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[登山] 南伊勢 天神山と薄月池 [登山]

 今回は、久しぶりに海の見える山として「天神山」へ登ってきました。 朝から良い天気に恵まれて、いくつかの展望地からは青い海を望むことが出来ました。

熊野灘の展望
熊野灘の展望

薄月濱から座佐浜方面(奥に座佐の高)
奥に座佐浜が見える

南伊勢
天神山と薄月池
日付 2023年01月04日(水)
天気 晴れのち曇り
山域 南伊勢
場所 三重県度会郡南伊勢町栃木竈
距離 13.1km
累積標高 +1346 -1346m
時間
7時間00分
人数 単独
撮影枚数
0502枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0289枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(一部藪あり)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ 海の展望、薄月池
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
07:15 3m 0.0km 公衆トイレ駐車地 出発
07:20 (00:05) 32m 0.6km 天神山登山口
07:35 (00:15) 156m 1.0km 尾根合流(展望所)
08:10 (00:35) 250m 1.8km 展望ピーク
09:00 (00:50) 290.5m 3.6km 天神山 (5分休憩)
09:20 (00:20) 262m 4.3km 262mピーク
09:50 (00:30) 206m 5.0km 206mピーク
10:05 (00:15) 130m 5.3km 引き返し地点
11:00 (00:55) 262m 6.5km 262mピーク
11:20 (00:20) 172m 7.3km 172mピーク
11:30 (00:10) 0m 7.8km 薄月池 昼食休憩・散策
12:00 (00:30) 0m 8.3km 薄月池 出発
12:40 (00:40) 222m 9.1km 222mピーク
13:00 (00:20) 290.5m 9.6km 天神山 (5分休憩)
13:45 (00:45) 250m 11.4km 展望ピーク下山分岐
14:00 (00:15) 113m 12.0km 林道合流
14:15 (00:15) 3m 13.1km 公衆トイレ駐車地 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20230104_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/NR2QgAsqGcKhC3r26

 以前「有地山」などを周回した時から計画していた「天神山」へ向かうことにします。 しかし、ピストンだけではアッという間の下山となるため、西にある「薄月池」を周回で巡ることにしました。

 登山口はいくつかの候補からメジャーな小方トンネルの脇からとして、駐車地を手前の公衆トイレとします。 自宅から2時間弱で到着するだろうと、5時過ぎに出発しました。
 正月明けですが、高速を走る車は少なくほぼ予定通りに紀勢大内山インターで降りられました。 ここから県道68号線を南下し国道260号線と交わるところで左折すると、南島トンネルを通り抜け10分ほどで小方トンネル手前にある公衆トイレに到着しました。

公衆トイレ前に駐車(左奥に車道への階段がある)
公衆トイレ前に駐車

 ここで準備を整えトイレに寄ってから、小方トンネルへ向かいます。 車道へは階段があるのでそこを上がり、左車線脇の歩道を歩いていきました。

こちらから下山予定(右にトイレがある)
こちらから下山予定

歩道を歩く
歩道を歩く

 暫く進むと前方にトンネルが見えてきました。

小方トンネルの左に登山口
小方トンネルの左に登山口

 ここの左手が登山口となっているので、標識を確認し奥へ入っていきました。

登山口の標識
登山口の標識

 枯れた小川の対岸に見覚えのある赤い標識があるので、そちらへ向かうとよい道が奥へと続いていました。

よい道がある
よい道がある

 砂利で歩き辛いですが、道はつづら折れに作られており、傾斜が緩いのでそれほど苦労はありません。

右斜面を登る
右斜面を登る

斜面に石積み
斜面に石積み

つづら折れで登る
つづら折れで登る

 右手の尾根に乗ると、登山口から15分ほどで主稜線に合流しました。

尾根合流
尾根合流

 右に「天神山」へと続く道がありますが、反対の小方峠方面に「展望所」の赤い標識があるのでまずはそちらへ寄っていきました。

天神山まで2.8km
天神山まで2.8km

左の展望所へ
左の展望所へ

 展望所は切り開かれており、すぐ下に古和浦湾などが見えていました。

展望所の様子
展望所の様子

展望所からの眺め
展望所からの眺め

古和浦
古和浦

栃木頂切
栃木頂切

下山予定の林道を確認

下山予定の林道を確認

 南に向かうピークを確認し、先程の分岐まで戻ると稜線沿いの道を歩いていきました。

向かうピーク
向かうピーク

天神山へ向かう

天神山へ向かう

 すぐに左右から広い道と合流しますが、どちらも下に向かって降りており、古い峠道なのでしょうか?

広い道
広い道

 広い道は尾根から外れるところで、右奥に標識やテープで尾根沿いを進むよう指示されます。

右へ
右へ

 次第に傾斜が強まり、左手に海岸の景色が見られ始めます。

次第に登りに
次第に登りに

海岸が見える
海岸が見える

 短い間ですが急登を登ると先程見たピークに到着しました。

手前のピークに
手前のピークに

 ここから平坦な道となりますが、途中左側が伐採されたところがあり、熊野灘などを望みます。

左に展望地
左に展望地

熊野灘の展望
熊野灘の展望

 ここから更に進むと、標高250mのピークに到着しました。 ピークは一面伐採されており、三方を望むことが出来ました。

展望ピークに到着
展望ピークに到着

古和浦方面
古和浦方面

伊勢方面

伊勢方面

南東方面
南東方面

右に天神山
右に天神山

展望ピークから熊野灘を望む
展望ピークから熊野灘を望む

 暫く展望を楽しみますが、先は長いので適当なところで更に南へ進んでいきました。

一旦降りる
一旦降りる

 途中までは伐採された斜面を進み、茂みに入るとシダの間を抜けるように道が続いています。

シダの間を進む
シダの間を進む

 右へ気持ち曲がりながら進んでいくと、最低鞍部にテープで印がありました。(左右に道があるのかも)

鞍部付近にテープ
鞍部付近にテープ

 ここから暫くは平坦な道となりますが、尾根沿いはシダが多くなりそれを避けるように右斜面をトラバースしていきました。

尾根の右側を通る
尾根の右側を通る

シダが多い
シダが多い

 標高200mほどからまた上りとなりますが、急登などは無く道もはっきりとしていきます。

ハッキリとした道に
ハッキリとした道に

ここから登りに
ここから登りに

 登りつめると山頂までは平坦な道が続きますが、歩いていくと唐突に天神山の山頂に到着しました。 山頂には三角点と手製の山頂標識があり、三方が切り開かれ大台ヶ原山などの遠望も見られました。

天神山から座佐の高方面
天神山から座佐の高方面

奥に橡山など
奥に橡山など

尾鷲方面
尾鷲方面

座佐池
座佐池

大台ヶ原山(日出ヶ岳)
大台ヶ原山(日出ヶ岳)

海の上の神社
海の上の神社

古和浦方面
古和浦方面

定ノ鼻
定ノ鼻

 青い海を確認したところで、予定通りに薄月池へと向かいます。 南へ向かいますが、そちらには切り開きと踏み跡があるので入っていきます。

南の262mピークへ向かう
南の262mピークへ向かう

 暫くは先程と変わらず、踏み跡も濃く道も明確でした。

しばらくは良い道
しばらくは良い道

 傾斜が緩むとまたシダが多くなります。 それでも人や獣が通るためか、踏み跡は続いておりそれほど問題とはなりません。

次第にシダが多くなる
次第にシダが多くなる

 262mピークの手前で突然作業道があらわれます。 左右に横断しており、左手は地図に近くまで破線が書かれているので、そこからのものでしょう。

262mピーク手前で作業道に出る
262mピーク手前で作業道に出る

 意外なことに右手は薄月池方面に向かう尾根ですが、しっかりした作業道が奥へ続いていました。

右に薄月池方面に道
右に薄月池方面に道

 ここで右の薄月池方面へ向かうのですが、まだ時間に余裕があるので、更に先の様子を確認することにしました。 262mピークへ直登とますが、その先にも踏み跡が続いています。

262mピーク
262mピーク

更に先へ
更に先へ

 270mへの緩やかな上りとなりますが、ここもシダに覆われていました。 次第に密度が濃くなりピーク手前で、獣はシダの下のトンネルをくぐれますが、人がそこを通るのが不可能となります。

シダの藪に
シダの藪に

獣道・・・(通過は無理)
獣道・・・(通過は無理)

 ここは右斜面を少し降りてシダの薄いところを通過していきます。

廻り込んで通過
廻り込んで通過

 ピーク付近に境界標識がありますが、最近人が歩いた形跡がなくなりました。

境界標識?
境界標識?

 赤テープが付いていますが古いもののようで、その当時よりはシダが生い茂っているようで抜けるのに苦労し始めます。

テープはあるが・・・
テープはあるが・・・

 なんとかヤブを抜け206mピーク手前の鞍部に到着すると、どこからとも無く人の踏み跡と合流しました。

藪を抜ける
藪を抜ける

鞍部
鞍部

踏み跡を進む
踏み跡を進む

 その跡を追うと右斜面に地図の破線と思われる道があらわれますが、この道も古いもので倒木や枝などが邪魔していました。

右斜面に道
右斜面に道

右を進むが
右を進むが

 右手から海のさざ波の音が聞こえて来たのでそちらを確認すると、目指す砂浜が見えていました。

砂浜が見えるが
砂浜が見えるが

 地図の破線通りだと、そろそろ右下へ降りていくはずですが、途中で道が崩れておりその先が不明瞭となっています。

道が途切れて・・・
道が途切れて・・・

 制限時間として考えていた10時も超えていたので、偵察はここまでとし262mピークまで戻ることにします。

諦めて戻る
諦めて戻る

 往路の状態を思い出しながら、なるべく最短となるように戻っていきますが、往路で苦労した270m付近を迂回しようと考えたのが間違えでした。

206mピークはトラバース道で
206mピークはトラバース道で

尾根に合流
尾根に合流

 右に踏み跡らしきものがあるので破線路かとそちらへ向かいますが、道は途中までで獣のものだったようです。

次のピークを右から回り込もうとするが
次のピークを右から回り込もうとするが

下に海
下に海

 復帰しようとしますが、尾根の上にもどるのは背丈の高い濃いシダに阻まれて不可能です…。

藪が濃く・・・
藪が濃く・・・

 結局途中までは来た道を戻り、最後はシダを踏みつけ道を切り開きながら強引に登っていきました。 何とか元の踏み跡に合流すると、ここからは往路の跡を忠実に戻っていきました。

262mピーク手前まで戻る
262mピーク手前まで戻る

 262mピーク手前から左に折れて尾根沿いに合流すると、広い作業道と合流しました。

尾根沿いの道を進むが
尾根沿いの道を進むが

 これを進んでいきますが、道は思ったよりも短くすぐに終点となりました…。

作業道は途中まで
作業道は途中まで

 結局尾根沿いの踏み跡と合流し、そこからは黄色いビニールが付いた尾根沿いを進んでいきました。

尾根沿いを進む
尾根沿いを進む

 尾根の末端に近づくに従い、左斜面は崖となり近くに海岸線が見えてきました。

左が崖になり海が近くに
左が崖になり海が近くに

172m付近
172m付近

 172m付近を通過し暫く進むと、葉色ビニールが二箇所結ばれたところに到着します。 ここで右に折れ尾根沿いを降りていくと、思ったよりも緩斜面を降りて海岸の手前に到着しました。

黄色ビニールが2つで右へ
黄色ビニールが2つで右へ

踏み跡を辿り尾根を降りる
踏み跡を辿り尾根を降りる

若干右へ
若干右へ

緩斜面で海岸へ
緩斜面で海岸へ

海岸に到着
海岸に到着

 浜に出る前に「薄月池」を見ていきます。 右手の疎林を進むと池が見えてきますが、奥行きが結構あり不思議な感じでした。

薄月池へ
薄月池へ

薄月池
薄月池

 浜(薄月濱と言うらしい)へ戻ると、適当なところで座り昼食休憩としていきました。

奥に座佐浜が見える
奥に座佐浜が見える

前方の尾根を降りてきた
前方の尾根を降りてきた

 軽めの食事後は、浜の北へ向かい天神山の西尾根に取り付きます。

右の尾根に向かう
右の尾根に向かう

外海が見える
外海が見える

 川跡を通ると右の尾根に取り付きました。

ここから登る

ここから登る

 いきなりの急斜面となり、表面が潮風などにさらされて脆くグリップが効きません。

脆い斜面を登る
脆い斜面を登る

 一歩一歩確認しながら右の尾根沿いへ向かうと、掘られた作業道と合流します。

古い道を進む
古い道を進む

 上に向かって尾根沿いに延びていますが、古いのか枝などが邪魔です。 その脇を歩いて登っていくと、次第に歩きやすくなってきました。

歩きやすくなる
歩きやすくなる

 そのまま直進すればよいのですが、右の低い方へと向かうと枝が密集し進むのに苦労します…。

右へ向かうが
右へ向かうが

 最後は結局トラバースは諦めて尾根の上部に直登していきました。 尾根に合流すると左の末端から踏み跡と黄色のビニールテープがあり、どこかに取り付き点があるようでした。

尾根沿いに到着(踏み跡あり)
尾根沿いに到着(踏み跡あり)

ここにも黄色ビニール
ここにも黄色ビニール

 その後は尾根沿いを進んでいきますが踏み跡の薄いところもあり、枝などを避けながら進んでいきます。

222mピーク
222mピーク

踏み跡が薄くなる
踏み跡が薄くなる

 天神山の山頂が近づくと、唐突に作業道があらわれました。

唐突に作業道と出会う
唐突に作業道と出会う

 広い作業道で尾根の右斜面を登っていきました。

山頂が近くに
山頂が近くに

 山頂の手前で尾根沿いに合流すると次第に細くなりますが、最後はシダを掻き分けると難なく到着します。 天神山から再度景色を眺めていきますが、北から雲が流れてきており遠くでは雪(みぞれ?)も降っているようでした。

雲が流れてきた(天神山から)
雲が流れてきた(天神山から)

下に先程までいた薄月濱
下に先程までいた薄月濱

志摩方面
志摩方面

 ここからは往路のコースを引き返すと、40分ほどで下山分岐の展望ピークに到着しました。

展望ピークまで戻る
展望ピークまで戻る

展望ピークからパノラマ
展望ピークからパノラマ

 上空は雲に覆われ始め、気の性程度にポツポツと雨も流れ込んできています。

天気が崩れてきた
天気が崩れてきた

 ここからは予定通り、最短距離となる西斜面の伐採尾根を降りていきました。

帰路はこちらから
帰路はこちらから

伐採尾根を下る
伐採尾根を下る

 左下に林道が見えており、その林道へ向かって降りて行きます。

順調に下る
順調に下る

末端へ
末端へ

 伐採地は末端まで続いているかと思いましたが、手前までで踏み跡が怪しくなります。

前方に林道
前方に林道

 当初は直進する予定でしたが、踏み跡に従い左へ降りて行きますがシダの多いところもあります。

大した藪も無く
大した藪も無く

 細い踏み跡なりに降りていくと、最後は鎖が掛けられており林道横に到着しました。

最後は鎖を頼りに降りる
最後は鎖を頼りに降りる

林道に合流(右が正解)
林道に合流(右が正解)

 ここで下り坂となっている左へ降り掛けますが、こちらは奥へ向かっているのに気が付き引き返します・・・。

林道歩き
林道歩き

 少し林道を登り返しますが、その先は港に向かい坂道を降りていきます。

降りていく
降りていく

港の上に
港の上に

 最後は港の横を通り駐車地横の水路を進むと、分岐ピークから僅か30分ほどで無事到着しました。

水路の横を進む(左が駐車地)
水路の横を進む(左が駐車地)

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 既に愛知県の低山を登ってきているので、その時の記録を掲載します。


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