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[登山] 福井県 上谷山・手倉山周回 [登山]

 今回も、雪山を歩いてきました。 福井県の広野ダム近くにある「上谷山」と「手倉山」を周回で歩いてきました。 朝は曇の天気でしたが、次第に晴れ間が見られだし、県境稜線に到着時は快晴の青空の中で霧氷や遠くの山々を望みながら気持ちよく歩くことが出来ました。

上谷山から白山方面のパノラマ

県境稜線手前の霧氷樹林

福井県
上谷山・手倉山周回
日付 2024年02月03日(土)
天気 曇のち快晴
山域 江越国境
場所 福井県南条郡南越前町橋立
距離
12.6km
累積標高 +1236 -1236m
時間
6時間35分
人数 単独
撮影枚数
0639枚 (FUJIFILM FinePix XP140)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0260枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
C(県境滑落注意)
展望
(A:良い~E:なし)
A
見どころ 霧氷
時刻・標高・距離・行程(時刻以外は推定値、赤字は実積)
06:50 235m 0.0km 橋立駐車地 出発
07:50 (01:00)
560m
0.9km
主尾根合流
08:30 (00:40)
774m
2.3km 774m地点
09:00 (00:30)
881m
3.4km 881m地点
09:20 (00:20) 941m 4.2km 941m地点
10:00 (00:40) 1082m 5.0km 1082m県境合流
10:40 (00:40) 1196.7m 6.2km 上谷山 昼食休憩
11:20 (00:40) 1196.7m 6.4km 上谷山 出発
11:30 (00:10) 1168m 6.8km 1168m下山分岐
12:05 (00:35) 1037.1m 8.6km 手倉山(三角点付近)
12:40 (00:35) 726m 10.4km 726m地点
13:20 (00:40) 310m 12.1km 貯水設備(林道終点)
13:25 (00:10) 235m 12.6km 橋立駐車地 到着

Garmin Connectt

実績コース(緑色は予定、赤色が実績)
20240203map.jpg

写真リンク: https://photos.app.goo.gl/UKLAg4U5aNMA8vNJ8

 二年前の2022年に「船ヶ洞山」から周回で「上谷山」へ向かいましたが、登りの尾根で雪が深いのと体調も万全ではなかったため、県境から1.7kmほど手前で鉄塔尾根で下山しています。
 一時期低下していた体力も付いてきて、体調も問題ないのでこのタイミングで登ることにします。 とは言え前回の二の舞いも嫌なので、一般コースの周回で向かうことにしました。

 登山口は前回の宇津尾から更に置くへ行った橋立とし、自宅から2時間ほどと見て5時前には出発しました。 1月末の大雪では通行止めとなっていた北陸道も雪は少なくなっており、刀根PA付近でようやく見られ始めました。

 明るくなり始めた頃に今庄インターに到着します。 今庄付近は雪も多く残っていますが、2年前に比べれば少なく見えます。 国道を南下し広瀬ダムへの県道を左折すると、集落の間を抜けていきますが、ここも雪は少なく路肩の雪は10cm程度でした。

 程なくして橋立付近に到着します。 駐車予定の路肩は十分な広さがあり、ここに止めて出発の準備をはじめました。

駐車地付近

 朝は曇り空ですが、これは想定内で問題ありません。

朝は曇り空

 準備が整った所で、スノーシューを手に持ち予定の尾根に続く林道を登っていきます。

南無妙法蓮華経妙文石碑

登り口(林道)を見る

 林道は綺麗に除雪されており、奥の小屋まで続いているようです。 その手前に電波塔が見えてきて、その脇から尾根に向かいます。

携帯電波塔(ここで左へ)

 早速スノーシューを装着し林の中に入っていくと、思ったよりも雪は少なく地表も見えていました。 段々になった斜面を登り予定之尾根の末端に到着します。

ここから尾根を直登

 積雪量は少なくヤブが気になりますが、ここからは急登が続くのでヒールリフターを利かせて登っていきます。

尾根の末端はヤブ多い

傾斜が落ち着く

 暫くすると傾斜が緩みますが、それに合わせて灌木が生い茂るヤブとなります。

灌木のヤブ

 それらを右に左に避けながら進んでいくと、次第に尾根が広がり積雪量も多くなってきました。

尾根が広くなる

雪が多くなる

 ふと後ろを振り向くと、山の高さが目線と同じになっていました。 そして出発から1時間ほどで、主稜線に合流します。

主尾根に合流

 ここで北の尾根末端からと思われる作業道と出合いました。

ここから傾斜の緩い尾根歩き

 作業道は掘れた道となっており、尾根沿いに南へ向かっていました。

掘れた作業道がある

 この辺りでは思ったよりも雪は少な目ですが、カチカチに固まっておりツボ足でも歩いていけそうです。

歩きやすい道が続く

 傾斜も緩く変化の無い道が続きますが、雪歩きとしてはテンポよく歩いていけました。

ブナも見られ出す

774m付近

 774m付近を過ぎると、唐突に林道があらわれます。

林道?

 広い切り開きが尾根沿いに続いており、邪魔な枝などもなく硬い雪質も相まってペースが早まり助かります。

尾根沿いに林道が続く(右に植林)

 左手に帰路に歩く予定の「手倉山」が近くに見えてきますが、白い霧氷に覆われていました。

手倉山方面は霧氷

 一方、右手には黒っぽい植林が目立ち始め面白みはありません。

平坦な道が続く

 地形図通りの広い尾根を進んで行きますが、林道が続きます。

881mピーク

 941mピークに向けて次第に細尾根となると、林道は右斜面を進んでいきます。 すると右方面の展望が見られだし、近くの山が見えてきました。

ホノケ山が見える

右手に前回歩いた鉄塔尾根

林道を進む

 次第に植生も変わり積雪量も多くなり始めました。 木々に霧氷が見られだすと、それに合わせたかのように青空が覗き始めます。

霧氷が見られ出す

晴れ間

 前方に県境稜線が近づいてくると、そちらも一面の霧氷に覆われていました。

県境稜線が近づく

ここからも林道で

稜線を仰ぐ

 気がつくと周囲は綺麗な霧氷に覆われていました。

綺麗な霧氷を見ながら

 県境に向かって傾斜も強まり、後方に白山なども見えてきます。

白山方面が見える

後方の展望が開ける

 上空の雲は流れており、青空に白い霧氷が映えています。

一面白く

 このまま進むと林道は右の尾根へと向かっているので、適当なところで左上の尾根に登り返します。

林道を外れて尾根に乗る

青空に霧氷が映える

 稜線への最後の登りですが、久しぶりの綺麗な景色に疲れも感じません。

稜線へ最後の登り

快晴に

 県境手前まで来ると、展望が開けます。 白山方面に掛けて雲ひとつない天気となり、足を止め暫く景色を眺めていきました。

白山アップ

最後の登りから後ろの景色

白山・別山など

大日山などアップ

鯖江市方面

 県境付近は、木々が多く霧氷の重みで枝が垂れ邪魔です。

県境稜線に到着

南側の展望(琵琶湖も見える)

 ここで左に折れると、前回下山した分岐からの続きとなります。 霧氷は花が咲いたかのように、枝一面についており山頂まで何度も足が止まります…。

花が咲いたように

 暫くは灌木が多く霧氷のついた枝に苦労しますが、その間を縫うように歩いていきます。

歩く隙間が無く

 山頂までは2箇所ほどの小ピークがありますが、木々は無いのでよい展望地となっていました。

木々の無いピーク

上谷山が近くに

 山頂へ最後の斜面を登っていきますが、後方の西側も展望が広がってきており中々進みません。

西の栃ノ木峠方面を望む

敦賀方面

太陽が眩しく

 そして出発から4時間ほどで「上谷山」に到着しました。 360度遮るもののない展望で、暫く眺めていきます。

上谷山からパノラマ(北・東)

上谷山からパノラマ(南・西)

左千方・金糞岳・横山岳など

琵琶湖アップ

下山開始

再度、白山アップ

能郷白山

 山頂で休憩をとも思っていましたが、思ったよりも風があるので500mほど北へ移動したところで休憩していきました。

休憩地からパノラマ

 休憩に選んだ場所は山頂北のピーク東斜面で、小さな雪庇で風が弱まっています。 ここで早めの昼食とし、白山などの展望を眺めていきます。

下に下山分岐(中央のピーク)

福井市方面

中央奥に北アルプス(奥穂高岳など)、左は

能郷白山

 30分ほど休憩したところで、西にある下山分岐へと降りていきました。 急斜面の下りとなっていますが滑っても大したことにはなりません。 ここを何度か折り返しながら降りていくと、1168mピークの登りとなります。

降りてきた

1168m分岐ピークへ登り返す

 分岐ピークの南側に雪庇が張り出していますが、大したことは無く程なくしてピーク上に到着しました。

分岐ピークに到着

右は三国岳へ

 ここで左に折れると下山ですが、三国岳への分岐でもあります。 ここで尾根から三国岳へ向かうスノーシュー跡があり、この日初めて見る人の形跡でした。

三国岳方面にスノーショー跡

 三国岳へはまた次の機会とし、今回は下山を開始します。 尾根に入ると驚いたことに団体の登山者の方とすれ違い、その後も「手倉山」まで10名以上の方を見かけました。

下山尾根を進む

 スノーシューやツボ足の跡を遡って尾根を下りますが、暫くは綺麗な霧氷を眺めながら歩いていきます。

左下に往路の尾根

霧氷を見ながら歩く

 1069m手前の鞍部では左に折れて登り返しますが、ここも無数の足跡が残っています。

無数の足跡(1069m手前の鞍部)

1069m付近

 1069m付近も素晴らしい霧氷が見られました。

巨木の霧氷

手倉山手前で右へ

 そして県境分岐から30分ほどで「手倉山」に到着しました。 ここで三角点を探しますが、雑木林の雪の下に隠れて探すことは出来ません…。

 

手倉山三角点付近

正午は快晴

 ここまでは緩やかな下りでしたが、「手倉山」から暫くは急斜面となります。

手倉山から下りに

 尾根は複雑に分岐しており足跡があるので迷いませんが、方角を確認しながら進んでいきます。

倒木の下に岩

波打った雪の上を歩く

岩がむき出し

美濃俣丸方面の展望

 景色を眺めながら足早で下山すると、手倉山から30分ほどで726m付近まで降りてきました。 この辺りから植林が見られだし、往路と同様の掘れた作業道があらわれました。

726m付近で左手に植林

作業道が出てくる

 結局この作業道は林道出合いまで続いており、古いものと新しいものが並行して続いていました。

掘れた作業道を歩く

 標高が落ちるのに従い次第に雪が少なくなり、倒木などもあるためスノーシューが邪魔となりはじめました。

スノーシューが邪魔になりだし

 適当なところでスノーシューを外してザックに背負うと、半分滑りながらも作業道の上の足跡の上を辿っていきました。

田畑が見えてくる

 末端近くまで降りると植林があらわれます。

植林に突入

 植林帯の中は雪が殆どなくなっており、笹薮などもあらわれました。

雪が少なく

 前方に広場が見えてきたので、笹薮を突っ切って行くと除水設備の上に到着しました。

最後は笹薮

 ここで右端を降りていきますが、上からは見えない階段が中央にありました…。

階段がある

 林道に降り立つと駐車地まで戻っていきます。

林道で降りる

 林道を降りていくと、三角屋根の浄水設備が見えてきました。

浄水場に到着(車は登山者のもの)

 ここに登山者のものと思われる車が8台置かれており、15台ほどは止められそうでした。

広野浄水場

 そして県道に出ると、100mほど先の駐車地に戻っていきました。

車道に出る(奥は美濃俣丸)

【反省点】
 特にありません。

【次回】
 週末に岐阜県高山の低山に登ってきたので、その記録を掲載します。


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