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[登山] 山梨県 湯之奥から毛無山・雪見岳周回 [登山]

 今回は、久しぶりに富士山を見たくなったので、以前から計画していた山梨県の「毛無山」に湯之奥から登ってきました。 当初予定していた周回コースは時間の関係で出来ませんでしたが、快晴の中で富士山を眺めながら歩くことが出来ました。

毛無山休憩地から富士山を望む

金山手前から南アルプス方面(赤石岳・悪沢岳など)

山梨県
湯之奥から毛無山・雪見岳周回
日付 2023年12月29日(金)
天気 快晴
山域
天子山地
場所 山梨県南巨摩郡身延町湯之奥
距離
21.1km (内林道10.9km)
累積標高 +1878 -1878m
時間
8時間05分
人数 単独
撮影枚数
0490枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0119枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ 富士山の展望、下部温泉
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値、赤字は実積)
06:55 433m 0.0km 湯之奥駐車地 出発
07:25 (00:30)
591m
1.7km
尾根末端
08:05 (00:40)
924m
2.5km 924m地点
09:05 (01:00)
1418m
3.8km 1418m地点
10:15 (01:10) 1844m 5.0km 登山道合流(稜線)
10:35 (00:20) 1945.4m 5.9km 毛無山(三角点) 10分滞在
10:55 (00:20) 1964m 6.5km 毛無山最高点
11:05 (00:10) 1940m 6.9km 毛無山 昼食休憩
11:20 (00:15) 1940m 6.9km 毛無山 出発
12:00 (00:40) 1504m 9.0km 地蔵峠
12:15 (00:15) 1596m 9.5km 金山
12:45 (00:30) 1605m 10.5km 雪見ヶ岳
13:00 (00:15) 1410m 11.2km 稜線林道分岐
13:20 (00:20) 1241m 11.8km 湯之奥猪之頭トンネル西口(林道歩き)
15:00 (01:40) 433m 21.1km 湯之奥駐車地 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20231229map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/YeKUEvaMiXmsnvZJ6

 2023年最後は富士山を見たいと思い、以前から計画していた「毛無山」へ西の山梨県側から登ってきました。 登山口(駐車地)は周回を考え湯之奥の手前とし、7時に到着するよう4時過ぎに出発しました。

 新東名高速を2時間ほど走ったところの新清水ジャンクションで、中部横断自動車道に入ります。 左手に南アルプス前衛峰などを見ながら走らせると、30分ほどで下部温泉早川インターに到着しました。 ここで降りると下部温泉の標識に従い右に2回折れていきました。 川沿いを進み右にホテルの建物が見えてきたところで、橋を渡り温泉街に入っていきました。

 温泉街と川との境にある細い道を走っていくと、程なくして湯之奥手前の駐車予定地に到着しました。 ここで出発の準備を整えていきますが、川向うにある下山予定の尾根の様子を見ていきます。

 準備が整ったところで、車道の先にある湯之奥集落へ向かっていきました。 坂を登りカーブの先に集落が見えてきました。

駐車地から湯之奥集落へ向かう

 ここで林道は左に蛇行しながら急坂を登っていきますが、ここはそのまま石畳の道を直進していきました。

門西家に寄る(ここが林道始点)

石畳の道を進む

 石畳の坂を登ると左手に藁葺き屋根の建物が見えてきます。 それが国指定文化財ととなっている「門西家住宅」でした。

門西家住宅

門西家住宅の説明

 中に入れるわけでもなさそうなので説明文を読み、更に奥へ石畳を進んでいきます。

更に奥へ

 林に到着すると左手に階段があり、神社の鳥居が見えています。

湯之奥群生ウラジロガシの説明

石段を登り神社へ

 折角なので階段を登り参拝していきました。

鳥居をくぐる

 先程の階段横に歩道があるのでそちらへ降りると、そのまま坂道を登っていきました。

神社の横の道を進む

 程なくして先程分岐した林道と出合いました。

林道に出る

 ここから暫くは林道歩きとなります。 広い川の橋を渡りますが、ここからは毛無山の西にある1904mピークが望めました。

湯之奥橋から1904mピークを望む

 この辺りでは金の採掘が行われていたようですが、今はその名残もありません。

湯之奥金山

暫く林道を進む

 川の脇から右に折れると坂を登り標高を稼ぎます。 標高が上がると林道からは木々が邪魔ですが、南アルプスが見えてきました。

林道から南アルプスの山

 出発から30分ほどで林道ゲートに到着しました。 ピストンであれぱ、カーブの脇に駐車余地があるのでここに止められます。

林道ゲートに到着

冬季通行止め

ゲートは閉まっている

 ゲートの横を通り抜けると、左斜面に坂道があるのでそこを登ります。

ここから尾根沿いに

 上部はコンクリート舗装されており、その先にコンクリートの重し?があります。 ザレた斜面で歩きづらいですが、鹿と思われる足跡がありそれを辿って登っていきました。

尾根はコンクリート舗装

 その先も古い道が付いていますが、それらは無視し直登していきました。

左上の尾根沿いに

 そして10分と掛からず林道の続きに出合います。

上の林道に出る

 ここからもカーブミラーの裏側から尾根を登っていきます。

ここから尾根に復帰

 暫くは植林を登っていきますが、一定角度の登りが続いていました。

一定傾斜で登る

 所々に大きな岩がありますが、テープやビニールの印があるのでそれを目指して登っていきました。

尾根沿いに印

窯跡?

 924m付近で傾斜が緩みますが、それも一時的でまた一定傾斜で登っていきます。

二次林に

924m上部で傾斜が緩む

また植林に

倒木

 標高1250m付近からはまた二次林となり、1330m付近には大木も見られます。

1330m付近に大木

 1418m手前から岩が多くなり傾斜も緩みました。

1418m手前から岩が多く

1418m付近

 その後も一定角度の傾斜が続きます。

1618.9m三角点ピークと同じ高さに

 1600m付近からは植生が変わり針葉樹林となります。

植生が変わる(暫く平坦に)

 1700m付近からは日当たりの良い尾根となります。

標高差あと100mほど

眼下に富士川など

 最後の急登を登っていくと1800m付近で傾斜が弱まり、尾根の末端から2時間50分ほどで県境稜線にある登山道と合流しました。

最後の急登

県境稜線はもうすぐ

登山道と合流

 ここから先は緩い傾斜となり、山頂までの標高差はそれほどもありません。

ここから稜線歩き

 ここまで雪などは全く見られませんでしたが、稜線には霧氷が落ちた跡がいたるところで見られました。

地面に霧氷の落ちた跡

富士山が見られ出す

ここも白く

 程なくして朝霧高原との分岐に到着すると、ここからは人の足跡なども多く見られます。

朝霧高原分岐

 そして出発から3時間40分で、一等三角点のある「毛無山」の山頂に到着しました。

一等三角点

毛無山山頂に到着

 山頂は東側の展望が切り開かれており、綺麗な「富士山」を眺めることが出来ました。

富士山を望む

富士山アップ

伊豆半島方面

木々に霧氷

 ここで休憩しても良いのですが、まずは最高点に向かいました。 ここから最高点までは東側の展望が開けており、富士山などを眺めながら歩いていきました。

南側の展望

稜線から下に雪見ヶ岳

 そして10分ほどで毛無山の最高点に到着します。 ここは以前も来ていますが、展望も無く相変わらず何もありません…。

最高点に到着

 ここまでの間に休憩適地が至るところにあるので、眺めもよく風の弱いところを探しながら戻っていきました。

山頂へ戻る

富士川の奥に駿河湾

 富士山がよく見えるところに座り込み、昼食休憩としていきます。 以前も見た記憶がありますが、この日もパラグライダーが上空を旋回していました。

富士山を見ながら休憩

 短めの休憩後は、山頂を通り過ぎ「雪見ヶ岳」方面へ降りていきます。

北岳や間ノ岳を望む

 往路の尾根との分岐に到着すると、ここで左に直角にまがり急な斜面を降りました。

往路の分岐で左へ

 ここも以前歩いたことがあるはずですが、あまり記憶には無く道なりにつづら折れで下っていきます。

次第に急登に

灌木の間を降りる

 分岐から15分ほどで右に湯之奥方面へと降りる分岐(地蔵峠)に到着します。 ここで降りるのが登山道としては最短コースとなりますが、この時点では予定している周回コースを辿るため更に県境を降りていきました。

湯之奥分岐

ここは地蔵峠

地蔵峠の説明

富士山が見える

 広い尾根を降りていくと、数分で以前麓方面に降りた分岐に到着しました。

麓分岐(旧地蔵峠)

 ここから先は今回初めて歩くことになります。

ここから初めて歩く

 道は相変わらずよく踏まれていますが、細尾根が多く見られ始めました。

脆い尾根道

細尾根を進む

 暫くは右(西)側が切れた尾根を進むと、金山(1596m)手前で右手が明るくなりました。

1596m手前で平坦に

 西斜面が地図に記載のない崩壊地の崖となっており、そこからは南アルプスの山々がよく望めました。

左から赤石岳・悪沢岳など

赤石岳・悪沢岳アップ

右から北岳・間ノ岳・農鳥岳・塩見岳など

 そこから少し進んでところで「金山」のピークに到着しました。

金山

 ここから「雪見ヶ岳」へ向かいますが、ピークまでは100mの上り下りとなります。

雪見ヶ岳(右)へ向かう

 とは言え急斜面ではなく、西側の急斜面に気をつけながら降りていきます。

右は急斜面

1497mへ下る

 1497mの鞍部を通り過ぎると、笹が目立ってきました。

笹が目立つ

 次第に急登となり細尾根などを通過すると、傾斜が緩み前方に山頂が見えてきました。

急登に

ここも細尾根

南アルプスの展望

傾斜が緩む

 「雪見ヶ岳」の山頂は広く、東の立ち枯れた木々の間から富士山が望めます。

雪見ヶ岳山頂

山頂から富士山

熊森山方面へ

 山頂で水分補給を行うと、南に続く笹道を進んでいきました。

左に富士山方面

笹道を下る

 この辺りは樹林の密度が少なく、左右に景色を眺めながら標高を落としていきます。

 

右に展望

 前方に「熊森山」が近づいてくると次第に傾斜が緩み、トンネル分岐に到着しました。

熊森山が近くに

トンネル分岐付近

トンネル分岐に到着

 予定ではここから「熊森山」に登り返すつもりでしたが、この時点で13時となり日の入りまで3時間半を切っています…。 計画したコースは「熊森山」「五宗山」「入ヶ岳」と続き、途中から道も無いので10時間ほど掛かる予定です…。 元々もう少し日の長い時期用の計画なので、今回は諦めてトンネルの西口へ下山し林道歩きで戻ることにしました。

下山分岐から富士山

 西に続く道を降りていくと、一旦右に折れ尾根を回り込むように南側へ回っていきました。

西側に下山開始

まずは右へ

左に折り返す

登山道の標識

 尾根の南に出たところで、傾斜の緩い谷をつづら折れで降りていきました。

少しずつ降りる

谷沿いに降りる

 谷の中に入るとガレた斜面となり注意して降りていきます。 そして谷の左斜面に辿り着くと、トラバースで歩いていくと前方に林道が見えてきました。

ガレた道

谷の左斜面へ

前方に林道

 最後は踏み跡を辿りトンネル出口付近に到着しました。

トンネル出口にでる

湯之奥猪之頭トンネル

トンネルの左に登山口

 トンネル出口のゲートは閉じており、バイクなども通るのは無理でしょう。 ここからは長い林道歩きとなります。(標識に林道起点まで9.7kmと書かれていました)

ここから長い林道歩き

 早足で1時間半以上は掛かるので、景色を眺めながら歩いていきました。

中央右奥に毛無山

谷の奥に鳳凰三山

 何箇所かショートカット出来そうなところがありますが、状況が掴めないのでここは素直に林道を歩いていきます。

標高を落とし折り返す

林道から南アルプスの展望

藤の木橋

 林道終点の半分ほどで本来の毛無山登山口に到着します。 ここにもゲートがあり、掲示板を確認すると開く時期が違うようです。

毛無山登山口に到着

ゲート(振り返る)

 前方に往路に取り付いた尾根が見えてきました。 その尾根と合流しますが、ここも足が疲れてきたのでショートカットは諦めて林道で降りていきます。

往路の尾根に到着

 そして湯之奥橋を渡り集落手前からは、往路の神社の道を降り集落の間を降りていきます。

この日は夕方まで快晴に(湯之奥橋から)

帰りに門西家

 そしてトンネル西口から1時間40分ほどで、駐車地に無事到着しました。

【反省点】
 特にありません。

【次回】
 岐阜県の低山に登る予定です。


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