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[登山] 福井県 野代から多田ヶ岳と観音岩 [登山]

 今回は、午後から天気が悪くなる予報なので、少しでも持ちそうな福井県南部の「多田ヶ岳」へ登ることにします。 登山口はいくつかありますがメジャーな野代からとし、下山後に「観音岩」まで歩いてきました。
 里山ということもあり植林が多めでしたが、上部には自然林なども残っており新緑の中を気持ちよく歩くことができました。

多田ヶ岳から南東部を望む(左から野坂岳・三重嶽・武奈ヶ岳・千石山など)
左から野坂岳・三重嶽・武奈ヶ岳・千石山など

多田川現頭部の新緑
この辺りも良い感じ

観音岩
観音岩

福井県
野代から多田ヶ岳と観音岩
日付 2023年05月13日(土)
天気 曇り時々晴れ
山域
若狭
場所 福井県小浜市野代
距離 10.2km
累積標高 +956 -956m
時間
04時間30分(内 観音岩往復50分)
人数 単独
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0465枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0203枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(下山コース藪あり)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ 山頂からの展望、妙楽寺、観音岩
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
05:40 22m 0.0km 妙楽寺駐車場 出発
05:55 (00:15)
107m
0.9km 林道終点登山口(瀬波戸の滝)
06:45 (00:50)
488m
2.5km 488m地点(尾根合流)
07:20 (00:35) 575m 4.0km 多田コース分岐
07:35 (00:15) 712m 4.3km 多田ヶ岳 休憩
07:50 (00:15) 712m 4.4km 多田ヶ岳 出発
08:00 (00:10) 575m 4.6km 多田コース分岐
08:20 (00:20) 563m 5.8km 野代山
08:30 (00:10) 488m 6.1km 488m地点(尾根合流)
09:10 (00:40) 107m 7.2km 林道終点登山口(瀬波戸の滝)
09:20 (00:10) 25m 7.9km 観音岩分岐
09:45 (00:25) 193m 9.0km 観音岩
10:10 (00:25) 22m 10.2km 妙楽寺駐車場 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20230513_map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/dTicZ19wYG1KUFvD9

 当日は午後の遅い時間から雨の予報なので、朝イチから登り始めて早めに下山することにします。 登山口まで自宅から2時間弱と見て、6時前には開始したいので4時前に出発しました。
 名神高速はそれなりの交通量ですが、米原ジャンクションで北陸自動車道に分岐すると数台程度となります。 更に敦賀ジャンクションで舞鶴若狭自動車道に入ると、1・2台走る程度となり交通量が激減します。 そして出発から1時間40分ほどで、小浜インターに到着しました。
 インターから登山口となる「妙楽寺」までは高速の橋架沿いを進んで行きますが、途中工事中のため迂回しましたが時間的には対して掛からず妙楽寺前の駐車場に到着しました。

妙楽寺からスタート
妙楽寺からスタート

 早速準備を整えて出発しますが、朝は雲が多く日差しは届いていませんでした。

妙楽寺の石碑
妙楽寺の石碑

説明文
説明文

 暫くは「観音岩」の黄色い標識を頼りに道を歩いていきました。

観音岩の標識に従い進む
観音岩の標識に従い進む

林の中へ
林の中へ

 少し進むと分岐があらわれ「観音岩」の標識は左に、その下の「多田ヶ岳」の標識は直進となっています。 ここを直進すると車止めのゲートがあるので、開けて通っていきました。

ゲートを通り抜ける
ゲートを通り抜ける

 林道を進んでいきますが、主要な分岐には標識があるので迷うことはありませんでした。

竹林の脇を進む
竹林の脇を進む

ここは左へ
ここは左へ

巡視路分岐は無視
巡視路分岐は無視

左へ
左へ

 途中に巡視路の標識があらわれますが、これは無視して林道を進みます。

尾根末端は巡視路(無視)
尾根末端は巡視路(無視)

 林道が大きく左にカーブしている先に「多田ヶ岳登山口」があります。

林道は左へ曲がるが
林道は左へ曲がるが

多田ヶ岳登山口
多田ヶ岳登山口

 石の橋が掛かっており、それを渡ると左の「瀬波戸の滝」の脇を上がっていきました。

石柱の橋を渡る
石柱の橋を渡る

左に瀬波戸の滝(奥へ)
左に瀬波戸の滝(奥へ)

 小川を再度渡渉すると沢沿いの踏み跡を直進していきます。

右岸を進む
右岸を進む

 左岸に渡ると斜面をトラバースする道となり、沢を高巻いて行きます。

左岸へ渡ると高巻きに
左岸へ渡ると高巻きに

ロープ沿いに進む
ロープ沿いに進む

 ロープが付いており斜度も大したことありませんが、スリップしないよう歩いて行きます。 谷を詰めていくと沢は次第に細い流れとなっていきます。

右の谷を詰める
右の谷を詰める

右の谷の源流へ
右の谷の源流へ

 この辺りは明確な踏み跡とテープや標識がありますが、どこでも歩けるので目を離すと迷いそうではあります。

古い標識に従い左へ
古い標識に従い左へ

 次第に傾斜が強まり本格的な登りとなりました。

本格的な登りに
本格的な登りに

 つづら折れで登って行きますが、傾斜が強いところにはロープなどもあり滑りやすい季節には安心です。

踏み跡と標識に従って進む
踏み跡と標識に従って進む

滑りやすそうなところにはロープ
滑りやすそうなところにはロープ

右へ
右へ

 ここまで植林は少なめでしたが上部手前から植林の中を歩いていきます。

左の植林の中へ
左の植林の中へ

 大きく左にカーブして植林の中をトラバースして行きますが、所々で倒木や小規模な土砂崩れなどがありました。

植林帯をトラバース
植林帯をトラバース

足場に注意
足場に注意

 谷の水は完全に涸れゴーロとなった斜面があらわれると更に標高を上げていきます。

源流部
源流部

上へ
上へ

 上部には自然林が残っているようで、綺麗な新緑が見られはじめました。

次第に自然林が多く
次第に自然林が多く

久しぶりに標識
久しぶりに標識

 大きく折り返すと488m地点の尾根へと向かいます。

大きく折り返す
大きく折り返す

 斜面をトラバースして進んでいきますが、脆くなった部分があるので注意が必要です。

滑落注意(滑っても大したことは無いが)
滑落注意(滑っても大したことは無いが)

北尾根に取り付く
北尾根に取り付く

 尾根が近づくと気持ちの良い林となり、ここから更に標高を上げていきます。

よい感じの林に
よい感じの林に

少し登る
少し登る

つづら折れに登る
つづら折れに登る

 つづら折れに少し登り左へ進むと、488mの上で尾根と合流しました。

左へトラバース
左へトラバース

尾根に合流
尾根に合流

 ここから北側に破線路があり下山に向かう予定ですが、ロープが張られてていました…。 まずは南の尾根沿いに進んでいきますが、すぐに左斜面のトラバースとなりました。

暫くは平坦な尾根に
暫くは平坦な尾根に

右上の岩場を避けてトラバース開始
右上の岩場を避けてトラバース開始

 斜面のトラバースが続きますが、危険箇所などはありません。

長いトラバース道
長いトラバース道

 ピークの横を通り過ぎると前方が明るく見えてきます。 この先は崩壊地となっており、道は右上へ迂回しています。

前方に崩壊地が見える(ここで右上へ)
前方に崩壊地が見える(ここで右上へ)

崩壊地を高巻く
崩壊地を高巻く

 崩壊地を高巻いて迂回すると、そのまま尾根沿いを降りていきます。

尾根沿いに降りていく
尾根沿いに降りていく

 尾根は緩やかに左カーブとなり、先程と同様トラバースで進んでいきました。

登り返しに
登り返しに

途中からまたトラバース
途中からまたトラバース

 途中、倒木が邪魔していますが下からくぐって通過します。

倒木を掻い潜る
倒木を掻い潜る

 555mピーク横を通り過ぎると前方が明るくなり、そちらからの風も強く吹いてきます。

前方が明るく
前方が明るく

 この辺りは多田川の源頭にあたる部分で、木々の間からは南方面の景色が見て取れます。

尾根のすぐ下を進む
尾根のすぐ下を進む

 左斜面は源頭だけに傾斜も緩く、濃い緑の中を気持ちよく歩いていきます。

新緑の中を進む
新緑の中を進む

 多田ヶ岳の西の方にたどり着きました。 ここから破線路は直登していますが、実際には左斜面を北尾根へと向かっていきます。

多田ヶ岳西の鞍部
多田ヶ岳西の鞍部

トラバースして北へ
トラバースして北へ

 斜面を進むと唐突に分岐標識があらわれます。 ここが多田コースと多田ヶ岳山頂との分岐で、標識に従い右上へ向かっていきました。

多田コースと山頂分岐(直進する)
多田コースと山頂分岐(直進する)

 右に折れるとつづら折れの道となり、山頂までは急登を登っていきます。

山頂へ最後の急登
山頂へ最後の急登

つづら折れに道が続く
つづら折れに道が続く

 大きく折れているので急登とは言え登りやすい道でした。 最後20mほどは直登となりますが、傾斜は緩く灌木の茂る山頂まではすぐでした。

最後は直登
最後は直登

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 灌木の間を抜けると視界が開け、360度の展望が広がる山頂に到着しました。

広く開けた山頂に到着
広く開けた山頂に到着

山頂の様子
山頂の様子

 雲は多めですが比較的展望はよく、山頂からは比良や京北などの山々が一望できます。

左から野坂岳・三重嶽・武奈ヶ岳・千石山など
左から野坂岳・三重嶽・武奈ヶ岳・千石山など

左から駒ケ岳・桜谷山・百里ヶ岳・三国岳など
左から駒ケ岳・桜谷山・百里ヶ岳・三国岳など

左からマタン・八ヶ峰・長老ヶ岳・頭布山・飯盛山など
左からマタン・八ヶ峰・長老ヶ岳・頭布山・飯盛山など

左から青葉山・小浜湾・久須夜ヶ岳など
左から青葉山・小浜湾・久須夜ヶ岳など

多田ヶ岳から小浜方面を望む

多田ヶ岳から小浜方面を望む

 山頂に15分ほど滞在しましたが、その間に雲の間から日差しも届いてきました。 展望を楽しんだところで下山を開始しますが、暫くは往路を戻っていきます。 西の鞍部まで降りたところで、右斜面ではなく尾根心を歩いていきました。

帰路は尾根伝いに進む
帰路は尾根伝いに進む

 崩壊地の手前で登山道と合流しますが、高巻いたところで崩壊地西のピークへ向かいます。

登山道を離れてピークへ
登山道を離れてピークへ

 ピークまではテープと踏み跡があり、程なくして到着した山頂には「野代山」の標識がありました。

野代山
野代山

 ここからは北尾根を降りていきます。

山頂から北へ
山頂から北へ

 しかし尾根沿いに進むと登山道と合流する手前で岩場があらわれました。

岩場が現れる
岩場が現れる

 岩の上に立つと展望が得られ、今から向かう尾根の様子が一望できました。

岩の上からの展望
岩の上からの展望

 岩場から先は急斜面なので、右に迂回し降りていきます。

岩の下を通り尾根に合流する
岩の下を通り尾根に合流する

 岩場を巻くと登山道と合流し、その先の左の分岐は直進し尾根沿いを進んでいきます。

下山は尾根の破線路へ
下山は尾根の破線路へ

 イワカガミの多い尾根となり、踏み跡は薄くなります。 また、灌木が茂り始めており軽くヤブを掻き分けて進んでいきました。

踏み跡はあるが藪が茂る
踏み跡はあるが藪が茂る

踏み跡は不鮮明
踏み跡は不鮮明

 300mほど降りていくと小ピークがあらわれます。 ここは左から巻いて尾根沿いを降りていきますが、踏み跡はなくヤブや倒木も多いので歩きやすいところを探しながら進みました。

小ピークは左へ
小ピークは左へ

 傾斜が緩むと以前伐採された跡と思われるところに出てきます。 しかし伐採から年月が経ち、今は灌木のヤブに覆われていました。

この辺りから灌木の藪に
この辺りから灌木の藪に

 尾根沿いに歩いていくと、道跡と思われるものがあらわれました。

道?が現れる
道?が現れる

 そこを進むと枝にテープやロープそれに標識が残っており、以前登山道(作業道)だったときの名残りでしょうか?

テープがついている
テープがついている

登山道の名残?
登山道の名残?

登山道の標識が転がる
登山道の標識が転がる

 登山道の形跡はありますが、テープなども落ちて少なくなっており、本来の道が分かりません…。 

傾斜が緩む
傾斜が緩む

 適当に尾根を降りると傾斜が緩んだ辺りから雑木林となり作業道と思われる広い道があらわれました。

雑木林となる
雑木林となる

作業道の跡か
作業道の跡か

 しかし、ここも灌木に飲まれておりヤブを掻き分け進みます。 尾根の末端が近くなったところで、右下から沢の水音が聞こえてきました。

藪を迂回し右斜面へ
藪を迂回し右斜面へ

 適当な所で右斜面へ向かうと、下に林道が見えておりそちらの植林の中を降りていきました。

すぐ下に林道
すぐ下に林道

 少し段差はありますが無事林道に降り立ちます。 林道の上流側を見ると木々に埋もれ始めており、このコースがまともに使えるのも時間の問題でしょうか。

林道合流
林道合流

 林道は西の往路の登山口へと向かっていきます。

尾根末端のようす
尾根末端のようす

 林道を歩くと、程なくして登山口近くの分岐まで戻ってきました。

ここで周回
ここで周回

 朝は暗くてよく見えなかった滝を眺め、駐車場方面へと戻ります。

滝を見ていく
滝を見ていく

【観音岩】

 駐車場近くまで戻ってきますが、まだ9時半前で昼までには随分と時間があります。 折角なので予定にはありませんでしたが、標識を頼りに「観音岩」まで向かうことにしました。

観音岩の黄色標識に従い左へ
観音岩の黄色標識に従い左へ

 分岐を左に進むとこちらのゲートは空いています…。 林道を進み農作地の横を抜けて直進していきますが、林に入ったあたりから荒れた林道となってきました。

標識は点々と
標識は点々と

右へ
右へ

林道は随分と荒れている(倒木帯)
林道は随分と荒れている(倒木帯)

 倒木が行く手を阻むので、その下をくぐって進んでいきました。 途中、標識などは見られなかったのでこちらの道でよいのか不安になりかけますが、程なくして黄色の矢印標識があらわれます。

標識があり安心?
標識があり安心?

 沢沿いに進んでいくと植林の作業道があらわれ、標識もそれ沿いに進むように置かれていました。

巡視路標識(直進)
巡視路標識(直進)

右(南)へ
右(南)へ

 踏み跡が右に進んでいるので、そちらへ向かうと矢印がありました。

踏み跡が続く
踏み跡が続く

観音岩の標識があらわれる

観音岩の標識があらわれる

 標高が上がると、次第に大きな岩が見られ始めます。

周辺には岩が多く点在
周辺には岩が多く点在

 どれかが「観音岩」だろうと見落とさないように進んでいきますが、随分と奥に入った所で杭の打たれた大きな岩に到着しました。

観音岩に到着
観音岩に到着

 よく見ると杭の下に標識がはがれ落ちているので裏返して確認すると、ここが「観音岩」で間違いありません。

倒れていた標識を起こして撮影
倒れていた標識を起こして撮影

 裏手に進むと岩が削られたように窪んでおり、ここに観音が祀られていたのでしょうか?(謂れがいまいち分かりません)

観音岩
観音岩

 ここまで分岐から25分かかりましたが、道があっているか確認しながらだったので、帰路は20分ほどで無事妙楽寺の駐車場へ戻っていきました。

【反省点】

 特にありませんでした。

【次回】
 週末は白山周辺の山へ向かう予定です。(詳細は未定)


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