SSブログ

[登山] 比良山地 豪雪の白滝山と音羽池(2018年スノー衆パート2) [登山]

 今回は、今季二回目となるやぶこぎネットのスノー衆に参加して来ました。 去年の6月にも登った比良山地の白滝山ですが、このところの雪で80cm近く積もっており、ラッセル交代で何とか登れましたが、最終目的地へは行けませんでした。 しかし、とても1000mほどの低山とは思えないぐらいの雪の量と景色で、雪山を楽しむことが出来ました。

白滝山直下の雪の様子

樹氷なのか?

2018年スノー衆パート2
比良山地 豪雪の白滝山と音羽池
日付 2018年01月28日(日)
天気
曇り、昼過ぎから小雪
山域 比良山地
場所
滋賀県大津市葛川坊村町
距離 6.6km
累積標高 +821m -821m
時間 07時間50分
人数 11名
撮影枚数 0154枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D(ラッセル、単独では困難)
展望
(A:良い~E:なし)
C
見どころ 山上池(音羽池、長池など)
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから)
07:35 305m 0.0km 坊村駐車地 出発
08:05 (00:30) 345m 0.8km 尾根取付点
09:55 (01:50) 695m 1.7km 695mピーク
12:20 (02:25) 1022m 3.4km 白滝山 昼食休憩
13:35 (01:15) 1022m 3.5km 白滝山 出発
13:45 (00:10) 958m 3.8km 音羽池
13:55 (00:10) 972m 3.9km 往路尾根合流
14:35 (00:40) 695m 5.2km 695mピーク(5分休憩)
15:10 (00:35) 345m 6.0km 尾根取付点
15:20 (00:10) 306m 6.3km 地主神社前
15:25 (00:05) 305m 6.6km 坊村駐車地 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色が推定)
20180128_map.jpg

写真リンク

※今回は、ラッセルで距離と景色の変化が少なかったため、写真と内容は薄めです。

 やぶこぎネットの今季二回目のスノー衆は、比良山地の白滝山と森山岳(1080mピーク)に向かうことになりました。 しかし、その前の数日の間に強い寒気の影響で雪が降り続き、登山口となる坊村で70cm以上の積雪を観測していました。 事前に集合場所も手前に変更となりましたが、当日朝の気温も低い予報なので、そこまで行けるか不安です。

 6時半の集合に間に合うよう、4時に起きて4時半前には出発しました。 新東名で京都方面へ向かいますが、草津JCTで栗東(りっとう)方面へ向かいました。 栗東ICで降りて琵琶湖大橋へ向かい走っていきますが、ここまで道路にはほとんど雪は見られませんでした。しかし、橋を渡る途中から路肩にも雪が見られだし、対岸に渡ると結構な雪が積もっています。 ここまで来ると集合場所までは、10分と掛かりません。 思ったよりも早く到着したので、コンビニに寄りますが、駐車場は圧雪路となっています・・・。

 そして湖西道路に乗り集合場所に到着すると、数センチの雪が積もっていました。 それなりに除雪されていますが、駐車の際はバキバキと雪の塊を砕きながら止まります。

 既に何名かの方が到着しているので、外で話をしながら待ちますが気温は氷点下4度でした。 全員集まった所で、数台に分乗し坊村へと向かいました。 徐々に山へと分け入ると、雪の量も次第に増えていきます。 幸い道路は綺麗に除雪されていますし、途中にも除雪車を見かけますが、路肩には2m以上積み上がっていました。

 坊村へ近づくと、集落は雪に埋もれ屋根には1m近く積もっています。 一面白いなった景色を眺めながら走っていき、坊村の駐車場に到着しますが、駐車場は除雪されていますが、脇には3mほどの雪が積み上げられていました。(下写真)

駐車場に除雪の山
駐車場に除雪の山

 駐車場には、すでに多くの登山者の車が停まっていますが、まだ駐車余地は余っていました。 ここで出発の準備を整え、予定通り林道へと向かいます。 去年6月に蓬莱山経由で縦走したときにも歩いたコースで、坊村の地主(じしゅ)神社の前を通り、ここで右の林道へ入っていきました。(下写真)

向かう尾根

向かう尾根

安曇川
安曇川

朝は氷点下4度
朝は氷点下4度

地主神社前を通る
地主神社前を通る

 驚いたことに林道は綺麗に除雪されており、ついさっき除雪されたばかりのようです。 滑りやすい道を気をつけながら奥へ進むと、チェーンで通行止めされる手前まで除雪されて楽出来ました。(下写真)

暫くは除雪された林道を進む

暫くは除雪された林道を進む

 ここまで手に持ってきたスノーシューですが、ここで履いていきました。 林道は50cm以上の新雪で、スノーシューで踏み込みますが、20cm近く沈み込みました・・・。(下写真)

ここから50cm以上の雪の上を歩く

ここから50cm以上の雪の上を歩く

 先頭に立って林道を歩きますが、これが大変です。 一足ごとに膝近くまで沈み込むため、いきなり耐力を消耗していきました。 程なく初めの急カーブに差し掛かり、ここから尾根末端の取り付きとなりますが、ここも一筋縄では登っていけそうもありません。(下写真)

カーブで尾根に取り付く

カーブで尾根に取り付く

 急登となり、ここをつづら折れに登っていきました。 先頭はラッセルとなるので、数分置きに交代しながら登っていきました。(下写真)

いきなりの急登

いきなりの急登

 全員で11名いますが、それでも一向にスピードは上がりません。 それでも次第に標高が上がり、周りの山も白く見えてきました。(下写真)

後ろに景色(鎌倉山)

後ろに景色(鎌倉山)

 予定の「白滝山」までは登り一辺倒で、初めは弾んでいた会話も静かになり、黙々と登っていきました。(下写真)

深い雪の登りが続く
深い雪の登りが続く

 出発から2時間以上掛かり初めのピークとなる695m地点に到着しました。 「北山」と書かれた標識がありますが、特に特徴はありません。(下写真)

北山(695mピーク)
北山(695mピーク)

 一旦下りとなりますが、すぐに急登の登り返しとなり、いっこうに歩みの速度は上がりません。(下写真)

皆でラッセル
皆でラッセル

ラッセルも厳しく
ラッセルも厳しく

 標高が上がり800m近くなり、天気も下り坂で雲が多くなると、次第に気温も下がりだし周りの樹木も凍りついていました。(下写真)

凍てつく樹木1
凍てつく樹木1

凍てつく樹木2
凍てつく樹木2

 傾斜が緩むと、左手に「白滝山」が近くに見えてきました。 ここでようやく自然林が見られますが、風雪も厳しいのか完全に凍りついて、とても低山とは思えません。(下写真)

樹氷なのか?
樹氷なのか?

 左に折れ山頂へ向かいますが、雪の量も多くなり腰高まで埋もれることも多くなります。(下写真)

山頂直下
山頂直下

 右に音羽池と思われる白い窪地を見ながら進んでいくと、最後の上りとなりました。(下写真)

右下に音羽池
右下に音羽池

それなりに景色が見られる
それなりに景色が見られる

山頂へ最後の登り
山頂へ最後の登り

 斜面を登り詰めると白滝山の北側の稜線に合流しました。 ここで右に折れて暫く進むと、見覚えのある山頂に到着しました。(下写真)

白滝山に到着
白滝山に到着

 ここで予定通り昼食休憩ですが、出発から5時間近く掛かっているので、最終目的地の「森山岳」へは行けそうもありません・・・。(取り付き直後のラッセルで諦めていますが)

 1時間以上温かい食事を摂り体も温まったところで、先程脇を通った音羽池へと降りていきました。(下写真)

池に向かって下りていく
池に向かって下りていく

 下りは楽ですが、それでも雪に埋もれたスノーシューを持ち上げる為、体力を消耗していきます。 程なく樹林の無い窪地に到着しますが、ここも見覚えがあるので「音羽池」だと分かります。(下写真)

雪に覆われた音羽池
雪に覆われた音羽池

 池と言っても元々水は少なめで、この時期は雪で覆われています。 池の中央を皆でスノーシューで横断すると、そのまま右の下山路へ向かっていきました。(下写真)

音羽池を横断し下山
音羽池を横断し下山

 暫く登りとなりますが、稜線で往路のスノーシューの轍に合流すると、ここからは11名で圧雪された高速道となっているので、それ伝いに降りていきました。(下写真)

往路を戻る
往路を戻る

 途中ピークで休憩を入れても、1時間ほどで下に集落が見えてきました。 途中からは各人勝手気ままに雪の斜面を降りていき、1時間半ほどで林道出合いに到着しました。(下写真)

最後は左の斜面をショートカット
最後は左の斜面をショートカット

 ここで林道を歩いても良いのですが、遠回りとなるので下の神社に向かって降りていきました。(下写真)

無事に下山
無事に下山

 そして、8時間弱で全員無事に駐車地に戻ることが出来ました。

今回の反省点は、
・特にありません。 久しぶりに深い雪の中を歩きましたが、スノーシューで無いと行けなかったと思います。

 次回ですが、週中にまた雪が降る予報なので、雪の無い山は諦めて雪山に向かう予定です。


nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 8

コメント 0

コメントの受付は締め切りました