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[登山] 木曽御嶽山(チャオスキー場跡からピストン) [登山]

 今回は、涼を求めて毎年恒例の「木曽御嶽山」へ登ってきました。 昨年同様チャオスキー場跡から登りましたが、上部のハイマツ帯ではライチョウに出合いました。 また目的の一つのコマクサも賞味期限ギリギリでしたが見ることが出来、快晴の青空のもとで涼しく歩くことがてきました。

継子岳中腹から乗鞍岳方面の眺め

ライチョウ(2羽いるがツガイか?)

木曽御嶽山
(チャオスキー場跡からピストン)
日付 2024年08月02日(金)
天気 快晴
山域 木曽御嶽山
場所
岐阜県高山市高根町日和田
距離
13.1km
累積標高
+1372 -1372m
時間
7時間20分
人数 単独
撮影枚数
0501枚 (PENTAX WG-90)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0190枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(クマ注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ ライチョウ、池
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値、赤字は実積)
05:40 1800m 0.0km
チャオ御岳スキー場跡 出発
07:05 (01:25)
2179m 3.2km
ゴンドラ山頂駅
07:55 (00:50) 2300m 4.3km 日和田コース分岐
09:45 (01:50) 2859.1m 5.5km 継子岳
10:10 (00:25) 2690m 6.4km 四ノ池
10:40 (00:30) 2800m 7.1km 飛騨頂上
11:20 (00:40) 2859.1m 8.2km 継子岳
12:00 (00:40) 2300m 9.3km 日和田コース分岐
12:30 (00:30) 2179m 10.5km ゴンドラ山頂駅
13:00 (00:30) 1800m 13.1km チャオ御岳スキー場跡 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20240802.jpg

写真リンク:https://photos.app.goo.gl/QookBhvPv2ec6iBBA

【説明】 ※日和田コース以降は、度々訪れているので詳細は割愛します。

 昨年も同じ時期に登っていますが、今年も日和田方面から「木曽御嶽山」へ登ることにします。 前回の「焼岳」から高山市内に滞在しているので、登山口までは1時間半ほどの到着予定です。
 4時過ぎに出発すると高山市内を経由し、走り慣れた美女街道を通り日和田方面へと向かいました。 初めてこの道を走った時に比べると道路整備が進み、ほぼ2車線路となり走りやすくなっています。 そして予定通り5時半前にはスキー場跡に到着しました。

 早速出発の準備を整えるとゲレンデにある歩道を右に向かっていきました。 この日の上空は雲一つなく、青く澄んだ空をバックに御嶽山(継子岳)がよく見えていました。 以前下山した林道(作業道)を目指しますが、勘違いして記憶しており西のゲレンデへ向かう林道に入っていきます。

 暫くは林道を歩いていきますが、笹などが生い茂りとても進めなくなり少し戻ります。 間違えに気が付きますが、ここから上へゲレンデが通っているので、ゲレンデ沿いの道(作業道)を上部へ向かって歩いていきました。

 しかし、この判断は間違いでした。 スキー場が廃止されてからこの作業道を歩く人もいなくなり、今では背丈以上の草で覆われ始めていました。 それでも獣道がついているので、そこを上に向かって歩いていきますが、朝露などに濡れた草葉で全身びしょ濡れです・・・。

 それでも夏なので何とかなるだろうと登っていきますが、右に林道が近ずいたところで笹を漕いでそちらへ逃げていきました。 林道は先程よりは笹などは少なく、車が通った形跡もありました。 そのまま林道を進むと、前方に電波塔が見えてきて、この道は整備用で利用されているものと思われます。

 ここで林道は終点となっており、踏み跡などもありません。 少し手前まで戻るとゲレンデがあるので、そこから作業道を上へ向かって歩いていきました。 ここも草に覆われていますが枯れた沢沿いなどが歩きやすく、何とか「ゴンドラ山頂駅」まで辿り着きました。

 ここからは歩き慣れた道で、軽い登りのトラバースで分岐へと向かっていきます。 苔むした雰囲気の良い道を進んでいくと、50分ほどで日和田コースとの分岐に到着しました。 ここまで来ると山頂までは1kmほどですが、550mほどの標高差を直登するのでゆっくりと登っていきます。

 暫くは鬱蒼とした樹林帯を登っていきますが、次第に植生が代わり左に向かうと早い時期には残雪の残る谷に到着しました。 ここが「木無し」と呼ばれるところで、森林限界付近となります。 ここから上部は展望が開けますが、この日は遠方までよく見えており、乗鞍岳の奥には北アルプスの山々がハッキリと確認できます。

 つらい登りが続きますが、急ぐ必要もないので景色を楽しみながら登っていきます。 岩場が出始めたところで、ガサっという音とともに何かが登山道に飛び出し驚かされます。 その正体はライチョウで、二羽が仲良く登山道沿いを歩いていきます…。

 ライチョウはこちらの様子を伺いながらも、付かず離れず登山道を登っていきます。 その跡を追うように登っていきますが、ちょうどよいペースで疲れも引いていきました。

 もう少しで稜線沿いの緩斜面のザレ場と言うところで、ライチョウはハイマツの中へと姿を消していきます。 稜線からはこれまで見えなかった西側の展望が見られ、白山などが綺麗に見えていました。 ここまで来れば山頂はすぐそこで、ひと登りで誰もいない「継子岳」の山頂に到着します。

 相変わらず上空は抜けるような青空で、「剣ヶ峰」などに人の姿も確認できます。 ここまでスキー場跡で迷ったことで予定より若干遅れていますが、まだ10時前なので予定通り三ノ池手前まで周回することにします。 東にある二峰へと稜線を降りていきますが、前方に2名の登山者が確認できます。

 途中にロープで仕切られたコマクサの群落がありますが、今年は日照りが続いた影響なのか花は終盤と言ったところでした。 それでも数輪見頃のものがあるので、しゃがんでゆっくりと見ていきます。 二峰からはいわばの下りとなり、先程確認した登山者が近づきます。 落石などに注意しながら追い抜いて行くと、四ノ池からの小川を渡り登り返しとなります。

 ハイマツの中を縫うように登っていくと、次第に奥にある三ノ池が見えてきました。 矢張りこの時期ともなると池の水の色はくすんんでいますが、それでも青色の水面が綺麗です。 今回は三ノ池へは降りずに「飛騨頂上(五の池小屋)」へと向かいました。

 この道を歩くのは久しぶりで、以前より斜面の崩壊が進んでいるようです。 三段の小さなはしごを登ると崩壊した左斜面を進むと、三ノ池と摩利支天との分岐に到着しました。 ここからは眼の前にある五の池小屋を経由して、「継子岳」へと戻っていきます。

 五の池小屋には登山者は意外と少なく、5名ほどしか見かけません。 小屋の中を覗いていき可能なら昼食をとも思っていましたが、今年からカフェなどの利用は宿泊者だけとなったようです…。

 早々に小屋を後にすると、西側の稜線を継子岳へ向かって歩いていきます。 ここにもコマクサの群生がありますが、継子岳に比べこちらの方がよい状態のものが多めでした。

 この辺りもこの日は人が少なく、2名ほどしか見かけません。 針の山を通過し緩斜面を登ると「継子岳」に戻ってきました。 この時間の山頂にも人の姿は無く、小休止しながら最後の展望を楽しんでから下山を開始しました。

 下山は途中のガレや岩場のスリップに注意しますが、特に時間が掛かる所もなく、往路のライチョウにも合うこともなかったため、40分ほどでゴンドラ分岐まで降りていきました。 ここからも往路と同じコースで西へトラバースして行くと、30分ほどでゴンドラ駅に到着します。

 ここまで来れば後はスキー場を降りるだけで、往路のように迷うことも無く作業道を降りていくと、「継子岳」から1時間40分ほどで無事に駐車場に到着しました。

【写真】

スキー場手前に駐車

スキー場から継子岳を望む

本来の林道を通過…

西側のゲレンデを登る

乗鞍岳の眺め

背の高い草のヤブへ

ヤブを嫌い林道に復帰

林道終点の電波塔に到着…

結局、西のゲレンデを登っていく

ゲレンデトップが見えてくる

上部で林道に復帰

左の登山道に入る

ゴンドラ山頂駅

継子岳へ

倒木をくぐる

八ヶ岳の蓼科山

日和田コース合流

上りに

植生が変わる

バイケイソウ

展望が見られ始める

木無し(森林限界)

チングルマ(実)

モミジカラマツ

八ヶ岳

オトギリソウ

ヨツバシオガマ

乗鞍岳アップ

出発地を望む

急登に

ゴゼンタチバナ

岩場から下を望む

登山道にライチョウ(中央)

2羽いる

ライチョウも登山道を進む

結局ハイマツの切れ目まで一緒に

白山方面

高山市方面

白山アップ

山頂へ最後の上り

継子岳に到着

山頂方面を望む

時計回りに周回コースで

木曽駒ヶ岳(宝剣岳の右奥に富士山)

剣ヶ峰アップ

チシマギキョウ

コマクサ1

チシマギキョウ?の白花

四の池

降りていく

四の池からの小川

綺麗な水

振り返る

四の池近影

登り返す

三ノ池1

飛騨頂上へ

残雪

ミヤマダイコンソウ

ミヤマダイコンソウの花アップ

階段

イワギキョウ

三ノ池2

摩利支天方面

五の池小屋

濁河温泉分岐

イワツメクサ

コマクサ2

継子岳まで平坦な道が続く

ミヤマコウゾウリナ

イワギキョウアップ

チングルマアップ

針の山付近から白山方面

針の山

再度継子岳に到着

下山開始(乗鞍岳などに雲が湧き始める)

ゴンドラ山頂駅へ

木漏れ日の中を進む

林道上部に到着

最後は長い林道歩き

マツムシソウ

無事下山

この日は終日良い天気

【反省点】

 特にありません。

【次回】

 まだまだ暑い日が続くので、岐阜県の「籾糠山」に久しぶりに登ってきました。


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