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[登山] 岐阜県 高戸山と愛知県 駒山 [登山]

 今回は、雪のない愛知県 奥三河の山に登ってきました。 奥矢作湖の北(岐阜県)にある「高戸山」と、南(愛知県)にある「駒山」にそれぞれ登りましたが、どちらの山も里山で人々の営みが感じられる山でした。

高戸山手前の電波反射板から展望
高戸山途中の電波反射板から西方面

駒山にある小馬寺の楼門(崩壊が進む)
楼門2

岐阜県
高戸山と愛知県 駒山
日付 2023年01月15日(日)
天気 晴れ
山域 奥三河
場所 高戸山:岐阜県恵那市串原
駒山 :愛知県豊田市牛地町
距離 高戸山:05.0km
駒山 :07.2km
累積標高 高戸山:+528 -528m
駒山 :+583 -583m
時間
高戸山:02時間10分
駒山 :03時間00分
人数 単独
撮影枚数
0604枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0029枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
高戸山:B
駒山 :B
展望
(A:良い~E:なし)
高戸山:C(反射板からのみ)
駒山 :B(鉄塔からのみ)
見どころ 釜井の大まき、小馬寺
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
高戸山
06:50 313m 0.0km 釜井公園 出発
07:00 (00:10) 360m 0.2km 釜井の大まき
07:30 (00:30) 566m 1.3km 電波反射板
08:10 (00:40) 794.6m 2.6km 高戸山
08:35 (00:25) 566m 3.9km 電波反射板
09:00 (00:25) 313m 5.0km 釜井公園 到着
駒山
09:15 312m 0.0km 駒山登山口(相走橋) 出発
09:35 (00:20) 490m 0.8km No.22鉄塔
10:10 (00:35) 772m 2.0km 林道出合
10:30 (00:20) 855m 2.8km 駒山
10:35 (00:05) 844m 2.9km 小馬寺跡
11:15 (00:40) 614m 4.6km No.4鉄塔下展望地 昼食休憩
11:35 (00:20) 614m 4.6km No.4鉄塔下展望地 出発
12:00 (00:25) 300m 5.8km 車道出合(下山口)
12:15 (00:15) 312m 7.2km 駒山登山口(相走橋)  到着

Garmin Connect[高戸山]

Garmin Connect[駒山]

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20230115_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/8Q66RgJNtJLGb9P26

 北の山間部は天気が悪いようなので、天気の良さそうな岐阜県との県境の山へ登ることにしました。 まずは岐阜県側にある「高戸山」へ登るので、登山口となる奥矢作湖畔にある「釜井公園」に向かいました。
 自宅から2時間はかからないだろうと5時半過ぎに出発します。 名古屋の東にあるので、猿投グリーンロードを通り矢作川と交差する「枝下インター」で降りて川沿いの道を走っていきました。 前日の雨が上がったばかりで、川沿いに霧が立ち込めいます。 ここは初めて走る道なので慎重に走らせていきます。

 川沿いなので信号は数えるほどしか無く、程なくして山が近づいてきました。 矢作ダムを右岸(北側)から通過すると、蛇行する道を進んだ先で駐車地となる釜井公園に到着しました。
 ダム湖は霧に包まれており、ポツポツと水滴が落ちていますが雨というほどではありません。 早速準備を整えると、地図の破線とは逆の尾根の左側にある「釜井の大まき」の看板奥から登山を開始しました。

釜井公園に駐車
釜井公園に駐車

左に進む
左に進む

ここからスタート

ここからスタート

 入り口から丸太の階段があり、雨後で滑りやすい道も問題とはなりません。

階段を登る
階段を登る

 階段を登る右側に祠が立っており、石仏などが祀られています。

何かが祀られている
何かが祀られている

 ここで登山の安全を祈願し、尾根沿いの踏み跡を進んでいきました。

尾根沿いの道を進む
尾根沿いの道を進む

 すぐにお墓のように幾つかの石柱があらわれました。 その横を進んでいくと、右下から破線からの道(谷沿い)と合流しました。

お墓?
お墓?

 そこから少し進むと、右に大木があらわれました。

右に大まき
右に大まき

 それが「大まき」の木ですが、枝などは折れており痛々しい姿でした…。

釜井の大まき1
釜井の大まき1

釜井の大まき2
釜井の大まき2

 ここまでは整備された道ですが、更に奥へと進んでいきます。 古くからの作業道があり赤テープもついているので迷うことはありません。

更に奥へ(道は不鮮明)
更に奥へ(道は不鮮明)

 少し標高を上げると尾根の左にトラバースしていきます。

尾根は左へ
尾根は左へ

 そのまま左へ向かうのかと思いましたが、尾根の上へと曲がり標高を上げていきました。

植林を進む
植林を進む

 尾根沿いの道となりますが、ここからも踏み跡は鮮明です。

尾根沿いの道に
尾根沿いの道に

 結果的には山頂まで踏み跡を辿っていきますが、元々は作業道だったようで歩きやすい道が続きます。

トラバース
トラバース

この先左に
この先左に

 途中で破線の道から大きく外れ西へトラバースしますが、その先で元の尾根に乗ると赤テープの分岐が現れました。

往路は左の尾根へ進む
往路は左の尾根へ進む

道は続くがここで右上へ
道は続くがここで右上へ

 そのまま作業道はトラバースしていますが、テープを信じて尾根の上へと登っていきました。 ゴツゴツした石があり踏み跡は薄くなりますが、暫く進むと右下から破線の道と合流します。

ゴツゴツした石が
ゴツゴツした石が

 その先で571mピークへ登っていきますが、ここは手前からトラバースする道が付いています。(帰路はそちらから)

571nピーク
571nピーク

 左に折れると広い植林となりました。 前方が明るく見えてくると、電波反射板の展望地に到着しました。

電波反射板に到着
電波反射板に到着

 反射板からは北西の展望が広がっており、雲が切れた西の空が明るく見えてきていました。

反射板からの眺め
反射板からの眺め

 ここまでの道はこの反射板の点検ろかもしれませんが、山頂方面にも更に明確な道が続いていました。

明確な道が続く
明確な道が続く

 標高が更に上がり完全に雲の中に突入します。

山頂までは尾根沿いを
山頂までは尾根沿いを

 628mピークを越えると北に向かい直進となります。

628mを越えて
628mを越えて

直進
直進

 緩い斜面を登り気持ち左に進んでいくと、一面植林の急登となりました。

霧の中
霧の中

最後は植林の中
最後は植林の中

急登を進む
急登を進む

 つづら折れの掘れた道を登っていくと傾斜が緩み、前方が明るく見えてきます。

前方が明るく
前方が明るく

 唐突に広い林道終点に到着します。

林道出合(終点)
林道出合(終点)

 位置的には山頂手前で3mほど上に電波施設の建物が見えています。

山頂に電波施設?
山頂に電波施設?

 右から回り込んで登ると建物の右手が広く刈られており、三角点がありました。

二等三角点
二等三角点

 ここが高戸山の山頂ですが、周囲は植林に覆われており展望は全くありません。

高戸山山頂
高戸山山頂

 長居は無用なので、霧の中の山頂を後にして足早に下山します。 先程の反射板まで戻り景色を再度眺めますが、往路に比べ雲が少なくなっており遠くの山も見えてきていました。

高戸山途中の電波反射板から西方面

高戸山途中の電波反射板から西方面

 帰路は571mピーク先の往路に迂回した道を、確認を兼ねて降りていきました。

帰路はショートカット
帰路はショートカット

 迂回路があるぐらいなので、当然破線の道は荒れています・・・。

旧道は荒れている
旧道は荒れている

 倒木などを避けながら降りていくと、最短距離で往路と合流しました。

ここで往路と合流(振り向いて)
ここで往路と合流(振り向いて)

 その後は往路の通りに降りていくと、大まきの巨木に到着します。 ここで往路に気が付かなかった説明を確認し、駐車場に戻っていきました。

釜井の大まき説明文
釜井の大まき説明文

大まきの脇に山神
大まきの脇に山神

【駒山】

 次に予定する「駒山」は、矢作川の対岸にあります。 車で東に向かい相走橋を渡り愛知県へと戻ります。 橋を渡った先のT字路で右に曲がると、すぐ左手に駐車地がありここに停車していきました。

駐車地横に登山口(巡視路口)
駐車地横に登山口(巡視路口)

 すぐ横に巡視路標識があり、登山口の目印となっています。

登山口の標識
登山口の標識

 巡視路を進むと、右から林道と合流し暫くは広い道を進んでいきます。

作業道を登る
作業道を登る

林道を奥へ
作業道は奥へ

 奥へ進むと驚いた鹿の群れが、甲高い声を立てながら逃げていきました。 何度か折り返すと道幅が狭くなり、作業道となります。

次第に作業道に
次第に作業道に

 

 ここからは変化の少ない道で、登るのに連れてまたガスの中へと入っていきました。

巡視路を進む(左へ)
巡視路を進む(左へ)

谷沿いに進む
谷沿いに進む

 程なくして巡視路標識があらわれ、その先で鉄塔の下に到着します。

鉄塔手前
鉄塔手前

鉄塔に到着
鉄塔に到着

 鉄塔からの展望はなく、上部へと踏み跡を進んでいきますが、次第に傾斜がきつくなっていきます。

更に上へ
更に上へ

尾根沿いの登りに
尾根沿いの登りに

 ガスに覆われた中を登っていきますが、次第に周囲が明るくなってきました。

細い道
細い道

 カヤトの広場に到着すると、陽射しが届きガスに筋を描きます。

廃林道出合

廃林道出合

 広場は廃林道の末端で、草が茂る道を少し進むと現役の林道に出合います。

林道を歩く
林道を歩く

 この林道は地図に書かれているもので、当初はここから右の尾根から山頂へ取り付く予定でした。 しかし、酷い藪で露でびしょ濡れになりそうなので諦めて林道を歩いていきます。

伐採作業中?
伐採作業中?

 伐採地の手前辺りで右斜面を確認すると藪も少なくなっていたので、適当に斜面を登っていきました。

ここから山頂へ
ここから山頂へ

予定の尾根に
予定の尾根に

 当初予定していた尾根に合流すると、北の山頂へと向かいました。

前方が明るく
前方が明るく

 左へ回り込むように進みますが、途中北側のピーク方面に電波反射板の標識が立っていました。

反射板分岐
反射板分岐

 そのままピークを目指しますが山頂標識らしき物は見当たりません…。 代わりにブナの大木が2本立っており、説明文が掲載されていました。

駒山山頂
駒山山頂

ぶなの説明文
ぶなの説明文

ブナを仰ぎ見る
ブナを仰ぎ見る

 ここが山頂のようなので次は近くのお寺跡へ向かいます。 南西に向かうと林道があらわれ、その先に荒廃したお寺跡があらわれます。

お寺跡・・・
お寺跡・・・

 トイレと作業小屋だけが残っていますが、それ以外の建物は完全に崩れています。

トイレ
トイレ

完全に崩壊
完全に崩壊

木鼻の彫り物
木鼻の彫り物

 参道と思われる階段を降りて行きますが、下には立派な杉の木があります。

階段
階段

杉の巨木
杉の巨木

 そのまま右の参道を降りていくと、下に楼門が見えてきました。

下へ
下へ

仏像
仏像

楼門1
楼門1

 楼門と言ってもこちらも崩壊が進んでおり、周囲は工事用のフェンスに囲まれていました。

楼門2
楼門2

楼門3
楼門3

 フェンス越しに見ていきますが、台風や大きな地震があれば崩れ去るのは時間の問題です。 楼門を後にすると、南にある林道へ向かって南下していきました。

林道まで降りる
林道まで降りる

 途中で参道と合流しますが、使用する人もいなくなった道は荒れています。

参道を進む
参道を進む

前方に林道
前方に林道

 程なくして林道と出合ったところで、予定通り右(西)へ向かいました。

林道出合(舗装路)
林道出合(舗装路)

 大きな堰堤が林道沿いにありますが、土砂の流出のおそれがあるのでしょうか?

工事中の堰堤
工事中の堰堤

 次第に道は未舗装路となり地図通りに鉄塔手前で右下へ降りています。

暫くは林道を進む
暫くは林道を進む

 鉄塔からは更に尾根を進んでいきます。

鉄塔出合
鉄塔出合

 鉄塔右手に細い道が続いており、どうも麓からお寺までの参道として使われていたようです。

よく踏まれた道を進む
よく踏まれた道を進む

 ここまでも見かけましたが要所要所に石仏が置かれており、往時を偲ばせます。

十八番
十八番

 石仏の他に巡視路の道標があり、今は巡視路としても利用されているようです。(登山道でもありますが)

ここは巡視路でもある
ここは巡視路でもある

 程なくして伐採地に到着しましたが、上空に電線が通っているのでそのためでしょうか?

伐採展望地に到着
伐採展望地に到着

 伐採地からは下に奥矢作湖と右手に朝登った「高戸山」が近くに見えています。

駒山下山時の鉄塔からの眺め
駒山下山時の鉄塔からの眺め

 風も弱いのでここで景色を眺めながら昼食休憩としていきました。

高戸山
高戸山

奥矢作湖の旭大橋と手前に釜井公園
奥矢作湖の旭大橋と手前に釜井公園

ここにも石仏

ここにも石仏

 昼食後は、明確な道を辿って降りていきました。

展望地を降りる
展望地を降りる

 次の鉄塔に到着しますがここは展望はあまりよくありません。

次の鉄塔
次の鉄塔

 少し下に降りたところで右手の斜面に登ると、北東方面の展望が開けており遠くに恵那山が見えていました。

奥に恵那山
奥に恵那山

 ここからは昔からの道らしく、歩きやすい道が続きます。

広い道に
広い道に

 標高を落とすと下の鉄塔に到着しました。 道は手前で右に折れていきますが、鉄塔手前に石碑が立っていたので見ていきます。

御嶽神社
御嶽神社

下の鉄塔
下の鉄塔

 最後の展望を確認し、鉄塔の右斜面をつづら折れで降りていきました。

踏み跡を辿り降りていく
踏み跡を辿り降りていく

 谷間で降りると細い沢を渡渉し、堰堤の横を通り右岸を降りていきました。

赤リボンを追って小川を渡る
赤リボンを追って小川を渡る

堰堤横を進み(振り返る)
堰堤横を進み(振り返る)

 この辺りは踏み跡も薄くリボンがないと迷いそうです。 そのまま直進していくと前方に車道が見えてきました。

車道が見えて
車道が見えて

 そして巡視路口から車道に出ると、広い路肩に出てきます。

巡視路口に出る
巡視路口に出る

 ここからは車道を歩いて駐車地まで戻りますが、こちらの道は通る車も少なく15分ほどで無事戻っていきました。

駐車地まで車道歩きに
駐車地まで車道歩きに

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 一週間前に雪山に登って来たので、その時の記録を掲載します。


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