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[登山] 富山県 牛岳周回 [登山]

 今回は、去年同じ時期に訪れた富山県の「赤祖父山」の花が良かったので、今年も近くの「牛岳」に登ってきました。 短いコースでしたが、展望やブナ林・滝に花など見どころがたくさんあり、楽しむことが出来ました。

牛岳 新7合目から白山方面
牛岳新7合目から白山方面

三段の滝
三段の滝2

富山県
牛岳周回
日付 2023年04月22日(土)
天気 晴れ(春霞濃く)
山域
飛騨高地
場所 富山県砺波市庄川町小牧
距離 10.4km
累積標高 +926 -926m
時間
03時間50分
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0522枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0166枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(二本杉以降、滑落注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ ブナ林、山頂からの展望
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
06:35 180m 0.0km 小牧ダム駐車地 出発
07:05 (00:30)
390m
1.5km 牛岳ヒュッテ登山口
07:55 (00:50) 884m 3.2km 新7合目(稜線出合)(5分休憩)
08:20 (00:25) 986.9m 4.1km 牛岳(三角点:鍬崎)
08:30 (00:10) 970m 4.5km 牛岳(展望所)(5分休憩)
09:00 (00:30) 750m 5.8km 二本杉
09:30 (00:30) 500m 6.8km 湯谷渓谷口(展望台)
10:05 (00:35) 270m 8.8km 湯谷渓谷口(林道出合)
10:25 (00:20) 180m 10.4km 小牧ダム駐車地 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20230422_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/gWSU4ouDdrqMVWGj7

 いつものように高山市に前泊し、翌朝早く出発しました。 登山口まで1時間半ほどと見て、5時過ぎに出発しますが、白川郷から五箇山間が緊急工事で通行止めとなっており焦ります…。
 トラックなどで詰まりますがそれほど遅いわけではないので、少しの遅れで福光インターに到着しました。 ここからは以前も走った道で山沿いを進みました。 井波集落を通り過ぎますが、カーナビで誘導されたコースは古い町並みの細い道を走っていきましたが、これはこれでよかったです…。 庄川沿いの道となり、小牧(おまき)ダムを通り過ぎたところで左手にあるダムの駐車場に停めていきました。

小牧ダム
小牧ダム

 眼の前に「牛岳」の登る予定の尾根が見えていますが、ここからは山頂までは見えないようです。 

小牧ダム駐車場から牛岳方面
小牧ダム駐車場から牛岳方面

 早速準備を整えダムの上を歩いて登山口へと向かいました。

ダムを渡る
ダムを渡る

庄川渓谷
庄川渓谷

小牧ダム
小牧ダム

 ダムを渡り車道を右折して進むと、カーブの先に赤い吊り橋が見えてきました。 この吊り橋を渡ってショートカットしていきますが、ゆらゆらと揺れるので足早に通過していきます…。

つり橋を渡る
つり橋を渡る

 渡り切ると斜面の登りとなりますが、ここから暫く道なりにシャガの花が沢山咲いていました。

シャガ
シャガ

斜面を登る
斜面を登る

牛岳ふるさと歩道
牛岳ふるさと歩道

車道へ
車道へ

 程なくして先程の車道の先へと出合います。 ここを右へ向かうと、100mほどで左手に歩道が見えてきました。

ここで左へ入る
ここで左へ入る

 交通量はそれなりにあるので車に気をつけながら道を渡り、坂道を上がっていきます。

坂を登る
坂を登る

?1
?1

ウマノアシガタ
ウマノアシガタ

 右に折れると植林が現れ、掘れた道を登っていきました。

歩道を進む
歩道を進む

掘れた道に
掘れた道に

チゴユリ
チゴユリ

 すぐに道と出合いますが、ここから3箇所林道を横切ります。

林道を横切る
林道を横切る

2つ目の林道
2つ目の林道

虱漬辻?
虱漬辻?

ここも掘れた道
ここも掘れた道

 三箇所目の林道出合で、右手に登山口が見えてきました。

右に登山口
右に登山口

後2.9km
後2.9km

 ここが牛岳ヒュッテ(跡)の登山口で、牛岳山頂までは2.9kmとなっていました。

牛岳ふるさと歩道案内図
牛岳ふるさと歩道案内図

牛岳ヒュッテ登山口
牛岳ヒュッテ登山口

 登山口にはバイクが一台が停車しており、暫くは里山の雰囲気が漂う中を進んでいきます。

助平辻(四合目)
助平辻(四合目)

遊歩道を横切る
遊歩道を横切る

植林が続く
植林が続く

 暫くは植林なども見られる見どころの少ない中を登っていきますが、標高550m付近まで登ると二次林となり明るい道となりました。

標高550m付近
標高550m付近

植林を通り抜け明るい道に
植林を通り抜け明るい道に

 この辺りからはつい最近まで雪が残っていたのか、色々な花が見られ始めます。 特にイワウチワは全体を通し、終始見られました。

ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ

イワウチワ
イワウチワ

 ここまで展望は全くありませんでしたが、唐突に明るくなりベンチのある分岐に到着します。

牛首(6合目)
牛首(6合目)

 ここが6合目で、山頂方面へと向かうトラバース道との分岐でした。(トラバース道には「危険」と書かれています…)

左に分岐(危険の文字が)
左に分岐(危険の文字が)

 ここは直進し稜線コースへと進みました。

キクザキイチゲ(咲き始め)
キクザキイチゲ(咲き始め)

 傾斜が強まりロープなどがあらわれますが、雪などは無いので利用するほどではありません。

ロープがある(標高750m付近)
ロープがある(標高750m付近)

 最近まで雪で倒れていたであろう笹を進むと、前方上部に稜線が見えてきました。

笹が生い茂る
笹が生い茂る

上部に稜線
上部に稜線

 急斜面を登り切ると左に転換し、稜線沿いに進んでいきます。

稜線合流
稜線合流

 笹が刈られた明ると稜線となり、前方にピーク(丘)が見えてきました。

明るい稜線
明るい稜線

 ここで標高900mを超えているので、北斜面に残雪が見られ始めました。

残雪
残雪

 ピークへ登るとここにもベンチが置かれており、左右が伐採され展望が望めます。

上へ
上へ

新7合目
新7合目

 この日も生憎の春霞ですが、天気はよいので展望はそれなりに見られます。

砺波平野
砺波平野

 白山なども微かに見えており、真っ白な山容が確認できました。

牛岳新7合目から白山方面
牛岳新7合目から白山方面

白山アップ
白山アップ

 5分ほど眺めたところで、三角点ピークへ向かいます。 とは言え、ここまで登ると標高差はほとんどありませんでした。

三角点へ向かう
三角点へ向かう

 ブナ林なども多くなり、林床にはイワウチワの群生が見られます。

イワウチワが多い
イワウチワが多い

新8合目
新8合目

 日当たりは良いので雪はほとんどありませんが、一部登山道にも残っていました。

雪が出てくる
雪が出てくる

稜線漫歩
稜線漫歩

 そして新7合目から20分ほどで、三角点ピーク(点名:鍬崎)に到着しました。 ここが最高点ですが山頂ではありません。 

電柱(電波施設)
電柱(電波施設)

三角点ピーク
三角点ピーク

 ここからも南側は見えていますが、それよりも北側が開かれており180度の展望が広がっていました。

砺波方面
砺波方面

北アルプス方面
北アルプス方面

金剛堂山方面(左に白木峰)
金剛堂山方面(左に白木峰)

剱岳・立山連峰など
剱岳・立山連峰など

薬師岳
薬師岳

 展望はここで十分ですが、東にある山頂へと向かいます。

更に稜線を東へ
更に稜線を東へ

 一度下り少し登り返しますが、その間北斜面にはまだ沢山の残雪が残っていました。

北斜面は残雪多し
北斜面は残雪多し

 そして10分と掛からずに、「牛岳」の山頂に到着しました。

牛岳山頂に到着
牛岳山頂に到着

 山頂には牛岳大明神の祠が祀られていたので、ここで安全を祈願していきました。

牛岳大明神
牛岳大明神

立派な祠

立派な祠

牛岳大明神由来
牛岳大明神由来

 日が高くなってこともあり、南側の展望がよく見えてきています。

白山方面(左から御前岳・猿ヶ馬場山・三ヶ辻山・人形山・白山・大滝山など)
白山方面(左から御前岳・猿ヶ馬場山・三ヶ辻山・人形山・白山・大滝山など)

高落場山・高清水山など(奥に笈ヶ岳・大笠山など)
高落場山・高清水山など(奥に笈ヶ岳・大笠山など)

金剛堂山の雪も少なく
金剛堂山の雪も少なく

砺波方面(散居村)
砺波方面(散居村)

 しかし、北アルプス方面や富山市方面は相変わらず霞んでおり、ハッキリと見ることができませんでした。

富山方面(霞んで見えず…)
富山方面(霞んで見えず…)

 ここにも5分ほどいましたが登山者の気配はありません…。 下山を開始し北へと向かいますが、東のすぐ下まで車道が通ってきています。

神社の階段を見上げる
神社の階段を見上げる

鳥居の奥に休憩所
鳥居の奥に休憩所

休憩所(左下に駐車場)

休憩所(左下に駐車場)

 休憩所で左に折れると「二本杉」と書かれた標識があるので、そこを降りていきました。

二本杉に降りる
二本杉に降りる

 暫くは展望の良い道ですが、次第に掘れた道となりそこを埋めるように残雪があらわれます。

暫くは展望を眺めつつ
暫くは展望を眺めつつ

残雪の上を歩く
残雪の上を歩く

 残雪の上を滑らないようエッジを利かせて歩いて行きますが、急斜面などもありスピードが落ちます。 ここで3名ほどの登山者とすれ違いますが、途中からブナの良い感じの林となりました。

気持ちの良いブナ林
気持ちの良いブナ林

 その後も二本杉まで日陰では残雪があらわれ思うように進めません。(チェーンアイゼン持っていますが、使うほどではありませんでした)

こちらは雪が多い
こちらは雪が多い

スミレ群生
スミレ群生

掘れた道を進む
掘れた道を進む

 そして山頂から25分ほどで、東屋が見えてくると二本杉の林道に到着しました。

東屋と駐車場が見えて
東屋と駐車場が見えて

車は4台
車は4台

 林道で左に折れると戻るように林道があり、その右手に「三段の滝」と書かれた標識がありました。

三段の滝へ
三段の滝へ

林道から外れ右下へ
林道から外れ右下へ

 右下に降りていくと植林野中を急下降していきます。

植林の中を降りる
植林の中を降りる

 左に折れて斜面を横切りながら降りていきますが、途中何箇所か崩壊した斜面となっており、ロープなどを頼りに慎重に通過していきます。

左に折れ斜面沿いに
左に折れ斜面沿いに

崩壊斜面(ロープあり)
崩壊斜面(ロープあり)

慎重に通り過ぎる
慎重に通り過ぎる

崩壊地からの眺め
崩壊地からの眺め

 崩壊斜面を通り過ぎるとお花畑があらわれます。 サンカヨウやエンレイソウなど見られますが、キクザイチゲなどはまだ蕾でした。

サンカヨウ
サンカヨウ

エンレイソウ
エンレイソウ

まだ蕾
まだ蕾

花は咲きはじめ
花は咲きはじめ

ミヤマカタバミ
ミヤマカタバミ

スミレ群落
スミレ群落

チゴユリ2
チゴユリ2

 花を眺めながらゆっくりと降りていくと、下から水音が大きくなってきました。 スチール製の階段などが設置された急斜面を降りていくと、三段の滝に降り立ちます。

スチール製の階段
スチール製の階段

急斜面を降りていく
急斜面を降りていく

傾いているので注意して
傾いているので注意して

滝が見えてきた
滝が見えてきた

三段の滝1
三段の滝1

 三段の滝は名前通り3つの段差がありますが、上部の滝は枝などが邪魔でよく見えません…。

三段の滝2
三段の滝2

 滝を眺めたところで、沢に掛かるスチール性の橋を渡っていきました。

スチール製の橋を渡る
スチール製の橋を渡る

 ここからは沢沿いの道となり、一部崩壊し迂回路がありますが利用するほどではありません。

沢沿いを進む
沢沿いを進む

キクザイチゲ
キクザイチゲ

迂回路を経由
迂回路を経由

 程なくして広い道となり、前方に展望台が見えてきました。

前方に展望台
前方に展望台

キクザイチゲ(青)
キクザイチゲ(青)

 ここで往路の登山口からの林道と出合いますが、林道は歩かずに一本滝が見られる湯谷川コースへと向かいました。

道路出合(トンネルを見る)
道路出合(トンネルを見る)

ここからは一本滝方面へ
ここからは一本滝方面へ

 展望台へ向かい登っていくと東屋台が見えてきます。

展望台へ
展望台へ

東屋と展望台
東屋と展望台

 展望台は展望がよくなさそうなので、裏手にある遊歩道へと入っていきました。

ここから遊歩道に入る
ここから遊歩道に入る

 すぐに沢と出合いここを渡渉します。 下に植林帯が見えてくると、その中をつづら折れで降りていきました。

沢を渡り細い道へ
沢を渡り細い道へ

植林帯へ
植林帯へ

新緑が眩しく
新緑が眩しく

 昔は林道だったのか広い道で歩きやすいところが続きます。

広い作業道に
広い作業道に

新緑の中を進む
新緑の中を進む

 右下に沢が見えていますが、標高差があり暫くは高巻いていきます。

沢を高巻く
沢を高巻く

所々荒れている
所々荒れている

 次第に標高が下がるとひんやりとした空気となり、エンレイソウなどが見られました。

ここにもエンレイソウ
ここにもエンレイソウ

 前方からの水音に近づいていくと、「一本滝」に到着しました。

手前に一本滝の標識
手前に一本滝の標識

一本滝
一本滝

 落差のある立派な滝で三段の滝にも引けは取りません。 ここから先で遊歩道が崩落しており迷います…。 崩落した手前で沢を渡り、以前遊歩道だったと思われる道を降りていきました。

崩壊した沢を渡る
崩壊した沢を渡る

旧道
旧道

 右に曲がり暫く降りていくと、また沢と出合います。 ここを滑らないよう渡ると、右手から本来の道と合流しました。(一本滝から少し戻ったところに、ここに繋がる分岐がありそうです)

沢を渡ると遊歩道と合流(本来の道を見る)
沢を渡ると遊歩道と合流(本来の道を見る)

 遊歩道があらわれますが、ここは歩く人が少ないのか少し細めでした。

踏み跡はしっかりとあるが…
踏み跡はしっかりとあるが…

林道らしく
林道らしく

 雄滝(写真撮ってません)と雌滝を左に見て、進んでいくと次第に道が広くなり林道といった感じです。

雌滝
雌滝

細い流れ
細い流れ

 そして展望台から35分ほどで、湯谷川コースの入り口となる林道に合流しました。

林道が見えてくる
林道が見えてくる

湯谷川コース入口
湯谷川コース入口

 ここから駐車場までは車道を歩いていきます。

車道を歩く
車道を歩く

 往路にショートカットした吊り橋のここからでは登り返しとなるので、分岐からはスノーシェードをくぐりダムへと向かいました。

ここで右のスノーシェードへ
ここで右のスノーシェードへ

 ダム手前からは、朝は暗くて確認できなかったダム湖?の様子が確認できます。

小牧ダム湖(中央に遊覧船乗り場)
小牧ダム湖(中央に遊覧船乗り場)

 そして山頂から2時間ほどで無事駐車場に到着しますが満車状態でした…。

【反省点】

 特にありませんでした。

【次回】
 連休で混むので、何時ものコースで鈴鹿の国見岳に登る予定です。


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