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[登山] 静岡県 薩た峠から浜石岳周回 [登山]

 今回は、静岡県の浜石岳に薩た峠(さったとうげ)から周回で歩いてきました。 全般を通して東海自然歩道などの整備された登山道(遊歩道)となっており、薩た峠の遊歩道や浜石岳などからは富士山も見られ、満足のゆく登山となりました。

浜石岳からパノラマ(東側)
浜石岳からパノラマ(東側)

薩た峠遊歩道からカンザクラと富士山を望む
薩た峠遊歩道からカンザクラと富士山

静岡県
薩た峠から浜石岳周回
日付 2023年02月18日(土)
天気 晴れ
山域 静岡
場所 静岡県静岡市清水区興津東町
距離 19.0km
累積標高 +1191 -1191m
時間
05時間15分
人数 単独
撮影枚数
0513枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0134枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B(距離長い)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ 薩た峠、由比の古い町並み、富士山の展望
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
07:00 50m 0.0km 薩た峠遊歩道口 出発
07:25 (00:25)
70m
1.6km 薩た峠駐車場
07:35 (00:10) 153m 2.0km 東海自然歩道登り口
08:25 (00:50) 499.9m 4.2km 三等三角点(点名:立花村)
08:40 (00:15) 398m 5.2km 立花池
09:10 (00:30) 520m 6.8km 520m地点
09:40 (00:30) 706.8m 8.4km 浜石岳 休憩
09:50 (00:10) 706.8m 8.5km 浜石岳 出発
10:10 (00:20) 516m 9.6km 浜石岳登山者駐車場
10:50 (00:40) 45m 13.3km 新幹線高架下
11:05 (00:15) 15m 14.6km 由比駅
11:40 (00:35) 70m 17.8km 薩た峠駐車場
11:55 (00:15) 86m 18.5km 薩た峠遊歩道東屋 昼食休憩
12:10 (00:15) 86m 18.5km 薩た峠遊歩道東屋 出発
12:15 (00:05) 50m 19.0km 薩た峠遊歩道口 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20230218_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/uznedVURn9VvD8HL6

 週末は土曜日の正午から雨の予報となっていますが、東の静岡では夕方までは持ちそうな予報となっています。 そこで富士山の展望が見られる「浜石岳」に、薩た峠(薩埵峠:さったとうげ)の遊歩道入口から周回で歩くことにしました。

 日の出も少しは早くなり6時半には明るくなっているようです。 登山口に7時前には到着できるよう、自宅を4時半過ぎに出発しました。
 新東名高速を走らせ静岡インターで降りると、国道1号線のバイパス路で清水を目指します。 しすし、まだ7時前ですがすでに車が多くバイパス整備中の信号のあるところでは渋滞が発生しており到着が少し遅れます…。

 興津駅の横を通り過ぎたところで、バイパスから降りて左折すると、最後はカーナビに従って細い路地を「薩た峠」の標識を見ながら進んで行くと、目的の薩た峠遊歩道入り口の駐車時をうに到着しました。

薩た峠ハイキングコース
薩た峠ハイキングコース

 早速準備を整え出発しますが、今回のコースは遊歩道が中心なので靴は歩きやすいローカットのものを履いていきました。

薩?峠へ(右が駐車場)
薩?峠へ

浜石岳まで10.9km…
浜石岳まで10.9km…

 墓地の中を通り階段を登ると、林の中を進みます。

後ろを振り返り(海が見える)
後ろを振り返り(海が見える)

 そこを抜けると右に開けた斜面となり、更に階段を登っていくと梅や桜の咲いている薩た峠(西端)に到着しました。

林を抜けると明るい斜面に
林を抜けると明るい斜面に

朝日
朝日

カンザクラ
カンザクラ

薩た峠
薩た峠

 薩た峠の標識や歴史などが並んでいます。

薩た峠の歴史
薩た峠の歴史

薩た山の合戦
薩た山の合戦

 ここからの眺めは素晴らしく、右下に国道1号線と東名高速それに駿河湾を隔て富士山を見ることができました。

薩た峠遊歩道から朝の富士山
薩た峠遊歩道から朝の富士山

桜を見ながら
桜を見ながら

 広い遊歩道となり右に海を眺めながら歩いていくと、迂回路の看板が掲げられています…。

伊豆半島方面
伊豆半島方面

迂回路を進むことに
迂回路を進むことに

 石碑に「牛房坂(ごぼうさか)」と書かれていますが、この先の東屋から駐車場までが斜面崩落の危険があるため通行止めとなっていました。

牛房坂(ごぼうさか)
牛房坂(ごぼうさか)

 標識に従い左の細い道へ降りていくと、長い階段を経由して薩た峠へと続く車道と合流します。

階段を降りる
階段を降りる

コンクリート道に
コンクリート道に

 ここで東名高速の上を渡り、右折すると谷間を登っていきました。

東名高速の上を渡る
東名高速の上を渡る

右へ
右へ

 坂を登っていきますがこの辺りは工事中で、いたるところに標識が立っています。 坂を登り切ると分岐があらわれ、ここで右に折れると駐車場です。

坂の先に
坂の先に

右に駐車場
右に駐車場

 薩た峠駐車場に到着しますが、すでに数台の車が停車されています。 入り口にはトイレがなかったので、ここのトイレに寄ってから東海自然歩道のバイパス路で「浜石岳」へ向かいます。

薩た峠駐車場
写真:

駐車場からの景色
駐車場からの景色

ここから東海自然歩道のパイパスコースで
ここから東海自然歩道のパイパスコースで

 先程の分岐で左(北東)の上へ向かう道へ入ると、ここからも景色を眺めながら歩いていきます。

上の道(農道)を進む
上の道(農道)を進む

景色を見ながら歩く
景色を見ながら歩く

 坂を登っていき下りとなると、左に東海自然歩道の標識が見えてきました。

ここから登る
ここから登る

 ここからが本格的な上りとなり、「浜石岳」の山頂を目指します。 中へ入ると斜面で育てられている作物の間を抜けていきます。

みかん畑の脇を進む
みかん畑の脇を進む

廃屋の横を通過
廃屋の横を通過

 廃屋を過ぎると階段が現れ、その上で道路と合流しました。

階段で車道へ
階段で車道へ

 左手に遊歩道が続いているので、そこへ入ると雑木林となり竹林などの間を進む道となりました。

左に遊歩道の続き
左に遊歩道の続き

細い道を進む
細い道を進む

古い施設跡
古い施設跡

竹林を進む
竹林を進む

 右手に311mピークがありますが、ここは巻き道で迂回します。

311mピークを巻いてここから登りに
311mピークを巻いてここから登りに

 里山特有の荒れた林となりますが、道はよく整備されているので問題とはなりません。

荒れた林に
荒れた林に

 標高350m付近まで登ると台地状となります。

標高350m付近で平坦に
標高350m付近で平坦に

 ここで右に曲がり尾根沿いの道となると、長い縦走路の開始です。

尾根沿いに進む
尾根沿いに進む

 左から鉄塔の巡視路と合流すると、道幅が広がります。

巡視路合流
巡視路合流

 左に鉄塔があるのでそちらへ寄っていきますが、低木などで視界は限られ展望はよくありません…。

鉄塔からの展望(海しか見えず…)
鉄塔からの展望(海しか見えず…)

 暫くは順白を歩くことになり、いくつもの鉄塔の脇を通り過ぎます。

鉄塔沿いに進む
鉄塔沿いに進む

承元寺分岐
承元寺分岐

笹の間を進む
笹の間を進む

細い道の登りに
細い道の登りに

 499.9mの三角点の近くに来た所で、道はその右下を通過していました。 その手前で左の斜面に取り付き、藪の中を三角点へと向かいます。

三角点に寄る
三角点に寄る

 三角点付近に来ますが、倒木などもあり見つけるのに少し時間が掛かります。

三角点(点名:立花村)
三角点(点名:立花村)

 三角点を後にして北へ向かい急斜面を下ると、右から先程の道と合流しました。

植林の中を進む
植林の中を進む

 この辺りから植林が多くなり、道も歩きやすくなりました。

緩い下り
緩い下り

 三角点ピークから緩やかな下りを降りていくと、「立花池」の分岐があらわれます。

立花池分岐(左へ)
立花池分岐(左へ)

 ここは予定通り左へ降りていきますが、右下に見える池をずいぶんと迂回する道となっていました…。

右下へ降りていく
右下へ降りていく

 池の南付近で破線路と合流し、右に折れると池が見えてきます。

ここで右へ(直進は立花下山路)
ここで右へ(直進は立花下山路)

 立花池は、南北に50mほどの長さでそれほど大きくはありませんが、魚がいるのか時折波紋が広がっていました。

立花池1
立花池1

立花池2
立花池2

 ここから先程の道へはショートカットし戻ります。 分岐に復帰しますが、この辺りは変化に乏しい道でした。

468m付近
468m付近

 468m地点を通過すると、下りとなり掘れた道があらわれます。

掘れた道に
掘れた道に

 鞍部に到着しますが、右側が明るく峠となっているようでした。

峠状の道から登りに
峠状の道から登りに

 ここから暫くは登りとなりますが、ここでこの日初めての2名の登山者の方とすれ違います。

標高450m付近
標高450m付近

 50mほど登ると平坦となり、その後は緩い登りが続きます。

暫くは平坦な道に
暫くは平坦な道に

 地図には道が記載されていませんが、遊歩道は520m付近を通過しています。

520m付近
520m付近

 途中キレット状の細い尾根道となり、右手に富士山が見られます。

縦走路唯一の富士山展望
縦走路唯一の富士山展望

キレット
キレット

 右に鉄塔が見えてきた付近で電線の下を通ると、鞍部に到着します。

あと1.4km

あと1.4km

電線の下を通る
電線の下を通る

 ここから暫くは鉄塔の工事のためか、作業用のモノレールが山頂方面に延びています。

鉄塔にモノレール

鉄塔にモノレール

 そのモノレール沿いに道が続いており、橋を渡り「但沼」分岐で右に折れて行きます。

橋を渡る
橋を渡る

但沼分岐(ここからモノレール沿いに)
但沼分岐(ここからモノレール沿いに)

 ここまでは比較的歩きやすい道でしたが、この辺りから次第に傾斜が強まります。

モノレールの横を登る
モノレールの横を登る

 モノレールを跨いだり下をくぐったりしながら登って行くと、前方が明るく見えてきます。

モノレールが続く
モノレールが続く

 この先は見るからに急登となっており、段差があるので右手には海も見えています。

伊豆半島の眺め
伊豆半島の眺め

ここから急登(左に)
ここから急登(左に)

 モノレールは直登していますが、遊歩道は左に階段がついています。

階段の登りに
階段の登りに

 階段は40度ほどの傾斜となっており、登るスピードが落ちます…。 左から回り込むように登っていくと、先程のモノレールと合流すると傾斜が緩みました。

上部でモノレールと合流
上部でモノレールと合流

 598m地点を通過すると、前方の木々の間から山頂や電波塔が見えてきました。

598m付近
598m付近

前方に山頂
前方に山頂

 ここで右から浜石野外センター分岐と合流すると、すぐ先に先程見えた電波塔に到着します。

浜石野外センター分岐
浜石野外センター分岐

右に電波塔
右に電波塔

 モノレールはその電波塔へ向かっていますが、道はここで左に折れて斜面を登っていきます。

最後の登りに
最後の登りに

 ここも急登ですが距離は大したことはありませんでした。

650m付近の急登
650m付近の急登

 右に折り返すところで展望が広がり、南側の景色を見ることが出来ました。

静岡市街地方面
静岡市街地方面

 木々が少なくなり明るい笹の間を進んでいくと、広く切り開かれた山頂に到着しました。

明るい道を進む
明るい道を進む

広く刈られた山頂に
広く刈られた山頂に

 山頂からは360度の展望が広がっており、東に富士山がよく見えていました。

浜石岳からパノラマ(東側)
浜石岳からパノラマ(東側)

富士山方面の展望
富士山方面の展望

富士山アップ
富士山アップ

大丸山の先に愛鷹連峰
大丸山の先に愛鷹連峰

 西側から北側を見ると、雲が多めですが奥に南アルプスの山々などが確認できます。

南アルプス方面(北西側)
北西に南アルプス方面

右から櫛形山・鳳凰三山・北岳・間ノ岳・七面山など
右から櫛形山・鳳凰三山・北岳・間ノ岳・七面山など

右から笊ヶ岳・八紘嶺・大光山・十枚山・岩岳・仏谷山など
右から笊ヶ岳・八紘嶺・大光山・十枚山・岩岳・仏谷山など

安倍山塊

安倍山塊

清水方面
清水方面

駿河湾
駿河湾

山頂からの展望
山頂からの展望

三角点
三角点

方位盤
方位盤

 ここまでほとんど展望がなかった分を楽しんだところで、下山を開始します。 下山は周回とするべく、南東の車道を歩き由比駅方面へ向かいます。

ここから下山
ここから下山

 山頂から北の遊歩道を降りていくと、駐車場に降りてきます。 車は一台だけ止まっていますが、ここから登っても面白くは無いでしょう。

山頂直下の駐車場

山頂直下の駐車場

 駐車場の右手に標識が立っており、その脇から駐車場下へ降りていきました。

ここから下山道
ここから下山道

 ここも笹の切り開きとなっており、暫くは北東方面へ降りていきますが、右手に植林が見えたところでそちらへ鋭角に曲がり斜面を降りていきました。

切り開かれた道
切り開かれた道

右へ曲がり掘れた道に
右へ曲がり掘れた道に

 下に林道が見えて来ますが、その先のガードレールに道が続いておりそこを降りていきます。

林道出合
林道出合

更に下へ
更に下へ

 1分とかからないうちにまた林道に降り立ちます。

下の道に
下の道に

 ここから10km先にある駐車地までは車道歩きとなります。 舗装路を足早に降りていくと、浜石野外センターとの分岐に到着しました。

野外センター分岐(直進)
野外センター分岐(直進)

 ここは直進し暫く進むと登山者用の駐車場に出てきました。

駐車場(一般登山者はここから)
駐車場(一般登山者はここから)

コース図
コース図

 駐車場の奥には浜石岳三本松コースがありましたたが、ここから下山できるかわからなかったため、そのまま車道を降りていきました。(地図の破線路通りの道があるようです)

三本松コース入り口
三本松コース入り口

長い林道歩きに
長い林道歩きに

 大きく迂回する林道を降りていくと、先程の駐車場からのショートカットコースと合流します。

ハイキングコースはここに出るらしい
ハイキングコースはここに出るらしい

 ここからは何度か蛇行し降りていくと、途中に東海自然歩道のトイレがあったので休憩がてらに寄っていきました。

東海自然歩道のトイレに寄る
東海自然歩道のトイレに寄る

由比観光案内板
由比観光案内板

 ここからは開けて明るい道となり、みかん畑が広がっています。

西山寺方面に
西山寺方面に

 展望も開け要所要所で駿河湾や富士山などが望めます。

展望を眺めながら降りる
展望を眺めながら降りる

富士山の眺め
富士山の眺め

由比の眺め
由比の眺め

 長い林道歩きですが休憩所などもあり、桜も咲いているので飽きることはありませんでした。

展望休憩所
展望休憩所

ずいぶん降りてきた
ずいぶん降りてきた

 集落の中に降りていくと、新幹線の下を通り由比町の中心部へ入っていきます。

浜石岳を見返す
浜石岳を見返す

新幹線下を通り
新幹線下を通り

 JRの線路沿いの道で右へ曲がると、由比駅の前の商店街を通り「薩た峠」へと向かいます。

線路沿いを進む
線路沿いを進む

今宿
今宿

由比桜えび通り
由比桜えび通り

由比駅
由比駅

薩た峠入口
薩た峠入口

左へ
左へ

 旧東海道沿いの道となり、古い民家などを見ながら歩いていきます。

小池邸
小池邸

古い町並み
古い町並み

 左に国道1号線の分岐と分けると、長い上り坂を歩いていきます。

ここから登りに(右に)
ここから登りに(右に)

一里塚
一里塚

 再度標高が上がり、後ろを振り向くと富士山が見えていました。

再度富士山の展望
再度富士山の展望

 前方に薩た峠駐車場が見えてきますが、その手前にも薩た峠の標識が立っています。

前方に薩た峠
前方に薩た峠

薩た峠石標(東側)
薩た峠石標(東側)

 薩た峠駐車場に到着しますが、多くの車で止まれない車など空くのを待っています。

薩た峠駐車場
薩た峠駐車場

 ここからの遊歩道が気になっていたので向かいますが、やはり通行禁止となっていました。

通行止め
通行止め

 ここからは往路の迂回路を歩き、遊歩道に合流します。 その合流点にある東屋でちょうど正午となったので、海を見ながら昼食を摂っていきました。

東屋で昼食休憩
東屋で昼食休憩

駿河湾
駿河湾

 食事後は桜や富士山を眺めながら、駐車地に戻ってきました。

薩た峠遊歩道からカンザクラと富士山
薩た峠遊歩道からカンザクラと富士山

【反省点】
 特にありませんでした。

【次回】
 やぶこぎネットの雪山登山へ同行する予定です。


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