[登山] 福井県 根来峠・百里ヶ岳・おにゅう峠・遠敷端の高周回 [登山]
今回は、滋賀と福井の県境(江越国境)にある「根来坂(ねごりざか)」に上根来から鯖街道を利用して向かいました。 峠からは「百里ヶ岳」までピストンし、本来の目的地である「遠敷端の高(おにゅうばたのこう)」まで周回で歩いています。 当日ははっきりしない天気でしたが、高曇りで琵琶湖や日本海などが望め、ブナ林などの中を楽しく歩くことが出来ました。
百里ヶ岳山頂
鯖街道(根来坂)を進む
日付 | 2024年10月05日(土) | ||
天気 | 曇時々晴れ | ||
山域 | 江越国境 | ||
場所 |
福井県小浜市中ノ畑
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距離 |
17.1km
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累積標高 |
+1523 -1523m
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時間 |
6時間30分
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人数 | 単独 | ||
撮影枚数 |
0???枚 (PENTAX WG-90)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4) 0000枚 (Panasonic DMC-GM1) 0???枚 (Panasonic DC-TX2) |
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登山難度 (A:安易~E:高度) |
B(下山尾根はC)
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展望 (A:良い~E:なし) |
C
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見どころ | 鯖街道、おにゅう峠、ブナ林 | ||
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値、赤字は実積) | |||
06:35 | 182m | 0.0km |
中ノ畑駐車地 出発
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07:15 (00:40)
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327m | 3.0km |
根来坂登山口
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07:50 (00:35) | 577m | 4.3km | 林道出合 |
08:40 (00:50) | 831m | 6.4km | 根来坂(峠) |
09:15 (00:35) | 931.4m | 8.1km | 百里ヶ岳 (5分休憩) |
10:00 (00:45) | 831m | 9.8km | 根来坂(峠) |
10:20 (00:20) | 826m | 10.5km | おにゅう峠 |
10:55 (00:35) | 751m | 12.3km | 751mピーク |
11:25 (00:30) | 624m | 13.5km | 林道出合 昼食休憩 |
11:50 (00:25) | 624m | 13.6km | 林道出合 出発 |
12:10 (00:20) | 748.3m | 14.2km | 遠敷端の高 |
11:30 (00:20) | 598m | 15.1km | 林道出合 |
12:55 (01:25) | 151m | 16.6km | 県道35号下山 |
13:05 (00:20) | 182m | 17.1km | 中ノ畑駐車地 到着 |
Garmin Connect
写真リンク:https://photos.app.goo.gl/xWh5jwpkHAK2fSsT9
【説明】
滋賀県と福井県の県境にある「百里ヶ岳」は何度か登っていますが、近くを通る「鯖街道」を歩いていないので、上根来方面から「遠敷端の高」を通って周回で歩くことにしました。
車で「おにゅう峠」まで入れますが、目的の街道が歩けないので、上根来の手前にある「中ノ畑」の集落跡からスタートすることにしました。 自宅から2時間程度と見て4時半前に出発しました。 北陸道の木之本インターで降りると、下道を福井県の「熊川」へと向かいます。 熊川を過ぎた所で国道27号線と合流し、小浜手前でカーナビに従って左の県道35号線に入っていきました。
幾つかの集落を通過すると次第に道が細くなりますが、道路はよく整備されており問題はありません。 小浜から20分ほど進んだ所で左の路肩が広くなり、予定通りそこに駐車し準備を整え出発しました。
ここから暫くは鯖街道の車道歩きで上根来へと向かいます。 朝方は前日までの雨の名残でガスが多く、山の上部はモヤかかかっていました。 程なくして上根来の集落に到着しますが、住む人は少なく人の気配がある民家は数軒でした。
集落を過ぎると一旦下り坂となりますが、酪農設備を通過すると緩い上りとなり根来坂の入口に到着しました。 ここからが本格的な登山道となりますが、遊歩道として整備されており歩きやすい道が続きます。
植林の中を大きく蛇行しながら登っていくと、気持ちの良い林となり明確な尾根となると「ゴザ岩」に到着しました。 ゴザ岩付近からは、北西方面が望め以前登った「多田ヶ岳」が近くに見えていました。
ここから尾根沿いを進むと3分ほどで林道と合流します。 ここからは尾根沿いに道があるようですが、林道もその直下を通っているので暫くは林道を歩いていきました。 林道からは西側の景色が望め、先程も確認できた「多田ヶ岳」や下山予定の山並みが確認できます。
林道を15分ほど進むと、左手に砂利が敷かれた道が尾根の上へと分岐しています。 その道を登っていくと「京都」と書かれた標識があり、それに従い尾根沿いの道を進みます。 少し入ったところに祠と井戸があり、そこが「池の地蔵」でした。
こんな尾根の上に井戸がと思い中を覗き込みますが、暗くて水は見えません…。 ここからの道はブナなどの自然林が多くなり掘れた道が続きます。 標高が上がり雲の中のガスを通過します。 右下に林道が近づきますが、接触することはなく左斜面のトラバースを進んでいきました。
そして出発から2時間ほどで、峠(針畑越)に到着しました。 ここは以前も訪れていますが、あまり記憶に残っていません。 ここからは尾根沿いの踏み跡を辿っていきます。 木の根が多い道でつまずかないように歩いていきました。 暫く進むと登りとなり、以前上りに使った「百里新道」からの道と合流します。
向きを北に変えると細尾根となり、右手に琵琶湖や比良山地の展望が望めました。 登りに転じると岩場などがあらわれますが、ロープなどもあり危険はありません。 最後は急斜面を登っていくと、峠から35分ほどで「百里ヶ岳」に到着しました。
今回でこの山頂は三回目ですが、いつ来ても雲で覆われ展望は望めません…。 暫く休憩したところで、来た道を戻っていきます。 往路は雲がかかっていた景色ですが、上空の雲が薄くなり青空が覗いています。 琵琶湖の対岸には、鈴鹿の山も見えており景色を眺めながらゆっくり戻っていきました。
40分ほどで峠に戻ると、おにゅう峠へ向かいます。 尾根沿いの道を登るとピークとなりますが、この日一番の展望地となっているのでしばし眺めていきました。 坂を一気に下ると左手に林道が見えてくるので、そこへ降りていきます。(以前はそのまま直進してロープで林道へ降りています)
林道を歩き右カーブを曲がるとそこが「おにゅう峠」でした。 お堂の左を登るとここも展望地となっており白山が望めますが、この日は結局雲が晴れることはなく向かう「遠敷端の高」が確認できる程度でした。
尾根沿いに西へ進むとピークとなります。 ここで高島トレイルは南に向かいますが、予定通りここからは北西の尾根を進んでいきました。 尾根沿いにはテープがありますが、踏み跡などは無く歩く人は少なそうです。 この辺りはブナ林が広がっており、気持ちの良い林が続いていました。
気持ちの良いブナ林は820mピークまでで、ここから先は雑木林となります。 伐採された跡を通過しますが、ヤブが多いので避けながら進んでいきます。 その後も灌木の多い尾根沿いを獣道などを頼りに751mピークまで歩いていきました。
751mピークで左に折れるとザレた細尾根となるので慎重に進みます。 ここからは右前方に小浜湾などが見えており、滑落に注意しながら暫く眺めていきました。 次のピークがこのコースで注意しなければ行けないところでしょう、左右に尾根が分岐していますが、ここは右へ降りていきます。
降りていくと尾根幅が広がり、幾つかの小ピークを巻いていきます。 前方が明るくなると、唐突に林道出合の崖に到着します。 林道まで20mほどあり左右に降りられそうな斜面が続きますが、思ったよりも急です…。 林の中の木にしがみつきながら降りていくと、無事林道に降り立ちます。
山頂で休憩とも思っていましたが、展望はなさそうなのでよい時間という事もあり、ここで昼食休憩としていきました。 斜面に腰掛けると朝歩いた谷を隔てて「桜谷山」が見えていました。 短めの休憩後は、切断された尾根に復帰し山頂を目指します。
ここからは歩く人も一定数いるようで、尾根筋に踏み跡が続いています。 尾根が広がると二重山稜となり、右から中ノ畑からの谷沿いの道と合流しました。 進むに従い急とゃ名となりますが、距離は大したこと無く程なくして山頂の東側に到着しました。
左上に山頂がありますが、そこまでは2mほどの急斜面となっています。 テープを辿り斜面を登ると、三角点のある「遠敷端の高」に到着しました。 山頂は樹木に覆われており展望はありますが、深山といった感じで落ち着きます。
ここから尾根は2分しており北西方面は「マタン」を経由し「黒峰」へと続いています。 こちらのコースは逆順で歩く予定があるのでまたの機会とし、653mピークのある北東尾根を中ノ畑へと降りていきました。
尾根を降りていきますが古い作業道が残っており、傾斜も緩く安心して進んでいけます。 653mピークを通り過ぎ暫く降りると、右下に林道が見えてきました。 ここが今回の核心部となり、事前に林道が伸びていているのは衛星写真で確認済みです。
この辺りの林道は斜面を大きく削って造成されており、尾根の末端は崖となっている場合が多めです。 ここもその可能性が高いので、まだ造成中の林道終点に降りるべく林道終点目掛けて降りていきました。 林道はまだ延伸予定だと思われ、林道終点には測量の形跡が残っています。
急斜面ですがロープがあり、無事に林道に降り立ちます。 林道は出来たばかりの感じで、側溝工事の最中です。 林道を歩き尾根沿いに進んでいくと、カーブ付近に工事詰め所のプレハブがあり、工事作業者の方たちが車の中で昼休憩中でした。(尾根末端は絶壁で、降りたところ以外の場所からは林道に下るのは困難です)
寝ておられるようなのでそろそろとプレハブの裏へと進み、尾根の続きを降りていきます。 ここまで来ると里が近いこともあり、明確な作業道などがあらわれました。 途中尾根は464m方面と分岐していますが、ここは作業道を無視し北東方面へ降りていきました。
こちらの尾根には境界標識があり、傾斜が緩むと作業道があらわれます。 左下は植林で谷へと降りていけますが、そのまま尾根沿いを降りていきます。 標高250m付近は急斜面の行となりますが、ここは落ち葉を利用して滑るように降りていきます。
あまり右に向かうと林道の崖になるため、左の谷を意識して尾根を外さないように降りていきます。 そして山頂から僅か45分ほどで、県道に無事合流しました。 ここからは500mほど先の駐車地まで車道を歩いて行きます。
【写真】
ここに駐車
中ノ畑谷分岐
ここは鯖街道
朝はガスっている
上根来
中央登山口を通過
山のてっぺん上根来
目指す尾根
坂を登る
ここから峠道に
植林の中を進む
傾斜の緩い上りが続く
気持ちの良い林に
ゴザ岩に到着
ゴザ岩からの展望
ゴザ岩の説明文
ゴザ岩
林道に出る
尾根に続く道はあるが
林道を歩く
多田ヶ岳(中央)方面の展望
ここで左に
尾根沿いの道に
池の地蔵
池の地蔵の説明文
井戸の中
明るい林に
深掘りの道
日差しが降り注ぐ
尾根の左斜面を進む
峠が見えてくる
峠の様子
根来坂の説明
根来峠地蔵菩薩
石塔
百里ヶ岳へ
雲が高速で抜ける
南側の展望
百里新道分岐
琵琶湖が見える
琵琶湖の奥に御池岳
最後の登り
山頂が見えてくる
山頂到着
百里ヶ岳山頂
一等三角点
琵琶湖方面の眺め(晴れだして)
琵琶湖を望む
展望地のようす
峠まで戻る
尾根の右斜面を進む
展望ピークに到着
小浜湾を望む
多田ヶ岳アップ
Google
御神島
北西方面(中央右に目指す遠敷端の高)
武奈ヶ嶽方面
左に林道出合
おにゅう峠へ
おにゅう峠に到着
ここから登る
おにゅう峠地蔵尊
おにゅう峠からの眺め
白山方面(雲が多い・・・)
比良山地方面
ピークへ
ナベクボ峠分岐(右へ)
テープがある
ブナ林を進む
ヌタ場
登りに
820mピーク
緩やかな尾根を下る
伐採地から南方面を望む
伐採地
軽いヤブに
751mピーク
細尾根を進む
ここで右の尾根へ
広い尾根に
ピークを巻いて進む
林道へ降りていく
林道は崖の下・・・
林の中を降りてくる
若狭遠敷線
ここから尾根に復帰
林道は北に延びる
尾根の続きに
山頂へ尾根沿いに進む
二重山稜
緩斜面を進む
山頂が近づく
左に山頂
三等三角点
遠敷端の高
下山尾根へ
広い尾根に(作業道が続く)
気持ちの良い尾根
右下に林道終点
作業道で林道へ
林道は整備中(側溝工事)
尾根末端は崖に囲まれ
降りるポイントなし・・・
工事事務所を通り抜け
右手の尾根を下る
境界標識あり
歩きやすい尾根
林道が近づくと複雑な尾根に
急斜面を降りる
竹林
戦没者の碑を目指して降りる
最後は階段で
駐車地まで車道を進む
【反省点】
特にありません。
【次回】
先週末に富山県の山に登ってきてので、その時の記録を計算します。
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