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[登山] 愛知県 離山・分地峠・ キビウ峠周回 [登山]

 今回は、愛知県の「離山」に登ってきました。 通常ルートであれば4時間と掛からない山ですが、折角なので以前「日本ヶ塚山」に登った時に通過した「キビウ峠」まで周回で歩いてきました。 部分的に綺麗な紅葉も見られ、楽しく巡ることができました。

キビウ峠から竜頭山方面

新豊根ダム方面からみどり湖を望む

愛知県
離山・分地峠・ キビウ峠周回
日付 2023年11月03日(木)
天気 晴れ
山域
奥三河
場所 愛知県北設楽郡豊根村古真立
距離 17.4km (内林道 10.8km)
累積標高 +1950 -1950m
時間
6時間25分
人数 単独
撮影枚数
0558枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
D(滑落注意)
展望
(A:良い~E:なし)
C
見どころ なし
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値)
07:20 477m 0.0km 新豊根ダム手前 出発
07:40 (00:20)
479m
1.4km
入川トンネル入口(新豊根ダム)
08:05 (00:25)
355m
4.1km 離山登山口
09:30 (01:25) 917.1m 5.9km 離山(三角点)
10:15 (00:45) 903m 7.8km 903mピーク
11:00 (00:45) 770m 8.6km 豊富林道出合
11:35 (00:35) 771m 10.9km 分地峠
12:15 (00:40) 1018m 13.5km キビウ峠 昼食休憩
12:35 (00:20) 1018m 13.5km キビウ峠 出発
12:50 (00:15) 948m 14.7km キビウ峠反射板
13:30 (00:40) 510m 16.6km 田鹿(熊野神社)下山
13:45 (00:15) 477m 17.4km 新豊根ダム手前 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)※開始500m分データ欠落
20231103map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/VDUTxTBW7kHiCJi3A

 「離山」へは以前から計画していますが、愛知県とはいえ奥まったところにあるため後回しとなっていました。 また、苦労して向かう割にはそれほど時間が掛からないので、北にある「分地峠」と時間があればその先の「キビウ峠」へ向かうことにしました。

 登山口となる新豊根ダムへ向かいますが、事前に道路状況を調べるとダムの手前で通行止めとなっているようです。 しかし、歩いて通れそうなので何れにしても周回コースなので、通行止め手前まで行くことにしした、

 自宅から2時間ほど掛かりますが、日の出も遅くなったので5時すぎに出発しました。 鳳来寺インターへ向かいますが、連休初日で高速も下道も交通量は多めでした。 それでもほぼ予定通り7時前に豊根村に到着すると、みどり湖の周囲を走らせ通行止め現場の手前に到着しました。

 ここまで2日後にマラソン大会が開かれ、周辺道が通行止めになると案内されており、この日に来て正解でした…。 そのマラソン大会の折り返し地点の先が通行止めとなっており、ここでUターンして路肩に止めていきました。 

マラソンコースの折り返し地点(帰路撮影)

ここから通行止め(帰路撮影)

 準備していると車が一台Uターンし、同じように登山される二人組が到着します。 それを横目に、一足先にダムへと向かいました。 途中、斜面が崩落した現場の横を通りますが、車が通れないほどではありません。(ダムの関係者のためでしょう)

崩壊現場

来年の5月まで工事…

 右に湖を見ながら歩いていきますが、鮮やかなところもありますが紅葉には少し早いようでした。

みどり湖

新豊根ダム

 ダムの横まで来ると左に分岐がありますが、東屋の先にトイレが見えたのでそちらへ寄ってから歩いていきました。

分岐を左へ

 ここから先はゲートがあり長い間通行止めとなっている県道です。

大入りトンネルへ

 ゲートの先にトンネルがありますが、中は照明も無く暗いので、小型懐中電灯を取り出して照らしながら歩いていきました。

大入トンネルは真っ暗・・・

中間地点辺り

 暗い中を進みますが、対岸の出口が見え風も吹いているので圧迫感はありません。 程なくしてトンネルを抜けますが、その先も思ったよりもよい道が続きました。

トンネルを抜けて

ここは右下へ

所々で崩れているが

 この日もこの時期としては暖かく、狂い咲きしたツツジも見られます。

季節外れのツツジ

 「庚申沢橋」を通過すると登山口も近くですが、この橋が落ちたらその登山口も使えなくなるでしょう。(当分崩れそうもありませんが)

庚申沢橋

橋の先にゲート

 出発から45分ほどで、落石防止柵に設けられた離山登山口に到着しました。(元々は巡視路?)

離山登山口

 入り口から左に入ると、右に踏み跡が続いており、柵との間を進んでいくと小屋の建つ植林帯となりました。

右の落石防止柵との間を進む

尾根の末端に小屋

 ここからはまた左右にトラバースしていきますが、濃い踏み跡もあり問題はありません。

左に向かう

つづら折れに登る

 植林の上部で明確な尾根道となりました。 末端付近は岩がありますが、その先は細尾根取りますが安定した道が続きます。

ここから尾根沿いを登る

細尾根に

 植林の上りとなると右にトラバースして行きました。

植林の斜面を進む

左斜面を進む

 その先から涸れた沢となり、ガレた道を登っていきます。

涸れ沢の中に

 上部で右に向かい右の尾根に取り付きました。

右の尾根に向かう

 ここで涸れ沢の上部に向かいますが、沢との合流点で初めて「登山道」の標識があらわれます。 ここからが1つ目となる核心部となる長いトラバースが始まりました。

ここからトラバースに

 とは言え最近整備されたようで、踏み跡沿いにトラロープが掛けられていました。

ここはロープいらない

 途中、岩がむき出しの斜面にミヤマシャジンと思われる花が咲いていますが、これもこの所の暑さで開花したのでしょうか?

ミヤマシャジン?

 急斜面のトラバースを慎重に進み、傾斜が緩んだところで右の尾根に取り付きました。

次第によい道に

ここで右に

 序盤はキノルがむき出しの道ですが、次第に傾斜が強まり足元が不安定なザレた斜面となります。

急登に

林の中を登る

ここからザレた急登

 履いてきた登山靴のソールの底がツルツルなので、慎重に登っていきます。

750m付近で傾斜が緩む

850m付近の急登

 ピーク手前で左にトラバースしますが、これも長くは続きません。

左にトラバース

 再度急斜面となりますが、ここまで来れば山頂も近いので気を抜かずに黙々と登ります、

最後の急登

 程なくして最高点となる手前のピークに到着しますが、何も無いのでそのまま山頂へ降りていきます。

手前のピーク

少し下り山頂へ

 そして登山口から1時間25分程で三角点のある山頂に到着します。

めり込む三角点

 ここで少し休んでいきますが、奥に左右に分岐がありこの先向かうコースを確認して行きました。 分岐の右は南の県境方面への稜線で、左が予定の北方面にの林道へ向かうコースです。

南の稜線への道

 休憩後は、左に向かい降りていきますが、テープと明確な踏み跡が続いていました。

北の稜線への道(こちらへ)

テープに標識

降りていく

 植林の作業道を降りていくと、二重山稜があらわれ奥の尾根に向かいました。

尾根を乗り換え

 ここからは幾つものピークが連なるので、何度か上下動を繰り替えていきました。

鞍部へ

左へ向かう

標高790m付近まで降りて

灌木の藪

903mへ長い登り

 903mピークは大きく登り返すことになりますが、ここも踏み跡があり迷うことはありません。

左の尾根に向かう

尾根の右斜面を進む

前方に903mピーク

903mピークの境界標識

 903mピークまでは危険箇所も無く時間も対して掛かっていません。

903mピークの分岐で左奥へ進む

 問題はこの先で、地図には無い細尾根が待ち受けていました。 ピークから左の急斜面を降りていきますが、途中から不安定な岩場が現れます。

急斜面を下る

 木の根を掴みながら降りていきますが、脆い岩なので足場を確認しながら慎重に通過します。

ここから慎重に

脆い尾根が続く(下から見返す)

 ここが2つ目の核心部ですが、幸い距離は長くはありません。 無事に通過すると植林となり、そこからは明確な踏み跡の付く尾根を進んでいきました。

右下に佐久間湖

安全な尾根に

広い斜面に

852mとの鞍部に

 852mピーク手前で左の尾根に向かいますが、作業道があらわれ左下に林道が見えてきます。

852mピーク手前で左に

はっきりとした道に

左下に植林と林道

 程なくして鉄塔巡視路の標識があらわれますが、ここは事前に下山候補としていた道です。

巡視路分岐

 そのまま直進すると鉄塔があらわれますが、期待していたような展望は彫らずこの先の下山路の状態もわからないので、先程の分岐まで戻ります。

鉄塔出合(戻る)

 巡視路分岐で右に折れると、先程見えた林道へ降りていきます。

少し戻り尾根を下る

 林道と合流する前に左下に階段が見えたので、そちらに向かい難なく林道に降り立ちます。

巡視路の階段

林道と合流

 この林道は「豊富線」で、ここから「分地峠」までは予定通り林道を歩いていきます。

ここは林道 豊富線

 距離はありますが全線舗装されているためそれほど時間は掛かりません。 また、この標高は丁度紅葉の時期となっており、林道脇の斜面など綺麗な紅葉が見られました。

林道から紅葉

右から破線路と合流

林道を進む

 分地峠が近づくと、キビウ峠からの948mピークが見えてきました、 事前の調査ではピークには何も無いはずですが、大きな反射板が見えています。

948mピークに反射板が

下山予定の反射板を望む

 途中何箇所も林道工事の完成標識が立っていますが、去年開通したものも見られます。

開通したばかり?

みどり湖が見える

 林道に降りてから35分ほどで、分地峠に到着しました。 当初はここから下山とも思っていましたが、道が悪いとの情報もあったのと時間に余裕があるので「キビウ峠」へと向かいました。(峠道は巡視路を兼ねており、確認した標識に真新しいテープがあったので整備されているかもしれません)

分地峠付近

 そのまま直進していくと工事中の斜面を通過しました。 奥からは重機の音も聞こえてきており、工事中のようです。

工事中

 その工事現場で作業されている方に確認し、通していただきます。 更に進むと大きくカーブするところに到着しました。

深い右カーブ

 ここでカーブ先の斜面に作業道らしきものがあったので、確認すると尾根をショートカットできそうです。

右の尾根に取り付く

踏み跡を進む

 踏み跡を辿り尾根に合流すると、明確な踏み跡が登っています。

尾根を登る(踏み跡あり)

 尾根沿いの急登を進むと難なく林道の先と出合いました。

ショートカット

 ここで登ると「キビウ峠」まではすぐでした。

紅葉2

 林道を進むと左側が開け、程なくして「キビウ峠」に到着しました。

キビウ峠が見えてくる

キビウ峠に到着

 キビウ峠の手前の分岐に「キビウ峠反射板」と書かれた標識が立っています。

キビウ峠反射板

 この脇が広場となっており休憩適地なので、ここで昼食休憩としていきました。 

竜頭山

 峠の南側はカヤトの斜面となっており、伐採を間逃れた木々が綺麗に紅葉していました。

紅葉2

 短めの休憩後は、林道を反射板へと向かいます。 

948m反射板へ

 地図には広い道が948mピークの西まで延びていますが、950mピーク手前で終点となります…。 ここにトラックなど数台の車が止まっており、ちょうど昼休憩中で車の中で休憩されている方もいました。
 右に道が続いていますが、林道脇が崩れたのか細尾根となっており、その右斜面を通るよう指示されていました。

林道終点で右へ

 崩れた斜面を通過すると、林道に復帰します。

作業道あり

 踏み跡が奥へ続いており、先程のトラックなどの方の通った跡でしょう。

広い道に

 林道は右斜面を進んでいますが、そちらは崩れているようです。 尾根沿いに踏み跡があるので、そちらへ進み程なくして反射板が見えてきました。

左の尾根沿いに進む

迷うこと無く

反射板は工事中

 反射板はまさに工事中ですが、ハンモックや地面に寝そべり工事関係者の方が休憩中でした。

南アルプス深南部の山々

大岩山(中央)・小岩山(右)など

日本ヶ塚山

 休憩の邪魔とならないよう、急いで写真だけ撮り下山予定の尾根を降りていきました。(見晴らしは良かったです)

下山尾根を下る

 尾根沿いにテープが続いており、降りていけそうです。 すぐに細尾根となりますが、右斜面は植林で傾斜もそれほどきつくはないので怖くは感じません。

細尾根もあるが、右斜面は緩め

 その先も植林が続き急斜面などはありません。

ピンクの印が続く

標高850m付近

 標高850mを過ぎてしばらくすると、突然放置された車が見えてきました。

突然廃車が現れる

 帰宅後調べると車種は「スバル サンバートライ」で、1989年以降製造されてもののようです。 窓ガラスなども割れておらず原型をとどめていますが、そもそも周囲に林道などは見当たりません。 考えられるのは、先程通って来た林道が近くまで開通していて、その後土砂崩れなので廃道となったのでしょうか?

いつ廃棄されたのか?

 いままでも良い道でしたが、ここから下は広い作業道が付けられており、安心して降りていけました。

尾根沿いを降りる

 破線路に近づくと、右下にテープが見えてきました。 ここまで来ると傾斜も弱まり、どこへでも歩けそうなので、倒木を避けながらテープに向かって降りていきました。

尾根から外れ右斜面を降りる

印を追う

 前方に電柱が見えてくると、破線路と思われる掘れた峠道と合流します。

電柱を見て右へ

 ここで右に曲がり明確な道を降りていきます。

破線の峠道に合流

 しかし、この道は荒れており倒木が邪魔していました。

倒木で歩き辛く

 倒木帯を通り抜けると倒木は無くなり、尾根沿いに進んでいきます。

掘れた道となる

尾根沿いの道

 少し下るとビニール紐で囲まれた分岐に到着しました。 その手前から左下に神社の鳥居などが見えていたので、ここで左に折れ寄っていきます。

ビニール紐で囲まれて

巡視路標識

神社の奥の宮?

 神社は綺麗に整備されており、林業作業の休憩所も併設されていました。

何が祀られているのか

 先程の分岐に戻ると更に歩きやすくなった道を降りていきます。

前方が明るく

神社が見えてくる

 下に神社の建物が見えてくると左斜面を降りて寄っていきました。

道は神社の右を通る

熊野神社

 ここも参拝する人がいるのか、境内は掃除されており綺麗でした。

下にみどり湖

 最後は長い階段を降りて、朝車で走った車道に出合います。

階段を降りる

立派なイチョウの木が

無事下山

こま犬の説明文

 ここから駐車地までは1.2kmほどで、陽に照らされた鮮やかな紅葉を見ながら戻っていきました。

給水所…

ミドリ湖の紅葉

【反省点】

 特にありません。

【次回】
 天気がいまいちなので、土曜日に近場の低山に登ってきました。


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