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[登山] 三重県 鈴鹿 仙ヶ岳・御所平・臼杵ヶ岳・霧ヶ岳周回 [登山]

 今回は、久しぶりに鈴鹿の「仙ヶ岳」に紅葉を見に行ってきました。 見頃より遅めでしたが、朝焼けなどに照らされた紅葉がよい感じで、午後に掛けて天気も回復し終始景色を眺めながら歩くことが出来ました。

仙ヶ岳から北側のパノラマ

臼杵ヶ岳の展望岩からの眺め



三重県 鈴鹿
仙ヶ岳・御所平・臼杵ヶ岳・霧ヶ岳周回
日付 2023年11月26日(日)
天気 曇のち快晴
山域
鈴鹿
場所 三重県亀山市安坂山町
距離 24.4km(内車道8.2km)
累積標高 +1902 -1902m
時間
8時間50分
人数 単独
撮影枚数
1010枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D(距離長い、道迷い注意)
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ 景観
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値、赤字は実積)
06:40 127m 0.0km 仙ヶ岳登山口駐車地 出発
07:35 (00:55)
370m
3.8km
白谷・南尾根分岐
09:10 (01:35)
961m
7.0km 仙ヶ岳 休憩
09:15 (00:05) 961m 7.0km 仙ヶ岳 出発
10:10 (00:55) 832m 9.6km 御所平最高点
10:45 (00:35) 764m 11.4km 船石 昼食休憩
11:05 (00:20) 764m 11.5km 船石 出発
11:30 (00:25) 697m 12.9km 臼杵ヶ岳(展望岩往復)
12:05 (00:35) 495m 14.7km 安楽越
13:05 (01:00) 635m 16.3km 霧ヶ岳
14:00 (00:55) 382m 17.3km 火打谷出合
14:20 (00:20) 298m 18.0km 林道出合
14:35 (00:15) 271m 19.8km 林道小川分岐
15:10 (00:35) 153m 23.1km 新東名高架下通過
15:30 (00:20) 127m 24.4km 仙ヶ岳登山口駐車地 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20231126map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/cdc8vQZMMrbqKvHy6

※何度か歩いた道も多いので、写真中心で説明します。

 土曜日の天気が悪いので、今回も日曜日に近場の山へ向かうことにしました。 ニュースなどで鈴鹿の紅葉が見頃だと知り、以前も何度か訪れたことのある「仙ヶ岳」に石水渓方面から周回で歩くことにしました。

 登山口となる仙ヶ岳登山口までは1時間程度なので、5時半過ぎに出発します。 東名阪自動車道で鈴鹿インターまで走り、ここからは国道306号線を南下し、野登方面へ向かいます。
 この辺りは久しぶりの道ですが、新名神の工事などで道路も拡張されており走りやすい道となっていました。

 予定通り1時間ほどで東海自然歩道の仙ヶ岳登山口に到着しました。 そこから少し進んだ左手に駐車地があるので、そこに止めていきます。

駐車地から仙ヶ岳を望む

 前日の雨などは上がっており上空に雲はありませんが、まだ湿った感じです。

駐車地のようす

 準備中にいつものGPSを自宅に忘れたことに気が付きます。 記録はスマートウォッチで何とかなりますが、今回のコースの何箇所かの分岐で不安が残ります。 とは言え、よい機会なのでGPSなしで歩くことにして、先程通過した登山口へ戻っていきます。

ここは東海自然歩道

上に新名神高速

 巨大な陸橋のたもとにバス停があり、ここが「仙ヶ岳登山口」となります。

仙ヶ岳登山口バス停

周辺案内図

 ここで左に折れ坂を登っていくと、茶畑が広がっていました。 ここで左に曲がり茶畑の間を進んでいきます。

茶畑を進む

 ちょうど日の出の時刻となり、陽に照らされた仙ヶ岳が綺麗に見えていました。

朝焼けと紅葉の仙ヶ岳と野登山

 程なくして林に入ると、暫くは植林の中の暗い道を歩いていきました。

ここから林に

左へ

 登山口から1.5kmほど歩いたところで林道終点に到着しました。 ここで破線の道と合流したので、そちらの様子を見に行きます。(堰堤手前で引き返しました)

左下に分岐

 林道はまだ続いていますが、チェーンが張られており通行止めとなっていました。(落石など)

鬼ヶ牙

廃林道を進む

 ここからも長い林道歩きとなりますが、途中に落石などもあり気は抜けません。

後方を望む

落石

コンクリート橋

 左下からの沢の音が大きくなると林道終点も間近でした。 林道終点の広場からは、まず左下の「白雲の滝」を見ていきます。

林道終点

左に白谷道コース

奥に白雲の滝

白雲の滝

 大きな滝ではありませんが、ここからの道はその滝を右から巻いて上に出てきます。 滝の先で右岸に渡り直すと、斜面をトラバースして進んでいきました。

左岸に取り付く

巻き道を進む

 随所にテープや標識があるので迷うことはありません。

随所に標識

巻き道を進む

 途中、鎖場やアルミ製のはしごなどが取り付けておりますが、大したことはありません。

鎖場

アルミハシゴを降りる

ハシゴ

登り返す

 道は多少荒れていますが、歩く人は多いので危険箇所はありませんでした。

細い道

何度も渡渉

 程なくして左に御所平との分岐があらわれます。

御所平分岐

窯跡

 その後もテープに従って高巻いたりトラバースを繰り返していきました。 しかし、どこで間違えたのか左斜面のテープを追っていくと、植林の高巻きとなり沢からどんどん離れていきます。

高巻きに

 道が悪いわけでも踏み跡が薄いわけでも無いのでそのまま登っていきますが、左に折り返していく当たりで尾根に乗る道だと分かりました。

左に折り返す…

 ここまで来てしまったのと、沢沿いの道が荒れているからこの道があるのかも知れないと思い直して、そのままテープを追って登っていきます。

テープを追って直登する

 途中の急斜面では、幹などに捕まりながら滑りやすい斜面を直登していきます。

滑りやすい尾根に

 次第に傾斜が緩むと明確な尾根と合流しました。

傾斜が緩む

尾根出合

 ここで右に折れると、尾根沿いを進んでいきます。

広い尾根に(右斜面は植林)

 左手には後から歩く予定の御所平が近くに見えています。 暫くはその御所平と平行に尾根を登っていきました。

左隣りに御所平

ガレた尾根と合流(左から破線路)

 途中のガレ場を通り過ぎると、広い植林の尾根となります。

ガレ場

 ここからは明確な作業道が残っており、そこを高みに進んでいくと、唐突に一般登山道と合流しました。

明確な踏み跡に

 ここが仙ヶ岳と御所谷の間にある尾根の合流点で、ここからは右にある「仙ヶ岳」の西峰へ登っていきました。

一般道に出合う

 一部細尾根がありますが、何度も歩いた道で危険はありません。

細尾根の急登

 手前のピークに到着すると視界が開け、南尾根の先に伊勢湾なども見えてきました。

展望が広がる

前方に山頂

南尾根を望む

伊勢湾

 最後は展望を眺めながら進んでいくと、出発から2時間半で「仙ヶ岳」の山頂に到着しました。

仙ヶ岳山頂

 この時間は山頂にはまだ誰もおらず、暫く周囲を眺めていきました。

仙ヶ岳からパノラマ(北側)

鎌ヶ岳と御在所岳

名古屋ビル群(上に恵那山)

四日市方面

南側のパノラマ

 景色に満足したところで、来た道を戻り「御所平」へ向かいます。

目指す方角を望む

 先程の分岐まで戻ると、更に先へと降りていきました。

先程の分岐を右へ

 途中、少し前から鳴り響いていた鈴の音の主2名とすれ違います。

植林との境を進む

 御所谷分岐からは、登りとなりますが距離は大したことはありません。

御所谷分岐

登りに

登り返して左へ

 御所平の北端に到着しますが、ここからは高低差のない道を気持ちよく歩いていきました。

高低差の無い稜線に

 右手に「サクラグチ」や「能登ヶ峰」などの稜線を見ながら歩いていきますが、こちらは紅葉が綺麗なところも見られます。

サクラグチ方面の紅葉

御所平を進む

ヨコネ

 一方左手には眼下に鈴鹿市などの街が近くに見えており、奥には伊勢湾や知多半島なども望めます。

伊勢湾がよく見える

南へ

仙ヶ岳が遠くに

 途中、まばらに紅葉したところを通過しますが、葉は落ちており終盤といった感じでした。

紅葉は僅かに

南を振り返る

最高点(水無)

能登ヶ峰付近の紅葉

御所平から伊勢湾を望む(下に新名神高速)

 最高点を通過しますが、この辺りで4名ほどとすれ違います。 ここから県境沿いに東に鋭角に折れるところがありますが、この日は直進して様子を見ることにしました。

ここで左へ

 直進すると暫くは灌木の眺めの良い斜面となりますが、こののままでは谷に降りてしまうので左の登山道に復帰するように左に曲がります。

左の植林へ

植林の中を下へ

 植林となり左に意識しながら降りていきますが、GPSがないので曲がりきれないで予定より西に降りてきています。 降りていくと灌木があらわれますが、それらを迂回しながら左にトラバースしていきました。 それでも途中から灌木のヤブに突入したため、諦めて谷に降りていきます。

灌木の藪こぎ

 谷にある沢の小さな流れを越えていきますが、ここも灌木が生い茂りかき分けて進んでいきます。 灌木を通り過ぎると見通しの良い谷となり、上流に見覚えのある登山道との合流点が見えてきました。

沢沿いを上流へ

 ザレた砂地を進んで行くと、登山道と無事合流し右に折れていきます。

右上へ

 尾根に再度登るとここからは尾根沿いを南に進んでいきました。

ここからまた尾根沿いに進む

 程なくして岩場が見えてくると、そこが「大岩」の展望地です。

岩の右斜面を登る

大岩

大岩からの眺め

 ここから更に南へ進むと「船石」に到着します。

船石

 時刻は11時で昼には少し早いのですが、お腹が空いてきていたので船石の下で昼食休憩を取っていきます。

駐車地付近

これが船石?

 展望を眺めながら食事していると、上空の雲が流れ晴れ間が出てきました。 昼食後は気持ちの良い晴れ間を見ながら「臼杵ヶ岳」へと向かいます。

臼杵ヶ岳へ

 登りとなりますが、急登などは無く程なくして「臼杵ヶ岳」に到着しました。

登りに

臼杵ヶ岳に到着

 ここも展望の良いところですが、標識に手書きで右に「展望岩5分」と書かれています。

仙ヶ岳と野登山

 「展望岩」は記憶が無いので東に付いたテープを頼りに向かいました。

展望岩へ

 少し降りることになりますが、数分後には切り開かれた岩の上に到着しました。

臼杵ヶ岳展望岩からの眺め

 展望を得るために180度木々が伐採されており、展望は抜群です。

すぐ下に高速陸橋

展望岩からパノラマ

 ここで昼食休憩にすればよかったと後悔しますが、景色を眺めたところで戻ります。 「臼杵ヶ岳」からは安楽峠へ降りていきますが、ここは2年ほど前にも逆コースで歩いているので覚えていました。

安楽峠へ

 東海自然歩道と合流すると良い道となり、20分ほどで3代車が停車されている「安楽峠」に到着しました。

東海自然歩道と合流

安楽峠へ遊歩道を降りる

階段

安楽峠に到着

 通常であれば、ここから東海自然歩道を東に降りて終了するところですが、今回は「霧ヶ岳」から東の尾根を見に行くことが目的の一つです。 道路の向かいにある登山道へ入ると「霧ヶ岳」へと向かいます。

ここから登山道へ

尾根沿いに

 尾根を登り返すと右に折れ、左に高速道などを見ながら尾根沿いを進んでいきました。

右へ

前方に錐山

細尾根

大峠(451m地点)

 大峠の鞍部を過ぎると悪路となりますが、ここも2年前に歩いたばかりなので状況は把握しています。

ここから悪路

西方面の展望

 頼りないロープがつけられた岩場の細尾根となりますが、今回は登りなので以前程は怖くは感じません。

岩場を登る

岩場からの展望

 細尾根を通過するとその先からは、特に危険箇所もなく歩いていけました。 「錐山」の方に到着しますが、ここで食事休憩中の登山者の方を見かけます。 左に折れ更に登ると狭いピークの「錐山」に到着しました。

錐山から能登ヶ峰とベンケイ

鈴鹿方面

 「錐山」から南は一旦下りとなりますが、登り返しに転じると急登をゆっくりと登っていきます。

ここから登りに

 ピーク手前から北斜面の展望が開けて、ここまで歩いた山々が確認できました。

歩いてきた山々を望む

 登山道は「霧ヶ岳」の西を通過しますが、今回は「霧ヶ岳」の山頂を越えて東へ向かいます。

霧ヶ岳分岐

 特徴のない「霧ヶ岳」を通過し南東の高低差の少ない稜線を進みます。

南東へ進む

 南東の端にあるピークに到着しますが、ここからの道がわかりません。 南に折れた尾根を少し進みますが、これは明らかに南尾根で下っているので違います。 かと言って、ピークの東を見ると明確な尾根がありますが方角が微妙に違うので悩みました。

下山分岐付近

 現在地も含めよく分からなかったので、東の尾根を下っていきます。

ここを降りるが

 すこし降りると急斜面となり、右に獣の踏み跡などがあらわれました。 ここはそれを信じて?右に向かいますが、少し下で急斜面となり簡単には降りられそうもありません。

右へ向かってしまう

 仕方がないので元の尾根に戻り、降りやすいところを確認しながら下に見える谷に降りていきました。 谷と出合うと傾斜が緩み一安心ですが、明らかに方角が違います…。

傾斜が緩む

 幸いこの辺りは以前歩いたことのある「明星ヶ岳」の西に当たるところで、下山予定の林道の南西になるので大きな迂回にはなりません。 そのため復帰はあきらめ、降りた谷沿いを下ることにしました。 しばらくすると明確な古い作業道があらわれ、少なくとも人が歩ける道があったことは確実です。

古い道が現れる

 帰宅後にわかったことですが、古い作業道と思ったところが火打谷の破線路だったようです。

火打谷を下る

 明確な道には、大半は流されていますがテープなどもあらわれ安心して歩いていけます。

作業道跡

 道跡を辿っていくと次第に広い道となり、林道終点と思われる場所に到着しました。

作業道跡を進む

広い道に

 途中、小型の堰堤などもあったのでその為の林道と思われます。 そこを進むと程なくして舗装された林道と出合いました。

林道出合

 ここが関町坂下と石水渓を繋ぐ林道で間違いはありません。 ここで左に折れると林道を北東へ歩いていきました。

ここから林道歩きに

 多少不安もありましたが、15分ほどで以前尾根に取り付いたときの小川分岐に到着しました。

右に小川分岐

 以前は尾根に登り返して「雨引山」へ向かいましたが、今回は林道歩きで「石水渓」へ戻ります。

石水渓方面へ

 分岐から少し進んだところが、予定していた下山地点です。

この辺りが下山予定地点

 ここまで緩い上りでしたが、ここからは下りに転じます。 長い林道歩きですが、標高的に紅葉が見頃となっており、それらを眺めながら歩いていきました。

紅葉が見頃

林道から仙ヶ岳

陽に照らされた紅葉

長い林道

 小川分岐から35分ほどで、新名神高速の高架の下をくぐっていきます。

上に高速

陸橋は工事中

ここは林道 鈴鹿南線

 その先の「石谷川」の橋を渡ると傾斜も緩み、20分ほどで無事に駐車地に戻ってきました。

石谷川を渡る

京道

紅葉を眺めながら戻る

亀山唯一の景観の地

右にキャンプ場

無事到着

駐車地から仙ヶ岳

【反省点】

 何度か道迷いしたことでしょうか。 GPSに頼りすぎているが実感できたので、次回以降は最低限のナビで歩くことを心がけようと思います。

【次回】
 風邪を引いて体調が悪いので、一週空けて富士山の見える山に登る予定です。(まだ体調は万全ではありませんが…)


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