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[登山] 岐阜県清見 滝ヶ洞山・小鳥峠・漆洞山周回 [登山]

 今回は、岐阜県清見にある「滝ヶ洞山」から「小鳥峠」を経由して「漆洞山」を周回で歩いてきました。 滝ヶ洞までは曇り空でしたが、昼にかけて晴れ間が広がり北アルプスなども望めました。

滝ヶ洞山手前から猪臥山を眺める

No.15鉄塔からの眺め(前穂高岳・焼岳・霞沢岳など)

岐阜県清見
滝ヶ洞・小鳥峠・漆ヶ洞周回
日付 2024年02月10日(土)
天気 曇り時々晴
山域 飛騨山地
場所 岐阜県高山市清見町夏厩
距離
12.2km
累積標高 +1127 -1127m
時間
8時間00分
人数 単独
撮影枚数
0680枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C
展望
(A:良い~E:なし)
C(鉄塔から北アルプスの展望)
見どころ なし
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値、赤字は実積)
07:00 937m 0.0km 国道158号線路肩 出発
07:50 (00:50)
1106m
1.1km
1106m地点
08:50 (01:00)
1249.2m
2.3km 滝ヶ洞山
09:40 (00:50)
1233m
3.4km 1233m地点
10:10 (00:30) 1230m 4.1km 鉄塔出合
11:10 (01:00) 1226.0m 5.6km 三等三角点(点名:牧ヶ洞) 昼食
11:25 (00:15) 1226.0m 5.6km 三等三角点(点名:牧ヶ洞) 出発
12:05 (00:40) 1000m 7.1km 小鳥峠
13:25 (01:20) 1320.5m 8.9km 漆洞山
13:45 (00:20) 1263m 9.4km 1263m地点
14:30 (00:45) 1060m 10.8km 伐採地出合
14:55 (00:25) 921m 11.7km 林道上立渡線入口下山
15:00 (00:05) 937m 12.2km 国道158号線路肩 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20240210map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/TziJnAcZTNwrrmaZ8

 高山の姉の家に向かうことになったので、近くの山へ登ることにしました。 幾つかの候補から、あまり登山の対象とされていない「滝ヶ洞山」と「漆原山」へ向かいます。
 登山口は「滝ヶ洞山」の北にある国道158号線の旧道とし、15分ほどで到着するので朝6時半すぎに出発しました。

 今年は飛騨も雪が少なく駐車地に苦労するだろうと思っていましたが、国道沿いの駐車予定地から少し進んだ路肩の破線路内に止めることが出来ました。

路肩に駐車

 ここから下山予定の伐採地が見えますが、ここも雪は少なく地肌が見えています…。

下山予定の伐採地を確認(雪が少ない…)

 早速準備しますが、路肩脇から雪なので早速スノーシューを装着します。

車から直接雪の上へ

 雪は予想に反して固くは無く10cmほど沈み込みます。 雪に埋もれた林道を2回ほど横切ると、予定していた尾根に合流します。

林道を横切る

予定の尾根を進む

 尾根は急登というわけではありませんが、雪が少なく笹ヤブなどが出ていて邪魔でした。

リボンが付いている

 程なくして左斜面が伐採地となっているところに到着します。 朝は生憎の天気で、鈍よりと雲が立ち込めていました。

ガスで煙る

伐採地は雪斜面

 左の伐採地にある林道を歩けば楽なのでしょうが、意味がなくなるので尾根沿いを進んでいきます。

雪が柔らかく苦労する

 柔らかい雪と笹薮など手間取りながら尾根を進んでいきますが、それほど時間が取られているわけではありません。

雪が少なく笹ヤブに

 尾根沿いには鹿と思われる足跡が続いており、山頂まで断続的にありました。

足跡は鹿のもの?

雲が降りてきた

 鹿の足跡の固まった雪を踏みながら歩いていくと、1090m付近から伐採地はなくなり雑木林の中を歩いていきます。

木々の間を抜ける

 ここまで来ると枝に針のような細かい霧氷が付き始めていました。

僅かに霧氷

細い幹が邪魔に

 そのまま奥へ進んでいくと、また左斜面が伐採地となり雪の斜面が広がります。

1106mピークから左の伐採斜面を進む

右の植林との間を進む

鹿もウロウロと

雪の斜面

 伐採地の脇を歩き上部を通過すると、1150mピークに到着しました。

伐採地の上部を通る

1150mピークで左へ

 ここで左に折れると右斜面が植林となります。 鹿はこの中をトラバースしていますが、先のことを考えて尾根沿いを進んでいきます。

右斜面をトラバース

登りに

 ここに来てようやく雪の量が増えてきました。

雪が多くなる

 植林の中をあるくようになると作業道の名残か、尾根沿いにテープが続いていました。

ピンクテープが続く

 少し前から明るくなってきていましたが、木々の間から日が差し込み始めます。

陽が差し込む

 気がつくと上空は晴れ間となっています。 「滝ヶ洞山」の上りとなると、左の樹木の間から雲海の上に猪臥山などが見えていました。

雲海と猪臥山(左)

三ヶ辻山(左)、右に土倉山

 滝ヶ洞山の手前から笹が多くなり、その上に積もった雪を踏み抜きながら登るので苦労します。

滝ヶ洞山手前

 そして出発から2時間ほどで「滝ヶ洞山」の山頂に到着します。

滝ヶ洞山

 三角点の標識などは見当たらず、完全に雪の下に埋もれています…。 展望はありませんが、東側の木々の間からわずかに北アルプスの山々が見えていました。

木々の間から北アルプス

笠ヶ岳

 小休止の後は東尾根へ進みます。 そたらを確認すると笹などが茂るヤブとなっていますが、その先は歩けそうなので踏みつけながら突破していきました。

東尾根はヤブ

 この辺りから南側が霧氷の良い雰囲気となっており、近くの山(火山?)も見えていました。

南方面が少しだけ見えて

霧氷(上空は青空)

 歩きやすい尾根ならよい所ですが、相変わらず笹が多く簡単には進めません。

左の植林との間を進む

 ここから先は標高差もあまりない稜線歩きとなります。 左側がところどころで切れているので、景色を眺めながら歩いていきました。

猪臥山

籾糠山

三ヶ辻山方面

 下りになると幾分歩きやすくなりますが、ヤブの下から笹もあらわれ素直に進むことは出来ません。

下りに

笹が邪魔に

鞍部からの登り

 鞍部から登り返すと、T字尾根となりここで右に折れていきました。

T字尾根は右へ

 その先も笹の多いところが続き、1233mピーク手前からは笹の下の空洞を踏み抜き難儀します…。

笹の多い尾根が続く

1233mピーク手前

 1233mピークにたどり着くと、南側が明るく綺麗な霧氷が見られました。

1233mピーク(左手前へ)

この辺りも良い霧氷

 ここで左に折れると鉄塔のある尾根を進んでいきます。 しかし、間のピーク付近は笹が多く中々進みません。

笹の登りに

平坦な尾根が続く

 平坦な尾根となるとヤブも落ちつきます。 そして鉄塔手前のピークに到着すると、左手から広い道と合流しました。

鉄塔手前ピークで道?があらわれ

 少し進むと巡視路の標識があらわれ、巡視路のジャンクションとなっていました。

巡視路分岐(No.15へ)

 巡視路は笹も刈られており、歩きやすい道が続きます。

巡視路にヤブはない

 そして前方が明るくなるとNo.15鉄塔に到着しました。

No.15鉄塔に到着

猪臥山方面

 ここはこのコース一番の展望地となっており、右に高山市街地とその奥に北アルプスが見えています。

鉄塔から北アルプス(右から乗鞍岳・焼岳・前穂高岳など)

左から前穂高岳・焼岳・霞沢岳など

笠ヶ岳と僅かに槍ヶ岳

猪臥山

乗鞍岳

三ヶ辻山

 ここで展望を眺めながら暫く休憩していきます。 休憩後は、そのまま尾根を降りていきますが、先程までの明確な道ではなくなります。

鉄塔から先に巡視路はない…

 とは言え、道が無いわけではなく作業道と思われる道が続いており、ヤブなどはほとんどありません。 少し降りたところで地図にある林道と出合いました。

林道

 林道は西に開けており、ここまで見えなかった白山方面が望めますが、残念ながら雲に覆われ確認できませんでした。

林道からの展望

御前岳・栗ヶ岳・猿ヶ馬場山など

奥三方岳

 林道の右にある斜面に登り返し尾根の続きを進みます。 この尾根沿いには巡視路の広い切り開きがあり、歩きやすい道が続きます。

尾根に復帰(巡視路)

道なりに進む

 1211mピーク手前で右に折れ、1202m方面に標高を維持したまま歩いていきます。

No.13へ

うさぎの足跡

1202mピークへ

 程なくして1202mピークに到着すると、巡視路はここで右に折れ下にある鉄塔に向かっています。

1202mピークは分岐(左へ)

 ここで左に別れますが、峠に向かって作業道と思われる道が続いていました。

巡視路から外れるが道はある

 北西に向かう尾根で三角点へ向かいますが、右が切れて景色が見えており気持ちの良い尾根でした。

三角点ピークへ登る

 傾斜が緩むと三角点ピークが前方に見えてきます。

傾斜が緩む

前方に三角点ピークが近づく

 ピークまでは平坦な尾根となっており、大きく登ることもなく手前の分岐点に到着しました。 ここで左に向かうと峠方面ですが、ここは直進し三角点へ向かいます。

ピーク手前の分岐点(直進する)

 50mほど進むと、右手に広場があらわれ三角点標識が雪の上に出ていました。

三角点ピークに到着

 周囲の雪を堀って三角点を探しますが結局見つかりません…。

三角点を探すが見つからず

 ここで木々の間から北アルプス方面が見えていたので、倒木の上に座り込み昼食休憩としていきました。 短めの休憩後は先程の分岐まで戻り、北にある小鳥峠へ向かいました。

 下り始めたところで雪が掘られた水場があらわれます。 この穴はイノシシが掘ったようで、夏場はヌタ場なのでしょうか?

猪の仕業?

 そのイノシシと思われるラッセル跡が尾根沿いに続いていますが、その跡にはパワーを感じます…。

ラッセル跡

 休憩までは陽も差し込んで天気が良かったのですが、いつの間にか一面雲に覆われ始めています。

曇ってきた

 尾根沿いは小鳥峠までは作業道が続いており、ヤブも無く快適に降りていきました。

ヤブも無く順調に下っていく

 唐突に林道終点と出合いますが、そのまま尾根を下り続けます。

林道終点

更に尾根を下る

 選考するイノシシや鹿それにうさぎなどの足跡をたどると、1090mピーク付近に到着しました。

先行する足跡を追う

テープに従って左に下る

 ここで左に折れテープを頼りに降りていくと、小鳥峠の国道と合流しました。

峠が近づき車の音が

車道が見えてくる

 小鳥峠の車道は当然ながら綺麗に除雪されているので、スノーシューのまま足早に横切っていきました。

小鳥峠1

小鳥峠2

 対岸にお地蔵様が祀られており、その左奥にピンクテープが見えたのでそちらに向かって登り返します。

小鳥峠のお地蔵様

尾根に向かう

ピンク紐あり

 緩やかな登りを進んでいくと、尾根の大木にテープで印がついています。

境界尾根に乗る

 ここで左に折れると尾根沿いに右奥へと登っていきました。

尾根沿いに右へ

 尾根が広がると南からの広い道と合流しました。

広い道?に

 2mほどの幅で木々やヤブが刈られており、歩きやすい道が上部へ伸びていました。

どこからかまた獣の跡

 ここも獣の足跡が続いており、それを追って登っていくと唐突に電柱があらわれます。

電柱が

 地面に配線されているのか電柱に架線は張られていませんが、その後も電柱が一定間隔であらわれます。

1100m付近

また電柱

 この道はこの電柱の整備用の道のようです。

高山市方面

 峠が標高1000mでそこから200mほど上がったところで、左手に山頂が見えてきました。

1200m付近

左に山頂

 その山頂から伸びる右の稜線に合流すると、アンテナが張られた電柱があらわれここが道の終点のようです。

1250m稜線

 電柱の正体?が判明したところで、左の山頂に向かって最後の登りにかかります。

道はここまで

 道はなくなりますが笹などのヤブは雪に押さえつけられており、人が通らないわけでは無いようでそれなりに歩けました。

稜線を進む

笹が多く

 山頂手前で傾斜が強まりますが、前半のヤブの登りに比べれば大したことはありません。

山頂はすぐそこ

 そして峠から1時間半弱で、「漆洞山」に到着しました。

木々に覆われた山頂

 ここの山頂も木々に覆われ展望はありません。 天気も下り坂となっているので、早々に下山を開始します。

下山は西へ向かう

 下山は西へ向かい、次の尾根分岐で南へ下っていきます。

境界標識とテープあり

 その南尾根が問題で、植林ですが笹が多く右斜面の少ないところを歩いていきました。

南西へ向かうが笹薮

ヤブの薄い右斜面を進む

 植林帯を通り過ぎると尾根幅が細くなり、ヤブも落ち着きます。

1263mピーク付近

 ここから尾根は複雑に分岐しているので、GPSで確認しながら降りていきました。

ここで左に(道が現れる)

 途中からテープがあらわれ、作業道とおもわれる道があらわれ楽になります。 ここまでも雪がちらつくことはありましたが、この辺りから本格的に雪が降り出します。

雪が降ってきた

 1154m手前で南の979mの鉄塔へ向かい、作業道から分かれ左の斜面を降りていきました。

ここで南(左下)へ向かう

 ここから一度伐採したのか細い幹が多くなり難儀します。

細い幹が多く

 それらを避けながら進んで行くと、国道から見えていた広い伐採地に出てきました。

1080m付近で伐採地に出る

 天気が良ければ遠くの山も見えたかもしれませんが、この時間は往路に通った伐採地などが近くに見えていました。

中央に越ヶ谷(左の伐採斜面は往路のコース

 伐採地からは歩きやすくなるかと思いこのコースにしましたが、雪が少なく笹があらわれていたのと、放置された倒木なども多く仕方なく林道を歩いていきます。

林道を進む

木にはしごが付けられ

 雪の多い所を選んで降りていくと、鉄塔に到着しました。

下の国道に自分の車

鉄塔(978m)に到着(そこまではヤブ)

 最後は鉄塔から降りる予定でしたが、ここも笹が出ており迂回して降りていきます。

すぐ下に国道があるが倒木で行けづ

 下山予定地点には林道が西から来ていますが、崖となっているので軟着陸できる箇所を選んで降ります。

最後はここを降りてきた

林道 上立波線

 無事に国道に出合うとここでスノーシューを脱ぎ500mほど離れた駐車地へと戻っていきました。

雪の中 車へ戻る

【反省点】

 特にありません。

【次回】
 週末にやぶこぎネットのスノー衆に酸化したので、その時の山行を掲載します。


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