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[登山] 三重県 河内から釈迦岳周回 [登山]

 今回は、以前から計画していた三重県の南伊勢にある「釈迦岳」に、南の河内から周回で歩いてきました。 当日は朝から北風が強く、この地域としては冷え込んだ日となり、釈迦岳周辺はうっすらと雪が積もっていました。

展望岩から釈迦岳を望む

釈迦岳(栃谷山)西峰から熊野灘を望む

三重県
河内から釈迦岳周回
日付 2024年02月24日(土)
天気 曇り時々晴(風強く)
山域 南伊勢
場所 三重県度会郡南伊勢町河内
距離
19.3km (内 8.7km車道)
累積標高 +1426 -1426m
時間
7時間15分
人数 単独
撮影枚数
0793枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0149枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D(距離長め)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ なし
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値、赤字は実積)
06:40 35m 0.0km 河内トンネル西口 出発
08:05 (01:25)
388.1m
3.4km 四等三角点(点名:東河内)
08:30 (00:25)
437m
4.4km 林道出合(437m付近)
09:00 (00:30)
682m
5.9km 686m付近
10:30 (01:30) 784.1m 8.6km 釈迦岳
10:55 (00:25) 733m 9.2km 釈迦岳西峰 昼食休憩
11:15 (00:20) 733m 9.3km 釈迦岳西峰 出発
12:05 (00:50) 606m 11.0km 電波塔付近
12:25 (00:20) 528m 12.2km 藤阪峠
13:40 (01:15) 30m 18.1km 県道入口
13:55 (00:15) 35m 19.3km 河内トンネル西口 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20240224map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/9BNqDKW4xpvUAhWS6

 以前、今回登った「釈迦岳」の東にある「倭ノ姫山」に「高山」経由で登っています。 その時から計画していた南の河内からの周回コースで歩くことにしました。

 駐車地に悩んでいましたが、河内隧道(トンネル)の西口に止められそうなところがあるので、まずはそこへ向かいます。
 自宅から2時間弱と見て、4時半過ぎに出発しました。 高速道路は混雑もなく1時間半ほどで紀勢大河内インターに到着します。 更にここから30分ほどの河内地区にたどり着くと、予定していたトンネル手前の路肩に停めていきました。

河内隧道西口に駐車

 出発の準備を整えると、北側の斜面から登り始めます。

北側の斜面へ

 鹿が多いのか声を上げて逃げていく中を、斜め上に向かって登っていきました。

斜め上へ登る

 足場の悪い急登ですが、程なくして伐採地に出て林道に出合います。

林道に合流

 暫くは林道歩きとなりますが、思っていたほど林道は使われてはいないようでした。

林道を奥へ

河内集落

 程なくして林道が尾根を乗越す現場に到着します。 切り通しとなっていますが、幸い尾根の上に林道が上がっていました。

ここから尾根へ

 尾根に乗ると一部伐採されており、歩きやすくなっています。

伐採地

アセビ

 尾根の右側(東)を見ると、朝焼けに染まった稜線の奥に白くなった「釈迦岳」が見えていました。(この日の前日からの雨は、標高の高いところでは雪となっていたようです。)

釈迦岳は雪景色

日を浴びて

 ここからは平坦な稜線を歩いていきます。

尾根沿いに作業道あり

 尾根沿いに作業道と思われる踏み跡が続いており、下草もなく歩きやすいところが続きます。

所々に巨木

暫くは高低差の無い尾根

 標高150m付近で登りとなりますが、踏み跡が斜めについており難なく尾根に合流しました。

標高150m付近

尾根に合流

 右斜面が植林となると、境界沿いに付けられた広い道を歩いていきます。

右に植林

広い道が続く

 標高200mから再度上りとなります。 明確な道がつついているのでそこを歩いていきますが、岩などがありスリップ注意です。

250mへの登り

尾根に岩

 274mピークに到着すると、ここで気持ち左へ折れて斜面を下っていきました。

274mピーク(左へ)

 ここは風が強いのか倒木があるので、それを避けて歩いていきます。

倒木の左から

 再度登りとなると尾根は右へ曲がっいきます。 ここも左手に植林が続いているので、その境を進んでいきました。

ここから登りに

右に折れる

左が植林に

 作業道が続いていますが岩が多くなり、右手の獣道を登っていきます。

岩の多い尾根

 次第に尾根の幅が広がり幹の細い灌木が多くなります。

三角点ピークへ最後の登り

尾根が広がる

灌木が多く

 右方向はヤブっぽくなり、左手の植林が比較的歩きやすいのでそちらへ向かうと四等三角点の「東河内」に到着しました。

左へ

三角点ピークに到着

 ここで小休止してから、北東に続く破線路へ向かいます。

北東へ向かう

 破線路は作業道が続いていますがあまり歩かれていないのか、思っていたほど歩きやすい道ではありません。 しかし、それなりに見どころはあり、巨木や岩場などが続きます。

ここにも巨木

岩場

良い雰囲気に

 地図の林道が近づいてきますが、伐採後に放置されているのか灌木などが生い茂り歩きづらい道となってきます。

細い道に

灌木を避けながら進む

 灌木などを避けながら進んでいくと、植林が多くなり唐突に林道に出合いました。

植林に

尾根沿いの林道を歩く

 林道は地図通り尾根沿いに続いているので、尾根歩きは諦め林道を進んでいきます。

石垣のような堆積層

 「道方山」からの稜線が近づくと、傾斜が強まり林道はつづら折れについています。

林道はつづら折れに

 当初はここを直登しようと思っていましたが、尾根沿いの古い道は寸断されていました。

破線路は分断されて

 傾斜が緩むと地図通り林道は右へ離れていくので、適当なところで左の尾根に登っていきます。

ここで左の尾根へ

 尾根を進んでいくと、境界稜線に出合いました。 稜線沿いに薄い踏み跡とテープが点々とついているので、それらを頼りに北西に向かって歩いていきます。

稜線に到着

 標高が670mを越えたところで、地面に粉のような雪が目立ち始めます。

雪が残る

 次第に稜線が広がりどこでも歩けそうになります。 ここは迷いそうなところで、方角を確認しながら歩いていきました。

686m付近で広い稜線に

踏み跡を進む

 686m地点の南側を通っていきますが、ここから先は複雑な地形となります。 とは言え、明確な踏み跡やテープが付いているので、それらを辿って進んでいきました。

686mの南を通る

粉雪で白く

この辺りは複雑な地形(テープあり)

緩やかな登りに

 459m地点の西にある700mピークに登りだすと岩場があらわれます。 

大きな岩があらわれる

 岩場の右を巻いていきますが、その横から上に登れそうなので岩へ向かいました。

岩の上へ

 岩には登った形跡もあり難なく登ります。 上部は平坦となっており、天然の展望台となっていました。

岩の上は展望台

 ここはこの日一番の展望地で、向かう「釈迦岳」が近くに見えていました。

釈迦岳を望む

展望岩からパノラマ

 また眼下に歩いてきた尾根と、その先に熊野灘を望むことができました。

熊野灘を望む

迷岳方面

大台ケ原

 ここからもいくつもの小ピークがあり、その右斜面をトラバースしていきます。

次第に雪が多く

トラバースするが滑りやすく

尾根に復帰

 ピークを通過し下りとなると前方に釈迦岳が近くに見えてきました。

尾根沿いは軽いヤブ

山頂が見えてくる

 鞍部付近で岩が多くなりますが、危険な箇所などはありませんでした。

大きな岩

岩が多くなる

獅子ヶ岳方面

 稜線が北西に向かうと左が切れ落ちたところが出てきました。 岩が突き出ており、絶好の展望地となっていました。

岩場の崖から

稜線の岩場から展望

左斜面に崖が続く

平坦地を進む

稜線からの展望2

 暫くは平坦地が続きますが、右側が植林となると山頂への登りとなります。

また雪が

右に植林

 尾根沿いはヤブが出ているので、植林との間の作業道を登っていきます。

植林の中をトラバース

 登りは長くは続かず程なくして傾斜が緩みました。

広い尾根に

山頂付近

 そして前方に植林が見えてくると、そこが釈迦岳の山頂でした。

釈迦岳山頂

 ここまで登山者(人)は見かけませんでしたが、丁度「藤越峠」からと思われる2名の女性登山者の方が登ってこられました。

藤坂峠へ

山頂に石積み

 山頂は展望も無いので写真だけ撮り西峰へと向かいます。

右へ

まずは西峰へ向かう

 テープに従い西尾根を降りていくと、途中の岩の上から西方面が望めます。

山頂西の岩場から展望(右から局ヶ岳・三峰山など)

台高山脈

 ここからの下りは急斜面となっており、岩に雪が積もって滑りそうです…。 慎重に降りていくと「のぞき岩」と書かれた標識があらわれました。

滑りやすい斜面に気をつけて

のぞき岩へ登る

 標識左の岩に登れるようになっているので、雪に注意して登ります。 ここからは向かう「西峰」が右に見えており、稜線からも見えていた熊野灘も見ることができます。

のぞき岩から西峰

のぞき岩からの展望

 展望を楽しんだところで、岩を降りて更に西へ向かいます。

鞍部付近

 鞍部から西峰の登りとなりますが、標高差は大したことはありません。

西峰へ登る

 西峰に到着すると大きな岩が目立ちますが、山頂は更に進んだ目立たないところにあります。

西峰には大岩

西峰に到着

 ここも展望がありませんが、5mほど南に岩場の断崖があり180度の展望が得られました。

釈迦岳西峰から熊野灘を望む

山頂を仰ぐ

神前湾を望む

 この日は北風が強く寒かったのですが、ここで陽を浴びながら昼食休憩としていきました。 休憩後は冷えてきたので早々に下山を再開します。

一気に下る

 西峰から分かりづらい南尾根を慎重に降りていくと、先程までの雪が嘘のようになくなります。

標高が落ち雪がなくなる

 ここから藤坂峠へ向かいますが、稜線には幾つか小ピークがあります。

623m手前

 623mピークから先は次第に踏み跡が濃くなっていきました。

ここで左へ

30分ほどで遠くに

 前方に電波塔が見えてくると、下山予定の南尾根のピークが近づきます。

前方に電波塔

ここから登りに

 鞍部からの登りは右に道が続いており、そこを進んでいくと灌木の茂るピークに到着しました。

右斜面を進む

分岐ピークに到着

 典型的な伐採後に放置されたところで、南尾根の分岐を確認しますがヤブっぽい感じです。

電波塔方面

 時間にも余裕があるのでサブ案として考えていた「藤坂峠」経由で下山することにします。 灌木の間にある切り開きを頼りに西へ降りていくと、程なくして広い道に出てきました。

広い道に出る

 そのまま進むと、電波塔施設の脇の作業道に繋がっていました。

電波塔の敷地を迂回して進む

 手前の電波塔を通り過ぎると車道へと合流し、そこからは更に先の電波塔へ向かいます。

舗装路へ出る

 先の電波塔の脇を通ると舗装路に出合い、ここから暫くは車道あるきで降りていきました。(不用意にショートカットすると崖になっています)

この先で車道へ

下に藤坂峠

浅間山

 つづら折れの車道を歩いていくと、ゲートがあらわれます。 ここは歩きであれば境目から乗り越えられるので、その先の道を更に降りていきました。

落石の多い道

 峠までは通る車は少ないようで、落石などが散乱しており車の通り抜けは難しそうです。

車の通行は困難

藤坂峠に到着

 そして電波塔から20分ほどで「藤坂峠」に到着しました。

大紀町方面

 ここは南北に県道が繋がっていますが、走る車(バイクも)はありません。

ここから長い車道歩き

 道沿いのガードレールからは熊野灘が望めますが、ここが最後の展望地となりました。

藤坂峠付近からの眺め

 下の集落に下山するまで6km近くの道のりですが、車道あるきにも慣れてきているのでそれほど苦にはなりませんでした。 下山までの間、道沿いに何体かのお地蔵さまが祀られています。

お地蔵様

 程なくして当初予定していた尾根が前方に見えてきると、峠から10分ほどで合流します。

下山尾根が近づく

 車道は左へカーブしているので、ここでショートカットしていきました。

ここで尾根沿いに進む

 尾根沿いには古い作業道が続いていますが、木の枝などが張り出し邪魔します。

古い道がある

左斜面の道を進む

 左下に先程の道が見えてくると、適当なところで車道に降ります。

道なりに進み左下の車道へ降りる

ここを降りてきた

 車道には起点からの距離が書かれており、峠に7.5kmの標識がありました。 ショートカットしたこともあり、ここで5.5kmと書かれていました。

後5.5km

降りた斜面の先にしっかりした降りる道が…

 先程の地点から更に1km進むと、今度は右カーブにショートカット地点があらわれます。

4.5km地点でまた尾根へ

 ここも尾根沿いを進みますが、今度は林道跡に出てきます。

廃林道に出るが

 林道跡は三等三角点ピークの西斜面を進んでいます。 次第にヤブが多くなりますが、低いシダが中心なので車道合流までなんとか歩いていけました。

林道はヤブに覆われ

車道に出る

 すぐに次のショートカット地点に到着しますが、ここから先は良い道とは言えませんでした。

また尾根へ

 ここも右斜面に古い林道が幾つかありますが、どれもシダのヤブに飲まれ始めていました。

シダのヤブ

 ヤブが途切れる気配がないので、早々に諦めて左の車道に急斜面を降りていきます。

ヤブを嫌って降りてきた

 ここから先はショートカットできるところもないので、ダラダラと車道を歩いていきます。

ここからは車道歩きに

お地蔵様

 集落が近づいたところで、尾根の乗越しに出合います。

尾根の乗越に到着

 ここで左へ向かうと、尾根沿いから外れて標高を落としていきました。

ここまでの道は路肩注意

 左手に集落が見えてくると、途中から車道脇が伐採されて景色を見ながら降りていけます。

歩いてきた稜線を見る

空き地に太陽電池パネルが多い

 そして峠から1時間15分ほどで、県道の始点?に到着しました。

最後まで道沿いに

道の始点

 ここからは河内川に掛かる橋を渡り、河内集落の中を歩いて駐車地へ帰っていきました。

橋を渡り駐車地へ戻る

【反省点】

 特にありません。

【次回】
 膝の調子が悪いので、週末に岐阜の低山に登ってきました。


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