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[登山] 飛騨 ブナ林の有家ヶ原周回 [登山]

 今回は、岐阜県飛騨の三角点峰の「有家ケ原」に登ってきました。 今回もスノー衆の集まりで向かいましたが、朝から上空には雲ひとつ無い快晴となり、周囲の山々を眺めながら楽しく巡ることが出来ました。 また、山頂周辺のブナ林も素晴らしく、今季最高の山行となりました。

1362mピークからの展望(白山北方稜線)
白山北方稜線の山々



飛騨
ブナ林の有家ヶ原周回
日付 2019年02月24日(日)
天気 無風快晴
山域 飛騨
場所
岐阜県大野郡白川村大字有家ケ原
距離 11.0km (内林道3.7km)
累積標高 +1081m -1081m
時間 09時間40分 (内休憩3時間以上)
人数 16+1名
撮影枚数
0000枚 (FUJIFILM FinePix XP200)
0000枚 (OLYMPUS STYLUS TG-4)
0000枚 (Panasonic DMC-GM1)
0000枚 (Panasonic DC-TX2)
登山難度
(A:安易~E:高度)
B
展望
(A:良い~E:なし)
B
見どころ ブナ林
行程・標高・距離・時刻(標高の赤字はGPSから)
07:10 398m 0.0km
有家ケ原橋 出発
07:35 (00:25) 390m 0.6km スノーシュー装着
08:05 (00:30) 548m 1.7km 巡視路入口
09:15 (01:10) 987m 2.6km 987m(25分休憩)
10:15 (01:00) 1184m 3.3km 1184m(15分休憩)
10:55 (00:40) 1263.2m 4.0km 三角点(有家ケ原)
11:40 (00:45) 1362m 5.0km
1362m 昼食休憩
13:50 (02:10) 1362m 5.1km 1362m 出発
14:35 (00:45) 1250m 6.2km 有家ケ原 北下山口
15:05 (00:30) 1096m 7.0km 1096m
15:40 (00:35) 844m 8.1km 844m
15:55 (00:15) 710m 8.5km 林道合流(10分休憩)
16:25 (00:30) 548m 9.8km 巡視路入口
16:50 (00:25) 398m 11.0km 有家ケ原橋 到着

ルートラボ

実績コース(緑色は予定、赤色は実績)
20190224_map.jpg

 3年前に、近くの椿原から「芦倉山(あしくらやま)」「三ヶ辻山」「人形山」「大滝山」と周回しています。 当初は「有家ケ原(うけがはら)」から周回予定でしたが、距離が長くなるので縮小したため、今回のコースは初めてとなります。

 登山口は白川郷ICから5分ほどと近場ですが、朝6時半の集合時間なので何時ものように高山市に前泊していきました。 朝5時過ぎに起き、5時半過ぎに出発します。 清見ICから白川郷ICまでは20分ほどなので、6時15分頃には到着しました。
 ここで予定通り6時半に集合し、分乗して有家ケ原へと向かいました。 長いトンネルを2つほど通ると、右手に集落が見えてきました。 右折してそちらに降りていくと、橋の手前に駐車していきます。(下写真)

有家ケ原橋手前に駐車
有家ケ原橋手前に駐車

 ここで出発の準備をしていきますが、暫くは林道歩きとの事で、スノーシューはザックにくくり付けていきました。(下写真)

右の鉄塔へ向かう
右の鉄塔へ向かう

 除雪された集落の間を越えると、凍った道となりゲート手前で雪が現れます。(下写真)

林道ゲート
林道ゲート

 この日の朝方は冷え込んでいて、雪はガチガチに固まっています。 ツボ足でも問題ないので、雪道の林道を歩いていきました。(下写真)

林道にデブリ
林道にデブリ

 それでも沢に掛かる橋を渡る手前で、重たいスノーシューをおろして履いていきます。(下写真)

沢出合い(ここでスノーシューに)
沢出合い(ここでスノーシューに)

 ここで右の沢沿いに林道が分岐していますが、先の様子が分からないので素直に林道を歩いていきました。(下写真)

更に林道を進む
更に林道を進む

 大きく廻り込み集落上部の畑と思われる広場を通り過ぎると、取り付き予定の尾根が見えてきました。(下写真)

畑?
畑?

そろそろ取り付きに
そろそろ取り付きに

 そして出発から1時間弱で、巡視路入り口に到着しました。(下写真)

巡視路入り口
巡視路入り口

 ここから入り右の尾根筋に向かいますが、尾根沿いは傾斜が強いのでヒールリフターで登っていきました。(下写真)

尾根に取り付く
尾根に取り付く

 巡視路だけに藪も少なく、締まった雪で快適に登っていけました。(下写真)

ブナ林
ブナ林

雪が少なく若干藪が
雪が少なく若干藪が

前方に目指すピーク
前方に目指すピーク

 黙々と登っいくと傾斜が緩み鉄塔が見えてきました。 後方には真っ白な山が見えていて「猿ケ山」のようです。(下写真)

後方に白い山(猿ケ山・大門山など)
後方に白い山(猿ケ山・大門山など)

 この後も鉄塔を目指して徐々に標高を上げていきました。(下写真)

次の鉄塔へ
次の鉄塔へ

 標高が上がるとブナが見られだしました。(下写真)

ブナ林になってきた
ブナ林になってきた

 傾斜が強まり、前方に見えるピークに向かって急登を登っていきました。(下写真)

ここから急登に
ここから急登に

987mピークに
987mピークに

 初めの目的地となる987mピークに到着しました。 まだ1000mにも満たないところですが、樹間や鉄塔下からは大展望が望めました。(下写真)

大笠山アップ
大笠山アップ

左に三方岩岳、中央に三国山、右は仙人窟岳
左に三方岩岳、中央に三国山、右は仙人窟岳

三方岩岳など
三方岩岳など

左に三方崩山、右は奥三方岳

左に三方崩山、右は奥三方岳

 久しぶりに良い天気となり、空気も澄んで遠くまでよく見えていました。 眺めの休憩後は、緩斜面となった稜線を三角点峰まで歩いていきました。(下写真)

次の鉄塔へ
次の鉄塔へ

 次の鉄塔へはすぐに到着しますが、更に遠くが見渡せます。(下写真)

鉄塔に到着
鉄塔に到着

先程よりも展望がよく
先程よりも展望がよく

 左に「三ヶ辻山」を見ながら1184mピークへと向かいます。(下写真)

三ヶ辻山
三ヶ辻山

ブナが多くなり
ブナが多くなり

 程なく1184mピークに到着します。 ここには鉄塔とは別に電波反射板が設置されていました。(下写真)

1184mピークの鉄塔
1184mピークの鉄塔

電波反射板
電波反射板

 ここで再度展望を眺めゆっくりしていきました。(下写真)

ピークからの展望
ピークからの展望

下に白川郷
下に白川郷

南側の展望(左に帰雲山)
南側の展望(左に帰雲山)

白山方面の展望
白山方面の展望

奥に白山(御前峰、大汝峰)、右手前は野谷荘司山
奥に白山(御前峰、大汝峰)、右手前は野谷荘司山

奥に七倉山と四塚山
奥に七倉山と四塚山

猿ケ馬場山

猿ケ馬場山

 ここからは広い稜線となり、ブナも大振りのものが多くなっていきました。(下写真)

ブナの大木
ブナの大木

気持ちのよいブナ林を眺めながら進む
気持ちのよいブナ林を眺めながら進む

広い稜線に巨大ブナ林
広い稜線に巨大ブナ林

 稜線沿いは意外と疎林で、廻りの展望を眺めながら歩いていけました。(下写真)

随所で展望
随所で展望

二重山稜
二重山稜

 三角点峰となる「有家ケ原」が近づくと、二重山稜となりました。 そして出発から3時間半ほどで、有家ケ原の山頂に到着しました。 とは言え、言われなければ分からないようなピークで、三角点も雪に埋もれ見当たりませんでした。(下写真)

三角点峰(有家ケ原)山頂
三角点峰(有家ケ原)山頂

 ここは通過点なので、そらに奥へと向かいます。 この先も相変わらず広い稜線で、これでもかと巨大ブナが点在していました。(下写真)

ここにも大きなブナ
ここにも大きなブナ

鉄塔に到着
鉄塔に到着

 青い空に白い雪が映え、その雪の上にはブナ林の影や雪の曲面などと絶妙な景色が堪能させてくれます。(下写真)

思い思いに歩く
思い思いに歩く

雪面に長い影
雪面に長い影

 自由にどこでも歩けるところで、思い思いに先へと進んでいきます。 前方に最後の鉄塔が見えてきて、傾斜も強まりますが、先の展望が無いかと一気に登っていきました。(下写真)

緩やかな登り
緩やかな登り

次の鉄塔
次の鉄塔

 残念ながら、テット絵からの展望も近くの県境稜線に邪魔されそのさきは見えません。 その代わりに、老木が多く見られ独特の雰囲気でした。(下写真)

ブナの老木
ブナの老木

見事な枝振り
見事な枝振り

 前方に1362mが丘のように見えてきました。(下写真)

この先に1362mピーク
この先に1362mピーク

 そのピークへ上り詰めると、奥に三ヶ辻山や人形山などがよく見えています。(下写真)

1362mピークに到着
1362mピークに到着

三ヶ辻山・人形山・カラモン峰
三ヶ辻山・人形山・カラモン峰

三ヶ辻山アップ
三ヶ辻山アップ

カラモン峰アップ
カラモン峰アップ

 目指す最終ピークはまだ先ですが、特に向かう必要もないのでここで昼食休憩となりました。(下写真)

ここで昼食休憩に

ここで昼食休憩に

 何時ものようにスノーテーブルを作成し、各々食事を始めます。 食事後はいつもであれば下山を始めますが、この日は天気が良すぎます。
 更に奥の三角点ピークに向かいたい人は、空身で向かいました。 自分は、以前「三ヶ辻山」へ登っていることもありそこまでする必要も無く戻ってくるまで待機とします。

 その間に白山方面のピンポイントの展望地を見つけ、眺めていきました。(下写真)

白山北方稜線の山々

白山北方稜線の山々

大門山
大門山

見越山
見越山

大笠山
大笠山

奈良岳
奈良岳

 白山は雪も多く冷え込んでいるのでしょう。 太陽の角度が丁度良く、キラキラと輝いていました。(下写真)

雪面が輝き(御前峰と大汝峰)
雪面が輝き(御前峰と大汝峰)

白山方面
白山方面

 結局1時間ほど待ちますが、ジッとしていても暖かく風が心地よい感じでした。 数名が戻ってきたところで、先に下山を開始します。 途中の稜線や鉄塔から、往路に気が付かなかった山の様子を眺めていきました。(下写真)

左奥に大滝山(電波反射板が見える)
左奥に大滝山(電波反射板が見える)

白山と鉄塔
白山と鉄塔

 下山は有家ケ原の北尾根を降りていく予定です。 ここにも鉄塔があり、巡視路が通っているはずなので、そちらへ向かって降りていきました。(下写真)

巡視路標識が僅かに
巡視路標識が僅かに

北尾根で下山
北尾根で下山

 暫くは広い尾根が続き、ブナもそれなりに見られました。(下写真)

暫くは広い尾根
暫くは広い尾根

 急斜面も二箇所ほどありますが、危険な所はありません。(下写真)

急斜面はシリセード
急斜面はシリセード

 初めの鉄塔に到着すると、奥にカラモン峰が近くに見えていました。(下写真)

鉄塔に到着(奥はカラモン峰)
鉄塔に到着(奥はカラモン峰)

ヤドリギが多く
ヤドリギが多く

 ここからも巡視路で、尾根沿いの林道まで降りていきます。(下写真)

ここは巡視路
ここは巡視路

 降りるのに従い植林が現れ、雪も少なく腐っていきます。(下写真)

植林が現れる
植林が現れる

 それでも歩行に支障が出るほどではなく、鉄塔下から展望を眺めながらゆっくり進みます。(下写真)

鉄塔したから西方面
鉄塔したから西方面

 雪が少なくなると若干藪が出ますが、ここも巡視路なのでひどくなることはありませんでした。(下写真)

藪が出始め
藪が出始め

次の鉄塔が見えてくる
次の鉄塔が見えてくる

下に槙原ダム
下に槙原ダム

猿ケ山アップ
猿ケ山アップ

 844mピークてまえまで降りてくると、残雪は5cmを切りました。 それでも朝の冷え込みで、まだスノーシューで歩けます。(下写真)

雪が少なく枝が邪魔に
雪が少なく枝が邪魔に

844mピークの鉄塔
844mピークの鉄塔

 ピークを過ぎて暫くすると、先行する方が左下に見えてきました。 地図を見るとすぐ下まで林道が来ているようなので、そちらへ降りていきますが林道へは雪のない急斜面を降りることになります…。(下写真)

林道に無理やり降りる
林道に無理やり降りる

 最後のアトラクションを全員こなし、無事に林道に合流しました。(下写真)

最後は林道歩き
最後は林道歩き

 ここまで来ると後は林道歩きです。 この時間になっても良い天気で、雪が腐ってくるかと思いましたが、幸い歩きづらくなることもなく、快適に降りていきました。(下写真)

沢の橋を渡る
沢の橋を渡る

夕方まで良い天気
夕方まで良い天気

ショートカット
ショートカット

 そして林道合流から1時間ほどで、駐車地に無事到着しました。(下写真)

有家ケ原橋を渡って終了
有家ケ原橋を渡って終了

【反省点】
 特にありません。

【次回予定】
 週末の土曜日は、また良い天気の予報なので、飛騨北部の低山の雪山へ向かう予定です。


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