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[登山] 三重県 ヌタウから桧塚奥峰とヌタハラ林道周回 [登山]

 今回は、以前から予定していた三重県の「桧塚奥峰」にヌタウ尾根から登ってきました。 イベントが多い山行となり、ヌタハラ林道に下山するまで気が抜けません。 暑い日が続き今年は紅葉のハズレ年となりましたが、山頂付近ではそれなりに見ることか出来ました。

ヒキウス平(第3劇場)から桧塚奥峰と紅葉

ナイフリッジから不動滝を望む

三重県
ヌタウから桧塚奥峰とヌタハラ林道周回
日付 2024年11月04日(日)
天気 晴れのち曇り
山域 台高
場所
三重県松阪市飯高町蓮
距離
15.5km
累積標高
+1454 -1454m
時間
9時間35分
人数 2名(ヒキウス平からマナコ谷分岐まで+1名)
撮影枚数
0566枚 (PENTAX WG-90)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0094枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D(ナイフリッジ・岩場1箇所危険)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ ブナ林、紅葉
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値、赤字は実積)
06:55 380m 0.0km
ゲート駐車地 出発
07:25 (00:30)
494m 2.2km
ヌタウ尾根末端
07:50 (00:25) 664m 2.6km 670m地点 (10分休憩)
08:25 (00:35) 847m 3.0km 840m地点 (5分休憩)
09:15 (00:50) 1030m 3.8km ナイフリッジ 休憩(通過前後)
10:10 (00:55) 1030m 3.9km ナイフリッジ 出発
11:25 (01:15) 1326m 4.8km 第4劇場
11:40 (00:15) 1331m 5.3km わりばしさんカエデ 昼食休憩
12:15 (00:35) 1131m 5.4km わりばしさんカエデ 出発
12:40 (00:25) 1353m 6.2km 第1劇場
13:00 (00:20) 1355m 6.7km 桧塚若水 (5分休憩)
13:15 (00:15) 1383m 7.1km 桧塚奥峰 展望台
13:45 (00:30) 1396m 7.6km マナコ谷分岐
14:05 (00:20) 1222m 8.4km 山腹道トラバース開始
14:55 (00:50) 871m 10.2km 崩壊地通過 (5分休憩)
15:05 (00:10) 855m 10.4km 林道出合
16:00 (00:55) 460m 13.5km ヌタハラ林道始点
16:30 (00:30) 380m 15.5km ゲート駐車地 到着

Garmin Connect

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20241104.jpg

写真リンク:https://photos.app.goo.gl/ii7hsvXtAhDtWkHM9

【説明】

 やぶこぎネットのオフ会やスノー衆でお世話になっているグーさんに連れられ、三重県台高山脈の「桧塚奥峰」にヌタウと呼ばれる尾根から周回で歩くことになりました。

 登山口は8月に「桧塚奥峰」へ登った時と同じ、蓮ダムの奥にある集落跡付近です。 そこまでは途中で同乗させていただき向かいました。

 予定よりも早く7時前に到着しますが、以前崩落して通行止となっていた斜面がまた落石を起こして、今回も通行止めとなっています。 それでも以前より100m以上は奥へ入れるようになっており、通行止ゲート前の広場まで入ることが出来ました。

 ここからヌタウの尾根末端まで林道を30分ほど歩くことになりました。 尾根末端から先は林道ゲートがあり、終始車は通行止となっています。 末端からの道はありませんが、人や獣の踏み跡や古い作業道があるのでそれらを利用し斜面を登っていきました。

 尾根心に到着すると植林の切り株があり、いきなりの急登となります。 岩場があらわれ右から巻いていきますが、すでに危険なところなので慎重に登っていきました。 2個所ほど岩場を迂回すると、普通の植林帯となり暫くは尾根に付いた作業道を登っていきます。

 暫く登ると自然林となり岩場がまた現れます。 しかし、先程のように巻くことは無く、踏み跡もあるので問題とはなりませんでした。 その後も強弱を付けながら登っていきます。 933m地点まで来ると、右手に以前歩いた林道や崩壊地が見え、真下を流れるヌタハラ谷や夫婦滝の水音が聞こえてきました。

 次第に細尾根となっていきますが、木々が多く問題はありません。 しかし標高950mを過ぎた辺りで前方が明るくなり、岩稜が見えてきました。 その岩場に近づくと石は脆く所々にヒビも入っていました。 後ろに落石を起こさないよう慎重に登っていくと、上部は両サイドが切れ込んだナイフリッジとなっています。

 ここがこのコースの核心部となっている所で、手前は斜度も低く椅子替わりとなる倒木もあるのでここで休憩していきました。 グーさんは休憩もそこそこに、少し手前の左右から飛び出し鬱陶しいコウヤマキの枝をノコギリで切り始めます…。

 作業も一段落?した所で核心部の通過を開始しますが、グーさんが気を使い細引きのロープを設置して来れました。 細尾根部分は注意して進めばよいのですが、岩から一旦下りた鞍部は両サイドが切れ込みザレて足元が不安定です。 ここを細心の注意を払い通過すると、その後は南斜面に踏み跡もあるので危険はありません。

 邪魔な倒木などを通過し、再度樹林帯に入ると一安心です。 次第に傾斜が強まると標高1100m付近で岩場が立ちふさがります。 岩場は2つあり1つ目はそのまま突破できますが、勘違いし左から回り込んでいきました。 問題は2つ目で、こちらの直登は難しいのでやはり左から回り込んでいきます。

 左斜面は急傾斜で厳しいところがあるので、ここは三点支持で登っていきました。 尾根に合流しても暫くは急斜面ですが、次第に傾斜が緩みブナなどよい感じの自然林となって来ました。 紅葉しかけたブナを見ながら右斜面を進んでいくと、第一劇場と呼ばれる展望地に到着しました。

 展望地からは紅葉には少し早めでしたが桧塚奥峰の斜面などのカエデの赤や黄色が鮮やかで、それなりに見られました。 ここからはその桧塚奥峰へ向かい、時計回りで進んでいきます。 第三劇場を通過し少し進んだ所で、前方から「大丈夫ですか?」と少し遅刻したこちらを気遣う声が聞こえてきます。

 そちらへ向かうと大きなカエデの木のある合流地点に到着します。 すでに休憩されていたナズナさんですが、お会いするのは初めてなので、互いに挨拶したところで昼食休憩としていきました。 この時点で日差しはありますが、南から雲乾き出し日差しが遮られ始めていました。

 先も長いので休憩後は、予定コースで下山していきます。 まずは第二・第一と劇場を巡りそこから一旦沢へ下り「狸水」と呼んでいる水場に到着しました。 この日は先日の大雨の影響で水量が多めでしたが、普段は水場から出ている水流だけのようです。

 そこから尾根を一つまたいだところから上流へ向かうと、「桧塚若水」と呼ばれるところに到着します。 ここは言われないと水源として分かりづらいところですが、連なった岩場の下からコンコンと湧き出る水でおいしく頂けました。

 ここからは桧塚奥峰へ直接登るのではなく、南斜面をトラバースして山頂直下の岩場の展望地へ向かいます。 右に展望を眺めながら緩やかな斜面を進んでいくと、右手に樹木に覆われた展望地があります。 岩の上を進むと崖となっており、木々の間から朝登ってきたヌタウのナイフリッジが確認できました。

 展望を楽しんだ所で、直登で桧塚奥峰の岩場を登り山頂に到着しました。 ここは絶景の展望地ですが、周囲は雲に覆われ始めそれも長くはなさそうでした。 早々に山頂を後にヌタハラ谷左岸の作業道へ向けて下山を開始します。

 まずは「桧塚」へ延びる稜線を進むと、マナコ谷コースと合流します。 ナズナさんとはここまでで、ここからは二人で南斜面を適当に降りていきました。 古道を巡るのが目的なので、道跡を辿りながら標高を落としていきます。

 暫く降りると前回と同様、トラバースの入口に到着しました。 ここからは斜面を進んでいきますが、冬枯れが進み以前は気が付かなかったテープなどを確認しながら歩いていきます。 踏み跡を辿りながら進んでいくと、前回見落とした踏み跡の折り返しに気が付きます。

 ここで右下に折れるとその後も何度か折り返しながら順調に標高を落としていきました。 しかし、植林となると道も複雑に分岐しており、グーさんの指示に従いショートカットで古道を歩いていきます。 大岩の下を通過し標高900m付近まで降りると、最後の左折れを進んでいくと、前方が明るくなり沢の崩壊地に到着しました。

 前回は踏み跡も無く苦労しましたが、今回は登山道や作業道として使用されているので踏み跡も明確で、沢に降りるところには真新しいトラロープで手すりが整備されていました。 これを利用し無事に沢に降り立つと、ここで最後の休憩を取っていきます。

 沢からトラバースで古い小屋の横へ出ると、ここからは植林の作業道を歩いて林道終点に出合いました。 ここまで来れば後は林道歩きとなります。 途中で一箇所だけ廃林道を利用したショートカットを行い、1時間弱でタヌハラ林道の始点に降り立ちます。 そして更に30分で駐車地へと戻って行きました。

【写真】

通行止め駐車地から出発

落石現場

片付けられているが崩落は進行中

登る尾根を仰ぎ見る

橋を渡る

ダイモンジソウ

右カーブ

林道ゲート手前で右斜面へ

この斜面から登る

尾根に合流

尾根沿いを登る

境界が目印

序盤は急傾斜

岩を右から巻く

暫くは植林の作業道に

二次林に

岩場は巻いて

933m付近

この辺りも紅葉は序盤

前方にナイフリッジの岩峰

至る所にヒビ

旺盛な枝の勢い

ヌタウのナイフリッジ

南斜面のようす

蓮の山々

尾根を振り返る

桧塚奥峰アップ

岩から一旦降りるが下の岩が不安定

慎重に

ナイフリッジの先から桧塚奥峰(左上)と不動滝

不動滝アップ

細尾根

ここまでくれば一安心

石の多い尾根を進む

岩場(左を巻くが直登で十分)

左の巻き道

次の岩場も左から巻く

巻き道のようす

その後は踏み跡を辿る

危険はないが時間がかかる

最後の岩場

次第に傾斜が緩み

少しだけ紅葉

台高らしい景色に

台地の末端に到着

第4劇場

ナメラ山方面

紅葉

第3劇場から桧塚奥峰

桧塚奥峰アップ

わりばしさんカエデ

ブナ林

第2劇場から紅葉1

第2劇場から紅葉2

第2劇場から桧塚奥峰

第1劇場から桧塚奥峰と紅葉(このまま下へ)

沢沿いのテントサイト

尾根を跨いで北の沢に

沢沿いに上流に

狸水

更に遡る

桧塚若水

城壁状の岩場

桧塚奥峰の展望台にトラバース

斜面の紅葉

ナイフリッジアップ

山頂へ

桧塚奥峰

上空には厚い雲

桧塚途中の紅葉

マナコ谷分岐からの紅葉

マナコ谷分岐

古道を探しながら降りる

斜面の紅葉はいまいち

ここからトラバース

沢を渡る

この先で右に折れる

分かりづらいが踏み跡あり

大岩の下を通る

まだ鮮やかな緑

植林を下る

大きく蛇行する

長いトラバースに

崩壊マーク付近だが問題なし

ここで右下へ

最後のトラバース

よく踏まれた道

沢に降りる(整備されたトラロープあり)

通過地点の様子

上を見上げる

小屋を通過

林道出合

カモシカ

迷岳方面

少しだけショートカット(廃林道)

【反省点】

 特にありません。

【次回】

 いいい


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