くはこの展望を眺めながら、水平に刈られた道を進んでいきます。
ここから水平道に
次の1000mピークが前方に見えてくると、周囲にブナ林が見られだしました。
ブナ林
ピークへの上りになりますが、ここも良い道がつけられており尾根沿いに登っていきます。
登りに
標高が上がったことと陽も高くなってきており、後ろを振り向くと霧に包まれた谷が紅葉も交え見えていました。
紅葉と霧に包まれた谷
No.17鉄塔
標高950m付近で次の鉄塔の近くを通りますが、更に50mほど上にある鉄塔までは伐採斜面の中を登っていきます。
次の鉄塔までは伐採地を進む
伐採地からの眺め
1000mピーク手前で右斜面をトラバースして進んで行くと、周囲の木々も紅葉が少しだけ残っており、それらを見ながら歩いていきます。
トラバース
ここからの眺めが一番か
紅葉はまだ綺麗
鉄塔下に到着すると、この周辺の地図が記載された標識がありました。 これを見るとはじめのNo.14鉄塔からNo.32まで歩くことになりそうです。 また、ここまで想像以上に良い道でしたが、その理由は今年の4月に使用許可が更新されているので、この標識などを入れ替える際に大規模な下刈りをしたのかもしれません。
周辺地図(鉄塔と赤く道を記載)
ここから次の鉄塔までは高低差の少ない道となります。 斜面のカヤトなどは綺麗に刈られており、右手に景色を見ながら歩いていきます。
次の鉄塔までは山腹道を進む
No.19鉄塔
No.19鉄塔から暫くは左右が伐採された斜面を、緩やかに降りていきました。
ここからは緩い下りに
電線下の伐採地
伝染したの伐採地からは、左にこれまで見えていなかった白山などの山々が望めます。
伐採地から展望(左に霞む白山)
No.20鉄塔
No.20鉄塔を越えると植生が変わります。 比較的自然林が残っており、所々に巨木などが残されよい雰囲気です。
この先2つのピークを越える
巨木が点在
藪は綺麗に刈られている
ここにも巨木
ブナが生えている?
途中、2箇所ほど倒木が道を塞いでおり、枝は伐採されていますがよじ登って通過する必要がありました。
倒木の上を通る
木の根で出来た道
984mピーク手前からは、ここまでの道が望めました。
ここまでの鉄塔を振り返る
No.22鉄塔
そのピークにあるNo.22鉄塔から先は、灌木の開けた道が続きます。
ここから暫くは灌木の開けた道に
No.23・No.24と緩やかな上りを進んでいきます。
No.23鉄塔
No.24鉄塔
1066mピーク手前からは、右斜面をトラバースする道となります。
1066mピークはトラバース
程なくして南尾根と合流すると、ここからは南に向かい進んでいきます。
ここで右(南)へ
ふかふかの道
途中、右に折れて鉄塔へ向かいますが、鉄塔にあると思っていた続きの道が無くて焦ります・・・。
No.26鉄塔
手前の分岐に戻ろうとすると、右手に分岐がありましたが反対方向からは分かりづらいものでした。
鉄塔手前に分岐(右へ)
ここが今回唯一分かり辛いところですが、稜線に復帰すると山腹を右に巻きながらの上りが続きます。
稜線に復帰
山腹を巻きながら登る
尾根に出る
暫く影になった道を進んでいくと、再度稜線沿いの明るい道となりました。
明るい道を進む
ここから軽く登り返すと、広く切り開かれたNo.27鉄塔に到着しました。
軽く登る
広いNo.27鉄塔
地図ではここで面平コースと合流することになっていますが、それらしい道は見当たりません…。
白山方面
鉄塔が続く
この鉄塔から南を見ると、次の鉄塔とその先に更に鉄塔が続いているのが確認できます。 この先は一旦下りとなっていますが、左から登ってくる登山道との分岐と出会いました。
一旦下りに
ここで一般登山道と合流
ここには唯一「平家岳」手製の標識がありました。 ここから細尾根となり、1312m地点までは急登が続きます。
細尾根に
長い登り返し
つづら折れの急登を登っていきますが、ここがコース一番の頑張りどころです。
つづら折れの登り
上部に鉄塔が見えてくると、鞍部から15分ほどでNo.28鉄塔に到着しました。
上に鉄塔
No.28鉄塔
鉄塔は1250m地点にあり、北方面の近くに高い山が無いので白山などの展望が見られました。
鉄塔からの展望
白山アップ
荒島岳(左)と経ヶ岳・枇杷倉山(右)など
更に上りは続きますが、次の鉄塔までは60mほどの登りを残すだけとなっています。
次の鉄塔は1312m
先程より歩きやすい道をひと登りで、No.29鉄塔に到着しました。
No.29鉄塔
ここまで登ると、この先の高低差はほとんどなくなります。
笹の間の道を進む
周囲が笹原となりますが広く刈られた道が続いており、進むのに従い右手に「平家岳」が近づいてきました。
No.30鉄塔
右に平家岳が近く
次の鉄塔まではまた笹原
1420mピークは地図の破線通り、西斜面をトラバースして迂回します。
右斜面を進む
ピークの西側にあるNo.31鉄塔に到着すると、平家岳の展望地となっていました。
No.31鉄塔
井岸山と平家岳
ここまでは登りでしたが、ここから次の鉄塔付近までは下りとなります。
1338mへ下る
鉄塔は鞍部手前の1338m地点にあるので、60mほど降りていきますが、それなりに距離があるので急斜面というほどではありませんでした。
最後の鉄塔が見えてくる
笹の道を降りていくと、僅か5分ほどで次の鉄塔に到着します。
No.32鉄塔
ここから平家岳までは明確な尾根となり、手前の「井岸山」までは緩い登りとなりました。
ここからは緩い登りで井岸山へ
ここまで展望の良い道でしたが、針葉樹林が多く見られだし、それらを縫うように尾根を進んでいきます。
木々の中を進む
尾根の途中で左下から以前歩いた「新深山トンネル」からのコースと出会いました。
新深山トンネルからのコースと合流
細尾根の上りとなり、木の根に気をつけながら井岸山へと登っていきました。
細尾根を登る
井岸山手前から笹が被さり始めますが大したことはありません。
笹が多く
そして周囲が開けた「井岸山」の山頂に到着すると、目の前の「平家岳」へと続く道筋が見て取れます。
平家岳まであと少し
東から南に向けて展望がよく、美濃平家や奥美濃ま山がよく見られます。 ここからは見晴らしのよい稜線を西へ移動し、そこから平家岳へと鞍部に向かって20mほど降りていきました。
南西へ
美濃平家岳
山頂へ
最後の登り
平家岳は記憶通り樹木が少ないはげ山です。 急登ですが石などで段差が付いており、周りの景色を見ながら登っていきました。
石を避けながら上へ
傾斜が緩むみますが、山頂は少し先です。
山頂は奥
手前から東側のパノラマ
山頂に高い木は無い
周囲を眺めながら奥へ向かうと、三角点のある広い山頂に到着しました。
山頂のようす
結局ここまで誰とも合わず、以前と同様ひとりだけのようです。 この季節としては暖かく風もないので残念ながら遠方が霞んでいます。 白山も霞んで見えていましたが、雪を纏う前の最後の姿でしょう。
白山と手前に歩いてきた道
白山1
白山2
周囲の景色を見ながらここで昼食として行きました。 風もそよ風ていどで、ジッとしていても寒くはありません。
右から姥ヶ岳・屏風山・能郷白山など
ドウの天井(左)と明神山(右)
平家岳からのパノラマ(北側)
平家岳からのパノラマ(南側)
いつまでも居たい感じですが、帰路も同じ道を戻るので4時間近くは掛かりそうです…。 再度展望を眺め満足したところで、下山を開始しました。
下山開始
途中までは下りで山頂から20分ほどで1338mの鉄塔に到着します。 ここからははじめの登り返しですが、60mほどの登り返しで大したことはありません。
はじめの登り返し
青空の元で景色を眺めながら歩いて行きますが、暑く感じたので気温を確認すると20度以上となっています…。
終日快晴
枯木が続く
一気に降りていく
その後も気温は日陰でも15度はあり、水分を多めに持ってきて正解でした。 1時間強で面平コースの分岐と分けて巡視路を戻っていきます。
登山道から外れ
ここから若干登り返しとなりますが、はじめの登り返しほどではなく、下山から2時間で984mピークの鉄塔に到着しました。
奥に滝波山
落ち葉も乾燥して歩きやすく
1066mを越えて東へ進む(ここまで2時間弱)
次の登り返しは緩斜面
電線下の伐採地まで戻ると、朝は霧に隠れて見えなかった九頭竜湖などが見えていました。
景色を眺めながら戻る
白山もクッキリと
九頭竜湖
伐採地の登り
伐採地からの眺め
850mピーク先の鉄塔が連続する下りまで戻ると、朝は暗くて見えていなかった紅葉が綺麗に見られました。
紅葉も映えて
下は良い感じに紅葉している
最後の尾根を降りていく
No.14鉄塔に到着
標高800mからは急斜面の下りとなりますが、この時間は乾燥した落ち葉を踏みしめながら、快適に降りていき下山開始から3時間15分ほどで無事に林道に降り立ちました。
最後は落ち葉を踏みしめ
伊勢川橋まで林道歩き
【反省点】
特にありませんでした。
【次回】
木曽御嶽山が積雪しているので、それを見に岐阜県と長野県の県境の山へ向かう予定です。
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