[登山] 岐阜県 中尾から焼岳 [登山]
今回は、久しぶりに北アルプスの「焼岳」へ中尾からピストンで歩いてきました。 最近の暑さで高い山を目指しましたが、炎天下となる稜線以降も展望を楽しみながらも涼しく歩くことができました。
関連リンク: [登山] 北アルプス 焼岳・西穂独標日帰り縦走
焼岳近影
焼岳中腹からの展望(槍ヶ岳・西穂高岳・奥穂高岳・前穂高岳・明神岳など)
日付 | 2024年07月29日(月) | ||
天気 | 晴れ | ||
山域 | 北アルプス | ||
場所 |
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾
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距離 |
10.3km
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累積標高 |
+1428 -1428m
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時間 |
5時間05分
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人数 | 単独 | ||
撮影枚数 |
0382枚 (PENTAX WG-90)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0261枚 (Panasonic DMC-GM1) 0000枚 (Panasonic DC-TX2) |
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登山難度 (A:安易~E:高度) |
B(クマ注意)
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展望 (A:良い~E:なし) |
A
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見どころ | 噴気、北アルプスの展望 | ||
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値、赤字は実積) | |||
05:25 | 1155m | 0.0km |
焼岳平尾駐車場 出発
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05:40 (00:15)
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1236m | 0.8km |
登山口
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07:15 (01:35) | 1986m | 3.5km | 焼岳小屋分岐 |
07:35 (00:20) | 2149m | 4.0km | 中尾峠 |
08:25 (00:50) | 2444m | 4.9km | 焼岳(北峰)10分滞在 |
08:40 (00:15) | 2390m | 5.1km | 中ノ湯分岐 |
09:10 (00:30) | 2149m | 6.1km | 中尾峠 |
09:20 (00:10) | 2086m | 6.5km | 焼岳小屋 |
09:30 (00:10) | 1986m | 6.9km | 焼岳小屋分岐 |
10:20 (00:50) | 1236m | 9.5km | 登山口 |
10:30 (00:10) | 1155m | 10.3km | 焼岳平尾駐車場 到着 |
Garmin Connect
写真リンク:https://photos.app.goo.gl/63vCELuVsQAuodkw9
【説明】
「焼岳」へは最後は2010年に登っています。 その時も中尾からでしたが14年前と年月も経過し、当時のことも忘れかけているので久しぶりに登ることにしました。
今回は前日に高山市内に移動し、早朝に新穂高へ平湯経由で向かいます。 出発予定の5時半前には平尾温泉街の最奥となる焼岳の駐車場に到着しました。 以前来た時の駐車場は登山口の近くですが、この14年間で周辺の状況も変わり、火山の地熱を利用した発電所が出来たため駐車場は400mほど手前に作られていました。
10台程度は止められそうな広い駐車場には、平日としても車は止まっていません。 今回は短時間でピストンの予定なので、手早く準備を整え駐車場に設置されていた簡易トイレで陽を足した所で登山口へ向かって出発しました。
林道を奥へ向かうと、前方から水蒸気に覆われた設備が見えてきました。 左手に温泉用なのか激しく噴気を上げた設備があり、吹き出した温水が流れ出していました。 空に置くへ行くと右手に真新しい大きな建物が見えて来ますが、これが地熱発電所でこちらも丈夫の排気口からは噴気がモクモクと立ち上っています。
建物を通過した所で林道ゲートがあり、そこからカーブを2つほど曲がると、見覚えのある登山口に到着しました。 登山口からは一旦沢に降り丸太橋を渡ると、尾根沿いの上りとなります。 尾根を乗越すと右斜面を進みますが、すぐに先ほどの林道終点に出合います。 ここからが本格的な上りとなりますが、ひと上りで「白水の滝」の展望地に到着しました。
滝は遠方にありますが落差のある滝で迫力があります。 ここからはトラバース気味に何度も折れて徐々に標高を上げていきます。 しばらくは変化の少ない道ですが、火口まで1kmの看板あたりから、植生が変わり高山帯の雰囲気となりました。
この日は前日から涼しい高山市内の田舎で寝たこともあり、体調が良く思ったよりも疲れません。 順調に標高を上げていくと岩が多く見られだします。 気がつくと対岸(西)に見える錫杖岳や笠ヶ岳などとも標高差が少なくなっており、程なくして傾斜が緩み稜線へと向かう湿った道となりました。
ここから掘れた道を進むと雨量計の脇を通過します。 しばらく緩斜面を進み左に「焼岳小屋」との分岐を見送ると、稜線への最後の上りとなりました。 前方に草地の斜面が見えてくると、森林限界の看板があらわれ最後はこの草地をつづら折れで登っていきました。
後ろを振り返るとこの時間はまだ良い天気となっており、笠ヶ岳から西鎌尾根まで見渡せました。 そして登山口から2時間程で稜線の中尾峠に到着しました。 この時期の稜線には、アザミ・アキノキリンソウ・ヤマハハコ・ハクサンオミナエシなどの花が一面に見られました。
峠からは「焼岳」がすぐ近くに見えますが、ゴツゴツとした岩で覆われた荒々しい道となります。 とは言え、あい変わらずよく整備された登山道で、落石などに注意しながら上を目指して登っていきました。
山頂が近づくに従い後方の景色がよく見えてきて、槍ヶ岳などもハッキリと見えてきます。 ここまで来れば急ぐ必要も無いので、景色を眺めながらゆっくりと登っていきます。 左へ回り込むように進んでいくと、山頂直下で中の湯コースとの分岐に到着しました。
近くに山頂の噴火口?から噴気が上がっており、その横の岩場を登っていくと出発から3時間で山頂に到着しました。 山頂周辺には5名ほどの登山者がいますが、到着時に最上部には誰もおらず360どの展望を楽しむことが出来ました。
この日は遠望もよく見えており、東側には甲斐駒ヶ岳の奥に富士山も確認出来ました。 しかし、南側には雲が多く、乗鞍岳などは見えません…。 一通り眺めた所で下山を開始しますが、古い噴火口にある池を眺めるため中の湯方面へ少しだけ降りて寄っていきます。
寄り道から下山を再開すると、30分ほどで中尾峠まで降りてきました。 ここからは予定していた焼岳小屋から周回で下山します。 展望台と呼ばれるピーク付近にも噴気口が見られ、風に煽られていますが噴気が確認できました。
ピークを通り過ぎると再度樹林帯の中の道となり、右下に小屋が見えてきます。 左右の分岐となり、右に焼岳小屋がありますが、ここは寄ることも無く稜線の乗越となる「新中尾峠」に到着しました。 日陰となるのでここで最後の休憩とし、湿った斜面を降りていきました。
笹に覆われた道を降りていきますが、木の階段など滑りやすいところが多いので、すべらないよう慎重に降りていきます。 新中尾峠から10分ほどで、往路に確認した焼岳小屋分岐に到着しました。
ここからは往路と同じ道を降りていきます。 しばらくは滑りやすい掘れた道を進んでいきますが、岩場を過ぎたところからは速度を上げてつづら折れの道を一気に降りていきます。 白水の滝の展望地を通り過ぎると林道終点に到着し、近道と書かれた尾根沿いの道を降りていくと焼岳小屋から1時間ほどで登山口に到着しました。
結局この日はこのコースを歩く人も少なく、登山口の少し手前で2名の登山者とすれ違っただけでした。 最後は林道を800mほど歩き無事駐車場に到着しました。(駐車場には、すれ違った登山者の車が一台だけでした)
【写真】
焼岳登山者駐車場
噴気が立ちこめる(右奥が焼岳)
火口から2km
奥飛騨温泉郷 中尾地熱発電所
林道ゲート
焼岳を望む
このカーブが登山口
沢へ降りる
尾根沿いに
右をトラバース
林道終点
白水の滝を見る
白水の滝1
尾根沿いに斜面を登る
木の階段
火口域から1km
トラバース
歩きやすい道が続く
苔むした道に
岩の横を進む
錫杖岳方面
ゴゼンタチバナ
平坦に
イチヤクソウ
焼岳雨量観測所
掘れた道を進む
焼岳小屋分岐
上りに
森林限界
アキノキリンソウ
アザミ
稜線に向かう
笠岳を望む
中尾峠に到着
焼岳へ向かう
白のアザミ
ハクサンオミナエシ
ヤマハハコ
奥に穂高連峰
大正池と霞沢岳
荒々しい斜面を登る
槍ヶ岳
槍ヶ岳と西尾根
岩場の上りに
槍ヶ岳・西穂高岳・奥穂高岳・前穂高岳・明
山頂が近づく
稜線で右へ
焼岳南峰
山頂へ
西側の展望
笠ヶ岳は雲の中
広い山頂
富士山
ガスに覆われ始め
下に出発地点の地熱発電所
乗鞍岳は雲の中…
中の湯方面へ
中の湯登山道方面
噴気を見る
正賀池
険しい南峰
下山開始
青い屋根の焼岳小屋へ
落石注意
展望台へ
ホタルブクロ
噴気口
リンドウ
降りる
樹林帯に
右下に小屋が見えて
焼岳小屋
新中尾峠
中尾登山口へ下山
滑りやすい道が続く
往路との分岐に到着
キバナホトトギス
鍋助横手
白水の滝2
沢を渡り無事下山
焼岳を見返す
地熱発電所から錫杖岳
駐車場に到着
【反省点】
特にありません。
【次回】
いいい
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